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奈良だより 「国宝薬師寺東塔の水煙」 のご紹介 -55-

2019年03月07日 18時13分19秒 | 奈良だより
奈良の前田様から貴重なお写真に説明を添えてご紹介頂きましたのでご覧いただきたく早速ご紹介させて頂きます。
「国宝薬師寺東塔の解体修理が行われており、塔の頂上にある相輪が外され、凍れる音楽と賞される水煙が2013年に地上に降ろされました。
 水煙は4枚から成っており、その中に24体の飛天が透かし彫りにされています。
 1300年を経た水煙を真近に観た至福の瞬間でした。
 今回の平成大修理に併せて水煙も新しく更改されることになり、この程出来上がり、今回は新旧の水煙を同時公開されました。
 
 薬師寺は天武天皇が皇后の病気平癒を祈願して発願された寺で、平城遷都に伴って西ノ京に移転した寺ですが、最初の薬師寺は、平城京には移転せず、本薬師
 寺として現橿原市に残り、全く同一規格で西ノ京に創建
されたといわれています。
 しかし、西ノ京薬師寺の創建は天平時代と考えられるが、現在の薬師寺の塔にしろ仏像にしろ、白鳳期と考えられるといわれるものが多く、どれだけのものが移築
 もしくは移転したのか謎が多いと思います。

「本薬師寺」について前田さまからコメントに頂きましたが、私自身が学びたくここに転記させて頂きました。
 薬師寺は680年に天武天皇の発願によって創建が始まりますが、完成を見ずに686年天皇が崩御され、持統天皇が後を引き継いで、697年本尊開眼を見ました。
 710年には平城遷都が行われ、薬師寺をはじめ多くの寺が平城京に移されました。
 薬師寺は平安時代まで、「本薬師寺」として残ったと言われていますが、現在の本薬師寺は、金堂や塔の礎石が残っているだけです。
 
                    世界遺産薬師寺                                    薬師寺入口
 
 
                   薬師寺南門の仁王像                                東塔相輪下部の檫菅 
 
 
                  檫菅の解説                                        平成の水煙    
 
 
              水煙下部の奏楽天人像                                 天平と平成の水煙
コメント (4)
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