牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

幸せの根っこには感謝の心

2012-04-17 09:33:43 | Weblog
朝の祈りの時、イエス様のことばが心に浮かび、暗誦しつつ過ごしました。特に心に思い浮かんだのは、山上の垂訓(教え)です。クリスチャンの憲法とも言われる高尚な教えです。

マタイの福音書 5:1 この群衆を見て、イエスは山に登り、おすわりになると、弟子たちがみもとに来た。

5:2 そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて、言われた。

5:3 「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。

5:4 悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。

5:5 柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。

5:6 義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです。

5:7 あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。

5:8 心のきよい者は幸いです。その人は神を見るからです。

5:9 平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。

5:10 義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。

5:11 わたしのために、ののしられたり、迫害されたり、また、ありもしないことで悪口雑言を言われたりするとき、あなたがたは幸いです。

5:12 喜びなさい。喜びおどりなさい。天においてあなたがたの報いは大きいのだから。あなたがたより前に来た預言者たちも、そのように迫害されました。

 ほんとうの幸いをイエス様は教えてくれました。そのことばどおりに受け取ると、だれでもすぐ幸いを体験できます。

 四月の初めに中津城を訪れたとき、隣りの神社に掲げられていた絵馬を眺め、少し読んでみました。

 お金があって幸せになれるように!

 仕事がみつかりますように!

 良い家にすめるように!

 良い結婚相手に出会えるように!

 家族が守られますように!

 祖母の病気が治るように!

 合格できるように!

 車が買えるように!

 つまり今はそれがないので幸せになれない!という呻きが聞こえてくるような絵馬がいっぱいでした。

 何を幸せと感じているのか、ある雑誌に写真入りで掲載された記事がありました。

 お金、ダイエット、旅行、別荘、車のきれいな写真でした。

 人々が求めているのは、あれがあれば、これがあれば幸せという思いだけのようです。そしてそれが手に入ったら幸せかと言うと、すぐ虚しさに支配されます。そしてまた新たな幸せを求め続けるのです。

山のあなた(カール・ブッセ)

山のあなたの空遠く

「幸さいはひ」住むと人のいふ。

噫ああ、われひとと尋とめゆきて、

涙さしぐみ、かへりきぬ。

山のあなたになほ遠く

「幸さいはひ」住むと人のいふ。

 しかし、イエス様は今あるがままでの幸せを教えてくれました。

ルカの福音書では、6:20 イエスは目を上げて弟子たちを見つめながら、話しだされた。「貧しい者は幸いです。神の国はあなたがたのものですから。

6:21 いま飢えている者は幸いです。あなたがたは、やがて飽くことができますから。いま泣いている者は幸いです。あなたがたは、いまに笑うようになりますから。

6:22 人の子のために、人々があなたがたを憎むとき、また、あなたがたを除名し、はずかしめ、あなたがたの名をあしざまにけなすとき、あなたがたは幸いです。

6:23 その日には、喜びなさい。おどり上がって喜びなさい。天ではあなたがたの報いは大きいからです。彼らの先祖も、預言者たちをそのように扱ったのです。

と、貧しい者は幸いです! 心の貧しさもですが、貧しいままでの幸いを教えられました。

自問(東日本見聞録・濱田龍郎詩)

お金が有って 心が豊か

お金が有っても心が貧乏

お金が無くても心が豊か

お金が無くて 心も貧乏

あなたの生き方見つめなさい。

しっかり見つめて生きなさい

それぞれみんな正解だから

 人生の根っこに感謝があれば、それだけで幸せです。生まれて感謝、産んでくれて感謝!

 父がいて母がいて感謝。そこから初めてすべてのことに感謝し始めれば、感謝が原点だからもう幸せです。

 ささいなことに当たり前なことに感謝をすれば、朝目が覚めて夜寝るまで、毎日が感謝にあふれます。失ったものを数えないで、今あるものを思う時、感謝が込み上げ幸せがあふれます。

 今日もまた天国の一日です!朝から感謝!

 ありがとうございます。今日もまた天国の一日でした!眠りも感謝にあふれ、熟睡の恵みです。


テサロニケ人への第一の手紙

5:16 いつも喜んでいなさい。

5:17 絶えず祈りなさい。

5:18 すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。


ピリピ人への手紙

4:6 何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。

4:7 そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。