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日本語文法の説49

2019-08-09 | 日本語文法
文法論の形態は語を形態と分析する。音素レベルで行われるので、発音記号による形態の抽出を見るため、日本語の発音をローマ字に直してみる。音韻論は音素によるから、形態はその発音の違いにより意味の弁別を行うことになる。日本語は音素のレベルをもとに、音節のレベルで仮名書きをもって表記することが行われるので、国語文法では仮名文字による語の単位を弁別する。日本語の方法はさらに漢字を語表記で仮名に交えて表しているので、文法分析には漢字仮名が分かりよい。文法論における統語は日本語文の漢字仮名表記をもって意味を議論する、議論することができるといってよい。国語文法はしたがって、文を表記する方法によって、文法分析を仮名文字のレベルで行ってきた。言語学で言語現象を発音に捉えて分析することがあるから、仮名文字とは違った議論の現れ方がある。 . . . 本文を読む

語彙とは語の集まりとまとまりである

2019-08-09 | 日本語意味
当用漢字の制限があって、語彙は、語い と表記されてきた時期があった。教育には複雑な文字と見られて、制限のゆえに、字体が揺れていた。常用漢字の目安においては、専門用語に許されることとなり、語彙と書かれるようになった。最も、英単語学習で、vocabulary の語を、語彙と学習していたから、翻訳語の表記になれていたことである。> (特定の言語・分野で使用される)語彙ごい,用語(集),単語(集);《言語学》(職業・専門分野の)語彙,用語≪of≫;(個人の)語彙  《言語学》(ある国語の)(総)語彙,全単語≪of≫ the vocabulary of Japanese 日本語の総語彙 . . . 本文を読む

日本語文法の説48 文法の単位

2019-08-09 | 日本語文法
 日本語文法単位に語を捉え、文を据えることは直感的に分かりよい。しかしその語に付属語を含める国語文法に異を唱える、あるいは文にその定義を求めると曖昧であるとの異論が出る、というふうに、分かりよく説明をした考え方には違っているとするにもかかわらず、その語の分類、文の解説に解決を見ない。学校文法はそれなりに教育の面で受け入れられていたにかかわらず、その考え方のもとにある文節批判をもってして議論が展開できなくなってしまっている。ここにはその過ちが認められるのであって、それを正す国語、日本語についての、批判の結果がまとまらない。すなわち国語教育の硬直した状況と英語教育による日本語の理解を妨げる説明である。文法単位の設定に、その重要性にかんがみ、形態の概念をとり入れただけでなく、文論における文法と表現による構文の分析、そして文章におよんで、それぞれの論における日本語単位の設定を唱え、考え方を広げた宮地学説によれば、単位は関係し構成することをもって、形態論、文論、文章論の重要性を示唆している。 . . . 本文を読む