現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

日本語文法の説66 一語文章

2019-08-27 | 日本語文法
文法は語について、語と語との関係構成を捉える。語について、形式と内容を問えば、語の議論になる。語構成論は語の成立と派生を捉える。語は発音と意味の分析である。翻って、語に漢字を持つ日本語は、語の発音を仮名文字で表記することを可能にしている。語の分析に仮名と意味内容、つまり漢字の形音義を見ることになる。漢字はそれで語の用法を語法として、文法を見る前に文の単位の元に語の中で文法を見ることになる。どういうことか。漢字、漢語による文法である。それはまた、漢字を用いた表現で、句を構成するので句法といった。語句の用法である。漢字は一文字で語であり、二文字で、三文字また四文字の構成をとって句となる。そこには語と語との関係構成を見ると、句としての単位を見て、故事成語とすることがある。さて、ここで故事成語は文章であるか。語でもない、日本語は慣用句としたり熟語とすることがあるが、一語による文章であるとみて、その語句が表現する内容を知ることができる。 . . . 本文を読む

日本語教育学入門書の語彙⑥ 語と形態

2019-08-27 | 日本語語彙
語彙の単位を語とするか、形態素とするか、あるいは国語研究所が実験を繰り返したように、語彙調査、語彙項目の立て方に長、短単位、α、βの単位とする考え方もあって、さまざまに統計値をとれば個別の現象と見ることになる。話を戻して、語彙の論に文法の論での形態論を見るところまでは良いかもしれないが、それはまた文法の最小単位には意味のまとまりでそれよりはわけることができないものとした語があったのに、形態素をこれ以上の小さい単位はない意味の最小単位を設定して、いわば形態素論をおこなう。語彙論の語彙項目、文法形態論の形態、そして形態素論の形態素と、文法論にすべきところを、語構成論で考え方をやり取りして、説明に統一性のないことが多くなった。語彙論で語論を行うならば、形態素の分析は音素による音韻を基本にしなければならないのを、日本語は音節である仮名文字で便利にするので、これまた、形態素論には程遠いことになる。形態論をとれば、動詞の活用による語の形態を、五形態として見ることで、語が語であることを説明するし、語のが派生を見る語としての働きを議論することが、混同されているようである。 . . . 本文を読む