ラスト・トリック

「The　Magic　51号」の中の
ドクター・ディリー氏の
「ラスト・トリック」の
ベブ・バージャラン氏のバリエーション。

デックから４枚のエースを抜き出して
検める。
パケットのボトムにあるダイヤのAを
裏向きにテーブルに置く。
次にトップを表返して
ハートのAを見せて裏返し、
テーブルに重ねる。
左手に残った黒のA２枚で
テーブルの赤のAにタッチすると、
黒の２枚が赤の２枚に変化、
テーブルの赤の２枚が黒に変化し、
赤と黒が入れ替わっている
というもの。

マジカル・パズル

「奇術研究　第４０号」の中の
「マジカル・パズル」
を読む。

デックから５を１枚、３を２枚、
２を２枚出して、
縦横十文字に並べて
縦横何れも合計が１０になるように
並べてもらう。
次に２を１枚追加して（重ねてもよい）
同様に合計が１０になるようにしてもらう。
更に２と１を追加したり、
３が１枚と１を１枚追加して
並び替えてもらう。
最後は最初の５枚に５を１枚くわえて
縦横何れも合計が１０になるよう
並べてもらうが、
なかなかできないというパズル。

封筒の中の予言

「ターベル・コース　第６巻」の中の
ターベル氏とバトラー氏の
「封筒の中の予言」
を読む。

ハガキ大の紙に三つの予言を書き、
封筒に入れて、さらに大きい封筒に入れる。
客Aに都市の名を言ってもらう。
客Bに有名人の名を言ってもらう。
客Cに知人の誕生日を言ってもらう。
客が言うたびに、アシスタントに
黒板に書いてもらう。
大きい封筒から小さい封筒を出し、
中の予言の紙を出す。
客Dに予言の紙に書かれた
三つの予言を読んでもらうと、
三人が言ったことと一致している
というもの。

The Gun Trick

マイケル・アマー師の
「EASY　TO　MASTER　
CARD　MIRACLES　Vol.5」の中の
「THE　GUN　TRICK」を見る。

デックからスペードのAを抜き出して
テーブルに置く。
シャフルしたデックから
客に１枚選んで覚えてもらい
デックに戻してシャフルする。
上部半分以下を右手に取り、
ファロー・シャフルの要領で
１～２センチ押し込み、
両者を直角にすると
ピストルのような形になるので、
その底部に弾丸になぞらえた
スペードのAを差し込み
それを弾くと客のカードが飛び出る
というもの。

SORCERER'S SURPRISE

アルド・コロンビニ氏の
「CARD　FESTIVAL」の中の
レイチェル・コロンビニ氏の
「SURCERER'S　SURPRISE」を見る。

いろんなイラストが描かれた
１０枚のカードを二組使う。
客が指定した一組で、
トップから１枚ずつテーブルに置きながら
何か所かで順序を入れ替えて置いていく。
左右同時に１枚ずつ表向けていくと
左右にいろんなイラストが現れる。
今度は客が指定した一組で
客の指定通りに入れ替えてテーブルに置く。
左右同時にめくっていくと
全てが同じイラストになっている
というもの。

特製カードの代わりに
２色のデックで行いたい。

VOICE STRESS ANALYZER

Kirk　Charles　氏の
「Miracles　with
　　　a　Marked　Deck」の中の
「VOICE　STRESS　ANALYZER」
を見る。

シャフルしたデックを
客にカットしてもらい、
トップカードを覚えて戻し、
数回カットしてもらう。
デックを表向きにリボン・スプレッドし、
左三分の一にあるかを聞き、
無ければ残りの左右どちらにあるか
を聞いてある方を使う。
パケットを客に渡してシャフルして
トップから１枚ずつ読み上げてもらう。
演者は客が読み上げた声の調子から
覚えたカードを読むときの変化を
察知して当てるというもの。　　　

おおかみ

フィル・ゴールドスティン氏の
「とらんぷの動物園」の中の
「おおかみ」
を読む。

ハートのAとハートの２の間に
２枚の々ジョーカーを挟んで行う。
テーブルにAと２を裏向きに置いて
どちらがAかを当てさせるが、
どちらもジョーカーに変化している。
次に、Aを裏向きにテーブルに置き、
２枚のジョーカーの間に２を挟むと、
２とAが入れ替わっている。
また、Aを裏向きにテーブルに置き、
２をジョーカーの間に挟むと、
今度は２がジョーカーに変化。
更にジョーカーが３枚になり、
最後は、４枚ともジョーカーになる
というもの。

選ばれた品物（２）

赤松誉義氏の
「トランプ数理マジック事典」の中の
「選ばれた品物（２）」
を読む。

テーブルにハートのAから５までの
５枚のカードを順に横一列に並べる。
演者は後ろを向き、
客の時計、ボールペン、ハンカチ、
スマホ、名刺入れなど５点を
好きな数字の上に置いてもらい、
一つの品物を決めてもらう。
後ろ向きのまま客に指令書を渡し、
指令通りに品物を動かしてもらう。
最後に、何を選んだかを聞き、
それが何番の上にあるかを当てる
というもの。

ザ・カードネスト

「とりっくBOX　第２号」の中の
赤沼敏夫氏の
「ザ・カードネスト」を読む。

デックから４枚のエースを抜き出して
輪ゴムを掛けてテーブルに置く。
デックをシャフルして
客に１枚選んで覚えてもらい、
裏向きにテーブルに置く。
デックの上に輪ゴムで止めた
エースのパケットを乗せ、
カットしてデックの中央に移す。
テーブルの客が選んだカードの上に
デックを乗せておまじないをすると、
客のカードが消えている。
デックの中央の輪ゴムパケットから
輪ゴムを外して１枚ずつ見ていくと
Ａの真ん中に客のカードが挟まれている
というもの。

スーパー・シガレット

シオミ氏の
「シガレット・マジック」の中の
「スーパー・シガレット」
を見る。

手にしたシルクハットをテーブルに置き、
右手を空中に伸ばすと
１本のシガレットが出現。
左手で空中からまた１本をつかみ取って
右手に渡す。
その１本をシルクハットに捨て、
右手を振ると１本が２本に増加。
もう一度振るとまた１本に減少。
その１本も左手につかみ取り
空中に放り上げると消失。
消えたシガレットは左袖の陰から出現。
これらの演技が容易にできるように
独自のギミックが紹介されている。