傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

未病の方に

2008年07月31日 | 医療関連
これまで、講演や講義というと、

がんの痛み、患者さんの心の話、傾聴、緩和ケア全般、などが多かったのですが、

先日がんにならないために、予防というテーマでお話しました。

内容はこれまで私自身が自分のためにがん予防を勉強してきました集大成です。

気軽に取り組める食生活の話題が多くなりました。

賛否両論ありましたが、賛同してくれた人はとても喜んでもらえて、よかったです。

否定のほうは、医師でもない私がする話しではない、とか

あんな食事はできん、とか。ね。


ホント、暑いです

2008年07月28日 | たわいもないこと
毎日毎日、うんざりするほど暑いですね。

今年は早くも夏バテのようで、身体がだるくって仕方がありません。

今日は階段を上がるのが一苦労。足があがらないんです。

10年前は毎年ひどい夏バテになり、夏ごとに体重が落ちていたのですが、
(もちろん冬に取り戻します・笑)
近年は大分マシでした。

なぜ、今年はこんなに早く夏バテになってしまったのでしょう。


原因を考えると結構あるんですね(笑)。

春先に痩せてしまった、
暑すぎてお風呂はお湯を張ることがなくなった(毎年夏でもお湯につかっていたんですが)、
冷たいものを口にする機会が増えた・・・

いけまんね・・・。

夜寝ている時が一番暑く、寝起きは一日で一番最悪の瞬間です。だって汗だくなんです。

その状態で朝がはじまるので、朝は辛いです。

なんとか元気ださないと。

自分に関係ないとホント興味がない②

2008年07月24日 | 医療関連
(昨日からの続きです)

相談が来た時、多くは患者さんは高齢です。

私はいつもその人が自分の親だったら・・・と思って真剣に考えています。

そうやって考えていると、「自分の親にこんな話をするるのは大変だろう」と思うので、相当大変なのだと思います。

大変だと想像が付くので私は日頃から親に聞いています。

がんになったら告知してほしいか、

もう命が限りあるものとしたら、それも告知してほしいか、

治療で苦しむことについてどう思うか、

普段の会話から今は親への態度は決まっています。

実際その時にできるかどうかは、全くわかりませんが。

みなさんも自分の大切な人に、聞いてみましょう。

自分に関係ないとホント興味がない①

2008年07月23日 | 医療関連
毎日注意して新聞やテレビの報道を見ていると

がんのこと、がん治療のこと、がんの痛みのこと、痛み治療のこと、

結構報道しているんですよね。

私なんかはアンテナ張っているのですぐにキャッチして、ストックしておきます。

でも興味がないと全く心に届かないようです。


最近はがん相談が徐々に増えて入ってきます。

私が「ホスピス緩和ケアの歩き方」というサイトを運営しているために、緩和ケアの考えに意識の高い人がアクセスしてくれます。

きっとその人達は日頃からこういったニュースをキチンと見て、心に届いていたのでしょう。

問題はそのアクセスしてくれた人がご家族の場合、他の家族やご本人との意見があわないというもの。

つまり、無理な治療をせず緩和ケアをしてその人らしい時間を生きるという考えと、

全身転移していても、歩けなくても、治療をすることに全身全霊を掛けるという考えがぶつかりあい、全く相容れません。

相談の95%はこういった悩みです。

日頃から病気はヒトゴトでなく、最低限の知識はつけておこう、

という意識のない人があまりに多いってことじゃないかな。

どうしてでしょう。

その答えはカンタン。自分だけは絶対に病気にならないと考えているから。

んな訳ないのに・・・。

リレー・フォー・ライフ取材

2008年07月18日 | 在宅ホスピス
今日は西へ東へ飛び回っています。

お昼は、広報担当で活動しているがん患者支援のボランティア団体

リレー・フォー・ライフ関西実行委員会

の取材がありました。


リレーフォーライフはチャリティー自販機を設置したんです。

その自販機でジュースやお茶など清涼飲料水を買うと一部が寄付に回されます。

集められた寄付は、セミナー、がん相談、患者交流などの資金に使われます。

今回は芦屋市立芦屋病院の玄関前と芦屋市総合公園に設置です。

近畿圏内に順次設置していきます。

今日その自販機を取材してもらいました。

放送は兵庫県内限定になりそうです。時間は

NHK神戸放送局 18:10~19:00
サンテレビ 17:00~17:45

の予定です。

大きな事件がなければ予定通り放送されるはずです。

兵庫県にお住まいの方はどうぞご覧下さい。

水のなぞ

2008年07月14日 | たわいもないこと
随分前にオフィスに置いてある観葉植物の先から水がでてくる話をしました。

そのブログをご覧いただいたとある方から

「一筆液」では、と教えていただいたんです。

そのお写真を入手しましたので、お見せしましょう☆



なーんてかわいいんでしょう♪

写真もきれいですし、ちょっともらってかなり嬉しかったんです。

アップするのが随分と遅くなりましたが。

でも水がたくさんでていますよね。



私の植物からは葉に1つだけ。

葉は5枚しかないのでそんなに水はありません。


事前指示書

2008年07月11日 | 緩和ケア
事前指示書、ってご存知ですか。

後期高齢者問題で話題になり知った人も多いと思います。

これって75歳以上だけに限定したからよくなかったのだと思います。

全世代共通にしたらどういう議論になったのでしょう。

海外ではこの事前指示書advance diresctive は広まっており議論にもならないのですが、
最期の状態を自分で決めたいと思う人にはいいものじゃないかなと思います。


事前指示書を試験的に運用した国立長寿医療センターでは、その内容、どういった処置を希望するかを公開しています。

胃ろうによる栄養補給を希望しないが94%

延命のための人口呼吸器を希望しないが94%

胃からチューブを入れて栄養補給を希望しないが94%

心臓マッサージなどの心肺蘇生を希望しないが89%

点滴による水分補給を希望しないが66%

点滴は許容する人が4割近くいるんですね・・・。
本当の終末期には負担になることが多いのですが。


興味深いのが疼痛緩和を希望するかどうか。

「できるだけ痛みをとってほしい」
と回答した患者は70%いたそうで、

え、そんな少ないの?
と驚きました。

18.8%は鎮痛薬などは使わずに「自然なままでいたい」とのこと。

うう~ん。

がんによる痛みでも、人格を変えるほどの激痛があると

周りに当たったり、暴言を言ったり、その人が元気だった頃とは別人になることがありますが、

それも「自然なまま」なのでしょうか。

痛みをとることは、日常生活に支障があったものを改善することが目的です。

痛みがあるとまともに考え事ができなくなります。


実際痛みがでてきたらこういった事前指示書にはとらわれず、
柔軟に対応してもらいたいと思います。

在宅ホスピス成功の鍵は

2008年07月08日 | 在宅ホスピス
先日の土曜日、日本緩和医療学会を昼過ぎに退席し、そのまま神戸へ直行。

阪神ホームホスピスを考える会に参加しました。

在宅ホスピスを成功させるためには、病院の退院時から在宅医と訪問看護師が関わって、
シームレスに在宅へ移行することが必要です。

その中で看護師さんの役割は非常に大きいと言われています。

研究会ではその看護師さんの活動を中心にして進められました。

病院の退院支援看護師、診療所の訪問看護師、そして訪問看護ステーションの訪問看護師が関わってその3人のお話を聞きました。

終末期になると毎日1日に2回の訪問看護が必要になるため、診療所の看護師だけでは足りません。
そこで訪問看護ステーションの助けを借りるそうです。

事例を聞きながら半分うらやましくなりました。
とても手厚く看護され、無事在宅での緩和ケアが受けられるとは本当に幸せなことだと思います。

でもこのような体制が全国津々浦々で受けることが出来るかと言えば、

残念ながら NO です。

広がるといいなと思いました。

日本緩和医療学会

2008年07月07日 | 緩和ケア
7月4日と5日に静岡で開催された「日本緩和医療学会」に参加しました。

相変わらず人が多かったです。

宿は会場最寄駅から30分も電車に乗らないといけない駅しか見つかりませんでした。

ひどいもんです。

今年は疲れていたせいもあり、見たいセッションが立ち見だとあきらめました。

たったままだと集中できないことも多く、ならばゆっくり座ろうと広い会場へ移りました。

なのでなんかあんまり満足度の低い学会でした。


でも内容よりも今回は交流を大切にしてみました。

今まで懇親会はあまり好きではなく参加しなかったのですが、今年は楽しめました。

知っている先生が増えたため、話す機会も増えました。

振り返ると私も頑張ってきたなと思います(笑)。

面識はなくても思い切って話しかけてみたりして、暇を持て余すことはありませんでした。


学会は勉強よりも人と会う場だって、
いつかどこかで誰かお医者さんが仰っていましたが、

本当にそうだなんだと実感しました。

マイ箸

2008年07月03日 | たわいもないこと
昨年の秋からマイ箸を使っています。

エコというより自分のためです。

割り箸を使うより自分自身へのメリットがたくさんありますから。
自分がかわいいんですね(苦笑)


ま、使う理由は別として、

昨日は夙川のラベニールチャイナという中国料理店でランチをいただきました♪

打ち合わせを兼ねた食事です。

そこのお店でマイ箸を使っているのをお店の方が見ていて、食後に

「よろしければお洗い致しましょうか?」との声掛け。

そんなことを言われたのはマイ箸を持ち始めて9ヶ月ではじめてのこと。

「洗ってくれるんですか!?」と思わず喜んでしまいました。

嬉しいですね!

洗うのって結構面倒なんですよ(笑)。

もともとこのお店はおいしくて雰囲気も良いので好きでしたが、もっと好きになりました。