W１２

はやふみ氏の
「匠」の中の
「W１２」
を見る。

封筒の底部を切り取ったような
筒状の紙を示す。
その中央部分には
細長いスリットが横断状に開いている。
紙幣と同じくらいの大きさの紙を
紙幣に重ね、
筒状の紙に差し込むと、
両端から紙幣と紙がはみ出している。
全体を二つに折り、
二つ折りの真ん中に
ペーパーナイフを差し込んで貫通させる。
紙幣と紙を引き抜くと、
紙の中央は破れているが、
紙幣は無傷というもの。

Linking Rubber Bands

「不思議　第１０号」の中の
マイケル・ウエバー氏の
「Linking　Lubber　Bands」
を読む。

両手の指先に
それぞれ１本ずつ輪ゴムを持ち、
輪ゴムを絡ませた瞬間、
２本の輪ゴムがつながり、
客に渡して検めてもらい、
お土産として進呈する
というもの。

極度の老眼では
ギミック作りが思うようにいかず、
これが最初の難関。

ROPE IN

アルド・コロンビニ氏の
「ROPED　IN」の中の
「ROPE　ＩＮ」
を見る。

長い１本のロープを三分の一の長さに切り、
ポケットから短いロープを出して
長・中・短の３本を持ち、
おまじないをすると３本が同じ長さになる。
それが一瞬で１本のロープに変化。
１本のロープに端が四つになり、
ロープを振ると
２本のロープに変化する。
２本を結んでつなぎ合わせると
結び目が取れて
１本の長いロープになる
というもの。

ダイエット・デビリッシュ

「The　Magic　第５５号」の中の
松田道弘氏の
「ダイエット・デビリッシュ」を読む。

客にカードを１枚選んで覚えてもらい
デックに混ぜ込む。
デックをテーブルに置いて
上半分を取り上げてカットし、
トップから５枚を表返して
１枚ずつ見せていき、
客のカードの有無を聞く。
ある場合、客のカードを裏返す
ジェスチャーをする。
５枚を広げると１枚裏向きのカードがある。
そのカードをデックに投げ込む
ジェスチャーをして検めると
裏向きのカードが無くなり、
デックの中から表向きで現れる
というもの。

シャフルしても当たるカード

高木重朗氏の
「カードマジック事典」の中の
「シャフルしても当たるカード」
を読む。

客にデックを渡して演者は後ろを向く。
客にデックをシャフルして
三つの山に分けてもらう。
真ん中の山をシャフルしてトップを覚え、
その山を表向きにして
両側の山でサンドイッチしてもらう。
デックをリフルシャフルして
更にカットしてもらう。
演者は前を向き、
デックをカットして見ていき、
１枚のカードを抜き出して
客の前に置く。
客が表を見ると当たっているというもの。

ハイ・ウエイ

リチャード・カウフマン氏の
「世界の
　クロースアップ・マジック」の中の
J.K.ハートマン氏の
「ハイ・ウエイ」
を読む。

スペードのAとブランク・カード３枚を
出して検め、
トップにスペードのAを置く。
４枚のカードを４階建てのビルに見立て、
マジカル・ジェスチャーをする度に、
スペードのAが４階から３階に、
３階から２階に、２階から１階に
移動する。
更にマジカル・ジェスチャーをすると、
１階にあるスペードのAが、
２階、３階、４階と
１階ずつ上に上がっていくというもの。　　　　　　　　　　　

サイコロの目の予言

三田晧司氏の
「入門メンタルマジック」の中の
「サイコロの目の予言」
を読む。

２個のサイコロとマッチ箱を出し、
サイコロをマッチ箱に入れて振ってもらい、
いろんな目が出ることを試してもらう。
メモ用紙に予言を書いて折り畳み、
客に預けておく。
マッチ箱に入れたサイコロを振って
もらい、
箱の中で出ている２個のサイコロの目を
合計してもらう。
客に預けていた予言を見ると
一致しているというもの。

容易に演じることができる。

　

Find Five Cards

DARYL　氏の
「CARD　REVELATIONS」の中の
「Ｆｉｎｄ　Ｆｉｖｅ　Ｃａｒｄｓ」
を見る。

シャフルしたデックを客に渡して
１枚を抜き取って隣の客に渡してもらう。
その客も１枚を抜き取って
隣の客に渡してもらう。
このように次々と５人の客に
抜き取ってもらい、覚えてもらう。
覚えたカードは次々とデックに戻し、
シャフルして演者のポケットに入れる。
演者はポケットの中をまさぐって
１枚ずつカードを取り出して
裏向きに客の前に置いていく。
客の前のカードを開くと
その客が覚えたカードというもの。

スリ学入門

荒木一郎氏の
「舶来カード奇術あ・ら・カルト」の中の
「スリ学入門」を読む。

デックから客が指定するメイトカードを
出して１万円札２枚に例える。
デックから客に１枚選んで覚えてもらい、
デックに混ぜ込む。
カードケースを上着のポケットに例え、
メイトカードの２万円をケースに入れる。
デックを二つに分け、
更に一方のパケットを二つに分けて
カードケースを挟む。
二つのパケットの上に両手を置いて
マジカル・ジェスチャーをすると、
一方のパケットの上に１万円が現れ、
続けてもう一方にも１万円が現れる。
ケースには客のカードが入っている
というもの。

Gone sour over the weekend

「DAVE　２」の中の
「Gone sour over the weekend」
を見る。

シャフルしたデックから
４枚のAを抜き出してトップに置き、
トップカードを表向きにテーブルに置く。
デックをテーブルに置き、
トップから１枚ずつテーブルに
裏向きにばらまいていく。
客がストップと言ったら
テーブルの表向きのAを裏返して
その上に３枚を裏向きに配る。
マジカル・ジェスチャーをして、
テーブルにばらまいた裏向きのカードを
表返すとAのカードは無く、
Aの上に配った３枚が
すべてAになっているというもの。