購読している朝日新聞きのうの朝刊から夏目漱石の「こころ」の連載を100年ぶりに始めた。漱石は朝日新聞に勤めながら新聞小説をかずかず執筆し読者の期待に応えた。この連載の意義について大江健三郎は同紙面で時代の先を見ていた漱石の偉大さを伝えている。WAKIは工業高校に進んだが一番驚いたのは国語の授業であった、N先生は漱石の三四郎を(岩波文庫)教科書にした、おかげで夏目漱石は大好きになった、自由闊達の学校であったから楽しく学ぶことができた。WAKIはタブレットでも結構古典を読むがきのうの朝は青空文庫の「こころ」はランキングが32位だったのが午後には2位にあがっていた。ちなみに1位は走れメロス(芥川龍之介)であった。
「あれ(富士山)が日本一の名物だ。あれより外に自慢するものは何もない。所が其の富士山は天然自然に昔からあったものなんだから仕方がない。我々が拵へたものものぢゃない」
「然し是からは日本も段々發展するでせう」と(三四郎)は辯護した。すると、かの男は、すましたもので、
「亡びるね」と云った。
また、「こころ」は岩波の漱石全集(昭和41年版)で読みました。孫は高校の教科書で学んだと言っていました。人気のある作品なんですね。
思い出しました。因みに最初に読んだのは「坊っちゃん」でした。
その後、色々な作家の小説を読みあさり、そしてまた漱石のものと思い、「それから」「こころ」「吾輩はねこである」などを次々と読破しましたが、新聞記事で書かれている様に「だれでも読める小説を理想としていたからだと思う」とかいせつされていましたが、確かに読みやすく抵抗がないなと気がついた様に思います。
いよいよ連載が始まりましたが漱石と教科書についての話題が一番多いように思います、連載の内容も当時の時代背景や漱石の愛したものの解説なども載って楽しいです。
kusaさん。
私も同じように読みましたが懐しいですね、殆んど忘れていますが読むと途端におもいだしますね。今のように多様なメデイアはありませんでした。