劇中車のM4A6における、第二次大戦中の実車の写真との相違点の一つとして、上掲図のごとく予備履帯の装備が挙げられます。これはガルパンのアニメ描写においてはアリサ搭乗のM4A1の劇場版仕様にも見られる特徴ですので、アリサ車のそれと同じパーツにて再現します。
幸い、今回使用のM4A4のキットには予備履帯及びラックのパーツも入っていました。上図のV34、V35、V36のパーツです。
組み合わせるとこの形になります。
車体背面の左右に取り付けました。
続いて、組み立てガイドのステップ14に示される、右側面の増加装甲A7およびC7を貼りました。ここでは車幅サイズの差を無くすために貼り増ししたブラ板の上に貼りました。
参考にした実車の記録写真です。
御覧のように前部車体の交換時の繋ぎ目および車体幅の差をうめるブラ板貼りつけの境界線が真ん中にくるので、それらの側面を均一にならしてから、A7およびC7を貼りました。
左側面の増加装甲はA8のみですが、側面のブラ板貼り増しによる均一化は、右側面と同じ段取りで施しています。
最終的にパテで盛って隙間などを埋め、側面の仕上げを行なう予定なので、事前のヤスリがけは入念に行いました。それてもあまり凸凹感をおさえるには至りませんでした。
別に組み立てたM4A3の前期型の砲塔を仮組みしました。タミヤのパーツとドラゴンのターレットのサイズに相違は全く無いので、御覧の通りピッタリとはまりました。
この段階で劇中車への仕上げの工作は、あと一つとなりました。ですが、この最後の工作が最も手間がかかって大変だったのでした。 (続く)