五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2019・4・9

2019-04-10 10:18:54 | 日記
さすがに11時過ぎに眠ってしまうと、アラームなしで5時半には起きてしまう。というか既に朝日がカーテンの隙間から差し込んでいたからか?と疑問符をつけたのは、日の出の時間が何時か確信を持てないからだ。もしも日の出の時間が5時半以降だとすると、朝日が差し込んでいたと云う記述は嘘になる。でも、5時半に起きたのは事実で、それからシャワーを浴びて、朝刊を読みながら老老ブレックファーストの準備を始める。今日のメニューは、振り塩をしただけの焼き鮭に半値で売っていたしし唐をこんがり焼いてお皿にはみ出る程添えて。他に納豆ときゅうりの漬け物、それに昨日のヤリイカと新じゃがの煮つけの残り、味噌汁の実はキャベツの芯。食後、萩原健一を追悼して夕べ放送していた「傷だらけの天使」を録画しておいたので第一話(脚本・柴英三郎)と最終回(脚本・市川森一)を続けて観る。正に70年代の匂いがプンプンしている作品だった。今日は火曜日で一番下の弟が来ている日なので、母の夕飯は弟に任せて新宿に「ギルティ」(脚本監督・グスタフモーラー)と云うデンマーク映画を見に行く。全編警察署の通信司令室にある主人公のデスクで展開される密室劇。それも主人公は電話をかけて来る市民の声と背後で聞こえる音だけで事件を解決しようとすると云う設定だ。予告編を見た時に面白いと思った。でも、実際に本編を見てみると、殆ど主人公きりしか映らない画面がだんだんと退屈に思えて来る。そして次第に眠りに落ちる様になる。するとどんなサスペンスが展開しているのか分からなくなって……もう一度見に行こうと映画館を出る。夕方久し振りに新宿に出たのでな40年近く行きつけの焼鳥屋「E」に寄る。もう85歳にはなる偏屈オヤジがまだ元気で焼き鳥をを焼いていた。続いて二丁目にあるバー「b」に顔を出す。ここでもオーナーママのSさんが大テーブルに櫻の木をいけていた。彼女とも35年以上のつきあいになるが、毎年この季節になると彼女は大テーブルに櫻の木をいけている。私にとって新宿はこうしてノスタルジックな街で浸りきりたい気分ではあったけど、店をSN君に任せきりにしておく訳にはいかないので、8時前にはこの街を品川行きバスに乗って去る★テアトロジャージャン第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「待ってる。~粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか~」(作演出・桃井章/出演・桑原なお、荒木真樹彦・岸本敏伸・茂木英治)を予定しております。お問い合わせは090ー9964ー2231まで ご期待下さい。
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2019・4・8

2019-04-09 08:59:03 | 日記
粗大ゴミ置場に若い男が老人を車椅子に乗せてやって来る、と云う設定が当たり前すぎて嫌だったが、ふと反対にしてみたらどうなんだろ?と散歩中に思いついたもんだから、老人が若い男を車椅子に乗せてやって来ると云う絵柄をイメージしたら、それはドンピシャ。何故それを今ここに記すからというと、後で書き出した時に迷わない様にするためで、71歳はあれこれ迷うお年頃なのだ。ついでにその後の展開。老人は若い男を車椅子に乗せたまま立ち去ってしまう。ひょっとすると戻ってこないのではないかと疑う若い男。うば捨て山の反対だ。この展開も捨てたくない。こうして今日一日「待ってる。~粗大ゴミ置場に愛は捨ててあるか?~」の設定をあれこれ考え続ける。そしてこのことは自分でも意識していることなんだけど、『待ってる。』と云うタイトルをつけた段階で、それは絶対ベケットを意識している訳で、だからと云ってゴドーを翻案するつもりはないから、出来るだけ「模倣」しない様にもう一度エストラゴンとヴラジーミルのやりとりを読み返してみる。でも結局は似て非なるベケットしまうのかと思うと怖くなる。5時に老老ディナー。メニューは春キャベツをオリーブオイルで焦げ目をつけ、ニンニクと唐辛子と炒めて、そこに前に炒めておいた豚肉を戻したペペロンチーノ風豚肉キャベツ。それに、アオサと茗荷のポン酢和え、きゅうりの浅漬け、天カスとネギの味噌汁。因みに老老ブレックファーストはやりいかと新じゃがの煮つけ、納豆WITHかいわれ、海苔、茄子の浅漬け、揚げの味噌汁と云ったメニューだった。食後「鶴瓶の家族に乾杯~徳島小松島市 阿部サダヲ篇~」、続いてNHKオンデマンドで「世界ふれあい街歩き~ファド響く坂の街リスボン~」を観る。そうだよ。こうして見ると改めてリスボンは坂ばかりの街だと思い知らされる。この夏、本当に母をつれてこの街に行くことが出来るのか?かなり怪しく思って来る。★テアトロジャージャン第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「待ってる。~粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか~」(作演出・桃井章/出演・桑原なお、荒木真樹彦・岸本敏伸・茂木英治)を予定しております。お問い合わせは090ー9964ー2231まで ご期待下さい。
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2019・4・7

2019-04-08 09:10:42 | 日記
昨日の日記の訂正から始める。目黒まで散歩がてらに歩きだしたけど途中で疲れてしまったのは最近歩くのをさぼっていたからかもしれないなんて書いたけど、それは事実に反する。日記を読み返してみれば、前日には麻布十番まで往復しているし、その前日にも恵比寿ガーデンヒルズまで映画を見に行っている。この日記、文章の都合で結構いい加減なことを書いている。そんな反省をしたことと関係ありかなしか今日は一歩も表に出なかった。老老ブレックファースト(夕べのすき焼きの残り、小松菜のお浸し、黒豆、きゅうりの浅漬け、若布とネギの味噌汁)の後、昨日から読み始めた永井荷風の「墨東綺譚」がとまらなくなってしまって、最後まで読み続けてしまったのだ。元々は今月の二十日に見に行く予定になっている永井荷風を扱った民芸公演「正午浅草」の背景を知っておこうと読み始めた物なのだが、戦前に書かれたものなのに何とも滑らかな文体と映像的な表現、それに複層的構成の妙ににとっぷりと嵌まってしまったのだ。正直いうと永井荷風なんて今まで戦争中のことを知るために「断腸亭日乗」をパラパラ読んだだけだった。。勿体ないことをした。永井荷風がこんなに凄い小説家だったことを70を過ぎてから知るなんて、いまになってひどく後悔している(因みに「墨東」と書いたけど、本当は「墨」の左にサンズイをつけたボクが正しい題名なのだけど、このパソコンでは変換できないので不悪)老老ディナーは母の好きな子持ち鰈の煮つけに茄子のオイスターソース炒め、それにとろろ昆布のお澄し。食後、録画してあった女子マラソン選手、原裕美子さんを扱ったドキュメンタリー「万引きランナーと呼ばれて」を観る。自分をここまで晒すことの出来た彼女と晒させた制作者に感服する。11時過ぎポルトガル語のCDを聞きながら眠りについて★テアトロジャージャン第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「待ってる。~粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか~」(作演出・桃井章/出演・桑原なお、荒木真樹彦・岸本敏伸・茂木英治)を予定しております。お問い合わせは090ー9964ー2231まで ご期待下さい。
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2019・4・6

2019-04-07 12:23:41 | 日記
老老ブレックファースト(トースト、コンビーフとスクランブルエッグとサラダのワンプレート、市販のコーンスープ)の後、散歩がてらに目黒まで買い物に行く。でも、ここで「がてら」が問題になる。この数日歩くのをさぼっていたと云うことなのか、十五分ほど歩いただけでお尻から太股にかけての筋肉に疲労を覚えて歩けなくなる。ガードレールがあると腰をおろし、公園があるとベンチに座り込んでしまうだらしなさ。いつもなら30分少しで辿り着ける目黒駅まで1時間以上かかってしまった。この老体、何とかしなくちゃ。アトレで肉と魚を仕入れて、帰りは大人しくバスで帰宅。午後は録画してあった「離婚なふたり」(脚本・樋口卓治)、「きのう何食べた?」(脚本・安達奈緒子)、タモリ倶楽部(ゲスト・あんみょん)、Aスタジオ(ゲスト・山下智久)とテレビ三昧。5時過ぎに翌日にはまたロスに戻ってしまう妹夫婦、6時には今日が大学の入学式だった孫娘のNちゃんが来て、母も交えてすき焼きの鍋を囲む。ふと気づくとそんな光景を壁に飾ってある祖母の写真が眺めている。祖母と母と妹と孫娘…我が家の女性の歴史にここにある。そんなことを意識していたからかNちゃんが8時前に帰るまでの2時間ちょっとの間に飲んだワインは一杯だけだったのにかなり酔う。更に広尾駅まで送っていく道すがら孫娘との初めての二人きりの会話にオタオタしまくりだった私。部屋にも戻ると、すき焼きの他にも何品かテーブルに置いたし、グラスも汚れていたけど、片付ける能力はなし。そのままダウンして朝母に電話で起こされるまで眠りつづけた春の宵★テアトロジャージャン第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「待ってる。~粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか~」(作演出・桃井章/出演・桑原なお、荒木真樹彦・岸本敏伸・茂木英治)を予定しております。お問い合わせは090ー9964ー2231まで ご期待下さい。
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2019・4・5

2019-04-06 10:34:44 | 日記
先日の芝居「緑のサイクリング」では、主人公が麻布十番にある「更科」と云う蕎麦屋に出向いた記憶を失くしてしまっていることが問題になっていて、芝居が終わったらどんな蕎麦屋なんだか一度その「更科」に行ってみようと出演した浜田さんや服部さんと話していたのだけど、昨日の夜に三人のスケジュールが今日だと都合がいいということになって急遽三人の更科行が実現することになった。。芝居では男性が午後お昼過ぎからかき揚げをアテに日本酒を飲んで夕方までにはヘベレケになって記憶を失くしていると云う設定だったので、お酒を呑まない二人に代わって(代わらなくてもいいのに)私がその役を勤めて、ヘベレケになる。夕方帰宅。更科で食べすぎ飲み過ぎの私はもう老老ディナーは無理だったので、母にお弁当届けて五階で爆睡。今日はこのまま終わるのかと思っていたら、11時過ぎに美人脚本家のNさんさんが某テレビ局の女性プロデューサーUさんとOさんと一緒に来店。1時近くまで。★テアトロジャージャン第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「待ってる。~粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか~」(作演出・桃井章/出演・桑原なお他)を予定しております。詳細は後日。ご期待下さい。
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2019・4・4

2019-04-05 09:37:23 | 日記
目黒まで買い物に行こうと歩きだしてからしばらくして突然映画が見たくなって真っ直ぐ歩いていくつもりだったのに右に曲がって恵比寿ガーデンプレイスを目指す。スマホを持ってないので何をやっているか分からない。時間もぴったりの映画があるか分からない。でも、何でもいいから映画が見たいと右に曲がった私は運がよかった。30分後に「リヴァプール、最後の恋」((脚本・マットグリーンハルシュ、監督・ポールマクギアン)が始まるとある。勿論チケットを買って席を予約する。この映画館での私の指定席は決まっている。Jの2だ。後三十分ある。私は安心してガーデンプレイスの中をウロウロする。ふとこの近くに住んでいた時に一緒にいてよくこの広場でアイスクリームを食べたりしたYのことを思い出したりする。私に別に深すぎる関係じゃなかったけど、50代のさりげない男女関係としては幸福な時間だった。だが、そんな幸せな過去から甦ってみると私にちょっとした不幸が訪れていた。上映時間になってJの2に座ってみると字幕がぼんやりとしか見えないのだ。そうだった。いつも映画を見るときは字幕を読む用のメガネをかけるのに、今日は突然映画を見ようと思ったもんだから、手元の本屋パソコンを打つ時ようのメガネだったのだ。でも、もう今さらとやかく言ってみても遅い。殆ど0%に近い英語力とぼんやりと見える字幕を頼りに映画を観るしかなかった。でも、ラブストーリーだったことが幸いした。チラシのコピーを借りれば、リヴァプールを舞台にオスカー助演女優賞に輝いたグロリア・グレアムと若手舞台俳優の歳の差もキャリアの差も超えたロマンスということだったので、大体の展開は想像できた。というより洋画は字幕を追うだけになってしまいがちな処を、メガネがないおかけでそのエッセンスをじっくり味わうことができた。買い物はパスして4時版過ぎに帰宅。老老ディナーは三越でかった天丼弁当にきゅうりのぬか漬け、それに豆腐の味噌汁。因みに老老ブレックファースはトースト、スクランブルエッグとソーセージとサラダのワンプレートにインスタントの菠薐草のスープ。食後、母は妹が出演していた「前略おふくろ様」(脚本・倉本聰他)を見たいというので母の部屋で四話分のDVDをセットしてあげて私は五階へ。そして10時からNHKのクローズアップ現代『ショーケン・独自映像最後の日々八年の素顔』を観る。気づいてみれば親子でショーケンだ。腹水でお腹を相撲取りの様に腫らしてしまったショーケン。そこには若い頃の屈折に満ちた顔の代わりに、例えそのドラマが凡庸なものであっても一つの役柄を演じきろうとする普通の俳優の顔があった★テアトロジャージャン第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「待ってる。~粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか~」(作演出・桃井章/出演・桑原なお他)を予定しております。詳細は後日。ご期待下さい。
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2019・4・3

2019-04-04 10:10:13 | 日記
昨日来た芝居のスタッフのChさんが、××さん(私のこと)もそろそろ加齢臭がしてきたので、その対策を始めた方がいいわと防臭スプレーをくれたんだけど、首の後ろや背中にはスプレーできないのでやってくれないかと母に頼むと、そんなに匂わないけどといいながらもスプレーをかけてくれたので、ついでに母にもやってあげようかと母の首筋や背中などにスプレーを噴射してから、このスプレーは部屋に持って行ってシャワーを浴びた後で腋や股間などにかけてみたら?と「嘘」をついて、母の加齢臭対策を試みる。「嘘」って?Chさんが私の為に防臭スプレーを持ってきてくれたことがまず嘘だ。誰しも年齢を重ねれば加齢臭は防ぎようがないと云う。でも、人は自分に悪臭がするなんて認めたくない。ましてや息子や娘から臭いから何とかしろとなんて言われたくない。だったらと思いついたのが、母の信頼が厚いChさんの名前を利用すること。更には私も加齢臭の加害者になることで防臭対策の第一歩を踏み出すことにしたのだ。でも、このあと第二歩、第三歩が必要だ。老老ブレックファースト((焼き鮭、納豆WITHカイワレ、一昨日の肉じゃがの残り、もやしの味噌汁)の後、猛烈な睡魔。本当は部屋に帰る母を見送ってから自分も部屋に戻る処が、何もかもやりっ放しで母を店に置いたままで自分のベッドへ倒れ込む始末。それほどの睡魔だった。仮眠1時間弱と云う処か?多分食後に飲んでいるクスリのせいだと思うが、車を運転する職業だったら一発でアウトだ。午後そろそろ「緑のサイクリング」には決着をつけて、全神経を次回作「まってる。粗大ゴミ置場に愛は捨ててあるか?」(ナイチンゲール症候群改題)に注ぎたいので、一昨日ギャラを振り込んだキャストスタッフに手紙を書いて、苦労を労い、またの作品での再会を願う。老老ディナーはカツ丼とオニオンスライスに茗荷と油揚げの味噌汁、食後、DVDで妹が主演していた昔の映画「女が一番似合う職業」(脚本・丸山昇一、監督・黒沢直輔)を観る。当時は色々とトラブルがあった作品みたいだが、今見るととてもシュールな作品として楽しめた。お店には8時過ぎにキャスティング会社の法務担当に再就職したNさんが今週も顔を出してくれる。そして今週も私に言葉尻にイチャモンをつけられて帰って行く。★テアトロジャージャン第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「待ってる。~粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか~」(作演出・桃井章/出演・桑原なお他)を予定しております。詳細は後日。ご期待下さい。
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2019・4・2

2019-04-03 09:27:51 | 日記
夕方、弟に新しくらくらくフォンを買ってきて貰った母は嬉しくなって私に「試運転」をして来たのはよかったが、用事ついで?に明日と明後日の二日にわたって「万引き家族」を放送するから録画しておいてと云ってくる。え?そんなこと知らないよ/でも、朝刊に載っているから/そんな筈はないよ。まだDVDも出てないのに。それに二時間ちょっとの映画を二日に分けて放送するなんて/だったら自分の目で確かめて見なさいよ、と言い張る母。仕方なく母の部屋に出向いて新聞をチェックする。案の定、それはテレビでの放送ではなく、DVDが「4・3」に発売になるという広告が新聞のテレビ欄の横に載っていた。テレビ欄の横と云うことで、「4・3」を4日と3日の二日に分けて放送すると云う知らせに受け取ってしまった母の勘違いを指摘すると、母も負けてない。だったらいつでも観ることが出来る様にDVDを買ってきてよ/でも、この一年以内にテレビでオンエアするからそれまで待ったら/その間に私が死んだらどうするのよ。カンヌでグランプリとった映画を見ないで死にたくないわ、と云う母。でもね、母よ。この映画はカンヌで受賞した後、二人で六本木まで見に行ったじゃない?(と母が忘れていることを指摘せずに)そうですね、分かりました。買ってきますよと云うしかない私。この際、96歳の母が「万引き家族」という映画とカンヌ映画祭を気にしていることだけが重要なのだ。そして今日も一日、七月の芝居のことをアレコレ考えて過ごした。朝の段階で案内葉書を作ってくれるスタッフのSちゃんに「粗大ゴミ置場に愛は捨ててあるか?」と云うタイトルを送ってしまったが、それはサブタイトルにしたくなり、急遽メインタイトルを「待ってる。」に変更して連絡する。そう、人は海の見える粗大ゴミ置場で何かを待っている。そして店はSN君が12時までお客さんを待ったが、ノーゲスト。★テアトロジャージャン第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「待ってる。~粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか~」(作演出・桃井章/出演・桑原なお他)を予定しております。詳細は後日。ご期待下さい。
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2019・4・1

2019-04-02 11:44:44 | 日記
今日から四月ということで、一カ月後に行われる即位の礼に合わせて変更される年号が発表されるとかで、朝からテレビは大騒ぎしている。でも、天の邪鬼の上に、天皇制主義者でもない私は、以前から平成と云う年号にも興味がなく、可能な限り西暦を使ってきたので、今日の発表にも無関心だ。そんなことより老老ブレックファーストのメニュー(ヒラメの干物、納豆WITHカイワレ、海苔、かぶの漬け物、まいたけの味噌汁)や、今日から始まる朝ドラ「なつぞら」(脚本・大森寿美男)の方が気になる。広瀬すずは魅力的だし、その子供時代を演じる子役も子役らしくなくていい。これからの展開が楽しみだ。食後、先日終わった芝居の出演者たちの支払いをする為に銀行へ。ついでにいつもの様にドイツ大使館から青木坂を経由してフランス大使館へ。明治通りに出てから業者向け食品販売店に寄ってから北里通りへ。その間ずっと」次回公演「粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか」のプロットを考え続ける。。というか絵がどんどん浮かんでくる。目の前に海岸があるのだろう。ここは潮騒が聞こえて来る粗大ゴミ置き場だ。そこに捨てられた草臥れたソファに主人公の女が座ってぼんやり海を見ている。そこに男が壊れたラジオを捨てに来る。どうやら男は不法投棄の常連のようで、ソファも男が捨てたらしい。そこへ車椅子に老人を乗せた若者が来る。介護老人を散歩させていると云う若者はひょっとして老人を捨てにきたのか?そうしている間に男が捨てたラジオから音楽が聞こえてきたりして。その音楽が男老人の作曲した曲だったりして。因みにこのタイトルもこの散歩中に浮かんだものだ。そんなことだからいつものK豆腐店に立ち寄った時に女将さんが「令和ですってね」と言われるまで、散歩している間に新しい年号の発表があったことをすっかり忘れていた。帰宅後、疲れて仮眠。起きてから散歩中に考えていたことをパソコンに記録してから老老ディナーの為に肉じゃがを作る。豆腐は買った時に冷や奴を食べるつもりだったのが、肌寒くなってきたので湯豆腐に変更。それだけだと少し淋しいので味噌汁はわたり蟹にする。ダシが出てとても美味しかったけど、かに好きの母が殆ど実のないわたり蟹の足を味噌汁の中から救い出してほじりだしたもんだから、そんなことしても無駄だからと注意すると、勿体ないでしょ?余計なこといわないでと30分以上もほじり続ける。今度から蟹を味噌汁にいれるのはやめよう。いくら大好物でも味噌汁で手を汚しながら蟹を貪る母の姿はちょっと鬼気せまる光景だった。お店は8時過ぎに映画プロデューサーのKさん。それとしばらくしてCHさんとご主人のKさんが芝居で使ったK家の自転車を引き取りに来てくれて、カウンターで合流してしばし雑談。その間に焼酎のお湯割りを飲み続けた私もかなり酩酊し、そんな夜が暮れていく。★テアトロジャージャン第15回公演「緑のサイクリング」は無事千秋楽を迎えることが出来ました。本当に有り難うございました。尚、第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか」(作演出・桃井章/出演・桑原なお他)を予定しております。詳細は後日。ご期待下さい。
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2019・3・31

2019-04-01 09:12:14 | 日記
昨日見に行くのをやめてしまった「運び屋」(C・イーストウッド監督)を今日見にいかないと映画館ではもう見なくなってしまう恐れがあったので、老老ブレックファースト(焼き鮭WITHカイワレ、明太子の海苔カナッペ風、納豆、かぶの漬け物、大根の味噌汁)の後、うたたね防止の為30分ほど仮眠してから渋谷のヒューマントラストシネマへ。でも、その用心はあまり役立たなかったみたいで、何度も何度も運び屋をやっている描写を見ている内に涎を垂らしていた。イーストウッドの監督作品はとても好きなのに、彼の出演する作品は私の好みと合わないのは何故だか分からない。あ、ちょっとまて。「グラントリノ」が苦手だっただけで「ダーティハリー」を初めに殆どの作品が好きじゃないか?どうしてそんなこと思ってしまったんだろ?なんて、そんなことをつらつら考えながら渋谷の街を歩いている内に、海辺の粗大ゴミ置き場で出会った男女四人の芝居をたまらなく書きたくなる。「運び屋」とは全く関係ないのに、まるで神の啓示みたいにどんどん台詞が浮かんで来たもんだからバスに乗ってからも発車までの間にチラシの裏にメモし続ける。七月の芝居、タイトルを「ナイチンゲール症候群」と仮に決めておいたけど、「粗大ゴミ置き場」変更したくなった。5時前帰宅。老老ディナーはカレーライスとサラダで済まして、思いついた設定と台詞をパソコンに打つ。8時から某大河ドラマ。主人公とたけしが出て来ると自然と眠たくなって、今日もまた終わった頃に目覚める。でも、その後のイチローを追ったNHK特集は瞬きもしないで画面に見入る。イチローと時代を一緒に出来たことを改めて喜ぶ★テアトロジャージャン第15回公演「緑のサイクリング」は無事千秋楽を迎えることが出来ました。本当に有り難うございました。尚、第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「ナイチンゲール症候群(仮)」(作演出・桃井章/出演・桑原なお他)を予定しております。詳細は後日。ご期待下さい。
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