年金保険料の「未納」議員が続々と明らかになる中、年金問題への取り組みをアピールしてきた公明党からは誰も未納者名が挙がっていませんでしたが、昨日になって、神崎代表、冬柴幹事長、北側政調会長の三役をはじめ、計13名の未納が公表されました。
年金制度改革法案の衆議院採決の翌日であり、「タイミングを見図らって」としか思えない公表でした。しかも、未納問題で民主党の菅代表が辞任し「後継は誰か」と国民やメディアの関心が集まっている中であり、極めて意図的です。
神崎代表はこれまで「私は完済している」「(社会保険庁に)問い合わせ済みだ」と言い、「(党内に未納議員がいれば)厳しく処分し、公表する」と明言してきました。しかし今回、自分に対して課した処分は「譴責」(叱ること)という、6種類の処分の内2番目に軽いものでした。しかも「叱る」のは本人です。これが「厳しい処分」と言えるのでしょうか。
このようなやり方に、国民も支持者も騙される訳もなく、公表直後から公明党本部には抗議が殺到しているそうです。辞任を求める声も多いと報じられていますが、神崎代表らは、目の前に参院選があるので「辞任は考えていない」としています。
今回の年金制度改革法案の、実質的な法案作成者は、公明党でした。その審議中に、選挙を言い訳にして自らの責任を棚上げすることには、理解できません。
「システムが分かりにくい」と言われていますが、その改善策もなく、一方的に国民に負担増・給付削減を押し付ける法案は「欠陥法案」と言わざるを得ません。それでも、与党は原案通り押し通そうとし、民主党は何の展望もない修正案にしがみついています。
義務も果たさず、責任もとらない政治家の姿が、嫌というほど見せ付けられた今回の未納問題は「政治不信」を招いたと言われていますが、本当に招いたのは「政治家不信」ではなかったでしょうか。
年金制度改革法案の衆議院採決の翌日であり、「タイミングを見図らって」としか思えない公表でした。しかも、未納問題で民主党の菅代表が辞任し「後継は誰か」と国民やメディアの関心が集まっている中であり、極めて意図的です。
神崎代表はこれまで「私は完済している」「(社会保険庁に)問い合わせ済みだ」と言い、「(党内に未納議員がいれば)厳しく処分し、公表する」と明言してきました。しかし今回、自分に対して課した処分は「譴責」(叱ること)という、6種類の処分の内2番目に軽いものでした。しかも「叱る」のは本人です。これが「厳しい処分」と言えるのでしょうか。
このようなやり方に、国民も支持者も騙される訳もなく、公表直後から公明党本部には抗議が殺到しているそうです。辞任を求める声も多いと報じられていますが、神崎代表らは、目の前に参院選があるので「辞任は考えていない」としています。
今回の年金制度改革法案の、実質的な法案作成者は、公明党でした。その審議中に、選挙を言い訳にして自らの責任を棚上げすることには、理解できません。
「システムが分かりにくい」と言われていますが、その改善策もなく、一方的に国民に負担増・給付削減を押し付ける法案は「欠陥法案」と言わざるを得ません。それでも、与党は原案通り押し通そうとし、民主党は何の展望もない修正案にしがみついています。
義務も果たさず、責任もとらない政治家の姿が、嫌というほど見せ付けられた今回の未納問題は「政治不信」を招いたと言われていますが、本当に招いたのは「政治家不信」ではなかったでしょうか。