現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

日本語文法の説68 

2019-08-29 | 日本語文法
文の成立に文法規則の議論をおいて長く文法研究は行われてきた。近時、話し手の表現意図を探る研究には主語の用語を抹殺する前提があった。それは題述文を文の分析の成果としたが、それこそ、文の成立を規則にする仕上げとなるシンタクスの構造で日本語を1人称言語にとらえようとした経緯であるから、陳述論争の文とは何かを明らかにしたかどうか、命題という真偽の判断に戻って、西欧原理の意味化をはかろうとしている。文法化、語彙化にそろえて、日本語の音韻化となると、用語のパラドックスがある。文とは陳述にあるという終止する機能を議論したことをスタートにしてきたではないか。文法に談話の単位をとれば、文章規則とは異なって、語句の用法を現象とすることになる。コーパスの切り取り方を見ればわかることである。かつてコンコーダンスをつくるべく、総索引の作成で、自立語と、付属語と、それぞれの索引を分けて、自立語による日本語の捉え方で、用例索引となった。それも文単位に切り出して、文脈、場面の用法を解釈した。その作業で、付属語索引に拠るコンコーダンスをつくろうとして、その文における意味の内容が膨大であることに、話し手また語り手の意識を見て、日本語がとらえる森羅万象の部類規則になるようなことを想像して、付属語索引は日本語における文法機能の用例帰納になった。 . . . 本文を読む

日本語教育学入門書の語彙⑧ 語の構成

2019-08-29 | 日本語語彙
語の構成、語構成、この違いをもとに、語の構成を説明するようである。語構成にはすでに日本語語彙を捉えて、接頭語、接尾語などの用語でその考えを示すものがある。文法論とかかわる分析には複合語と合成語をわけてそこで派生語を見る。この語構成論は国語学において議論されていた。そこに英語文法、日本語文法で語の構成を見直すようなことがあって、このテキストの説明のように、複合語にはその分類として合成語になった。国語は、つまり、単語には単純語と複合語と、それに合成語が並ぶものであったのに対して、いま、日本語では、単純語と合成語とが2大分類となり、その合成語に複合語と派生語が下位分類となった。複合語と、合成語の分類は明確にならなくなって、形態論の複合語形成、compounding を含めた、合成語の分類となっている。 . . . 本文を読む