気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く26 その6 「エコスから役場へ回ります!!」

2016年11月23日 | 大洗巡礼記

 まいわい市場からエコスへ向かいました。磯浜新道の道幅を拡げる工事が進んでいて、その前段階として民家の移設および移転解体などが進んでいました。このあたりも大きく景観が変わるので、劇場版にも登場した風景の一つがまた姿を消すことになります。


 かつての「多満留屋」の跡は更地となって駐車スペースに使用されていました。


 道の向かいに「多満留屋」の新店舗がありました。旧店舗とは全く違った、一種の高揚感すら漂わせる建物です。三角にそそり立つような屋根が印象的でした。


 木製戦車のコーナーもしっかり造られていました。初めてみた頃は、お店のオリジナルグッズかと思ったのですが、お話によると御主人の知人の方が趣味で作られているもので、それの販売をお店にて代行しているとの事でした。
 その制作者の方はお店にはいらっしゃらないのですか、と以前に訊ねたことがありますが、年が年なので、というような答えが返ってきたと記憶しています。


 エコスに行って「花の店さくらい」の店舗に行きました。普段、部屋にミニ観葉植物を置いているので、時々花屋に行く私ですが、大洗の花屋には今回初めて行きました。小型で持ち帰りが出来るものを探していたら、笑顔の店員さんに話しかけられました。

「何をお探しでしょうか?」
「ミニ観葉植物でね、小型で楽に持ち帰れそうなのはありますかね」
「こちらの品はいかがですか」
「ガジュマルですねえ、こんな小さいのもあるんだ・・・」
「こちらは鉢にカバーがついてますので包む事も出来ます」
「このシェフレラも、カバー付きですか?」
「あっ、シェフレラの方はカバー、無いんです・・・」
「こっちのポリシャスは?」
「これも無いんです。済みません・・・」
「この、ビンの中に入ってる細長いのは何ですか?」
「サンスベリアですけど」
「えっ、これがサンスベリアですか。バキュラリスですよね、こんな小さいのもあるんだ・・・。空気が綺麗になって運気もアップするってアレですね」
「ええ、水も少量で済みますし、育てやすいですよ」

 それでビン入りの小さなサンスベリアを買いました。本当はガジュマルの小鉢植えも欲しかったのですが、荷物になるので諦めました。購入後にしばらく店員さんと話した折、「ガルパンファンの方が買い物に来られるのは珍しいです」と言われました。曲松商店街の本店のことを尋ねたら、現在は閉めて商品の工場と倉庫に使っている、こちらのお店が本店みたいなものです、駐車場も広いエコスのようなショッピングセンター内に置いた方が売り上げも良いんです、等と話して下さいました。確かに、その通りですね。


 商店街に引き返して「鳥孝」の店先で一休みしていると、通りかかった「江口又進堂」の江口さんに声を掛けられました。

「あーらー、星野さん、久し振り。今日来たの?」
「そうです」
「ねえ、最近は鳥取の方にも出かけてるんでしょ。地震とか大変だよねえ。ホラ、こっちの西福寺さんがね、鳥取の三仏寺についてお話とか紹介とかやってるんだけどさ」
「同じ天台宗ですからね。やっぱり交流とかあるんですか」
「あるみたいよ。投入堂の下まで登ってお参りした、とか言ってたもの」
「それなんですが、今回の地震で登拝は当分の間、全面禁止になったようです」
「そりゃそうだろうよねえ、建物に被害とかあったのかもね」
「いや、投入堂は無事だったみたいですよ。ですが、文殊堂の建ってる岩山に亀裂が入りまして・・」
「危ないわけだね」
「もともと危なっかしい地形の所に諸堂を配置してますから、今まででも相当危ない拝観コースだったんですよ。毎年のように滑落して亡くなる方も出ますし。投入堂もね、日本一危険な場所にある国宝、って言われてますし」
「テレビで見た事あるけど、どうやってあんな断崖のところにお堂建てたんだろうねえ」
「それが、実は三仏寺の最大の謎なんですよ・・・」

 話していたら、いつの間にか稲石さんも出てきて「商工感謝祭のポスター、ウチだけ貰ってないんだけど?」等と江口さんに文句を言っていました。

「商工感謝祭って、毎年の行事なんですか?」
「あれっ、星野さんはそういうの行ったこと無い?・・・昔からずっと毎年やってる行事の一つでさ、もともとはガルパンとは関係ねかったんだけども、今じゃガルパンイベントの一種になっちゃってるというね」
「あんこう祭の十日前にやるんですね」
「そう。だからもう、11月が一年で一番忙しいし、かきいれ時みたいになってるよね」


 商工会館に立ち寄りました。玄関先に貼ってあった上図のポスターが、先ほど稲石さんが「ウチだけ貰ってない」と騒いでいたポスターでした。「黒のカリスマ」蝶野正洋氏も、最近はすっかり「大使のガルパンおじさん」になってしまって、格闘家としてのイメージが希薄になってきつつあります。
 ガルパンに出会って魅せられてファンになった人は、私自身もそうですが、これまでの生活が一変し、かつ思考や気持の持ちようにも影響が少なくない場合が多いようです。


 今回は、上図右手前のステッカーを購入しました。劇場版ポスターと同じデザインです。


 先に入っていた三人の若い巡礼が、「ここのグッズ、売ってるんですか?」と係員さんに聞き、「売っていないんです。扱ってるお店の方でももう無くなってるものもありますし」と説明されたにもかかわらず、「どこへ行ったら買えますか?」と再度質問していました。説明をよく聞いていないのでしょうか・・・。


 戦車戦で大破した役場の建物も修理され・・・じゃなくて、普通の外装修理によって新築のような外観を取り戻しています。


 劇場版の聖地スポットを通り、「和久」に行きました。拙ブログの読者の方と12時半に会う予定があり、時間通りに合流して初対面の挨拶を交わし、食事をしながら楽しく話して盛り上がりました。

 相手のY氏は名古屋の方で、模型が趣味でガルパン戦車も作っておられます。その関係でコメントを頂いたのがキッカケとなって交流が始まり、手持ちのクルセイダーのキットを譲って下さることになりました。ただ貰うのも申し訳無いので、こちらからもアスカのサスペンションセットを出して交換という形になりました。Y氏は模型に関しては私よりも詳しく、キャリアも長い方なので、模型談義の中身が濃くてとても楽しめました。

 さらに、Y氏はお城にも興味を持ち出して、日本100名城巡りを始め出したそうです。手始めに犬山城へ行き、続いて今回の大洗行きと合わせて水戸城跡へも行かれたそうですが、実は水戸城跡の基本的な見学コース案を紹介したのが他ならぬ私でした。
 私もお城は好きですが、中世戦国期の土造りの城郭の方に興味が強くて、近世城郭の方はあんまり勉強していません。ですが、100名城のうちの76城はどういうわけか既に行っております。
 しかし、今回の対面時はずっと模型談義で大いに盛り上がり、店主海野さんも話に加わっていたので、お城ネタでの話は一切ありませんでした。

 ですが、Y氏とは後日に名古屋城本丸御殿の見学で御一緒することになります。氏のブログはこちらです。 (続く)

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