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風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

アケビコノハが里帰り!コンボウハバチも。アケビが大好きな虫さんたち

2023年04月13日 | アケビコノハ
3月の終わり頃、チロちゃんが居間の窓の外をずっと見ているので
何か居るの?とカーテンを開けてみると・・・


ヤモリと共に、アケビコノハの成虫が
パタパタと羽ばたいていました。
ヤモさんは、冬眠明けで空腹だけど
狙う獲物のアケビコノハは大きすぎる。
チロちゃんは、そのヤモリを狙ってる(笑)


今年も来てくれたの(#^.^#)
去年うちの庭から旅立った子です(たぶん)


アケビコノハって、たしか成虫で越冬するんだったよね・・と
ネット検索したら、去年書いたブログ記事が出てきて
あれま~と笑ってしまいました。
2023年は去年より2週間ほど早い里帰りです。
これも温暖化の影響なのかな。



4月になり、ミツバアケビの花が咲き始めました。


近くを通ると良い香りがします。
花をよく見たくて、取ってみたら
こんなところに小さなイモムシがいました。
アケビコンボウハバチの幼虫です。
こんな小さいのを見たのは初めてです。
アケビの花粉とそっくり!もしかして擬態?


5日後、あちらこちらで葉がかじられているので
一枚の葉を裏返してみたら・・・
たくさんの幼虫が孵化していました。
特徴的な斑点はまだなくて、真っ白です。


そして、数日後に見た幼虫は、体に水玉模様ができていました。
集団行動から単独行動になって、葉を上手にかじっています。
「ハバチ」とは肉食の蜂とは違い、幼虫が葉っぱを食べて育つ蜂の種類です。


写真を撮るために近づいたら、危険を察知して一瞬でクルンと丸まり
葉の端で動かなくなりました。
この幼虫の脚はいま11脚、ぜんぶで22本あるのですが
瞬間的に葉から落ちないように、どの脚でつかまっているんだろう?


剪定せずに自然に任せているアケビです。
1カ月後には、この茂みが丸坊主になっていると思います。

もしも、この後アケビコノハの幼虫が孵化しても
食べる分を残してもらえてるか・・・
卵の時から生存競争が始まっているのでしょうね。
秋になって、一つでも実がなって私が食べる分があったら嬉しいな(笑)
これから毎日の観察が楽しみです(^^♪


どんぐりのこと、今まで何も知らなかった!

2023年04月07日 | ドングリ
庭のすみっこに、ピンク色がチラっと見えて
あれ?何か花が咲いたのかな?と見てみると
どんぐりの新芽でした。
きれいだなぁ(#^.^#)
まるで鳥の羽根みたい、見る角度で銀色に色が変わります。


朝の散歩で、道に落ちていたどんぐりを拾って
帰宅後、何となく庭の鉢植えに埋めたのは
たしか2013年の秋でした。
その頃はまだ「樹木のたね」をまく趣味はなくて
美しい園芸種のお花を育てていたので
どんぐりが発芽したときも、あら?芽が出たわ~くらいでした。
なので、探したけれど、写真はありませんでした(^^ゞ

鉢植えの草花に紛れて、すみっこ暮らしのまま育ち
毎年少しずつ大きくなって、春にはまた芽吹きます。


2016年8月の初め頃、ふと見ると・・
え~~~、うそ!
プチンとひと粒、可愛いどんぐりが顔をのぞかせていました。


めちゃくちゃ可愛い姿形です♡


8月の終わりになると、果実の部分が細長くなってきて
よく見かける、普通のどんぐりになりました。



どんぐりって、栗と同じように3年で実がなるの?
でも、それ以降、2017年から2022年まで
6年間は結実することなく、何だったのかな~と思っていたのですが
先日、今年の芽吹きを見てびっくりしました。


花です!
この木に花が咲くのを初めて見ました。


そこで、ハッと気づいたのですが
10年もの間、この木を「どんぐり」と呼んでいたけど
本当は何という名前の木なんだろう?

「どんぐり 新芽 ピンク色」で検索してみると
コナラがいちばん近いような感じだけど、どうだろう?
それから、花が咲いた!と喜んでいたけど、これは雄花でした。
雌花はどこにあるの?
こちらもネット検索すると、枝の付け根にあるとのこと。
どれがそうなの???分からない。


ベランダにも、種から育てているどんぐり(笑)があるのですが
葉っぱの形が違います。
今回、どんぐりのことを何も知らないと気付き
すこし勉強してみようと思いました(^m^)
雌花が咲くといいな~

綿ぼこりが整列? ハゴロモが孵化しました。

2023年04月03日 | いきものの観察や飼育
父親が、私が大切にしている植物を
どんどん切っていきます(^^ゞ
花が咲く時期を説明して、切らないように
お願いしてもダメで
年末に、つぼみが沢山ついたシロモジの枝先が
切って捨てられていました。

可哀想に・・・
拾ってきて、水差しにしたら3月に花が咲きました。
そして・・・
そのまま、芽吹きを見ようと思っていたある日
昨日とは違う眺め。
これは何??


3月の終わり頃、枝に産み付けられた卵から
ハゴロモが孵化しました\(^o^)/


小さすぎて、存在に気付かなかった!
孵化の瞬間を見たかったなぁ・・・
つま楊枝を近付けてみました。
体長は2mmくらいです。


以前、ハゴロモのことを調べたのを思い出して
自分のブログを検索してみたら、面白い事が書いてありました(笑)
こんな小さな生き物が生まれつき持っている、とてもすごい技術。
良かったら読んでみてください(#^.^#)


一週間後。
刺激を与えなければ、じっと動かず
樹液を吸って生きていますが、枝が枯れてきました。


気温が上がって、屋外でも大丈夫そうなので
今日、庭に逃がしにいきました。
早く生まれてしまいましたが、元気で育って欲しいです。


ベランダの鉢植えにも、ハゴロモが産卵していました。
柿の枝です。


産み付けたあとに、綿ぼこりが被せてあります。
保温のためか、卵を隠しているのか分かりませんが
虫ながら、母心を感じてしまいます(#^.^#)


これは去年、ハゴロモが孵化したあとの枝です。
こんなふうに樹皮が裂けてデコボコになります。
かなりダメージがありそうな見た目ですが、枯れもせず
その後の生育には、あまり影響がないのが不思議です。


たぶんベッコウハゴロモという種類だと思うのですが
庭で孵化して、やがて脱皮して成虫になり、産卵するまでの様子を
今年はじっくり観察してみたいと思います(#^.^#)

ひとりお花見、始まりは寒緋桜から(岡崎市の神社横)

2023年04月01日 | ひとりお花見
2023年の「ひとりお花見」は
寒緋桜から始まりました。
2月の終わり頃に、咲いてるかな~と
ワクワクしながら見に行くと
車で近付くにつれ、ほんのりピンクが見えました。
あー、でもまだちょっと早かったみたいです(^^ゞ
▼2023年2月22日


それでもツボミが綻んで
可愛い花が数輪、咲いていました。


河津桜のつぼみも、少しだけ色づいていました。



それから約3週間後
また寒緋桜を見に行ってみました。
▼3月16日

枝先につぼみが残っていて
だいたい8分咲きくらいかな(^^♪

木の下に立って見上げます。
小さなハチになって、釣鐘状の花の中に入ってみたら
どんな感じだろう?なーんて
想像しながらのお花見です(^m^)


河津桜は満開が過ぎて
葉が出始めていました。


若葉と花びらの色合いが春爛漫という感じです
なんだか美味しそうな感じがするけど・・・
ああ!花見団子や桜餅と同じ色の取り合わせだからかも。


**
ソメイヨシノはまだつぼみも硬くて
ひっそりと眠っているようです。


グラウンドの1本桜。


ぐるりと一周、他の植物の芽吹きなどを見て歩くと
ヒサカキの花が満開でした。
ひとつひとつの花は3~5mmしかないけど
近くでよくよく見ると、寒緋桜と似た可愛らしい花が
枝にびっしり、ポンポンと咲いています。
もしも、この花が10倍くらいの大きさだったら・・・
みんな木の下でお花見をするかもしれません。
でもちょっとクサイけどね(笑)


色々見て、寒緋桜のところへ戻ってくると
ヒヨドリが枝にきてゴソゴソ動き回っています。


花を下から覗き込むようにして、上手に蜜を吸っていました。
庭にみかんを食べに来ていたメジロやヒヨドリが
パタリと来なくなったのは、春の花が咲き始めたからですね(^-^)ゝ


寒緋桜の写真を撮った頃は、まだまだ寒くて
ああ、早く春が来ないかなぁ・・・
なんて夢見る気持ちだったのですが
今年の春はとても俊足で、あっという間にやって来て
あっと言う間に花を咲かせ
じゃあ、また来年!と言って去って行きそうです(^^ゞ
ひとりお花見も、今年は急ぎ足です。
ブログを書くのだけ遅くて、いまちょっと焦っています。

初めて見た小さな虫さん

2023年03月30日 | テントウムシの仲間
雨上がりの朝
庭で容器に溜まった雨水に
ポツンと赤いものが浮いていました。
何だろう?
しゃがんでよく見てみると
小さな虫が翅を広げて、水面で必死にもがいていました。

枝ですくい上げると、何事もなかったようにテケテケ歩いて
さっそく翅を乾かしはじめました。
見たことがない配色の虫さんです・・・
急いで部屋にカメラを取りに行って
写真を撮りました(^^♪


水に溺れているとき、こんなふうに翅を開いていたので
翅の内側の真っ赤な色が見えていたのですね。


体長は5~6mmくらいで、翅のふちが赤い。
テントウムシの仲間かな?
2021年に庭で見つけた「ベダリアテントウ」と同じく
この子も毛深いタイプです。


▼こちらが「ベダリアテントウ」



やっと落ち着いたようです(^m^)
春一番に災難でしたね。
あとで調べたら、この子の名前は
「ベニヘリテントウ」(紅縁瓢虫)でした。
翅のふちが紅いテントウムシの意味です。
体長は4mm~7mmで、オオワラジカイガラムシを食べるそうです。


ところで、どうして「赤」じゃなくて「紅」なんだろう?と思ったら
よく似た種類に「アカヘリテントウ」がいました。
それと区別するためなのかな。
今回は画像検索で名前を調べましたが
「この虫は翅のヘリが赤いぞ」とか「これは黄色いヘリだね」なんて
予想ができるようになると嬉しいなぁ(#^.^#)


みかんの木でオオワラジカイガラムシを探してみましたが
まだ発生していないようなので
マサキの葉で越冬した「ヤノネカイガラムシ」のところへ連れていきました。
お腹が空いたら、もしかしたら食べてくれるかも(^-^)ゝ


暖かくなって、庭に出るたびに虫を見かけるようになりました。
エプロンのポケットにカメラを常備しておかなくては・・
なんて考えて、最近はニヤニヤしています(#^.^#)