傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

わたしはそばにいてもいいですか?

2007年06月28日 | 緩和ケア
終末期が近づいてどんどん動作が少なくなってくると、口数も減ってしまうことがあります。

話すのも大変そう。

だから手を撫で擦りました。

ゆっくりゆっくり、やさしくやさしく。

「ごめんなさいね。うまく話せなくて、会話が続かないわね。

でもそうやって触ってくれていると、なんだかね・・・、

それだけで安らかになるわ」

「本当に?」一番嬉しい言葉ですね(苦笑)

「いてもいいかのな?」と不安に思っていた私。

私そばにいていいんですね。

ありがとう。感謝です。

学会聴講から発表へ

2007年06月27日 | 薬剤師
今年、日本緩和医療薬学会、という学会が発足されました。

その第一回目の年会が今年10月20日と21日に開催されます。

その発表者、ポスター発表ですが、を募集しているところです。

麻薬を扱っている調剤薬局さん~

大募集らしいのでみなさん応募しましょう。開催地は東京です。

一人にも届きそうにない呼びかけだなぁ(笑)。


先日日本緩和医療学会に出席した時、その運営に関わっていらっしゃる先生から

「石田さんも何か発表したら?」とのこと。

さて、何を発表すればいいのでしょう。今更アンケート取りに回る暇はないし。


あ、ちなみに9月29日は、日本医療薬学会のシンポジウムにシンポジストとして参加する予定です。

こちらは私が運営しているホームページホスピス緩和ケアの歩き方や緩和ケアの情報を提供していることを発表するのですが。

気がつけばもう3ヵ月後じゃん。

大学院以来の学会発表だから、緊張する(苦笑)

食品表示のなぞ

2007年06月26日 | Weblog
突然ですが、お弁当をよく購入されますか?

私はあまりお弁当は買わないのですが、たまにお昼時に買うことがあります。

最近あるお惣菜やさんでお弁当を買いました。

何かを食べた時に、「なんか、まずい」(苦笑)と思い食品の表示を見ようと容器を探しても見当たりません。

はて・・・。

そんなもんだろうか。

非常に気になり、別にその店になんのうらみもなかったのですが、問い合わせてみました。

どこにって?

国民生活センターです。

他に適切なところがあるのかもしれませんが、そこしか思いつきませんでした。

最近この国民生活センター窓口が気に入っていて、今回で2回目(笑)。

答えは、お店などで調理したものをそのままその場所で提供する場合と、その調理したものを箱に詰めて手渡して売る場合には、食品表示義務はないのだそうです。

へぇ。知らなかった。勉強になるな。

でもお弁当にした時点で添加物は加えられているはずだし、表示した方がいいと思いますが。私だけかしら。

ちなみに1回目は4月ごろ、ある業者の対応に怒り心頭で電話(苦笑)

もうおばちゃんですな

学会出席所感

2007年06月25日 | 緩和ケア
6/22と6/23は岡山で開催された日本緩和医療学会に出席してきました。

そこでは多くの知見を得、多くの人と交流ができて、これほど有意義な学会はいまだかつてなかったように思います。

常に今の私にできることはなにか、を問いかけては、聴講する、人と話をする、の連続でした。

がん診療連携拠点病院増加のあおりや、政府のがん対策基本法の施行の影響で、

多くの病院や在宅で緩和ケアが広まりつつあります。

その中で印象深かったのは、在宅緩和ケアを支えるシステムには、

医療支援システムと生活支援システムにわけられる。

医療支援システムは推進している最中で、

生活支援システムが不十分だという話がありました。

生活支援システムが回るようになり、独居でも、日中独居でも在宅緩和ケアが受けれるようになってはじめて在宅緩和ケアができた、といえるようになるとのこと。

発展していく未来を考えると明るくなりました。

単純・・・?



学会=ひたすら聴講、ちょっとうたた寝(苦笑)

というのがこれまでの私のスタイルでした。

でも今回はそこに「交流」が加わり、大忙しでした。

いつもお世話になっている先生、

久しぶりに会う看護師さん、いつもお世話になっている看護師さん

お互いいろいろ相談に乗っている薬剤師、

出版社や記者の人まで、たくさんの人と再会あるいは初対面できました。

なんだかちょっとは一人前ぽくなった気がして(苦笑)楽しいひと時でした。

今は学会の復習をしているところです。

学会の復習はオフィスに置いていますので、興味のある方はいつでもご自由にご覧下さいませ~。

終末期の食事

2007年06月21日 | 緩和ケア
がんの終末期、どうしても食事量は減ってきます。

食事量が減ると点滴で栄養や水分を補給するという選択肢があります。

一般病棟では高率で点滴をし、緩和ケア病棟でも点滴へ移行することが多いとのこと。

ちなみにホスピス先進国であるアメリカやイギリスでは、

ホスピス緩和ケアを受ける終末期の人に点滴することはあまりないんだそうです。

自分の手で、自分の口で食事をとること、これこそが人間の尊厳だという国もあります。


じゃどういう基準で栄養と水分の補給をするのか、そのガイドラインが日本緩和医療学会から出されています。

複雑で・・・長い(苦笑)。

そばで支える人達は、食事ができない、という不安や悩みが多いのです。

そういうときに添える言葉はないかと思いガイドラインを見ましたが、

端的な言葉などなく、医療チームもどうするか悩んでいることを伝えるしかないです。

難しいです。

アントレの取材

2007年06月19日 | 在宅ホスピス
今日はアントレの取材があり先ほど終わりました。

只今6/19午後5時前。

写真を撮るからと、張り切って書棚などを用意したのですが、

そちらは写されることありませんでした・・・。とほほ。

悲しいのでここに掲載します(苦笑)

たいしたことはないのですが、がんや緩和ケアに関する書籍、

日々集めたがんと緩和ケアの最新情報などをファイリングしています(ピンクのファイル)


ちなみにこの部屋が開放されている限り、閲覧自由です。

みなさん情報やがんに関する本が読みたくなったら、来てください。

閉まっていると見れないので、電話(078-360-8336)していただけると助かります。

よろしくお願いします。

親の愛は海より深い

2007年06月18日 | 緩和ケア
昨日は講演に行ってきました。

そこで緩和ケアの話を、た~っぷりさせていただきました。

何度話をしても、褪せることなく話しながら涙が出そうになってしまいます。

子供たちを思いやっての言葉は今でもずっと胸に響いていて、

切なくなります。愛は海より深いよなぁ・・・。

もちろん受講生はほとんど泣いていました。

涙あり、だけでは疲れるので、笑いありにもしたいのですが、

笑いをとるほうはなかなか難しいですね。

もうちょっと経験を積んで、いい講演者にもなりたいです。


さて、今オフィスの模様替え中。

実は明日写真を撮られるので、そのために綺麗にしようと100円ショップや文房具点を走り回っているのですが、

すでにこの時間で疲れました。

あー、まだ全然終わっていない。

できたら写真をアップします!

夕刊フジの報告

2007年06月15日 | 在宅ホスピス
6/13、夕刊フジに記事が載り多くの方から「見たよ」とお知らせをいただきました。

ありがとうございます。

クライアントさんが、知り合いに会ったら見せているよ、と仰っていただき、なんて幸せものだろうかと思っています。

本当にありがとうございます。

記事は画像にして貼り付けます。

もうちょっと待ってください。


私事ですが、ブログを朝一ではなく、昼一(昼食後)に書くことに変えました。

理由は、朝書くとなぜか時間がかかるからです(苦笑)。

そうすると弊害が。。。

お昼を食べ損ねて書く機会を失うんです。

今日もいま16時ですが、これでも昼食後一番です(笑)

ブログがない=あ~石田は今日昼ごはん食べてないんかな、と思っていて下さい。

というのは冗談ですが。

どうぞよろしく。

お客さんとツーショット

2007年06月13日 | 在宅ホスピス
昨日は以前サポートさせていただいたご遺族の方とお会いしお話しました。

いろいろ会話が弾み、楽しかった☆

というのも月刊「アントレ」の取材にはユーザーレポートも必要でしたので、

そのお願いと、それと一緒に写真を撮っていただきました。

MINT神戸の店員さんに突然お願いしてシャッター押してもらって、

突然の変なお願いにもかかわらず快くシャッター押してくれました。

写真は恐らく取材ページに掲載されます。


その帰り道たまたま通りかかったかばん屋さんで小さなボストンに一目ぼれ。

思わず買ってしまいました。

その店員の若い子(笑)に「お仕事何されているんですか?」

って聞かれたので、

(がんの個別サポートというとわからないだろうし話が長くなるな。薬剤師というと違う方向に話は進むし・・・)

「カウンセリングしています」と言ってみました(笑)。そうすると、

カウンセリングは昔受けたことがあります。親にも友達にも言えない事を言うと、話すだけでなんだかすっとした軽い感じになって、すごくよかったですよ。

抵抗?全然全くそんなものないです。必要になればいつでも受けにいきます。


と。へぇ~。私くらいの年代だとカウンセリング受ける人って少ないように思うのですが、今は違うんですね。

若干ジェネレーションギャップを感じました。

明日の夕刊読んでください

2007年06月12日 | 緩和ケア
明日13日(水)の夕刊フジ(関西限定)は私の取材記事が載ります。

覚えてくださっていたら買って読んでやってくださいませ。


夕刊フジに引き続き「アントレ」の取材も入りました。

「アントレ」の記者さんは東京から来られるらしく、なんだか嬉しいやら緊張します。

ユーザーインタビューも必要で、ご遺族様にお願いしました。

リアリティがほしいんだそうです。

ネットでいろいろみていたのですが、カラー写真で紹介されるようで、

これは美容院にでもいくかな(笑)。

楽しんで取材に臨みます。