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現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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忙殺

2013-10-28 | 語り
忙しい このごろ、 またいそがしくてね。 いそがしい、 というのが、 心を亡くす、 と言うのを知って、 なるほどなあ、 感じてしまう・・・ すると、 急ぎの用に、 忙殺されないでいても、 心のゆとりがないときに、 忙しいんだ、 ということが、 あったりするから、 いそがしいということにした、 ひと、ヒト、人との関係が世間だから。 . . . 本文を読む

日本語語彙論 いろいろな語彙

2013-10-28 | 語と語彙
色の語彙は色彩語彙として日本語を例にしてもとらえやすい。赤、青、黒、白とそれぞれが光のとらえかたにあった。太陽が赤いのは海や山に囲まれた地勢にあるらしい。黄色い太陽、白い色の太陽はまさに陽の光だが、それを赤色にしてしまう日本の風景に日の丸が象徴されるのはわかりよい。そう考えてしまうのも、語と意味の関係にある。語を意味の領域からとらえる語彙論はその範囲のまとまりをいろいろにすることによって、さまざま語彙がくくられる。若者語彙を位相語とすることがよく行われる。若者が使う語彙だというのでそれをたずねてみると、思春期にある内の語として、うちら語というものに行き当たる。かと思えばギャルが使うというのでギャル語というものに突き当たる。それで、さらにたずねていくと流行語にあって言葉遊びのような言い回しの語がでてきたりする。そこに位相差があるとすればさまざまジャンルのように分類されることになる。そもそも若者が使う語彙が普通に日本誤であってそれはすべて若者が使う語なのだから、その若者を年齢でいうとどの幅になるのかと議論になったりする。その流行に辞書までが老人語というのを編み出したのであるが、どうも若者、老人、そして女性がその特徴を持つ語を使うということらしい。 . . . 本文を読む

253 絶妙

2013-10-28 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 884 絶妙なやわらかさに変身 を、例題にしている。コラムの解説は、絶妙な やわらかさ このふたつの語の表現に不適切さがあるという。絶妙な技でやわらく変身 と言えば、絶妙と技が結びつくそうだが、まったくことなった表現になって、解釈によってはこうも変わるものかと思ってしまう。コラムは、絶妙な には、巧みがなければならないとする。辞書義に用いられた解説の語で、たくみであること によっているものだろう。その辞書によって、巧み をさらに調べると、美しいものを作り出すわざやはたらきと、解釈している。そうだとすると、コラムのような解説ならば、絶妙な には、働きがあることにもなる。そこで、検索をして用例の文脈を見る。どうも偏った解釈だけで、おかしいとばかりする、いつもコラムの説明にはうなずけない。 . . . 本文を読む

文字

2013-10-28 | 日本語百科
辞書は引くためにある。字引といったゆえんである。その字は、たまたま発音が同じになった日本語であるが、事典、辞典、字典となれば、この字を文字と思う向きが多い。それは文字でよいのであるが、実は、文字はことばということである。文はいろいろな言葉のあらわれで、字がことばであって、それを作り出す。字そのものがことばなのである。字引は、したがって、言葉を引くためのものである。字通の説明で、字を見ると、次のようである。    >宀は家廟。家廟に子の出生を報告する儀礼で、これによって養育・字養のことを定める。またそのとき字(あざな)(幼名)をつける。いわゆる小字である。    さらに、   >あざなをつけることから、文字の意となる。文は文身で、やはり、もと通過儀礼の一である。そこで文字となる。名づけ、その儀礼で文様をつけることであった。 . . . 本文を読む

上品 別品

2013-10-27 | わくわく
別品は天野さんがコラムCM天気図に書いた。上品は品質のよいこと、また、高級品であったりするが、品格のあるさま、品のよいさまを意味する。じょうひん を、じょうぼん と読めば、仏教語になって、極楽往生の人の機根による差異を分けた九品の、上位3階級の総称となって、意味内容が随分と変わる。上品上生、上品中生、上品下生である。上品、中品、下品とあって、俗に言う、げひん に対応した語ともなる。それで、べっぴんさん、おじょうひん というふうに東京訛りが耳に残る。その上品にはなれないとしても、それを意味する、品がある という使い方をしてきた。ひんがない といえば、礼儀などをわきまえないことをさすが、ひんがある といえば、その示すところ、容姿ふるまいに及んで優雅さを感じさせる。類語玉手箱によって、さまざま言い換えることができるのは、その実態ゆえであろう。 . . . 本文を読む

日本語語彙論 女房詞

2013-10-27 | 語と語彙
位相語として知られるのが、女房詞、僧侶、武家などの語彙である。位相語はある特定の社会や場面などに特徴的に用いられる言葉と辞書に説明があり、女房詞、幼児語、学生語などを挙げる。ウイキぺディアは位相phaseについて、その言語を、どういう集団がどういう場面で使うかによって異なる、言語の様相として、日本語学で用いられる用語という。もともとは国語学者の菊沢季生が述べているところ、『国語研究』1-1(1933年)の論文「国語の科学的研究に就て」   >菊沢は    水は固体である時は氷であり、気体と化せば水蒸気となるのでありますが、それらの様相の相違を位相 (phase) の相違と物理学者は名付けてゐますが、この言語の様相姿態に就てもこの位相〔2字傍点〕なる述語を採用致しますならば、言語は社会が位相を異にする毎にその位相を異にし、国語学者は国語が位相を異にする毎にこれを研究する必要があるといふ事になる訳であります。    と紹介がある。、位相ごとの特徴の違いを「位相差」、ある特定の言語集団や場面で用いられる言語を「位相語」と称する。 . . . 本文を読む

盟約

2013-10-27 | 日本語どうなるの?
盟約に背くものを、盗という、と、天声人語のコラムが、白川漢字常用解から盗字を紹介する。米国情報機関がドイツ首相の携帯電話を傍聴していた疑惑について述べている。おどろくべきことだが、これも一連のことの中のひとつかもしれない。東京新聞によると、  >米中央情報局(CIA)のエドワード・スノーデン元職員=ロシアに一時亡命中=の暴露をきっかけに、米国家安全保障局(NSA)が同盟国のドイツでも情報収集活動を行っていたことが表面化。NSAは、シュピーゲル誌の問い合わせに対し、過去にメルケル氏の通信を傍受したかどうかについては言及しなかったという。 日本では国会が秘密保護法案と国家安産保障会議設置法案が出された。日本版NSAの動きは米国との連携になる。   >政府は25日、機密を漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案を国会に提出した。同日の衆院本会議では外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案の審議に入った。NSC設置と機密保全の強化で外国から情報を得やすくする。秘密保護法案には行政の裁量が大きすぎるとの批判もあり、国民の「知る権利」とのバランスが課題になる。 . . . 本文を読む

読書週間

2013-10-27 | 日本語百科
読書の秋といったものだが、いまはさしずめ、ネットサーフィンの秋となるか。それもパソコンでディスプレーなのか、タブレット端末なのか、はては電子書籍用のスマフォの画面か。読書という対象は書物であった。メディアの画面は読書ならぬ読字画面になる。夜長となる好季節に楽しむは灯火親しむ勉学でありそれが読書であったりした。それはいつのころから、そう、ジョブズさんの手になるタッチ画面からだ。何を読むか、そのバックグラウンドがまったく違ってしまった。ケータイ小説と騒がれたころはその活字化されたものを出版するなどの動きがあった。それは2006年以降の第二次ケータイ小説ブームであるらしい。するとその前から第1次ブームがあったことになって、2002年から2005年頃までが第一次ケータイ小説ブームとされる。そのうねりが素人による作品が読まれるようになってケータイで表現しケータイで読むというケータイ小説が受容されていく。と、ここまで、その携帯小説の作品の具体性に触れることができないのは、読書の対象の未知数があまりにもありすぎるからである。 . . . 本文を読む

私説 源氏語り34

2013-10-27 | 源氏語り
作り物語を読むためには朝廷または宮廷制度の知識がいる。 平安朝は言うまでもなく、唐代の制度を取り入れて都づくりをしてきた。 そこに漢文学、仮名物語を主に平安朝作品が輩出した。 後宮の制度は日本社会の貴族によって王族に対する独自の展開を遂げたものである。 源氏物語を味わうには歌の韻律を心得ることが大事である。 物語りの系譜は古代の口承文芸に端を発し、伝奇、怪異、そして歌語りと辿れる。 源氏物語の紫のゆかりで影響した伊勢物語は、その主題をすきとみやびに描く物語りであった。 作者が有名な歌人として名をのこした紫式部の文体には韻文のリズムがあった。 源氏物語をとらえて好色と風雅を言う一方で、文章経国の思想的影響を見逃してはならない。 官人の才は学問の能力を挙げて、詩歌をよくすることであった。 漢詩文の伝統は物語にあらわされて、鬼神をも哀れと思わせる詞と歌の力を信じていたのである。 物語りを女子が読むものとしたのは歴史の偶然であった。 . . . 本文を読む

日本語語彙論 身体語彙

2013-10-26 | 語と語彙
語彙の体系を親族、色彩と捉え、身体語彙と並ぶ。親族は社会制度また組織の中でその関係を見るにふさわしく、色彩においても人間の色についての認識が語となる現象であった。そして身体であるが、これは語彙としてのまとまりを何に見ることになるか。身体の部位はその語の指示対象として明らかであるから、語彙のまとまりにおいてもほぼ見当がつくことになる。多く日中表現、日韓表現、日英表現などの対照において述べるところがある。加えれば、語彙の応用として語の慣用句を身体を用いたものでその特徴をみようとする。諺の表現をたどり、そこには身体をとらえた表現による意味内容がある語句を見出すと、そこにはなにがしかの語彙特徴をとらえることにもなるようである。たしかに身体語彙を集めれば語の集合としての議論であるよりも語の体系としての意味情報に記述する興味が持ちやすい。語学学習などの常套である。 . . . 本文を読む