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ハナカイドウ

2021年03月25日 | 日記

バラ科リンゴ(アルス)属。 落葉小高木、庭木。 耐寒、耐暑性は普通。ハナカイドウは一般に「カイドウ」と呼ばれて、日本では広く北海道南部~九州まで栽培されています。 リンゴと同属の落葉樹で、原産地の中国でも古くから栽培され、その花の美しさは、中国の唐の玄宗皇帝が、酔って眠る楊貴妃をハナカイドウにたとえたように、昔から美人の代名詞として使われるほどです。 4月から5月の庭に新緑が目立ち始める頃に、枝を埋めるようににして咲くピンク(淡紅色)の花が目に鮮やかです。 別名:スイシカイドウ(垂糸海棠)。 樹高1.5~5m。 原産地:中国原産。 日本に渡来したのは江戸時代の正徳年間(1,711~1,716年)のことです。 園芸品種には、八重咲きの、ヤエカイドウ。 大八重咲きの、オオヤエカイドウ。 花が上向きに咲く、ウケサキカイドウ。 白い班の入る、フイリカイドウ。 枝が垂れ下がる、シダレカイドウ。 ぼかしの入る、ミツバカイドウなどがあります。 開花期:4月中旬~5月上旬。 ソメイヨシノが満開~散り始める頃に、紅色の可憐な花を枝いっぱいに咲かせます。花弁はオシベとメシベを軽く包むような半開き状態になり、完全に開かない。大きさは径4㎝程で一重から八重です。長めの花茎を伸ばして、垂れるように花をつけるので、スイシカイドウとも呼ばれます。 花盛りは短いですが、一度見ると印象に残ります。やや、病虫害にあいやすいのが庭木としてはネックです。 2月7日の誕生花。 花言葉:「温和」、「美人の眠り」、「灼熱の恋」、「妖艶」、「友情」、「美徳」、「艶麗」。
写真  ハナカイドウ (3月24日・清川町)