トクサ科トクサ属。 トクサ科の多年草、。スギナ(杉菜)はシダ植物で、日本に生育するトクサ類では最も小柄です。 浅い地下茎を伸ばしてよく繁茂する。 生育には湿気の多い土壌が適しているが、畑地にも生え、難防除雑草です。その栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシ(土筆)と呼ぶ。ツクシのほうは食用とされる。 春に地下茎からツクシという胞子茎(胞子穂、胞子体)を出し、胞子を放出する。 薄茶色で袴と呼ばれる茶色で輪状の葉が茎を巻いている。 本来は袴は植物の茎の部分を覆っている皮のことで、ツクシの場合土中から生える時に、穂先などを保護する役割を持っており、成長後も残っている。 高さ10~15cm程。 原産地:北半球の温帯。 ツクシの名は、土から出てきた胞子茎は、伸びる前は先端まで袴に覆われおり、その形状が「筆」に似ていることから「土筆」という字に当てられるようになった。ツクシは春の山菜として親しまれている。袴を取って茹で灰汁を抜き出してやわらかく煮たり、佃煮にしたりして食用にする。 また、茶外茶として用いたり、杉菜の乾燥したものは利尿作用、止血、解毒材にも効果があり、また、最近は花粉症対策としての効果があると発表があり注目を集めている。 ツクシの時期:3月∼5月。 3月6日の誕生花。 花言葉:「向上心」、「驚き」、「努力」、「意外」。
写真 ツクシ(3月16日・清川町)