恥ずかしい歴史教科書を作らせない会

改憲で「戦争する国」、教基法改定で「戦争する人」づくりが進められる今の政治が
将来「恥ずかしい歴史」にならぬように…

郵便受けにビラを配って逮捕

2004年03月05日 | 憲法
 市民団体が立川市の自衛隊官舎の郵便受けに、イラク派遣について「一緒に考え、反対の声を挙げよう」と書いたビラを投函したところ、3人の方が逮捕されてしまったそうです。

 官舎の住人から「ビラを配布している男女がいる」と110番通報があり、1ヶ月以上にわたり警察が捜査を続け、住居不法侵入容疑で逮捕していたとのことですが、その官舎は普通の公務員住宅の一角にあり、門扉などもなく各種業者が自由に出入りし、郵便受けには宣伝チラシなどが日常的に入れられていました。

 ちなみに「住居不法侵入」者とは刑法で「理由なく、他人の住居または人が看守する邸宅、建造物に侵入し、または要求を受けてもその場所から退去しない者」となっています。ビラを投函する理由があり、要求があれば退去したはずの人をすぐに逮捕するとはどういうことでしょうか。

 これは、逮捕された方々が所属していた「立川自衛隊テント村」の方が言うとおり「反戦運動への弾圧」です。私たち一般市民が「郵便受けへのビラ」どころか、悪質な押し売りが来たと警察に通報したとして、1ヶ月以上も捜査を続けてくれるでしょうか。

 これほど、国民の「表現の自由」が脅かされているときに、メディアがほとんどこの件を取り上げないことを不安に思います。
 源は同じ「報道の自由」の足元に火がついているというのに。