車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

積み重ねるべき練習とは

2019年01月24日 22時07分42秒 | 日記
多分、卓球をやっている人はみんな卓球が好きな人。

プロになって、それを生業としている人も、好きだからそうしているのだと思う。

日の丸を背負って世界を舞台に頑張る人も、趣味として地元の大会を中心に頑張る人も、みんな好きなんだと思う。

好きなことを仕事として生きていくことが辛くなって、その道を降りる人もいるだろうけど、そのことと好きかどうかは別問題。

卓球をやってる人はみんな好きだからやってるのだと思う。



それが問題なんだ。



今日、練習をしていて、あらためて思った。

好きな卓球をやるから、やりたいから、誰しも好きな練習ばかりをしがち。

嫌な練習、きつい練習はしたがらない。

それじゃぁ上達スピードは上がらないんじゃないの?

と。

自分自身を振り返ってみて、あぁそれじゃぁダメだなと思った。



台でボールを打つのは楽しい。

強打を気持ちよく打つと心も晴れ渡るし、誰にでも勝てる気がしてものすごく気分がよくなる。

だから、みんなそういう「練習」をしたがる。

でも、本来の練習はそれだけじゃぁないはず。

もっと地味で、きつくて、辛くて、ストレスを感じるようなものも多々あって当然のはず。

一人黙々とやるサーブ練習なんてその典型だ。

ボールを打つだけじゃない。

筋トレとか、ランニングなんかも同様。

さらには、卓球場の掃除や台の拭き上げなんかも含まれると僕は考える。



練習は必ずしも楽しいものではない。

でも、そこに楽しさをみつける、その辛く厳しいことを楽しめるかどうかが道を分けるのだと思う。



楽しくない練習。

辛く厳しい練習。

それを熟して、乗り越えて、その向こう側の景色が目に入ったその時、自分の成長を実感できるのだと思う。



辛く厳しいからこそ、肉体的にも精神的にも疲労を感じるもの。

それにはそれ相当のケアも大切。

筋肉は繊維を破壊することでより大きくなっていくらしい。

人間の成長がそうだとすれば、がっつり負荷をかけて疲れさせて、しっかり栄養を取って休ませて、また負荷をかけて・・・その負荷に慣れてきたら、負荷をより大きくして・・・の繰り返しなのだな。



楽しい練習だけに甘んじない。

都合のいい練習だけをしない。

全てを客観視して、成長のためにマネージメントして、自分を俯瞰して取り組んでいく。

一朝一夕では出来ない。

毎日の地味な積み重ね。

少しずつの積み重ねが高さを生む。

積み重ねたものは自分を裏切らない。



辛く厳しく、楽しくない練習であっても、歯を食いしばって頑張っていこう。

楽しいことと楽しむことは全然違うのだから。



と、自分に言い聞かせる。

僕は卓球が好きだ。

好きだから、辛い練習にも耐えられる。

厳しく思えても歯を食いしばって頑張れる。

いや、まだまだそんなレベルの練習には至っていない。

だけど、楽しい練習だけをやるつもりはない。

好きな気持ちはだれにも負けない。

そんな強い気持ちがあればこそ、耐え抜ける強さもあるのだと思う。



そうやって自分を磨いていきたい。



昨年からの疲労は今ピークを迎えているように思える。

でも、やることはやる。

故障しない程度に。

もう少ししたら一息入れよう。

その先の未来のために。

それまではしっかりと走り続けよう。



僕を厳しく導いてくれるコーチや周囲の方々に深く感謝。

その感謝の気持ちは結果で表したい。

さぁ、頑張っていこう!