色変わりシルク

「The　Magic　第６２号」の中の
カズ・カタヤマ師の
「色変わりシルク」
を読む。

検めた画用紙を筒にして
一方の端から白いシルクを入れると
反対の端から赤いシルクが出てくる。
出てきた赤いシルクを入れると、
反対の端から白いシルクが出てくる。
両端から赤と白のシルクが
見えている状態で、
「紙筒の中で変色している状況を
お見せします」と言って紙筒を開くと、
シルクは半分が赤、半分が白に
染め分けられているというもの。

２４枚の挿絵を使って
詳しく解説されている。

客が選んだ枚数目から現れるカード

高木重朗氏の
「カードマジック事典」の中の
「客が選んだ枚数目から現れるカード」
を読む。

第一の客に１から１０の間の
好きな数を決めてもらい、
デックからその枚数をポケットに入れ、
更に残りのデックのその枚数目を
覚えてもらう。
第二の客に２５から４０の間の
好きな数を言ってもらう。
演者はデックを背後に廻し、
或る操作をして前に出す。
第二の客に、決めた数だけ
テーブルに配ってもらい、
最後のカードを開くと、
それが第一の客のカードというもの。

二人でおこなうテレパシー・ショー

三田晧司氏の
「入門メンタルマジック」の中の
「二人でおこなうテレパシー・ショー」
を読む。

助手に別室で待機してもらう。
６人の客にステージに上がってもらい、
６人で話し合って
その中の一人に品物を出してもらって
それをテーブルに置く。
ここで演者はステージの端に行き
後ろ向きになる。
客に助手に合図を送ってもらい、
助手に来てもらう。
助手は客が出した品物を見て、
持ち主を推理していき、
持ち主を当てるというもの。

Bizarre Twist

YOUTUBE　で見た
「Bizarre　Twist」。

デックからスペードのAと赤のQ２枚を
取り出す。
表向きのQ２枚の上にAを置いて
ファン状にして示す。
Aを裏返して右手に取り、
裏返した２枚のQの間に差し込む。
マジカル・ジェスチャーをして
３枚を広げると、
Aが表向きになっている。
Aを引き抜いて２枚のQも表向きにして
３枚を裏返し、
AをQの間に差し込む。
マジカル・ジェスチャーをして広げると、
今度は、Aの裏模様が変化している
というもの。

グラスの中のカード

「奇術研究　第５３号」の中の
今井雅晴氏の
「グラスの中のカード」を読む。

デックから１枚のカードを抜き出して
裏向きにグラスに差し込み、
ハンカチをかけてテーブルに置き、
これを予言とする。
シャフルしたデックから
客に１枚選んでもらい、
裏向きのままテーブルに置いてもらう。
グラスのカードを表向きに廻し、
ハンカチを少し持ち上げて予言を示す。
次に客のカードを表向きにすると
予言と一致しないので、
客からブーイングが起こる。
そこで、おもむろに、
グラスのハンカチを取り除くと、
メイトカードに変化しているというもの。

炎と水

藤山新太郎師の
「LECTURE　NOTES」の中の
「炎と水」
を読む。

抹茶茶碗の中が空であることをを検めて、
水を注ぎ込む。
１枚の半紙の表裏を検めて
しごいて細長くする。
半紙の端を持って
先端部分を茶碗の中に入れて
ゆっくりとかき回す。
かき回しているうちに
先端部分に炎が見えてくるので、
半紙が燃える状態を見せる
というもの。

詳細な解説は稀有なものと思われる。

カニバル・カード

松田道弘氏の
「トリック・カード事典」の中の
「カニバル・カード」
を読む。

デックから４枚のKを出す。
４枚のKを裏返しデックのトップカードを
Kの間にに差し込む。
数えると４枚で、１枚消えていて、
表返して広げると４枚のＫのみ。
パケットを裏返し、デックから１枚を加え、
数えると４枚で、表返しても
４枚のＫしか無い。
最後にもう一度デックから１枚を加えるが、
加えたカードは消失し、
４枚はＫのみで、
Ｋ４枚は検めてもらうことができる
というもの。

ノン・センター・ティア

「ターベル・コース　第７巻」の中の
シド・バークソン氏の
「ノン・センター・ティア」
を読む。

演者は客に紙片を渡して後ろを向く。
客に死亡した人の名前を
紙片に書いて三つ折りにしてもらう。
それを受け取って前を向き、
ライターで点火して灰皿で燃やしてしまう。
演者は立ち昇る炎を凝視して、
書かれた名前を当てるというもの。

一般的な方法として
書かれた紙片を小さく破って
燃やされているが、
紙片を破る合理性に欠けるとしての改案。

サイキック・ペーパー・プラス

ゆうきとも師の
「メンタル・マジックで
　　　　奇跡を起こす本」の中の
「サイキック・ペーパー・プラス」
を読む。

二つ折りになった
名刺サイズの紙を広げると
フォークの絵が描かれている。
そのフォークに念を送ると、
１本の先端が曲がってしまう。
次にフォークが描かれたカードを
右手にぶら下げて左手で念を送ると、
少しずつカードが二つ折りになり、
フォークの柄が曲がっていき、
「拍手」の文字が現れる
というジョーク・マジック。

Ultimate Aces の単純化

松田道弘氏の
「魅惑の
　トリックカード・マジック」の中の
「リン・シールスの
　　Ultimate Aces　の単純化」
を読む。

４枚の青裏のAと
赤裏のA以外の１２枚を使い、
４枚のAをTフォーメーションに
テーブルに置く。
４枚のAの上に赤裏のカードを
３枚ずつ置く。
マスター・パケット以外の
三つのパケットを集めて
マジカル・ジェスチャーをすると、
３枚のAが消失している。
マスター・パケットを見ると、
４Aが集合しているというもの。