靖国神社の春期礼大祭に、国会議員150人が雁首並べて参拝したそうです。オバマ大統領の国賓訪問を控えてさすがに安倍総理は榊を奉天でお茶を濁したしたそうですが、なんと馬鹿げた事しかできない人たちなのでしょう。
安倍総理は 「個人の立場で参拝する閣僚をとやかく言えるモノではない」 などと言っていますが、そもそも国会議員が 個人の立場 などとご都合主義的発言をすることからして、とんでも無いことなのだと言うことが全く分かっていないようです。選挙で選ばれた時点から、個人の立場などある方がおかしいのです。
昨日の新聞に書いてありましたが、
安倍政権は22日、閣議と閣議後に行われる閣僚懇談会の議事録を公開した。議事録の作成、公開とも、内閣制度発足後初めてだ。だが、公開された議事録からは、国家の最高意思決定の場である閣議が形式的な「サイン会」になっている実態がうかがえた。政策決定過程の検証に十分な情報公開も道半ばだ。
首相官邸のホームページにこの日公開されたのは、4月1日分の議事録。
最初に世耕弘成官房副長官が、武器輸出の新しい原則「防衛装備移転三原則」など、この日の議題を列挙し、閣僚に「ご決定」をお願いした。
その後、司会役の菅義偉官房長官が「まず経済産業大臣」「次に外務大臣」と指名し、閣僚が順番に発言していく。この日の閣議決定は6件で、閣僚懇談会も含めて12分で終わった。
閣議の議事録公開もやって悪いことなど無いのでしょうが、その議事録とやらを見れば、安倍総理をはじめ閣僚がサインをしているのですが、これがまた戦国時代へタイムスリップしたような滑稽なものでした。
まるで戦国大名が 「花押」 と呼ばれる自慢のサインです。「これまでの内閣が取り組まなかったことで、安倍政権が初めて公開することにしました」 と、鬼の首でも取ったような自慢話です。
また閣僚が順番に発言しているという内容も、予め役人が書いたものを、読み上げているらしいことまで伝えられると、茶番も茶番も大茶番で、本当にお茶の番をしている人にとってはやりきれない例え話でしょう。さらに閣議決定などと、鼻高々に伝えられますが、そもそも総理を除く各大臣は、総理が勝手に任命しているだけのことで、閣議とは極内輪の 「なあなあ会議」 に過ぎないと思うのでございます。
「石破をタカ,岸田をハトという人がいるが,鳥類図鑑ではない。」
これもなあなあにごまかそうとしている印象を受けます。