ステップ7では、車体の上下を組み合わせます。前端に取り付けるA9は不要とします。ステップ8では、砲塔上部のメッシュ部分を作り、ステップ9では砲塔部分を組み立てます。メッシュのハッチA26、A27は閉状態にて接着するため、蝶番のA15は不要です。
ステップ7で組み合わせる車体の上下パーツです。中に組み入れる座席パーツは機関砲を省略してあります。
組み合わせを終わりました。
ステップ8にて、砲塔上部の枠内に貼り付けるメッシュです。ガイドにある実寸大の型紙にしたがってカットします。
カットして計8枚のパーツにしました。
ハッチA26、A27の枠内に貼り付けました。
ステップ9で組み立てる砲塔部分のパーツ群です。
組み立てを終えました。
ステップ10では、四つのフェンダーや雑具箱、砲塔などを取り付けます。ガイド指示においてはこれで組み立て工程が完了しますが、さらに劇中車に合わせて二ヶ所の追加工作を行ないます。車体後部の排気管は、劇中車には見えないため、パーツC4、C5、C20、C21は不要として取り付け穴を埋めます。また前部バンパーに巻きつけるワイヤーロープも不要です。
まず、四つのフェンダーや雑具箱を取り付けます。
取り付けが終わりました。
不要となったパーツC4、C5、C20、C21の取り付け穴をプラ端材で埋めました。後でカットして整形を施します。
続いて、劇中車に合わせて二ヶ所の追加工作を行ないます。上掲のワンシーンにて赤円で示した部分です。
まずは円筒のパーツをランナーで自作し、ベルトをテープでそれらしく再現しました。その取り付け位置は、劇中シーンにしたがえば、ハッチ表のボックスの右辺になります。実際にそうだったのかと疑問に思ってしまう不自然な取り付け状況ですが、ここは劇中車の状態に忠実に合わせました。
続いて車体後部上端につく独特の形の固定具を、ジャンクパーツより適当な部品を選んでそれらしく再現しました。小さなパーツなので形状を完全に合わせるには至らず、細部の表現は見送りました。劇中車の形状そのものが手描きデザインなので、各所に妙な矛盾があり、完全に形を合わせるのは困難でした。
厳密にいうと、劇中車の固定具の形にピッタリ合わせるには、パーツを斜めに歪める必要があります。そこまでの緻密な作り込みは、私の拙い腕では無理でした。とりあえず、大体の形と位置を表現しておくことで、ガルパン仕様に近づけておきました。
以上で、塗装前の組み立て工程を終えました。
上図では、不要となったパーツC4、C5、C20、C21の取り付け穴を埋めたプラ端材が残ったままですが、塗装前にカットして整形しました。
このキットの問題点は、砲塔パーツを車体に組み込むとキツキツで回らないことでした。各所をヤスリで削ってかみ合わせに余裕を持たせる必要がありました。劇中車は移動専用であろうと思うので、武装としての20ミリ機関砲は省略しており、砲塔を旋回させる必要も無いので、固着しても良いと思います。 (続く)