喫茶店で瞑想して、 銭湯で元気になる

日本中の素敵な建物たちを見て歩き

小さなまちができた

2007-03-16 | わたしの好きなもの
寂しかった私の部屋に小さなまちができて、優しい気持ちになった。オーライタローさんの淡路町郵便局の隣家。その隣家という言葉の響きがいい。どこの某ではなく、あの建物の隣りという建物。これからも残りそうな建物はあるけれど、そうでなくて、そのうちに確実に無くなってしまうような建物たちが愛しくてたまらない。
作品は見上げる位置に掛けているので、じっと見つめていると首が痛くなる。でも、時々そうして眺めている。


もう1点。neonさんのかわいい作品。ぽっと明るい灯が食卓の上に付いた。
こうして手元で良く見ると、neonさんの手仕事を自分も体感することができる。ここはどこかにあって、どこにもないまちかど。いつかどこかで見たまちかど。

ふたつの作品の中を、これから時々散歩することにしよう。自宅にできたまちかどの中を。

谷中散歩道

2007-03-12 | 建築
土曜日にこの間まで「まちかどの近代建築写真展」を開催していた「根津教会」へ挨拶に行き、帰りに谷中をぶらっと歩く。

こんなかわいい扉と窓がある。


東京の中心地に、こんな穏やかな場所が残っているなんて、いつ来てもほんとに不思議な場所だ。自分が子供の頃に戻って、走り回っているところが想像される。



追伸;neonさんのお父様が亡くなられたという。この場を借りて、ご冥福をお祈りします。親はいつまでも親で、そして、いつまでも心の中に住んでいるものであると、痛感しております。neonさん、お疲れが出ませんよう。

小さな窓

2007-03-10 | 建築

登録文化財に登録されている大阪の宇野薬局のお勝手口。青い扉に、小さな窓がついている。見事に細い縁取りがある。愛しい手仕事だ。


その近くにあるタバコ屋さんの扉にも小さな窓が付いている。何のために、どんな用途のために。細やかな作り方に驚かされる。

私も覗き込んだ

2007-03-09 | 建築
ぷにょさんのblogで紹介されている三井倉庫富島別館。私も覗き込んだけど、もともと倉庫だとしたら、こんなに手が込んでいるとは感嘆する。そして、良い状態で残っているのも驚き。(場所柄、事務室にいる人が警戒しているので、見学には注意をお願いします)

玄関を入るとすぐ階段室が無く、こんなかわいい腰板がぐるりと回っていた。


天井もこんなだ。


奥の階段室、壁のタイルは新しい物のようだ。小さめでさりげない感じだが、素敵な階段だ。
(大阪市西区)

人の住むところ

2007-03-07 | 建築

大阪の都島にある住居。民間のアパートだということ。低層の素敵な住宅を見て、友達が「どうしてこういうのを今建てないのお」と不満を漏らした。
こういう建物を見ると人が住むところって、こういうのを言うのではないのかと思ってくる。
この近所には木造のアパートも少しは残っていた。そういうアパートがたくさん建っていた場所なのかもしれない。
2階にお住まいの方も、玄関先を素敵に飾っていらして、暮らしを楽しんでいる様子だった。



まちかどの近代建築写真展 大阪ハaハaハaで再び

2007-03-06 | まちかどの近代建築写真展
大阪の天満屋ビルハaハaハaで、まちかどの近代建築写真展を再び開催。土曜日には仲間と設営作業を行う。今回はスクラッチタイルの建物に焦点をあてたオマケ付。





『なんだかなつかしいな展』の一部として、1930年代の婦人雑誌の型紙から作った洋服とのコラボレーションも楽しんでください。(by うめだあつこさん)


キュービズムの獅子

2007-03-04 | 建築


大阪の北浜を歩いていて、ビルの壁に渡辺節の動物のような顔がくっついてるのに気付いた。そういえば、以前にも見たことがあるかも・・・。
渡辺節の大阪ビル1号館の動物とよく似ているように思える。帰宅してから考えたら、近代建築ファンのバイブルのような本、海野弘さんの「モダン・シティふたたび」の中にこの失われた建物のことが出ていたのだった。
北浜野村ビル。1921年に竹中工務店の鷲尾九郎の設計だった建物。海野弘さんは渡辺節は、大阪1号館を作るときにこの建物を参考にしたのではないかと考察している。
古い友だちを案内していて、この失われた建物の一部に出会い、古い愛読書を紐解いた。時を逆行して、また、こうして戻ってきた。


旧桃薗西陣小学校

2007-03-01 | 建築
あるのかなと思いつつ行ってみて、この小学校の建物が残っていたことに安堵しました。。
京都内には古い小学校の建物がたくさん残っています。他の施設に姿を代えて活用されているものも多くあります。


ここで特徴的なのは腰板がめぐっているのと玄関横の窓の形です。
モダンさがこの部分があることで、ちょっと違うものになってると思います。