傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

2008年を振り返って

2008年12月31日 | たわいもないこと
もうすぐ1年が終わろうとしています。

今年も早かった。

1年は早いのですが1年前の自分を思い出すと、遠い遠い場所にいたようで、

上へ伸びたのか、横へ伸びたのかは不明ですが、1年で全く違う自分がいることに気がつきます。

1年でたくさん得たものがあります。

人生初となる編著書である「がんの痛みよ、さようなら」の出版、

社会福祉士の資格を得たこと、

事務所を移転したこと、

たくさんの雑誌・新聞・ウェブに取り上げていただいたこと。

昔は知り合いの紹介で、取材や仕事の依頼がありましたが、

最近では、ウェブサイトをご覧いただいた方からの取材の申込みや仕事の依頼が増えました。

ウェブサイトを置いている意味って非常に大きいですね~~。

ブログでは全く案内をしていなかったのですが、ウェブサイトもコツコツと更新を続けております。

年末に体調を崩してからというもの、無理をしないことにしました。

私じゃないとはじまらない仕事というものがあり、

私が倒れたら仕事も信用も失くしてしまうということを痛感致しました。


森の癒し案内人

2008年12月29日 | 緩和ケア
先日のブログで「森の癒し案内人」をもらうぞ、と豪語していましたが、

もう一度研修を受けなければならないことを知りました(汗)。

2009年3月までお預けです。

実際そのあたりから活躍するので、ちょうどいいかもしれません。


木はいい、森はいい、山はいい。

自然に入るとふっと力が抜けていきます。


例えば、初めてキツイがん治療を終えて、次は検診に来てください、といわれた人が

心と身体を休めに森に入ったら多少なりとも癒されるだろうなぁ、と思いました。

これまでの労いとこれからの不安にどう向き合っていくか、

セルフカウンセリングでも思い巡らし、答えを探す方法がみつかるかもしれません。


患者さんへの森林ツーリズム、ってそういう人により向いているんじゃ、って今は思っています。


年賀状

2008年12月25日 | たわいもないこと
年賀状書きました?

裏の文面はでき印刷もしましたが、その後全く時間がとれずに表書きができていません。

焦りますね~。

時間がとれない理由・・・それは忘年会が忙しいだけなんですが。

世間では忘年会が減っている、らしいのですが、

私は今年いつもより関わる人が増えたため、もう盛りだくさんです。

人の輪が増えたことは嬉しいことですね。

胃腸が疲れるのを傍目に喜んでおります。

みなさんもほどほどに。。。

森林効果

2008年12月24日 | 緩和ケア
21日の日曜日、NPO法人日本森林療法協会主催の研修会に参加してまいりました。

実地研修なので、実際に滋賀県の森林(公園ですが)へ入り、いろんな森林療法を体験しました。

自分の気に入った木をみつけ、その木の下に座ったり寝転んだりして過ごすというものがありましたが、

とーっても新鮮でした。

今までキライだったクモの巣が太陽に照らされて宝石のようにキラキラとまぶしく輝いているのをみて感動したり。

いろんなアイデアも浮かびました。


それから森林カウンセリングというのもしました。

森林の中に入ると自分を見つめる視点も変わりました。

室内では自分を見つめる時は理論で考えて見ていましたが、

木の下で考えると素直に自分の内面に抱えている問題がはっきりみえてきました。


おもしろいな~


と思いました。

これから申請をして、「森の癒し案内人」の認定をもらいます♪

がん疼痛緩和と医療用麻薬の適正使用推進のための講習会

2008年12月22日 | 緩和ケア
2008.12.20、神戸市内で開かれた

「がん疼痛緩和と医療用麻薬の適正使用推進のための講習会」を聴講してまいりました。

聞きながら思ったことは、医療用麻薬をとりまく疼痛緩和に多くの誤解が濃厚に残存していることです。

もちろん一般市民の誤解は根強いものがあります。

中毒になる、もう末期なんだ、体がボロボロになる、などの誤解と偏見。

でもそれだけじゃないんだなと思いました。

医療関係者の中にも誤認があります。

便秘や嘔気があったらまず麻薬のせいにしがちですが、実は併用薬の中にもその原因があるし、病状自体のせいもある。

でも決め付けてしまって、ローテーションさせよう、とか、そっちに考えがいってしまうことがあるんですね。

私は薬の現場にいないので実感がありませんが、典型的な副作用がでるとそう疑うのも、分かる気がします。

時々はこうやって立ち止まる時間も必要なのかもしれないですね。

夢の淵で考えたこと4

2008年12月17日 | 緩和ケア
風邪で寝ている間にいくつかの予定をキャンセルせざるを得ない状況でした。

その予定の一つが、森林ツーリズムのための下見です。

簡単に言うと、森林浴をしながら散歩をしたり、座ったりしてストレスを解放してもらう企画なのですが、

その候補地への下見をする予定だったのです。

来月から開始できたらなぁ、と考えていたのですが、

考えてみたら1月の山はめちゃくちゃ寒いはず。

急いで慌ててはじめるより、もう少し時間をかけてせめて日差しが暖かくなる頃にはじめるべきかなぁ、

と考えました。

なので、できた時間を有効利用し、じっくりプランを練りたいと思います。


夢の淵で考えたこと 3

2008年12月15日 | たわいもないこと
風邪を引いている間にメールが届いていました。

ホームページをみてはじめて連絡をいただいたんです。

在宅ホスピス医を教えてほしいという質問でした。

実は同様の質問は数多く寄せられているんです。

つまり、多くの人が求めている、探している情報なんです。

今回のように返事が遅くなったり、

メールをくれる人の影にはその何十倍、何百倍の人が同じ答えを探すためにネットを駆使している訳で、

いっそ、私の持っているリストを公表してしまおうか、

と考えています。

うちは公共の機関でもないし、気兼ねする人は一人もいません。

推薦するわけでもないし・・・。

という訳で公表する準備をはじめました。

人の求めている情報をできるだけお伝えしたいですから。


夢の淵で考えたこと 2

2008年12月11日 | たわいもないこと
前回からの続きです。

ずーっと寝ているといいましても、深い眠りではなく浅い眠りです。

浅い眠りで夢と現実をうろうろしながら思い出すのは、

同じように臥していたがん患者さんたちです。


部屋に入るなり、「足マッサージして」と頼んだ人、

ずっと一人で寝ているとき、人が入って来ると思わず何か頼んでしまう、

なんかわかるなぁ。とか、



しんどいと言いつつ、大丈夫と言い張って、とぎれとぎれに話をしていた人、

話はしたいけど、こうやって眠くなっていくんだろうなぁ。とか、



話はしなくても人がいて、人の動きがわかるといいだろうなぁとか。



「何か具体的な話はしなくてもいいんです。

 そばで本を読んだり用事をしていていいんです。

  そばにいることが嬉しいんですよ。」

とご家族にお伝えしていますが、

「あれは間違っていないなぁ」

と改めて納得をしながら思いました。


そして私の一番の強みは、医療と患者の間を結ぶ架け橋なんだな、って

思いました。

この強みどうしたら活かせるか。

考えようとすればまた眠りに落ち・・・、風邪の日々は過ぎていきました。

夢の淵で考えたこと

2008年12月09日 | たわいもないこと
金曜日から3日3晩、処方してもらった解熱剤を飲んでも高熱が続き、扁桃腺は晴れ上がり、体はだるく痛く・・・

ずっと寝ておりました。

よく寝ました。

3年分?の寝不足を解消するかのうようでした。

金曜日の午後2時から月曜の昼12時までの70時間、

数えたら起きていた時間は15時間でした。

70時間はほぼ3日間なので、つまり1日5時間しか起きてないんです。

あとはずっと寝ていました。

普段の生活の睡眠時間が5時間なので、全く逆転ということです。


我ながら浅い眠りの中夢うつつ、「これだけよく寝るよなぁ私」

と思っていました。

でも、何事にも意味があると思っているので、いったいこの風邪が何を意味するのか、気付いてみせるぞ、

と気をつけていました。

どこまでいっても貪欲~(笑)


夢か現実かわからないような夢をたくさん見て、

夢と夢の間にいろんなことを思い出しました。

ま、今日からしばらくそんなお話をしたいと思います。

2008年12月03日 | たわいもないこと
最近気になる夢をみました。

以前勤めていた会社で私に仕事を教えてくれた先輩が夢にでてきて、厳しい顔で言うんです。

『昔と今と比べて、今何があるのか考えてみ』

意味不明ですがとりあえず自分の棚卸しをしようかなと思っています。

年末ですし(苦笑)


2ヶ月前には昨年亡くなった叔母が夢にでてきてこんなことを言いました。

『最近思うねん。目標を定め、口に出して宣言をし、それを毎日こつこつと実行することが大切だなって。今になってよくわかるわ。』

と。

両方ともすごく強い印象を感じました。

しかも両方とも厳しくも温かいアドバイスなような気もします。

あ、先輩はまだまだお元気です(笑)。


今日は少し時間がありそうなので、自分の棚卸ししてみます。


今私が持っているものって何だろうかと。。。