牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

最後のひと言で救われた若者

2012-02-16 17:23:50 | Weblog
 12日の堺エリムキリスト教会礼拝メッセージは、昨年卒業した韓国女性でした。ソウルから訪れてくれました。そのメッセージを青い鳥から転載します。

 今日、思い出深い懐かしい場所で、皆さんに神様のお話ができる恵みに心から感謝しています。

聖書箇所は、ヨハネによる福音書3章16節です。
 「神はその一人子を賜ったほどにこの世を愛してくださった。それは御子を信じるものが一人でも滅びないで永遠の命を得るためである。」

 今日私は「最後の伝道」という題名でお話します。
 去年3月4日生駒聖書学院を卒業してから、私は実家のある韓国のソウルで生活しています。

 就職のために職業安定所を訪れたり、パソコン教室にも通いました。資格にも挑戦しましたが残念ながら資格を取ることができず、新年を迎えました。

 新しい年を迎えテレビの中では、チョゴリを着た人々が華やかに写っているのですが、ニュースに流れている内容は相変わらず暗いです。
 
 失業問題や低出産による少子化、高齢化していく人口対策など、日本とあまり変わらない内容です。経済的な格差で貧富の格差も広がりつつあります。

 あまり明るくないニュースの中で特に心を痛めたニュースがあります。それは、バレー教室で起きた6歳の女の子の急死事件です。音声の入ってない映像に流れる死の瞬間を目撃したとき、母親の一人として我が子のように思われ本当に胸の痛い思いでした。

 元気よく出かけた娘が冷たい体になって帰ってきたとき、残された家族はどれほど悲しんだでしょうか。朝、会社に出かけるお父さんに「行っていらっしゃい」それが生きた我が子の最後の姿でした。

 今も全世界では一日も欠かさず事故や事件に巻き込まれ、多くの人々が亡くなっています。

 1月13日にもイタリヤのトスカナ諸島の島の近くで、船の事故がありました。

 歴史の中で人類の悲劇として記録されたタイタニック号の事故から、100年ぶりに起きたとても似た事故だと聞きました。

 1912年4月13日金曜日の午後タイタニック号は、冷たい海の底に沈みました。イギリスの港を出てから4日後のことです。平和の瞬間を一瞬に返ってしまったその事故で、船に乗っていた2,223人の中から1,517人が亡くなりました。

 その日、その海の上では命と死の間で彷徨い苦しんでいた多くの人々がいました。死の恐怖からひたすら生きる望みを持って冷たい海の上で彷徨っていた多くの人々。そして、奇跡的に死の危機から逃れた人々はそれからどんな人生を送ったのでしょうか。ある人はその事故をきっかけに完全に違う生き方を選んだかもしれません。

 タイタニック号の事故から4年後のことです。一人の若者が教会の集会でタイタニック号の事故の話をしていました。タイタニック号の乗客の一人だった彼は冷たい海の上で漂流していました。

 漂流していた彼を発見したジョン・ハッポという牧師が、波に飲まれながらこう質問しました。
 「イエスキリストを信じていますか。」彼は「いいえ」と答えました。するとジョン・ハッポ牧師は喘ぎながらまた言いました。
 「イエスキリストを信じなさい。そしたら救われます」そして波に飲まれ見えなくなりました。
 しばらくして海の上に浮かび上がったジョン・ハッポ牧師は、もう一度彼に質問しました。
 「今はイエスキリストを信じますか」しかし、彼は相変わらず「いいえ」と答えました。
それがジョン・ハッポ牧師の最後の姿でした。

 しかし4年後、3度もイエスキリストを否認していた彼は、「私はジョン・ハッポ牧師が伝道した最後の人です」と告白し、イエスキリストを伝える人になっていたのです。

 死の直前にも自分の身の安全を省みず一人の若者に、イエスキリストを信じるようにひたすら訴えていた一人の牧師。そこまでジョン・ハッポ牧師を駆り立てた切なる思いは何だったでしょうか。それこそ神様の愛を知らず、滅びていく一人の若者への愛でした。

 この世で命を得て生きるすべての生き物は必ず死を迎えます。しかし、私たち人間はもともと永遠の命を持っていました。死や病、苦しみのない生活をしていました。

 そんな天国のような生活に死という逃げられない悲劇が訪れたのは、人々の罪のせいです。
クリスチャンたちがいつも読んでいる聖書の中には、私たち人間を初め、この世のすべてが誰によって、どの様に造られたかがよく書かれています。

 創世記からヨハネの黙示録にいたる古い契約という意味の旧約と、新しい契約という新約聖書の66巻の中で私たちは、この世の始まりと終わりの歴史を見ることができます。

 土のちりで神の形として造られた私たち人間は、神様がもっとも愛した存在でした。しかし、そのように愛した人間がサタンの誘惑に陥り死ぬ運命になった時、神様は一つの大いなる犠牲をしたのです。

 この世でも罪を犯した人が必ず裁かれ罰を受けることになっています。それはこの世を造りこの世を収める神様の世界でも同じです。サタンの誘惑で罪を犯した人々を待っていたのは永遠の死でした。

 私たちは長くて100年余りの命を持っています。しかし、この世を離れる肉体の死の後、私たちを待っているのが神様の裁きです。罪人のままでは絶対入れない永遠の命への道つまり天国への道と、罪人が行く永遠の死への道つまり地獄への道です。

 そして、罪を持った祖先から生まれた私たちは、誰一人永遠の命を得ることができませんでした。
 しかし、ヨハネによる福音書3章16節ではこう書かれています。「神はそのひとり子を賜ったほどにこの世を愛してくださった。それは御子を信じるものが一人でも滅びないで永遠の命を得るためである」“

 あまりにも私たち人間を愛してくださった神様は、罪人の私たちを助けるために、イエス・キリストをこの世に送ってくださったのです。
イエス・キリスト約2千年前に私たち人間を罪から解放するために、この世に人間の姿で生まれました。

 そして、私たちの代わりに私たちの罪を背負って十字架にかかって死にました。そして3日後よみがえりました。その事実を信じたとき、私たちの罪は許され、滅びる罪人の身分から神様の子供の身分に代わります。そして、永遠の命を得ることができます。

 ヨハネによる福音書3章16節にはっきりと書かれている言葉です。しかし、今でもそのうれしい知らせを知らない多くの人々がいます。

 タイタニック号の事故のとき、海の上で漂流していた若者もその中の一人でした。神様を知らない、十字架の愛を知らない無神論者でした。

 彼はジョン・ハッポ牧師が死の間際まで問いかけた「イエス・キリストを信じていまzすか」という切なる訴えに最後まで「いいえ」と答えました。

 しかし、彼がその死の現場から助けられたとき、彼はジョン・ハッポ牧師の愛を受け入れたのです。イエス・キリストの十字架の愛を信じたのです。

 今も日本でまた他の場所で、人々は誰かと永遠の別れを告げます。愛すれば愛するほど、その別れは人々を悲しませます。けれども、私たちは天国での再会の望みがあります。

 しかし、神様を知らない罪人のままに、永遠の死の世界に落ちていく人々もいます。

 愛したからこそ自分の命を賭けて救ってくださった人々がその愛を知らないまま、またそのことを信じないままこの世を離れているのです。

 皆さんの愛する人々はイエスキリストの愛を知っていますか。私たちの罪を償うために十字架に掛かれたイエスキリストの愛を伝えていますか。

 私は韓国生まれの韓国人です。私の知らぬ神様の計画により日本で聖書学院を卒業しました。今は日本宣教のために色々探りながら進んでいます。

 韓国では日本の人々にイエスキリストを伝えるために、涙を持って祈っている多くの人々がいます。そして、言葉の壁や文化また経済的な苦しい状況の中でも、ただ神様だけを信じて日本宣教に励んでいる宣教師たちがいます。彼らは言葉も文化も違う他民族のためにただイエスキリストを知らず滅びていく人々への哀れみでそんなにも熱心になれるのです。

 私たちはクリスチャンは死の海から救われました。誰かのロープによって今はもう安全な場所に来ています。しかし、私たちの近くに私たちが持っているロープで助けられる人々がいます。今でも波の中に飲まれそうになっている漂流している人々がいます。

 ただ、私たちの持っているロープを投げる勇気さえあれば、その人々を救うことができるのです。「イエスキリストを信じなさい。そしたら救われます」一枚のチラシで、あなたの一言で助けられる人々がいるのです。

 しかし、遠く離れている所で死に行く日本の人々を助けたくても、届かないロープを持ったまま悲しんでいる人々がいます。滅びていく日本の人々のために、今も切なる思いを持っている韓国の人々がいます。

 皆さんの家族を皆さんの隣人を皆さんの職場の仲間たちを思い出してください。皆さんの近くで助けを求めている人々を省みてください。

 愛したからイエス様は自分の命をも惜しみませんでした。愛したからイエス様は十字架の苦しみを耐えることができました。
 
 愛したからイエス様は自分を十字架に掛けられ罪人を許すことができました。その深い愛を無駄にしないでください。

 皆さんが戸惑っている間波が飲まれて見えなくなる人がいます。救いのロープを投げたとき、すでに遅いことにならないように、どうか皆さんの愛する人々に届く救いのロープが間に合いますように心から祈ります。

最後に使徒の働き16章の31節を共に読みます。「二人が言った。主イエスを信じなさい。
そうしたらあなたもあなたの家族も救われます」”

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どこでもゆとりの一万歩

2012-02-16 08:49:46 | Weblog
 一昨日より掛川市のつヤマハリゾートつま恋に来ています。14日は大雨の中をドライブ、途中で昼食を済ませ、受け付け開始ジャストの到着しました。夕食まで時間がありホテルの中をゆっくり一万歩を達成でした。


 昨日と今朝は早く起きて、節電で街灯がほとんど消えているリゾートを一周し、8000歩ほどで朝食を終わりセミナー出席。

 リゾートには、ホテルや宿泊施設、音楽施設、温泉等をはじめとする豊富な設備がいっぱいあります。

 楽しいみもいっぱいあるようなリゾートで、音楽施設を利用した音楽合宿プラン、アミューズメント施設、温泉など園内の各種施設もたくさんあります。

 森林の湯ことも行くこともなく、朝から夜10時ころまで集会が続きます。ゆとりの一万歩も朝早くでないと時間が取れません。約8000歩歩いていると、集会場やレストランまでの行き帰りで1万歩を遥かに越えてしまいます。

 明日は帰りなので朝のうちに歩いておけば、ドライブも楽しく家に着いたときは、1万歩を達成し平安に就寝です。

詩篇

4:1 私が呼ぶとき、答えてください。私の義なる神。あなたは、私の苦しみのときにゆとりを与えてくださいました。私をあわれみ、私の祈りを聞いてください。

4:2 人の子たちよ。いつまでわたしの栄光をはずかしめ、むなしいものを愛し、まやかしものを慕い求めるのか。セラ

4:3 知れ。主は、ご自分の聖徒を特別に扱われるのだ。私が呼ぶとき、主は聞いてくださる。

4:4 恐れおののけ。そして罪を犯すな。床の上で自分の心に語り、静まれ。セラ

4:5 義のいけにえをささげ、主に拠り頼め。

4:6 多くの者は言っています。「だれかわれわれに良い目を見せてくれないものか。」主よ。どうか、あなたの御顔の光を、私たちの上に照らしてください。

4:7 あなたは私の心に喜びを下さいました。それは穀物と新しいぶどう酒が豊かにあるときにもまさっています。

4:8 平安のうちに私は身を横たえ、すぐ、眠りにつきます。主よ。あなただけが、私を安らかに住まわせてくださいます。