goo blog サービス終了のお知らせ 

車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

第15回全日本パラ卓球選手権大会

2023年11月29日 21時32分23秒 | 日記
非情に悔しい結果に終わってしまった。

シングルス予選敗退。
男子ダブルスMD8クラス4位。

とにかくシングルスだった。

ダメダメだった。

調子は悪くないつもりでいた。

でも全然ダメだった。



身体の動きが悪かったと反省している。

固い感じだったし、コーチ曰くいつもに比べて動きが全然遅かったらしい。

それは自分自身の失敗。

言い訳でしかないけど。

動くべきところで動かない、動けない、その判断が出来ない、あるいは判断が遅い、だからミスを「生じさせていた」のだと反省している。



初日がシングルス、2日目がダブルスだった。

大会を通してスッキリしない、気持ちよく身体を動かせない状態でいた。

だから歯がゆかった。

大会によって環境は違うし、現地で調整が出来る時があれば出来ない時もある。

国内の大会で出来る環境というのは全くと言えるほどない。

でもそれは事前に分かっていること。

だからみんなそれに合わせて調整しているし、僕もそうしている。

でもそこにも僕の失敗があったと反省している。



本当に情けない結果に終わってしまった。



でも、落ち込んではいない。

いや、確かに落ち込みはした。

でもそれはほんの僅かな時間だけ。

直ぐに前を向くことが出来た。

だって先が見えてるから。

自分に何が足りないのか、何がどう悪かったからいけないのか、どこをどう修正すべきなのか、様々な課題をどの順番で克服すべきなのか、それが明確に理解できているし、コーチ陣とも共有できているから。

確かに今回は超残念な結果だった。

今まで頑張ってきたこと、積み重ねてきたものを何一つ発揮できないままに終わった。

コーチからは「今まで見た試合で一番ひどかった」とまで言われた。

試合になると急に激弱になるとも言われた。

それくらいに酷い有様で、応援してもらってきたのに、今までやってきたのに、結果を出せなかった。

そんな自分が本当に歯がゆい。

ムカつく。

でも落ち込んではいない。

だって先が見えてるから。



積み重ねてきたのに結果は出せなかった。

でも結果が出せなかったからと言って、今まで積み重ねたものを失ったわけではない。

例えるなら、筋トレをして筋肉量は増えた。

でも結果には至らなかった。

だからといって筋肉は減っていない。

テストで100点目指して勉強した。

でも98点しか取れなかった。

だから結果には至らなかった。

でも98点取るだけの実力はついている。

そういうこと。

結果には至らなかったけど、それまで積み重ねてきたものは失うことなくしっかり持っている。

ただ何かが足りなかっただけ。

もう少し足りなかっただけ。

何がどれくらい足りなかったのかは分からない。

けれど先述した通り今まで積み重ねたものは失ってはいない。

だから悲観することはないんだよ、足りなかった分をもう少し頑張れば結果は案外近いところにあるものなんだよ、自分が頑張ったものは一生自分の財産として残っていて無くならないんだよ。

と、僕は講演などで子供たちに話すことがしばしある。

それを自分にも言い聞かせただけ(笑)

だから、先を見ていられる。



でもまぁ正直、負けたのはすごく悔しい。

あそこであのミスはなんだよ!

というのが山ほどある。

自分への腹立たしさ、苛立ちは数えきれない。

それも悔しい。

だからその悔しさを糧にしてさらに積み重ねる。

上書きする。

幸いなことに、新たなアップデートを考えた際、偶然のあの出会いはこの為だったのか!というものがいくつかあった。

雨降って地固まるとはよく言ったものだとつくづく思う。

これからさらに固めていく。



ジョナサン・リビングストン。

僕の尊敬する偉大なカモメ。

思考や思想、理想とか憧れだったりライフスタイルなんかも様々あって一概にどれが正解と容易く言えるものではなく、また誰しもが同じである必要もなく、みんなそれぞれ違っていて良いと思うし、むしろそれは自然なことであり、人と違っていることを恐れる必要も無ければ、そんな自分に胸を張って威風堂々人生を謳歌することが良いと僕は思っている。

世の中の 人は何とも いわばいえ 我がなすること 我のみぞ知る

と謳った偉人もいた。

弱肉強食のサバンナに例えられる社会、その社会を生き抜く自分を百獣の王ライオンではなくキリンと例えて人生を謳歌する人物もいた(架空の人物w)

「何のために飛ぶのか?」と問われ、皆が「食べる為(生きる為)」という中で唯一「それを楽しみたいから」と答えたカモメがいた。

そういう生き方もありだと思うし、良いと思う。

僕の考える自分の卓球スタイルは効率的ではないかもしれないし、格好つけているだけのものなのかもしれない。

でも、それで良いと思っている。

つい先日も、遠回りすることの価値、そうする大切さを思ったばかりだし。

自分を貫き続ける。

自分の進みたい方向を、その先にある未来をしっかり見据えて進んでいこうと思う。

そして、自分自身のあるべき姿を意識して、より謙虚にあらねばとも思う。

まずは毎日の積み重ね。

それしかない。

今回の反省は、それがまだまだ足りていなかったということ。

調子が良くても、成長を実感できたとしても、決して驕ることなく常に謙虚に自分を磨き続けなさいということ。

それに尽きる。

まだまだ子供なのでした。

決意を新たに前を向いて歩いていく。

車椅子で(笑)

ホント、経験は財産なり

2023年10月24日 21時47分50秒 | 日記
「努力は無駄にはならない。経験という財産になる」

は僕の信条。

人前でお話をさせていただく際によく取り上げるネタなのだけど、最近あらためて「ホント、そうだよなぁ」と思えたので書き記す。

備忘録として。



努力が必ずしも結果を生むか、実るものなのかというと、それはまた別の話になるけれど、でも、積み重ねた努力は身についていて自分の中に残るものだと確信している。

例えば、テストで100点を取るために勉強する。

一生懸命に勉強をする。

だけどそのテストでは98点しか取れなかった。

じゃぁ、その為に勉強したことは、努力は無駄になるのか?という話。

100点が取れなかったから、残念ながら結果には至らなかったことになる。

けれど、98点を取るだけの実力はついたことになる。

その分の努力は身についている訳で、ただ目標達成には2点足りなかったということ。

それだけの力は確実に身についたことになる。

であれば、次は2点分の努力を積み重ねれば事足りることになる。

結果をすべてとすれば白か黒の評価になる。

スポーツはもちろん、ビジネスなどにおいてもそういう評価や判断基準があるのは事実だし仕方のないことではあるけれど、例えば一個人を評価する場合は必ずしもそうではなく、グレーゾーンが幅広くあるものだと思っている。

だって評価なんていうのはする側の立場で、見る角度で全く異なってくるものだと思うから。

例え結果を得られなくても努力して積み重ねたものは確実に自分のものに出来ているということ。

イコール、財産となっていると断言する。



なんでこんなことを言うのかというと、評価の仕方あり方をどうこう言う為ではない。

あらためて、自分の過去の経験が財産になっていると強烈に思えたから。

自画自賛(笑)

ふと、飲食時代に心がけていたキーワードを思い出した。

僕の中で大切にしていた言葉。

当時サービスの最高峰と評価されていたホテルの支配人の言葉。

この数年その言葉自体を忘れていたし、使うことはなかったけれど、それを思い出した時に自分のバックボーンとして深く刻まれているんだなと実感し、それが嬉しく思えた。

と同時に、思い出したその言葉を自然と卓球に当てはめてみた(笑)

いや、まじめに。

するとどうだろう、コーチ達が今までさんざん僕に言ってきた言葉の意味が、今まで言葉の意味は理解出来ていたけれどそれは言葉を理解していただけで、その理解度が格段に上がったというか、今までのその言葉がフラッシュバックし、スッと腹落ちするような感覚を覚えた。

飲食時代の経験やその当時大切にしていたキーワードに変換して考えることは今まで度々行ってきたけれど、今回は今までで最もインパクトのあることのように思える。

だから、やっぱり努力って言うのは自分の財産になっていて、だからそれはどんなステージに立っても、どんなシーンでも自分の武器として活かすことが出来るということだと思えた。

だから今回もその先へとつながるアイデアが瞬時に湧き、これから先がさらに楽しみに思えたし、そんな自分を嬉しく思えた。



努力は財産になる。

でも「努力」でなければある意味経験という財産にはならないのかもしれない。

「思い出」っていうのは感動したりすごく悲しんだり、感情が動かされた大きさに比例してその大きさも変化するものだと思う。

ということは、感情が動く程の努力、頑張りでなければ「思い出(経験)」という名の財産には至らないのかもしれない。

歯を食いしばって頑張った、いばらの道を耐え抜いて切り抜けた、あの長い距離を必死で走り抜いた、などなど。

それは誰かに与えられた基準のものでなくても、自分がそう思えるものであれば良いと思うけれど、自分に嘘はつけないので「俺はやった!」と思えるだけの努力でなければならないと思うし、そもそもそうでなければ感情も動かない。

余力を残す程度のものでは思い出にはなりきらないように思う。

であれば、感情が動きやすいようないわゆる「熱い人」は思い出をより多く蓄えやすいのかもしれないし、そうなるとそれは得をしている人と言えるのかもしれない。

まぁあくまでも僕の個人的な考えだけど。

逆の場合、感情の動きが小さかったり動きの幅が狭い、クールな人?冷めた人?常に動じずに冷静に物事を判断・分析・評価できるような人は「思い出」や「経験」として記憶されるのはより限られたものになるだろうし、あるいは「思い出」「経験」としての情報ではなく、シンプルに「記憶」として保存する為脳内の保存箇所が別のフォルダになるのかもしれないから、引き出す位置も異なるのでデータの立ち上がりの速度に違いが生じるかもしれない。

まぁどっちの方が速いのか、良いのかは分からないけど。



いずれにしても、努力した、頑張った、真面目にやったという経験はあればあるほど良いだろうし、それがあることで損をすることはないと思う。

逆に、歳を重ねてから「あぁあの時もっと真面目にやっていればよかったなぁ」と後悔するのは残念なことだし、ましてやそれを口にすることはものすごく格好悪いことだと思う。

だから若い世代には、子供たちには、大人になってからそう思わないように今を頑張ってほしいと願う。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」

という言葉があるけど、まさにそう言うことだと思っている。

と言われたってリアルタイムで理解出来る子供なんていやしないとも思う。

僕がそうだったから(笑)

でも、この言葉を心の片隅に留めることが出来る子も中にはいて、そういう子はもっと、あるいはもう少し大きくなって、大人になってから「あぁあの時言ってたのはこういうことだったんだ」と閃くように理解出来る瞬間が訪れると思う。

それは何も10代20代に限ったことではなく、いくつになってもその瞬間は訪れると思う。

一生懸命に聞くからその言葉が自分の中に残る。

適当に聞く、聞き流していたのではそうはいかない。

努力という経験も同様。

一生懸命にやるから残る。

適当では残らないし、残せたとしてもそれなりのものに留まってしまう。

それを言葉でもっともそうに語ることは出来るけど、メッキはやがて剝がれてしまうし、本物を知る人からすればそんな言葉は簡単に見透かせるから、結果的には言葉だけの自分ではその言葉が通用する井の中だけに留まり、大海を泳ぐには至らない。

僕は飲食時代に本当に多くの凄い方々から多くのことを学ばせていただいた。

あの人があの時にいったあの言葉、あの時教えてくれた言葉、あの本から、あの雑誌から、あの新聞記事からというそれぞれのシーンを今でも鮮明に覚えていることが多い。

それだけ印象深い学びを与えてくださった方が大勢いるというのは、自分がいかに人に恵まれていたかということだと思う。

そりゃそうだ。

当時のフランス料理というのは高嶺の花で、それ以前の時代に給料何か月分の渡航費を払って渡仏し現地で芋の皮むきから厨房での勉強をスタートさせたような方々が現役だった時代。中には船で密航したという方の話も聞いたし、渡仏していきなり包丁を持ったり火の前に立ったり出来るのは有力者(それこそ政治家等)のつてのある人だけなんて時代であり、そんな時代に渡仏して勉強するなんていうのはよほどの熱量を持った人ばかりだし、僕が現場を共にした友人達も次の世代とはいえその直系であり、負けず劣らずの熱量を持った連中ばかりだった。

だから、「学ぶ」ということはそういうことだと自然に感覚が養われたのかもしれない。

来日したグランシェフから学ぶ、来店したグランシェフから学ぶ、一時帰国した友人から学ぶ、その時間はほんの一瞬、その僅かな時間に聞いたほんのわずかな一言を心と頭に留める。

そうした経験が今の財産になっているのだと思える。

努力は確実に積み重なる。

努力は自分を裏切らない。

努力して結果が得られなければ、それは自分の努力が足りなかっただけ。

もっと努力すればいい。

そして、努力した自分も、誤魔化した自分も、自分がちゃんと見ている。

嘘はつけない。

だから、正直に、真摯に努力していく。

次の世代の手本になるように。

なんてカッコいいことを言う(笑)

いや、全ては自分の為ですから(笑)

誰かの為に?

そんな余裕はございません(笑)

でも今の努力次第で明日が変わるし未来が変わる。

未来の自分を作るのは今の自分次第だと思っている。

今日の食事で明日の体調が変わるのと同じ。

未来の自分を裏切らない為に、今日の努力という経験を積み重ねていけよ、自分。

ジャパンオープン

2023年09月07日 21時48分40秒 | 日記
残念ながら予選敗退でした。

3人リーグで僕は3番手、格上二人との対戦です。

二人とも過去に数度対戦したことのある選手。

一方は昨年の大会で勝ち星も上げており、どちらの試合も良いイメージをもって挑むことは出来たのですが、力及ばずといった内容でした。

調子は良かったです。

少なくとも、悪くは無かった。

コンディショニングもイメージ通りに出来ていて、物理的には良い状態で試合に入ることが出来ていました。

そう、物理的には。

問題はメンタルなのでしょう。

メンタルと言ってしまえば簡単ですが、内容はそんな簡単なものではなくて、ものすごく繊細で複雑なものです。

僕の場合は思考の問題。

というか課題。

それが顕著に表れた結果だと痛感しています。

だからこそ逆に反省点も明確なわけで、それを自覚できたことは大きな収穫でしたし、だからこそ大きく前進出来た実感も得ました。

負けてから言うのもなんだけど(笑)

物理的には悪くは無かった。

トレーニングの成果も発揮できていたと思います。

試合の最中はそんなこと全く思いませんでしたが。

ただ、一つのミスが大きな仇となってしまいました。

卓球は特に頭が重要な競技。

相手だってそういうところを見逃しませんし、例えフィジカルが無くても頭が良くて小手先の技術さえあればある程度は勝ち上がっていける、それも卓球の特性のひとつだと思っています。

だからこそ、選手はみな頭をフル回転させてプレーしている。

誰かの言葉を借りれば、卓球は100m走をしながらチェスをやるようなもの、という表現があります。

でも僕は頭が悪い(笑)

頭が悪いのにフィジカルや技術に特化した方向で考えていたのでは、それはまさに脳筋(笑)

そういう点も含めて、競技だからこそ性格とか人間性がより顕著に表れるのだと痛感しています。



だからこそ、自分自身の再発見が多くあったりもする訳ですが、今回の試合の経験は今までになく自分自身の再発見、再確認になったと思えています。

それはなぜか?

まさにトレーニングの効果を実感できたから。

今まで積み重ねてきたものを実感できたから。

今まで教わってきたこと、学んできたことが自分にはきちんと層になって積み重なっていたこと、ふとした瞬間にずいぶん前に学んだことも下の方で確実に層になっていて、それが今と繋がって「そういうことだったんだ!」と腹落ち出来たこと。

そうした収穫を得られたのは何よりの財産です。



僕のパラ卓球人生、言葉で表せば「五里霧中」とか「暗中模索」の状態がずっと続いてました。

その要因は僕の性格にあると思います。

でもそれは自らが望むものであって、決して間違ったことではないとも思っています。

「自分の選択を成功にするのも自分なので」

という名言をTVCMで聞きましたが、僕もそれに強く同意します。

前人未踏の茨道であったとしても、自分が正しいと思う道を歩んでいきたい。

そして自分で選んだその道が正しかったのかどうか、それを決めるのもまさに自分。

だから、僕は霧の中でもそれでいいのだと常に思っていました。



結果的にずっと続いた霧でしたが、今回のジャパンオープンでようやく晴れ間がのぞいたように思えました。

でもそれは突然のものではなく、そこに至る布石は点在していて、それを認識してきたのもまた事実。

認識できたのはコーチをはじめとした学びを与えてくれる環境と、そして自分自身の選択。

欲しいときに欲しい結果が得られないのは悔しいし残念なことです。

応援くださっている方々への申し訳なさも強くあります。

でもそれ以上に今は前を向く気持ちが強いのが正直な心情で、五里霧中は今まさに光風霽月へと変換を遂げたと言い切れる思いでいます。

負けた後なのに(笑)

だから、今はもう次が楽しみで仕方ない。

でも課題はまだまだ山積みです。

でもその課題を一つ一つクリア出来ていけば、その先にあるものがもう楽しみでならない。

だからこそ、耐えていける、頑張っていける、そう思えます。

試合を終えてここまでの気持ちになれたのは初めてのように思えます。

この気持ちもまたトレーニングの成果だし、積み重ねがあればこそ。

これからはギアを変えてさらに頑張っていきます。



今回のジャパン・オープンでは自分のプレーだけでなく様々な学びを得ることも出来ました。

より広い視点で自分の立ち位置や障害者の立ち位置、パラスポーツやパラ卓球の立ち位置、日本社会の中で、世界の中で、どうあるべきか、どうするべきか、色々考えさせられた感があります。

プレーと直結することではありませんが、自分自身の課題や反省点も多く学べたし、人として、社会人として、あるいは日本人として、どうあるべきかをあらためて考えさせられました。

自分自身を修正していこうと思います。



自分を磨く。

その思いがあればいつだって誰だって、自分を前へと進めていける。

いや、結果的に前進するものなのかもしれない。

そして、自分が前進することで環境も変化していく。

先を見て、でも足元にもしっかり意識を配り、これと決めた進むべき方向へと一歩を踏み出していく。

僕の場合は両手でタイヤを漕いでいく。

次を見据えて、しっかり前進していきます。

未来の自分を成功へと導くために。

未来の自分が過去の自分に感謝出来るように。

ジャパンオープンへの出場が自分を高めてくれました。

結果は残念なものになりましたが、それを糧としまた前に進んでいきます。

会場へ足を運んでくださった方々、遠方から応援くださった方々、僕の活動を応援くださる皆さん、皆さん本当にありがとうございました。

そして、大会を開催くださった方々にも、ボランティアの皆さんをはじめそれを支えてくださった方々にも、心より感謝申し上げます。

もっともっと自分を磨いて成長していきます!

江戸川区前期団体リーグ戦に出場

2023年08月20日 20時27分59秒 | 日記
久々の出場でした。

健常者の一般の試合です。

この日だけで数百人規模の大会で車椅子はもちろん僕だけ。

だから試合ごとに車椅子ルールを説明します。

みなさんそんなルールがあることをご存じない方が大半だし、逆に知っていただくにはこの上ない機会なので。

でもみなさんすごく協力的で前向きにご理解くださるし、だから心地よくプレー出来ましたし、おかげで試合をすごく楽しむことが出来ました。



試合は5チームでのリーグ戦。

1ダブルス4シングルスで全て5ゲームマッチ。

5ゲームスマッチっていうのが良い。

実にありがたい。

勝っても負けてもその試合を堪能出来るというか、終わった時の満足感、やりきった感が全然違ったものになるから。

だから様々な点で学びもより大きなものになる。



で、今回僕はシングルスだけでなくなんとダブルスにも出場。

パートナーは健常者。

この場合ダブルスも車椅子ルールの適用となる為、それを試合のたびに説明させていただく。

このダブルスの車椅子ルールというのが一般のダブルスとは大きく異なるので、これを理解いただくのはより大変。

セオリーが全く異なるから。

それもあって皆さん初めてだからかなり戸惑われただろうし違和感があったと思う。

そこにつけこみ(笑)先手を狙うも、それが力みを生み逆にあだとなってミス連発。

それこそ初戦がリーグ優勝候補で、だから余計に力んで悪循環、僕が終始ミスを犯した結果フルセットの19-19までもつれ込み、最後は僕がこの試合で初めて見せたレシーブがエースとなり勝利。

この勝利が大きかった。

シングルスはダブルスにも出られてた相手チームのエースと対戦。

やっぱりうまく見抜かれていて0-3で敗退。

でもチームメイトがシングルスで2点を取ってくれて勝利したのでした。



他の3試合もダブルスとシングルスに出場。

共に全勝を上げることが出来ました。

だってみなさんやりにくそうだったから(笑)

前陣ベッタリで早い打点で左右に振られるから、そりゃぁストレスだったと思います(笑)

逆にそうしないと僕は勝てない。

やはり座った状態でのボールとそうでないボールとでは威力も鋭さもコースの角度も全然違っていて簡単に返せるボールでもなければ、チャンスボールだとしても簡単には打ち抜けない。

そもそも、セオリーが異なるので、その点で自分がどう思考と技術を駆使するのか、今回の試合に挑むにあたり、僕は非常にいい勉強が出来ました。

繰り返しますが、健常者のボールは車椅子の選手のボールとはやっぱり違います。

ラリーのセオリーもそもそもが違ってくる。

それは理解しているつもりです。

でもいざそれを目の当たりにするとやっぱりムキになって力んでしまう。

それもまた良い学びになったし、明確な課題を得ることが出来ました。

練習の成果を発揮したいと思っていたけど、発揮したかったことは全然と言っていいくらいに出来なかった。

けれど、要所要所(は言い過ぎかw)で練習の成果、トレーニングの成果を実感できた瞬間もありましたから、それは大きな収穫になりました。

まだ修正をする時間はあります。

今回得た収穫を糧とし、次に向けて繋いでいきます。



今回の江戸川区の試合、やっぱり楽しい試合でしたし良い時間でした。

江戸川区では共生社会のより高みを目指した取り組みを行っていますが、僕がこうして一般の大会に出場できるのはまさにその恩恵だと思いますし、僕が一例となることで更に多くの人が共に卓球を、スポーツを、あるいは社会進出のきっかけにしてもらえればとも思います。

課題は様々存在します。

障害者側のさらなる努力や工夫も必要不可欠でしょう。

そうやって互いが前進することで新たな環境が生まれる。

「してもらう」だけでは多少の変化があったとしてもそれは継続しないだろうし、結果的には「変わらない」、となるように思います。

だから、まず自分が動く。

なんてカッコいいことを言う(笑)

今月はあちこちで合宿があり、その合間でのこの試合。

良い時間を過ごせました。

半日で合計8試合、帰宅したら思いがけず疲労感を感じました(笑)

少しだけですけど。

コンディションを崩すことなく、良い状態で毎日を過ごしていきます。

いやぁ、やっぱり広く交流の幅を持つことって人生を豊かにしますね。

学んだことをもって人と社会と交わるからこそ、その学びがより大きな財産になる。

知識が知恵へと昇華する。

それこそがある意味で「試合」であり、お互いを「試し合う」ことなのだとあらためて思いました。

その広い世界で胸を張れるように正々堂々、威風堂々、品行方正に徹し学びを重ねていく。

いうのは簡単なんだけどなぁ(笑)

かくありたいものです。

パラ卓球 ジャパン・オープン開催!

2023年08月03日 21時01分09秒 | 日記
8月30(水)~9月2日(土)の4日間、東京都渋谷区千駄ヶ谷の東京体育館でパラ卓球の国際大会ジャパン・オープンが開催されます。

入場は無料だそうです。

僕も出場します。

お時間ある方、可能な方、ぜひ会場で日本選手の応援よろしくお願いします。

会場に来れなくても、YouTubeでライブ配信がされると思いますので、詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。

ただし、組み合わせやタイムスケジュールなどの詳細な情報のアップデートは大会前日など直前となりますので、その点のご理解をどうぞよろしくお願いします。

https://www.ittf.com/tournament/5483/ittf-fa40-japan-para-open-2023/



東京体育館、東京2020オリパラの卓球会場です。

毎年1月に開催されてる天皇杯・皇后杯卓球全日本選手権の会場でもあります。

日本卓球界においてはまさに聖地です。

そこで開催される。

その舞台に立てる。

この上なく光栄なことですし、だからこそ、プレッシャーも生じます。

そのプレッシャーをも自分のパワー、エネルギーとし、ベスト・パフォーマンスが出来るよう、ベスト・コンディションで挑めるよう、しっかり取り組んでいきたいと思っています。

まずはこの暑さにやられないこと。

車椅子ユーザーだからこそ対策やケアも不可欠ですし、暑さに限らず様々なシーンで怪我のリスクもあるので(まぁそれは毎日の事ですが)、とにかく体調面をしっかりと整えて、維持して当日を迎えるように心がけているところです。

8月は地元江戸川区でTリーグの試合も開催されます。

江戸川区内で毎年恒例の大きな団体戦も予定されています。

楽しみが尽きませんし、忙しい、慌ただしいことこの上ない8月です(笑)

とにかくまずはコンディショニングの徹底を心がけ、頑張っていきます。

そうそう、試合のスケジュールはまだ未定ではありますが、基本的には前半がシングルス、後半がダブルスとなります。

僕は現時点ではシングルスの出場が決まっているだけで、ダブルスはまだ決まっていません。

もちろん出場を望んではいますが。

というわけで、大会情報をお知らせします。

僕は粛々と活動していきます。

重ね重ね、応援よろしくお願いします。