傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

好ましい状況

2007年03月30日 | 在宅ホスピス
最近テレビで「緩和ケア」という言葉がよく使われるようになってきました。

なんだか派生しすぎるきらいもありますが、

でもとりあえずは言葉が浸透するのはよいこと。

がん以外の病気でも緩和ケアの言葉が使われるのもよいこと。


今は社会福祉士の資格取得のため、福祉の勉強をしていますが

勉強しながらつくづく思うことがあって、

緩和ケアは医療と福祉の合体だなぁということ。


そういう気持ちを持ちつつ取り組みたいです。

忙しい好き

2007年03月29日 | 経営者の顔
小学生の頃、私は毎日がただ漫然と過ぎていくのがつまらなかった記憶があります。

子供らしくないですね~(苦笑)

私の願いは毎日何か予定があって忙しく走り回っていることでした。

予定とは遊びの予定ではなく、塾や習い事。週に5日は予定が入っていてほしかった。

時間に追われながら忙しくしている。

私にとってそれは充実した生き方に映りました。

なので低学年の頃は、エレクトーン(本当はピアノがよかった)、お習字、モダンバレエ(クラシックバレエがよかった)などの習い事をしていました。

ダメダメなのはすぐに飽きてしまうこと(笑)。

そして高学年になればエレクトーンに加え、(意味もなく)塾に通っていました。

四六時中しゃべって授業の邪魔をするので塾の席順はいつも一番前の中央でしたが。


今はその願いが叶って超忙しい日々を送っています(笑)


生後9ヶ月で走り回っていたらしいし、

ゆっくりしていたらいいのにって自分のことながら思います。


なんなんでしょうね。

もしかして、前世では外に出たり働いたりしたかったのに、

「女は働くな!」と言われて、家に縛り付けられていたのかもしれません(笑)。

今も死ぬまで働いて忙しくしていたいと思っています。


自分の分野には興味がある

2007年03月28日 | 在宅ホスピス
先日あるコンサルタントとお話ししていました。

その方が取り扱う仕事も、私の仕事も、

新聞、テレビ、本の中で情報が溢れています。

なので、いちいち私が話をしなくてもわかっているだろうと思いがちですが、

そのコンサルタント曰わく、

「みんな見ているようで見てないんですよ」

とのこと。そうですね。

このご時世、私は株取引の端も知りません。

全部を見る訳でないし、第一記憶に残りません。

なので、『みんな周知の事実なので今更私が言う必要ないのでは、』と引かず

自信を持って情報提供していこうと思います。

掲示板

2007年03月27日 | 緩和ケア
このところサイトの掲示板に書き込みが増えてきました。

本当に嬉しいです。

実はこの情報交換BBS、今年初めに

「あまり書き込みないし、かえって貧相だし、いっそ閉じちゃおうかな」

って考えていただところだったんです。

そんな矢先書き込みをいただくようになって、

それからもときどき書き込みが入るようになりました。

もっと欲を言えば、いろんな人がコメントに対するコメントや返答を入れていただいて、活性化するといいのですが・・・。



そういえば最初はGoogle検索には引っかからなかったのですが、

最近はGoogleでも引っかかってくるように。

途中で気持ちが萎えそうなときも、そういう細かな変化でもちこたえてきたなと振り返ります。


そのかわり意味不明の書き込みも増えて、その駆除に苦労させられています。

でも裏を返せば、それすらもないということは、箸にも棒にも引っかからない、

ということなので、それもよしと思うようにしています。


前向き~(笑)

訪問緩和ケア薬剤師

2007年03月26日 | 在宅ホスピス
先週後半は風邪で寝込んでおり、なんだか今日は朝から慌ただしいです。

お天気がよくて気持ちいいですね。


先日の土曜日に日本緩和医療薬学会が発足されました。

用事があって参加できなかったのですがたくさんの薬剤師が参加したようです。

日経新聞に小さな記事が載っていたので切り抜きました。

学会でのメインディスカッションがどうだったかはわかりませんが、

新聞記事の最後の方に「患者宅を訪問して薬の説明や副作用の管理をする訪問緩和ケア薬剤師の普及を目指す」とあります。

この部分はかなり感慨深いのです。

実は、私が一番最初に起業をおもいたったときのビジネスプランが、

在宅緩和ケアに特化した薬局で、上記ような仕事をしたいと思っていたのです。

あれは2003年。

4年が経過してようやく今の状況ですから、時期尚早だったなぁと思います。

でも時代は確実に私が思う方向に進んでいます。

自分の勘を信じて進もうと思いました。




次回セミナー思案

2007年03月22日 | 在宅ホスピス
次回のセミナーにどんなことをするか、ちょっと案が固まってきました。

次回セミナーの対象は今は健康な人、でも将来健康に不安な人。

ごく少人数で顔が見えて質問がしやすい雰囲気を作りたいです。

問題は健康な人は病気の話に興味がないんですよね(笑)

不自由のない生活をしていると災害時の話に興味がないのと同じで、

何かが起きないとニンゲン動きませんから。

心のどこかで「自分だけは大丈夫」って思っていると思います。

大地震も火事も体験しましたがまさかそんな体験をするとは努々思いませんでした。本当にたいへんでした。

役に立ったのは、知識と人の助言です。


でもがんばって企画運営したいと思います。


企業再生

2007年03月20日 | 経営者の顔
昨日金融関連のセミナーを聞いてきました。

元銀行員の方がお話された企業再生の仕方がかなり印象的。

今の私には銀行に借金をするなど想像もつきませんが、とても参考になりました。


銀行への話の持っていき方、話の仕方で、対応がかわることもあるし、

有利な条件を引き出すことができる。

それに金融のプロなら常識のことも、一般人の耳には入らないこともたくさんあることも知りました。

その一つがサービサー制度「債権管理回収業に関する特別措置法」です。

みなさん知ってました?

借金さえクリアすれば継続経営できる力がある企業には、担保物件をうまく回して企業を再生させるシナリオです。

自宅も工場もなくならずに済む。

へぇ~~~。知らなかった~。


昔誰かに言われたことがあります。

医師と弁護士と銀行員の友達がいれば、人生不安なく過ごせると。

しみじみ、そうだなぁと思いました。


2007年03月19日 | Weblog
冬が来たような寒さが続きますが、太陽はやっぱり春、ですね。

外気と隔てられたところにいると、ぽかぽかしてきます。

昨日はJR東海道本線、西宮駅と芦屋駅の間に新しい駅ができました!

さくら夙川駅。

きれいな名前です。

日中はホームで写真を撮っている人が多く、また初日の切符を購入する人もいるのだとか。

鉄道マニアにとっては行きたくなるんでしょうかね。

この駅、今後私がときどき利用することになりそうです。

新しいっていいですね♪


昨日は在宅緩和ケアのことを話して、といわれて、

マッサージ(ベビーマッサージに近い手法)の養成講座で話をしてきました。

マッサージは緩和ケアではとても重宝されていますし、

私も撫で擦ったりしてその力を実感しています。

そんな話も交えながらがん患者さんの心について少しお話しました。

泣いて聞いてくれる人もいて、少しは伝わったかな、と思っています。

在宅ホスピス

2007年03月16日 | 在宅ホスピス
先日講演を聴いた内藤いづみ先生のお仕事を記録したテレビ番組を拝見しました。

そこでは在宅ホスピスの現場が丁寧に記録されています。

ある患者さんのかかわりが何ヶ月もかけて撮影されていましたが、

等身大の在宅ホスピスをみることができたと思いました。

美談でない、現実の、等身大の姿。

家族同士の結びつきと、家族の支えあいがあって、

自宅で、子供、孫、ひ孫、親戚に見守られながら、

みんなが「ありがとう」って声を掛けている中で亡くなっていく。

自宅で看取るということは、本当にいろいろな山があります。

その山を乗り越えた時にある看取りが、自然で、すごいパワーを感じました。


「自宅で死にたい」と思う人が一人でも多くその願いが叶うといいなと、

そこでできる限りのことはしたいなと思います。

講演感想

2007年03月15日 | 緩和ケア
昨日大阪であった、鎌田 實先生の講演を聞きに行きました。

アロママッサージをしている人が行くというのでついていきました。


前半はメタボリックシンドローム、後半は緩和ケアのお話。

先日の内藤いづみ先生の講演もそうでしたが、最期の時、周りにいる人たちに、

心から「ありがとう」と「さよなら」が言えるような状況であることが、幸せだなぁと思いました。


鎌田先生の講演の中で思わず涙したエピソードがありました。

普段緩和ケア病棟に入院しているお母さんが、もうこれで最期というときに、

大好きな自宅に帰るため外泊しました。

その時、そんなことしなくてもいい、って家族が言っても、

台所に立ち、高校生の子供のお弁当を作りました。

その子は嬉しくて嬉しくて学校に行き、

早くお弁当が食べたくて、お昼の時間が待ち遠しく、

いざお昼の時間になりお弁当をあけて、お母さんが握ったおにぎりを見た時、

涙が止まらなくなってなかなかお弁当が食べれなかったそうです。


緩和ケアを勉強していると、つくづく家族っていいなぁ、

主役は家族だなと思います。