ゆるキャン△原作に登場する聖地を巡る第一弾を9月上旬に伊豆半島にて実施しましたが、予想に反して支出が少なく、予算の半分ぐらいで済みました。
それで、余った資金を活用して第2弾を実施することにし、伊豆よりはうんと近い静岡県の遠江地域での聖地巡礼を9月下旬に計画しました。当初は浜松から御前崎に至る範囲でコースを検討しましたが、一泊二日の行程で組んでも時間的に余裕があったため、富士宮エリアも追加しました。
かくして2019年9月25日の午前7時きっかりに京都の自宅を出発、三条大路を進んで京都東インターから名神高速にあがり、草津ジャンクションで新名神高速に進みました。そうして伊勢湾岸道を通る最短ルートで静岡県に入り、上図の浜名湖サービスエリアに着いたのは9時半でした。甲賀での休憩を含めて2時間半の移動でした。
今回の一日目の巡礼エリアは浜松市地域でしたが、親戚が住んでいて子供の頃に行き来があり、また大学時代および大学院時代の友人が3人居て、何度か遊びに行ったことがありますので、割と馴染みのある地域でした。なので、主な歴史文化財は大体回った記憶かあります。
ですが、今回のゆるキャン△巡礼コースでは、過去に行った範囲とは異なる未知の場所も少なくなく、初めて訪ねる所もありましたので、とても楽しみでありました。
浜松西インターで下に降りて約30分ほど県道41号線を西進して、まずは上図の舘山寺温泉街に行きました。子供の頃に親戚の集まりで行ったと聞きましたが、全然覚えていません。
ですが、温泉街の入口右側に立つ上図の看板には、既視感がありました。原作コミック第5巻101ページ6コマ目にて、志摩リンが「舘山寺到着」とメール連絡している場面のそれです。
とりあえず、記念の自撮り。朝食抜きの2時間半のドライブの直後なので、少し疲れた表情です。
子供の時に来た際の記憶がありませんので、実感としては初訪問に等しかったのですが、この温泉街のメインルートも既視感バッチリでした。近くの観光案内所の駐車場に車を停め、通りを歩いてみました。
この辺りの景色は、 原作コミック第5巻102ページ1コマ目と全く同じです。志摩リンがこの路側帯を歩いていたのです。ただ、志摩リンは逆方向に進んでこちらに向かってきているので、それに合わせてしまうと、以後のコマに出てくる2ヶ所のお店に行けないのです。実際には、志摩リンが来た方向へ戻る形で歩きました。
約100メートルぐらい進んで右手に、ウナギ専門の食事処「志ぶき」があります。原作コミック第5巻102ページ2コマ目では「志じみ」となっていますが、看板や建物はそのままです。
朝早いのでまだ営業時間前でした。店先のメニューがどれもこれも美味しそうなので、朝食抜きで来た身には相当こたえました。
お腹すいたなー、ウナギ食べたいなー、などと思いつつ、上図の舘山寺橋を渡りました。昔はここから奥が舘山寺の境内地に含まれていたそうです。
舘山寺橋から50メートルもいかないうちに、今度は左前方に既視感のある看板を見つけました。
ああ、これだ。原作コミック第5巻102ページ3コマ目の「うなぎ喜川」。実際の店名は「うなぎ喜福」です。
こちらの店先のメニュー看板も、空腹にするどく突き刺さってまいりました。やはり、急いでいても朝食は抜かずにきちんと食べておくべきだ、と何度も何度も思いました。
奥に舘山寺の森が静まっていました。古社寺の見学も好きなのですが、この時は空腹感にさいなまれて元気が出ず、参詣は見送りました。子供の時に行ったからいいや、と記憶も全然無いのに片づけてしまいました。 (続く)