W A K I の気ままなトンボの目

自分流の勝手な生き方ですが、何か気付いたことを書いてみます。
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「海星」体験航海  「帆船の夢がいまだによみがえる」

2006年04月28日 | 出来事
 いまから13年前のきょうWAKIは当時民間唯一のセイルトレーニング船「海星」の訓練生に応募、伊勢湾鳥羽から太平洋を経て福岡博多港まで10日間航海した。それがこの船である全長46m 巾 7.6m 総トン数180トン、定員45名、ボルボの200馬力のディーゼルエンジンは付いているもののこれは発電と出入港時だけに使われ普段は風だけで帆走する。航海の前半は低気圧の真っ只中、嵐の中を風を受けて12ノットで進んだ、しかし黒潮が5ノットもあるから差し引き7ノットしか進まない、波は4~5m近くあるから常に小さな山を乗り越えるように進む、操船は教官がついているもののすべて訓練生が行う。15枚もあるセールの上げ下ろしは当然訓練生の仕事だ、後半は天候も回復し船酔いからも解放されてルンルン気分、5月5日のこどもの日には熊本新港入港、3,000人の子供たちの出迎えにWAKたちはヤードに登り登檣礼で応えた。そして8日には福岡マリノスにミス博多の出迎えるなか入港した、手渡された訓練終了証には距離824マイルとあった。この「海星」は2003年に引退してアメリカに売却されたらしい、したがって民間のセイルトレーニング船は大阪市の「あこがれ」だけになってしまった。セイルトレーニング発祥の地イギリスでは子供たちが参加するカリキュラムがあって、訓練が終わって帰ってくると彼らは紳士になっているそうだ。写真はWAKIが製作した模型である。WAKIはいまだに想い出にひたっている。


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4 コメント

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帆船 (ANDY)
2006-04-28 10:22:45
良い想い出を持って居るんですね.船って一種独特な感触がありますね.車や飛行機とはまた異なる興奮を覚えます.登檣礼と言うのは,マストの横に出ている腕木のような所に人間が登って並ぶ敬礼のことだと思いますが,舳先の先に長く突き出ている棒(ちゃんと名前があるんだろうけど)には人間は並ばないのですか?(掴まるものが無い?)所で登檣礼は,何と読むのですか???



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あこがれトレーニング (辻 正敏)
2006-04-28 12:47:19
私は、3年ほど前「あこがれ1日コース」に参加、マスト登りは経験しました。

残念ながら、まだ、まとまった休暇が取れない環境にあるため、数日コースも参加できない。

しかし、夢はせめて、小笠原コースでも良いから、参加することを夢見ている。

これも、引退してからしか実現は難しいが、楽しい夢としてとってあります。

参加者には、定期的に、あこがれから行事案内のダイレクトメールが送られてくる。

それまでは、元気で、健康でありたいですね。
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とうしょうれい (waki)
2006-05-02 08:57:48
ANDYさん、長く突き出たところはバウ・スプリットといいます、もちろん訓練生は並びますがその最先端はまさにタイタニックですね。登檣礼は「とうしょうれい」と読みます。横木はヤードといいますが、ここに登るときはライフハーネスを着用します。
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また一緒しましょう (waki)
2006-05-02 09:02:31
辻 さん、先月あこがれは小笠原航海から帰ってきました。朝日の記者も乗船し4回にわたってリポートが掲載されました。ぜひ、長期航海にチャレンジされますよう、今年はnomusanにお願いして大阪湾クルーズを実現しましょう。
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