５枚のカード

荒木一郎氏の
「ビッグ・マジック講座」の中の
ダイ・ヴァーノン氏の
「５枚のカード」
を読む。

シャフルしたデックのトップから
５枚のカードを表向きに
テーブルに並べる。
客に、この５枚のカードの中の１枚を
心に思ってもらう。
客が１枚を心に決めたらカードを集め、
その中の１枚を裏向きにして
客の手に乗せる。
客に思ったカードを聞き、
客に手の上のカードを見てもらうと、
一致しているというメンタル・マジック。

より充実した方法も解説されている。

ゴースト・カード

「ターベル・コース　第６巻」の中の
スタンレイ・パーム氏の
「ゴースト・カード」
を読む。

デックから１０枚のカードを数え取り、
客に１枚づつ見せていって、
１枚のカードを心に覚えてもらう。
そのパケットにハンカチをかけ、
１枚のカードを取り出して、
このカードではありませんねと確認して
ポケットに入れる。
再び１枚のカードを取り出して、
これでもありませんねと言って
ポケとに入れる。
１枚づつは面倒ですと言って
パケットに掛けたハンカチを
取り除くと、
残り８枚が消えているというもの、。

ダブルで一致

ＹＯＵＴＵＢＥで見た
「ダブルで一致」。

デックをシャフルし、カットする。
客にデックの上半分を取ってもらい、
お互いのパケットをシャフルして、
トップの２枚を裏向きのまま交換する。
お互いのパケットを表向きにして
貰った２枚を裏向きに乗せて
カットする。
マジカル・ジェスチャーをして
お互いのパケットを
リボン・スプレッドして、
裏向きの４枚を表返すと、
同じ数字の４枚が揃っている
というもの。

「ダブルで一致」は私題。

コイン・ペネトレーヨン

「マジック・ラビリンス」の中で
平川一彦氏が解説している
マーロー氏の
「コイン・ペネトレーション」
を読む。

コインをテーブルに置き、
左手に持ったグラスをテーブルの下に入れ、
コインの下に持ってくる。
テーブルに置いたコインを
右手の指先でゆっくりと
テーブルにこすりつけると、
コインはテーブルを貫通して
音を立ててグラスに落ちてくる
というマジック。

数枚のコインを使用する
コインの貫通現象は多々あるが、
１枚だけのシンプルなものは珍しい。

ソート・ソート

「世界の
　　クロースアップ・マジック」の中の
Ｊ．Ｋ．ハートマン氏の
「ソート・ソート」
を読む。

シャフルしたデックから
客に２０枚を数え取ってもらい、
２０枚だけを使用する。
半分の１０枚づつのパケットに分け、
一方のパケットから
１枚のカードを心に思ってもらう。
マジカル・ジェスチャーをして
そのパケットを数えると９枚しか無く、
客が覚えたカードが消えている。
もう一方のパケットを数えると、
１１枚に増えていて、
客のカードが含まれている
というもの。　　　　　　　　　　　　　　　　　　

スポンジボール・サンライズ

「Ｔｈｅ　Ｍａｇｉｃ　第３６号」の中の
荒井晋一氏の
「スポンジボール・サンライズ」を読む。

リキュールグラスを取り上げ、
直径５センチ位のスポンジボールを入れ、
ハンカチを掛けてテーブルに置く。
グラスの底をテーブルにこすりつけると、
スポンジボールがグラスの底を貫通する。
そのボールをグラスに入れて
ハンカチを掛け、
ポケットの中のもう一個のボールを
グラスに投げ入れるジェスチャーをして
ハンカチを取るとボールが２個に増加。
１個のボールはポケットに戻し
１個をグラスに入れる。
マジカル・ジェスチャーをすると、
ジャンボ・スポンジボールが出てくる
というもの。

グランドスラム

加藤英夫氏の
「ＣＡＲＤ　ＭＡＧＩＣ
　　　　ＭＯＮＴＨＬＹ］の中の
「グランドスラム」
を読む。

デックをシャフルやカットをして、
トップから表向きに１３枚を配ると
スペードのエースからキングまでが
揃っている。
それをデックに戻し、
客にリフルシャフルをしてもらい、
演者もシャフルする。
トップから１３枚をテーブルに配り、
表を見るとすべてスペードのカード
で構成されているというもの。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

スピーク・オブ・ザ・デビル

ゆうきとも師の
「monthly Magic Lesson
　　　　　　　　　　Vol.74」の中の
「スピーク・オブ・ザ・デビル」を見る。

悪魔との取引の話をしながら、
デックからスペードのＡから１０までの
１０枚のカードを抜き出す。
１枚づつ減らしていき
最後が２より小さければ客の負けとする。
先ず、２を表向きにテーブルに置く。
シャフルした９枚の中から
裏向きに２枚を出して
客に１枚を捨ててもらう。
次は、客が出した２枚の中から
演者が１枚を捨てる。
このように、客と演者が交代で
１枚づつ捨てていくと、
最後にＡが残り、客の負けというもの。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ＳＥＭＩＱＵＡＶＥＲ

アルド・コロンビニ氏が
「ＯＮ　ＴＨＥ　ＣＡＲＤＳ」の中で
解説している　Michael De Marco氏の
「ＳＥＭＩＱＵＡＶＥＲ」
を見る。

予め、予言のメモをテーブルに置く。
検めたデックの
トップ四分の一程度を取ってもらう。
その枚数を数えたのち、
トップをボトムに廻し、次を捨てる
アンダー・ダウンを繰り返して、
１枚にする。
予言にはハートのＡと書かれていて異なる。
予言の続きにそのカードの数の
枚数分を配りなさいと書かれているので、
その枚数を配るとハートのＡが出てくる
というもの。

ハンカチを通り抜けるコイン

高木重朗氏・二川滋夫師の
「コインマジック事典」の中の
「ハンカチを通り抜けるコイン」
を読む。

５００円硬貨を左手の指先に持ち、
検めたハンカチをコインに掛ける。
ハンカチ越しに
コインが包まれていることを示し、
更に、ハンカチの一端をめくって、
確かにコインがあることを見せて
ハンカチをかぶせ、
ハンカチを絞ってテルテル坊主状にする。
マジカル・ジェスチャーをして
コインを撫でると、
コインがハンカチを貫通して出てくる
というもの。

コインマジックの基本演技のひとつ。