哲ノート

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鹿政談 -鈴本演芸場 八月中席から-

2013-08-21 01:03:32 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
上野・鈴本の“お盆公演”八月中席 夜は「吉例 さん喬・権太楼特選集」です。

実力・人気とも抜群の師匠が日替わりでトリを担当するとあって、毎年チケットが取れなくて苦労するのですが、ことしは千秋楽のチケットがとれて準備万端で行ってきました。

千秋楽ですから、演者も今日が最後とノリノリの演目が続きます。客席ももちろん立ち見まででてます。



曲独楽の紋之助師匠が「ひまわり娘」をやっちゃって、一朝師匠が「紙屑屋」で居候の若旦那を都々逸・音曲交えてテンポよくやっちゃって、

扇辰師匠が「目黒のさんま」をくすぐり抜群でやっちゃって、喬太郎師匠は「爆笑物まね」でむむ…さらっとやって、小猫師匠のものまねにつなぎます。

白酒師匠が「粗忽長屋」をテンポよくさらに“笑い”をつなげて、あっというまに中入り前。

上方落語から露の新治師匠が…演目は「鹿政談」(やった~。)

奈良のお鹿の話なので関東ではめったに演目にあがりません。かなりむかし米朝師匠の「鹿政談」を聴いて感動したのを憶えています。

新鮮な関西弁と知っている演目だから安心して聴いていられて、話の筋もわかりやすく、初めての新治師匠でしたがとっても歯切れ良くて聴きやすかったです。

これはひさびさ秀逸ものの演目です。

このあと“お目当ての”権太楼師匠が「くしゃみ講釈」を熱演して、

トリはさん喬師匠の「文違い」

話し言葉で演じるむずかしい演目です。じっくり耳をすませておかないとついてゆけない演目でした。

でも今夜はなんといっても「鹿政談」です。

「首をキラズにやるぞ」「マメで帰ります」 オチもおみごとでした。
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