アトミック・ロケーション

オードリー・ウオルシュ氏と
アル・ベーカー氏の
アトミック・ロケーション。

デックを客に渡して演者は後ろを向く。
客にデックをシャフルしてもらい、
トッブから一枚づつテーブルに重ね
好きなところでやめて
テーブルの山のトッブを覚え、
更にそのカードの数だけ
その上に配ってもらう。
前を向いて残りの半分を受けとり、
お互いにそれぞれをシャフルして、
二人のパケットでテーブルの山を
サンドイッチして、
デックをガットしてもらう。
演者はデックの表を見ていき、
客のカードを当てる
というマジック。

マッチング・ペアーズ

加藤英夫氏の
マッチング・ペアーズ
を詠む。

シャフルしたデックから
絵札１２枚を抜き出してシャフルする。
三枚づつを広げて客に見せ、
数もマークもバラバラなことを説明する。
念のため、今度は二枚づつを見せて
バラバラてあることを確認する。
マジカルジェスチャーをして
パケットのトッブから
二枚づつを開いて見せると、
すべて同色同数の
メイトカードになている
というマジック。

基本技法のみの
セルフ・ワーキング・マジック。

イニシャルの行方

Ｈｉｇｐｏｎ氏の
「Red Back Mentalism」の中の
「イニシャルの行方」
を見る。

ジョーカーの裏に客のイニシャルを書く。
更に、メモ用紙に予言を書き、
小さく折ってテーブルに置く。
デックをシャフルし、
客に好きな数字を言ってもらい、
その枚数目のカードを出し
客のカードとする。
イニシャルを書いたジョーカーと
客のカードを背中合わせにしてこすると、
イニシャルがジョーカーから
客のカードに移動する
というマジックで、
客のカードをプレゼントすることができる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

Ｍｏｒｆ

「ＰＡＴＲＩＦＩＥＤ」の中の
「Ｍｏｒｆ」
を見る。

シャフルしたデックから
客に４枚のカードを選んでもらって
デックから抜き出し表向きにする。
そのパケットを裏向きに持って、
１枚だけ表返し、
マジカル・ジェスチャーをして広げると、
客が選んだ４枚のカードは
４枚のエースに変化している
というエース・オープナー。

難しい技法は使われていない。

私題は、
「４Ａに変身」。

バースデー・カード

ゆうきとも師の
「monthly Magic Lesson 82」の中の
「バースデー・カード」
を見る。

演者の名刺の束を客に渡し、
客の誕生月に従って
１枚の名刺を選んでもらう。
残りの名刺を見ると
すべての裏面が白紙なのに、
客が選んだ名刺の裏には
「誕生日おめでとう」
と書かれている
というマジック。

基本技法のみで行うことができるので、
初対面の方に演じると効果的。

分けられないカード

「奇術研究　第７３号」の中の
「天海奇術特選集」で大矢定義氏解説の
「分けられないカード」
を読む。

デックをシャフルした後、
デックを表向きにファン状に広げ始め、
カードを１枚選ばせようとするが、
気を取り直してもう一度シャフルする。
デックを客の前に差し出して
半分持ち上げてもらうように
客に指示する。
客が半分持ち上げようとするが、
半分に分けることができないという
ジョーク・マジック。

幕間の一服の清涼剤か。

インテュイティブ・セレクション

ジョセフ・バリー氏の
「INSCRUTABLE GREEN」の中の
「インテュイテブ・セレクション」
を見る。

シャフルしたデックから
客に１枚選んで覚えてもらい、
デックに混ぜ込む。
客にデックを後ろ手に持ってもらい、
中ほどのカードをひっくり返して
カットしてもらう。
これを２～３度繰り返してもらい、
他の客にも行ってもらう。
ひっくり返されたカードを抜き出し、
１枚づつ配りながら
客にストップをかけてもらうと、
それが客のカード
というマジック。

クリストファーの三つの結び目

「ターベルコース第二巻」の中の
ミルボーン・クリストファー氏の
「クリストファーの三つの結び目」
を見る。

１８０センチくらいのロープを示し、
両端を持ってひと振りすると、
ロープに三つの結び目が現れる。
左の結び目に息を吹きかけると結び目が消失。
本当の結び目であることを証明するために
中央の結び目を解いてみせる。
残りの右の結び目を握ってもんでいると、
結び目がとれてしまう
というマジック。

ロープカット等のオープニングに
一部手直しして演じてみたい。

空の手からシルクの出現

カズ・カタヤマ師の
「THE MAGIC ODYSSEY Ⅳ」の中の
「空の手からシルクの出現」
を見る。

両手が空なことを見せ、
空中からシルクをつかみ取り
見えないシルクをしごいていると、
突然、赤いシルクに変化。
赤いシルクをしごくと黄色のシルクが出現。
シルク以外に何もないことを検めながら
次々と合計５枚のシルクが現れる
というマジック。

ジョージ・スティウェル氏の作品を
改案されたものだが、
同じ手順の繰り返しになるので、
後半は連続出現にしたい。

Ｄｏｕｂｌｅ Ｄｅｃｋｅｒ

「Stars of Magic」の
PAUL HARRIS 氏の
「Double Decker」
を見る。

青のカードケースから赤のデックを出し、
シャフルして客に１枚選んで
覚えてもらい、
デックに混ぜ込む。
その赤デックを青のケースに入れ、
マジカルジェスチャーをして取り出すと
青デックに変わっている。
トップカードを表返すと
客のカードが出てくる。
客のカードをケースに入れて出すと、
青裏から赤浦に変化している
というマジック。