気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

奈良グレゴール高校 38(t)戦車 完成です!!

2019年11月12日 | ガルパン模型制作記

 奈良グレゴール高校チームの38(t)戦車が仕上がりましたので、ついでにカフカ隊長も作ってみることにしました。上図のコミック12巻のパンツァージャケット姿にて再現してみたいと思います。
 造形再現にあたり、カフカ隊長の主な特徴をおさらいしてみますと、ムカデさんチーム連合の5人の隊長の中で最も背が高くスマート、黒い長髪に三白眼、という二点が挙げられます。

 

 そして、ムカデさんチーム連合の5人の隊長のうち、鶴姫しずかに次いで時折全身像が描かれます。かなりの長身であることが上掲のシーンからもうかがえます。そしてコミック12巻の裏表紙にはカラーの図もありますので、パンツァージャケットの色も分かります。松本零士のSF作品の女性キャラクターみたいなデザインです。
 今回は、このカフカ隊長をねんどろいどぷちにて改造再現します。

 

 ベースとして利用するのは、上図のノンナです。黒髪ストレートで長身であるのが共通項ですから、改造の素材には最適と判断しました。京都寺町の駿河屋で、中古品を200円で調達してきました。

 

 各パーツに分解しました。

 

 それぞれにパテを盛り付けて、形状を変えてゆきました。

 

 顔のパーツの眼の輪郭線をナイフで丁寧に削り取り、ホワイト修正ペンで白目部分を塗り拡げました。

 

 眼の輪郭線をあらためて引き直し、目玉を最小限に付けて三白眼タッチに仕上げました。

 

 各部のパーツもヤスったりして整形し、細部を作って御覧のように着彩して仕上げました。
 一番苦労したのが上半身の制服でした。肩章や襟章はブラ材で追加しました。飾緒はドラゴンのⅢ号戦車のワイヤーパーツをカットしてこしらえました。

 

 組み上がりました。こんな感じですが、元のノンナよりは身長が約2ミリ伸びました。

 

 戦車と並べてみました。市販のガルパンねんどろいどシリーズ以外で、初めて私なりに具体化した隊長の姿てす。

 

 史実の第二次大戦時スロバキア軍のカラーをまとった車輌の姿です。奈良グレゴール高校の校章は、周知のようにチェコスロバキアの国旗が元になっています。戦車自体もチェコスロバキア製ですから、これが本来の38(t)戦車の姿の一つだったのだろう、と想像します。

 

 ガルパンにおいてはアニメ、コミックにて様々なチームの所属となって活躍していますが、母国チェコスロバキアのティストのチームが奈良県にあるという公式設定になっているのであれば、再現してあげたほうが楽しいし、プラモ製作および展示鑑賞の幅も広がります。

 

 なにしろ、三白眼のキャラクター、というのが奈良県らしいです。奈良を代表する奈良時代までの国宝の仏像に三白眼の表情が多いのが思い出されます。有名な一例が、東大寺戒壇院の塑造四天王立像であり、特に広目天の三白眼がよく知られます。画像はこちら
 たぶん、カフカ隊長の独特の目付きも、このような奈良の仏像がモデルなのかもしれませんが、もしそうであれば、上図の搭乗姿が仏像みたいな威厳に満ち満ちているのも当然かもしれません。

 なお、この改造ねんどろいどぷちのサイズは、キューボラにはおさまりませんでしたので、上半身を乗せた状態にして搭乗姿を再現しました。長身なので存在感もけっこうあります。三白眼が迫力を放ちます。こんな個性的なキャラクターもなかなかガルパンには居ないと思いますので、出来ればアニメ本編にも登場していただきたいところです。

 

  以上で、奈良グレゴール高校チームの38(t)戦車、およびカフカ隊長がコミック「リボンの武者」仕様にて完成しました。製作期間は、2019年9月30日から10月2日までの3日間でした。戦車に1日、隊長に2日かけ、塗装をまとめて実施しました。

 今回はイタレリのキットを使用しました。以前に伯爵高校チームの同型車輌を同じキットで製作していますので、それとほぼ同じ要領で3時間で作りました。ねんどろいどぷちでの改造再現のほうが手間がかかりましたが、それも2日で仕上がりましたので、全体としては楽な製作だったと思います。

 ただ、これらは元になるベース素材があったから出来たことですので、他チームの戦車や隊長を同じように作れるかと問われれば、個人的には無理だなと思います。
 ですが、「リボンの武者」のムカデさんチーム連合の5輌の戦車、という括りであれば、4輌は公式キットや適応キットがありますので、模型的テーマとしても面白く取り組み甲斐があるでしょう。今回の製作は図らずもその一角に手を付けてみた、という形になりました。

 なので、戦車をともに制作していたモケジョのクミエさんに「あとの4輌も作られるのですか?」と訊ねられました。「ムカデさん、アウンさん、ボスポラスさんは作れるでしょうが、セムラさんはな・・・」と答えましたが、まさにセムラ隊長のStrv m40軽戦車が大きな障壁となります。1/35スケールの適応キットが存在しないからです。

 


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