中国映画を初めてみた。世界的にも評価が高い中国映画を今日まで意識的に見ないできた。その国の歴史と政治体制を知らないとその国の映画がよく分からないからだ。その意味から中国だけじゃなく韓国や台湾の映画も今まで一本も見ていない。要は不勉強なのだ。映画を観るなら歴史や政治体制を勉強せずに観ることが出来る日本映画を見てしまう。うん?ちょっと待て。お前はアメリカ映画やヨーロッパ映画を時々見ているじゃないか?今月に入って見た映画だって「ギルティ」と「リヴァプール、最後の恋」と二本ともヨーロッパ映画じゃないか?今月ばかりか、先月だって「ラストタンゴインパリ」、その前は「運び屋」と外国映画ばかりじゃないか?この間に見た日本映画は「まく子」一本きりじゃないか?うーん、そういわれると何もいえなくなるけど、敢えて反論すると私の場合殆どが見たい映画を見に行くと云うより、散歩の途中でたまたまとか、時間が空いたのでその時に観ることが出来る映画は?と云う基準で選ぶからそうなるので、見たいと本当に思って見に行った映画「まく子」だけだ。閑話休題。と云うわけで初めて見た中国映画のタイトルは「芳華」(フォン・シャオガン監督)だ。。この映画を観ることになったのは、11時に池袋で久し振りに会ったデザイナーのKさんとチラシの打ち合わせをした後、4時までに家に辿り着くことの出来る映画を探してちょうどよかったのがこの映画だったと云うことにすぎない。「4000万人が涙したーー激動の嵐に包まれた70年代、中国。時代に翻弄された若者たちの美しく切ない青春の日々」とチラシにはある。文化革命が終わった頃だ。どうやら共産党の中での権力闘争や中越戦争に突入する時代背景が大きく物語に関わってきているようだ…と書いてしまうのは当時の中国のことをよく分からなかったからで、「涙した4000万人」の中に私は入ることが出来なかった。でも、一ついえることは中国女優たちが全員美しかったこと、と云うより私好みだったこと。それで以後中国映画に嵌まってしまったら笑うんだけど。帰宅して老老ディナーは保存してあるカレーライス。別にコロッケとトマトとゆで卵の一皿を添えた。因みに老老ブレックファーストは残り物の鰈の煮つけ、納豆WITHカイワレ、海苔、きゅうりの浅漬け、しじみの佃煮、ミックス海産物の味噌汁。食後、SN君とバトンタッチして私は五階へ。10時過ぎ五反田のマンションを貸しているTさんから電話があって、上の階から水漏れがしているとのこと。対処法を指示する。そしてそのまま眠っていたら12時頃にSN君からイチゲンの客が入ってきたんだけど、どうするか?との電話。何かトラブルがあったらすぐ飛び出していくつもりで、応対を彼に任せてしまう。どんなお客さんか分からないけど、これも勉強★テアトロジャージャン第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「待ってる。~粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか~」(作演出・桃井章/出演・桑原なお、荒木真樹彦・岸本敏伸・茂木英治)を予定しております。お問い合わせは090ー9964ー2231まで ご期待下さい。