ＮＭＣ例会

昨日、ＮＭＣの例会に出席。

ミニ・レクチャーの担当は前回に続き私で、
松山光伸氏の「テロリストを追え」。

当番講師はＹ・Ｉ氏。
最初は、４～５センチ四方の５色の紙片を
テーブルに並べ、
客に好きな色の紙の表に人差し指、
裏に親指で指紋をつけてもらう。
演者は拡大鏡を手にして見ていき、
客のかーどを当てる
「カラー・カード当て」。
次に、輪ゴムを切って長いゴムにし、
客に結んでもらって輪にする。
それを客の両人差し指にかけて
結び目を揉むと結び目が取れて
元の輪ゴムになる
「輪ゴムの復元」。

キス・イン・シカゴ

中島弘幸氏の
「Elegant Magic」の中の
「キス・イン・シカゴ」
を見る。

トランプには男女の性別があり、
これは男性ですと言って
青裏のデックを出す。
女性客に１枚選んで覚えてもらい
デックに混ぜ込む。
デックをリボンスプレッドすると、
女性客が選んだカードの裏模様が
赤くなっている。
もう一度選んでもらうが
女性客が触っていなかったので
赤く変化していない。
そこで、投げキッスをしてもらうと、
カードにキスマークがついている
というマジック。

Ｓａｔｉｓｆａｃｔｉｏｎ Ｇｕａｒａｎｔｅｅｄ

Daniel Garcia 氏の
「Daniel Garcia Project」の中の
「Satisfaction Guaranteed」
を見る。」

デックから客に１枚選んでもらうと、
両面とも裏模様が印刷されている。
デックを広げてみると、
すべてのカードに表面がなく、
両面が裏模様になっている。
客にデックから４枚を選んでもらって
マジカルジェスチャーをすると、
４枚はフォア・エースになっている。
４枚のＡをデックに載せて
デックをリボンスプレッドすると、
すべてのカードに表が現れる
というマジック。

オール・バックのバリエーション。　　　　　　　　　　　　　　　

スパゲッティ・アップ・ノーズ・フラリー

Joe Rindffleisch 氏の
「EXTREAM RUBBER BAND MAGIC」の
「スパゲッティ・
　　　　アップ・ノーズ・フラリー」
を見る。

１本の輪ゴムを伸ばして、
鼻の穴に吸い込む。
鼻の奥に吸い込んだ輪ゴムを
口から引っ張り出して、
耳の穴に押し込んでしまう。
更にその輪ゴムを口から出す
というマジック。　

市販の輪ゴムは使いづらいが、
手持ちの二つ折りで１０センチの物なら　
易しく演じることができた。　　　　　　　　　　　　

メモリー・ポーカー

ジョセフ・バリー氏の
「INSCRUTABLE BLUE」の中の
「メモリー・ポーカー」
を見る。

客にデックをシャフルしてもらい、
好きな人数分にポーカーの５枚づつを
配ってもらう。
その中の好きなパケットを取り上げて、
１枚を覚えてもらい、
残りのパケットと重ねてもらう。
残りのデックをドリブルする途中に
集めたパケットを差し込んでもらう。
演者は表を見ながら２～３の質問をし、
候補として５枚を抜き出し、
更に１枚に絞ると当たっている。
その上、５枚を見ると、
ポーカーの強い手になっている
というマジック。

類は友を呼ぶ

「奇術研究　第６３号」の中の
松田秀次郎氏の
「類は友を呼ぶ」
を読む。

３枚のカードを裏向きにして
ファン状にして見せる。
「類は友を呼ぶ」という話をしながら
トップカードを表返してファンを閉じ、
ファンを開くと
３枚とも表向きになっている。
表向きファンのトップカードを裏返して
ファンを閉じる。
もう一度ファンを開くと。
４枚とも裏向きになっている
というマジック。

マーチン・ガードナー氏の
「類は友を呼ぶ」とは全く異なる現象。

Ｂａｎｄ ｔｈｒｕ Ｗｒｉｓｔ

グレゴリー・ウイルソン氏の
「Ｉｎ　Ａｃｔｉｏｎ」の中の
「Band thru Wrist」
を見る。

両手の人差し指にかけて広げた輪ゴムに
客の右手を差し込んでもらう。
客の手がそのままでは抜けやすいので
５本の指を広げてもらい、
輪ゴムから抜けにくくしてもらう。
演者が気合をかけると、
輪ゴムが客の手首を貫通する
というマジック。

既知の原理が使われているが、
クリーンなハンドリングで、
易しく演じることができる。

ダブル・ショック

ゆうきとも師の
「ｍＭＬ１０３号」の中の
「ダブル・ショック」
を見る。

シャフルしたデックをドリブルし、
客にストップをかけてもらった所から
４枚のカードを出す。
１枚づつ表を見せて覚えてほしいが
難しそうですと言いながらデックに戻す。
指を鳴らしてトップの４枚を開くと
４枚のクイーンに変化している。
これなら覚えられますねと言って
デックに戻す。
もう一度指を鳴らして
トップの４枚を開くと、
４枚のエエースに変化している
というマジック。

TEN CARD COLOR CHANGE

「ターベル・コース　第２巻」の中の
オードリー・ウォルシュ氏の
「TEN CARD COLOR CHANGE」
を見る。

赤・黒１０枚づつのカードを使用し。
裏向きのそれぞれのパケットの前に
表向きのリーダー・カードを置く。
リーダーを入れ替えて
パケットから３枚づつ開くと、
リーダーと同色になっている。
次に、パケットを入れ替えて
３枚づつ開くと、同色になっている。
最後は、リーダーとパケットを
斜めに入れ替えても、同色になっている
というマジック。

名作「フォロー・ザ・リーダー」の
バリエーション。

お客様はマジシャン

加藤英夫氏の
「カードマジック・
　　　　　　ショーアップ講座」の中の
「お客様はマジシャン」
を読む。

後ろ向きになった客の指示に従って、
演者はデックをシャフルし、カットした後、
トップカードを覚え、
そのカードをデックの中ほどに差し込む。
客は前に向き直り、
そのデックを二度カットした所の
カードを取り出す。
客は演者に覚えたカードの名を聞き、
取り出したカードを表返すと一致している
というもの。

「お客様はマジシャン」は私題。