五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2019・4・7

2019-04-08 09:10:42 | 日記
昨日の日記の訂正から始める。目黒まで散歩がてらに歩きだしたけど途中で疲れてしまったのは最近歩くのをさぼっていたからかもしれないなんて書いたけど、それは事実に反する。日記を読み返してみれば、前日には麻布十番まで往復しているし、その前日にも恵比寿ガーデンヒルズまで映画を見に行っている。この日記、文章の都合で結構いい加減なことを書いている。そんな反省をしたことと関係ありかなしか今日は一歩も表に出なかった。老老ブレックファースト(夕べのすき焼きの残り、小松菜のお浸し、黒豆、きゅうりの浅漬け、若布とネギの味噌汁)の後、昨日から読み始めた永井荷風の「墨東綺譚」がとまらなくなってしまって、最後まで読み続けてしまったのだ。元々は今月の二十日に見に行く予定になっている永井荷風を扱った民芸公演「正午浅草」の背景を知っておこうと読み始めた物なのだが、戦前に書かれたものなのに何とも滑らかな文体と映像的な表現、それに複層的構成の妙ににとっぷりと嵌まってしまったのだ。正直いうと永井荷風なんて今まで戦争中のことを知るために「断腸亭日乗」をパラパラ読んだだけだった。。勿体ないことをした。永井荷風がこんなに凄い小説家だったことを70を過ぎてから知るなんて、いまになってひどく後悔している(因みに「墨東」と書いたけど、本当は「墨」の左にサンズイをつけたボクが正しい題名なのだけど、このパソコンでは変換できないので不悪)老老ディナーは母の好きな子持ち鰈の煮つけに茄子のオイスターソース炒め、それにとろろ昆布のお澄し。食後、録画してあった女子マラソン選手、原裕美子さんを扱ったドキュメンタリー「万引きランナーと呼ばれて」を観る。自分をここまで晒すことの出来た彼女と晒させた制作者に感服する。11時過ぎポルトガル語のCDを聞きながら眠りについて★テアトロジャージャン第16回公演は7月10日(水)~7月15日(月・祝)で「待ってる。~粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか~」(作演出・桃井章/出演・桑原なお、荒木真樹彦・岸本敏伸・茂木英治)を予定しております。お問い合わせは090ー9964ー2231まで ご期待下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする