傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

さいたま 市民と語り合う会 の報告

2010年06月14日 | 薬剤師
さて、先日6月12日(土)は「がんの痛みで苦しまないために -がんの痛みの治療と緩和ケア-」市民と語り合う会 にて講演してまいりました。

人数はわかりませんが、100人くらいの人が集まってくれました。

内容は

私はこんな人です。Hospice of Hiloでのホスピスボランティア体験を交えて自己紹介

がんの痛みがでたら末期なのですか?いいえ、がんの痛みを抱えて何年も生きる人の声をお届け

がん家族支援活動って何だろう?コミュニケーションを蜜にとることで良い医療と良いケアを

緩和ケア病棟にて傾聴ボランティアって何をするの?失敗し、悩んで傾聴に磨きをかける

がん患者さんへの言葉かけ:傾聴をしましょう!

自ら患者になった時の心構え:自分の気持ちに正直に、素直になって伝えましょう!

といった感じです。

熱心に聴いてくれて嬉しく思いました。

普段は人の話を聴くことが多い私にとって、講演する1時間半は、何日分にも相当する話時間です。

疲れましたが心地よいものでした。

ありがとうございます

「がんの痛みで苦しまないために -がんの痛みの治療と緩和ケア-」市民と語り合う会2

2010年06月08日 | 緩和ケア
先日お伝えした表記の市民と語り合う会の日時と場所は以下です。

日時:平成22年6月12日(土)15:00~17:00
場所 JA共済埼玉ビル 3階大会議室 さいたま市大宮区土手町1-2
参加費 1000円 (会場費等です。)

地元の人々による講演 午後3:00~
 座長 儀賀 理暁(埼玉医科大学総合医療センター 医師)
  
講演1 樋口 和美(埼玉医科大学総合医療センター 看護師)
   「私たちの身の回りにある緩和ケアについて」

講演2 澤田 理恵(埼玉医科大学総合医療センター 看護師)
   「自宅だからこそ出来ること~」

講演3 五十嵐 友里(埼玉医科大学総合医療センター 臨床心理士)
   「心と体に素敵な笑顔を~緩和ケアにおけるリラクゼーション法のご紹介~」


特別講演 午後4:00~
 座長 宮尾 秀樹(埼玉医科大学総合医療センター 麻酔科 教授)

【特別講師】 メディカルケアプランニング代表、薬剤師、社会福祉士 石田 有紀
 「お見舞い会話講座~がん患者さんへの言葉かけ・自ら患者になった時の心構え~」

主催 埼玉がん緩和ケア研究会 埼玉県病院薬剤師会 埼玉県看護協会 塩野義製薬(株)
後援 埼玉県医師会       

窓からの景色

2010年06月06日 | たわいもないこと
私は窓から外を見るのが大好きです。
最近近所に引越ししました。

今は窓から建設中の東京スカイツリーが見えます。
見晴らしがいいです♪

末期の病気になると家で過ごす時間がうんと増えます。
末期の病気になると寝ている時間がうんと増えます。


そこで大事になるのは、天井がきれいなことと窓からの景色が良いこと、ですよね。
患者さんはよく窓からの景色の話をします。
だから見晴らしが良いとか、緑がたくさん見えるとか、少しでも好きになる要素があると、
その場所も好きになるんだと思います。

気付きをくれる

2010年06月05日 | 在宅ホスピス
実はこの東京スカイツリー、教えてもらったのは傾聴ボランティアをした患者さん。

「散歩する度あの東京スカイツリーを見てるの。」

へぇ。それまでは全く気にしていなかった。あまり興味もなかった。

それから私も東京スカイツリーを気にして見るようになりました。そしてそれを見ると、その方を思い出すのです。

私は普段、周りの変化などを見る余裕がないのですが、そんな風に気づかせてくれるのは患者さんであることが多いです。

ありがたいです。