ユリ科アマナ属。 多年草、宿根草。 葉は長さ15~20㎝、幅0.5~1cm。 線形でやや白味を帯びている。 草丈10~20㎝。 花を咲かせながら草丈を成長します。 花後は地上部が枯れて休眠期に入ります。 かつてはチューリップ属に分類されていましたが、花粉の形態や花茎に苞があることなどから、現在はアマナ属に分類するのが本流です。 原産地:日本、中国、朝鮮半島。 日本では本州東北地方南部以西の地域から四国、九州に分布しており、日当たりのよい草地などに自生しています。 かつては山里などで普通に見られた野草ですが、環境の変化に伴い自生地は減少傾向にあり、 秋田県、福井県、鹿児島県では絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。 アマナの名前は、球根を食べると甘みがある事から「甘菜」という名前がつきました。 しかし、現在では利用されていません。 開花期:3月~4月。 花は披針形の6枚の花被片を持ち、花被片の裏側には赤紫色の筋が入っています。オシベは6個で葯は黄色くメシベは1個、花は日が当たると開き曇りや雨の日は閉じる。 花言葉:「運が向いている」。
写真 アマナ (3月18日・清水公園)