風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

命の時の長さ

2023年08月10日 | ナミアゲハ
今朝、庭にアゲハチョウが落ちていました。
ナミアゲハのメスです。
おばVANさんから「キアゲハ」だと教えていただきました(^^ゞ
通り道の草の中に、翅を広げて横たわっていました。
まだアリがたかっていなかったので、落ちたばかりのようです。


体がガタガタ震えています。
鳥に襲われたのかな?


よく見ると、外傷はないようですが
脚に力が入らないみたいなので、一時保護することにしました。


水で薄めた蜂蜜を作ってあげてみたけど、吸っているのかは分かりませんでした。
でも、口吻を伸ばしたままでいたので、少しは飲めたのかもしれないです。


少し休んだら復活するかな?
網に入れて窓辺に置いて様子を見ました。


もしかしたら、春に部屋で羽化した子かな?
写真を出してきて比べてみたけど、この子とは翅の模様がちょっと違うみたい。


お昼過ぎに見たら、もう動かなくなっていました。


調べたらナミアゲハは、成虫になってから2週間しか生きていないそうです。
傷がないのに震えていたこの蝶は、寿命を迎えて庭に戻ってきたのかもしれないです。
限りある命の時間内に、生まれてきた目的は果たせられたかな?

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ナミアゲハ羽化!この子、幼虫時代の模様が変わっていました

2023年07月08日 | ナミアゲハ
金柑の葉に居た子が無事に羽化しました(#^.^#)
普通の(笑)ナミアゲハでした。

実はこの子、終齢幼虫になったとき、体の模様がちょっと変わっていて
庭で初めて見たときも「黄色すぎない?」と思ったのを、よく覚えています。


脱皮して「鳥フン」になると、普通のフン(笑)色になりました。
小さいほうがナミアゲハで、となりの大きい子はクロアゲハです。


青虫にも個性があるのか、この子はとても小食で
葉をちょとかじると休憩していて、なかなか大きくなりません。
それなのに、前の脱皮からたった3日後
ろくに餌も食べずまた脱皮して青虫になってしまいました(^^ゞ
体の模様に黒い部分が多い感じで、今まで見てきた幼虫とは違っていました。


体長は2.3cmくらい。
私の人差し指の第一関節くらいしかありません。


もしかして、ナミアゲハじゃないのかな?
じゃあ、何アゲハだというハナシなのですが(笑)この時は半信半疑でした。
先月に羽化した「ドジっ子ナミアゲハ」の幼虫の写真と比べてみました。


横からみた写真も。
ムチムチ感がいちばん違うかもですが、大丈夫かな?と不安になりました。


調べたら、ナミアゲハの幼虫の模様は、個体差が結構あるそうです。
少しずつ葉を食べるようになり、2日後に測ってみたら1cmくらいは大きくなっていました。


そして終齢になってから6日後、無事にサナギになりました。
生き物を飼育していると、成長の段階を踏むごとに「無事に・・・」という言葉が付いてしまいます(^m^)
変わった模様の幼虫でしたが、普通の形と色のサナギになりました(笑)



サナギになってから11日後の朝、目が覚めるとケースの中に蝶がいました。
ファーストコンタクトの写真。
昨日まで空っぽだった密室に、突然生き物が姿をあらわす・・・
まるで手品みたいだと、毎回不思議な感覚になります。
左端に、同じ日にサナギになったクロアゲハがいます。


時計を見ると、早朝5時半です。
羽化してまだ、それほど時間が経っていないようで
翅がまだヘラヘラしています。


30分後、ベランダへ連れて行って
飼育ケースから出して、ネットにつかまらせました。
翅の模様から男の子のようです。


かなり小さな蝶ですが、無事に羽化できて良かった。ホッとしました。
これも毎回思うのですが、黒くて大きな目に、ピンっと立った触覚
ナミアゲハって、とても利発そうな顔をしているなぁと見惚れてしまいます。


翅が十分に伸びると、ベランダからヒラリと滑空して
お隣の庭木に止まりました。
お別れのときはいつも、嬉しいような寂しいような複雑な気持ちになります。
ありがとう、どうか生きのびて子孫を残せますように。
次は、クロアゲハの山椒ちゃんの羽化を待ちます(#^.^#)
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ドジっ子、ナミアゲハが羽化しました

2023年06月18日 | ナミアゲハ
庭で、ミカンの葉から転げ落ちて(たぶん)
落ちた先にあった、毒のある葉っぱをかじっていたアゲハチョウの幼虫を
部屋に連れてきて、ミカンの葉っぱで育てていました。


この子は本当にドジな子で
サナギになる時も、糸が切れてケースの底に転げ落ちてしまいました(^^ゞ


自然界なら・・・
食草からはぐれた時点で、幼虫は生き残れません。
サナギが地面に落ちてしまったら、即アリのエサです。
このような視点からすると
弱い(ドジな)遺伝子を持った個体が、人間の手を借りて成虫になると
累々と弱い(ドジな?)子孫を残すことになる、という考え方があるそうです。
確かにそうなのかもしれません。
でも逆に、虫のフンみたいな幼虫のとき人に見つけられて
「飼育してみようか」なんて思われて、安全な環境で餌を与えられ
無事に羽化して蝶になる個体って・・・
何万分の1くらいの「強運」を持っているのでは?運も実力のうちって言うし
なーんて、思ったりして。
ドジな幼虫を飼う事の言い訳にしてしまいます(^^ゞ

落ちたとき、お尻の糸も切れていたので粘着力の弱いマスキングテープで
サナギのお尻をキッチンペーパーに固定しました。
(この写真は、脱皮したあとの抜け殻です)



2、3日前からサナギが、翅の色が透けて見えて黒くなってきました。
そろそろかな、と思っていたら
15日の朝、飼育ケースの中で無事に羽化していました\(^o^)/
まだ翅が完全に伸び切っていないようです。
そっとケースから出して、窓の網戸に止まらせました。


翅に赤い模様があるので、メスのようですが
ホントは、これは当てにならないそうです。


このまま翅が伸び切るまで待って
1時間後、ベランダへ行って空へ放しました。


滑空して、庭に降りると予想して放したのに
蝶はハタハタと羽ばたいて、みるみる間に上空へ昇っていきました。
あーーー、ダメダメ、危ない。
この辺りはツバメがビュンビュン飛び回っているので
見つかったら即エサです(。・Д・)ゞ
生きのびて、強運の子孫を残して欲しいと願い、蝶とお別れしました。

小さな幼虫を見つけてから、サナギになるまでの日数は18日間。
サナギになってから、蝶になるまで7日でした。

成虫と幼虫。
同じ命が入っているのが不思議なくらい、変身しました(#^.^#)


**
蝶になった子は、見つけた葉の名前で「樒ちゃん」(シキミ)でしたが
次にサナギになったのは「八朔ちゃん」
父が切ったハッサクの葉で見つけました。


八朔ちゃんは、クロアゲハの幼虫みたい。


3日前、6月15日に飼育ケースの蓋ウラでサナギになりました。


あと残っている幼虫は・・・
山椒の葉にいた「山椒ちゃん」と
金柑で見つけた「金柑ちゃん」
大きい方が山椒ちゃんです。


こんなにバラバラな食草で幼虫を見つけたのは初めてで
いろんな植物が生えていると、いろんな虫が来るのだと、楽しくなりました。


アゲハチョウの幼虫は、脱皮前と脱皮後の動かなくなる「眠」の状態が
ちょっと長くて心配になることが多いです。
今日も、山椒ちゃんと金柑ちゃんが、ピクリともせず心配です(´A`)
サナギの期間も、無事に羽化するか心配で・・・
心配ばかりするなら、飼育をやめればいいのに
それ以上に、羽化した時が嬉しいから、やめられないのかもです(^m^)
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毒草をかじっていたナミアゲハの幼虫

2023年06月10日 | ナミアゲハ
庭で水まきしているとき
鉢植えで育てている「ミヤマシキミ」の葉の上に小さな虫がいて
葉の端っこがほんの少しだけ、かじられているのをみつけました。

うわ~、ミヤマシキミは強い毒を持っている植物です。
こんなの食べるの、どこの誰??
何年か前に山で採ってきた枝を挿し木して育てているのですが
この葉っぱを食べた虫を見たのは初めてです!

メガネを掛けて、顔を葉に近付けてみると・・・
えっ?なんで??
葉っぱの上にいたのは、ほんの小さなアゲハ蝶の幼虫でした。


アナタが食べたの?
ミヤマシキミの鉢植えは、ちょうどミカンの木の下に置いてあったので
ミカンから落ちてきた幼虫が、空腹に耐えられずかじったのかもしれません。
それにしても食草でない葉を、空腹で食べるなんてこと、あるの?
謎でしたが、とりあえず部屋に連れてきて、ミカンの葉の上に乗っけてみました。


3分後、すごい勢いで葉を食べ始めました。
お腹すいてたんだね・・・



毒で死なないか心配して様子を見ていましたが
うちに来て5日後に脱皮をしました。


脱皮する前も鳥のフンに似ていましたが、さらにテカテカ光って
新鮮なフンに擬態しています。
水分を含んでいるような見た目ですが、触ってみると体はサラサラです。
まるで「だまし絵」みたいな、高度なテクニックです(^m^)


体長はやっと17mmくらい。
毒の影響はなかったようで、良かったです。


台所で洗い物をするとき、真ん前で見られる位置にケースを置いて
観察しつつ、生き物が同じ部屋にいることに癒されています(^-^)ゝ


**
この鳥フンの時期は、それほど食欲旺盛でもなく
食べているより、葉の上でじっとしている姿を見るほうが多いのに
脱皮してから2日で、体長が1cmも伸びました。


そして
前回の脱皮から、わずか4日後・・・
午後11時頃、寝る時に「おやすみね~」とケースの中を見ると
えっ?鳥フンちゃんが青虫になっていました\(^o^)/


脱皮した直後のようです。
ナミアゲハですね(#^.^#)
お面が記念写真のように、良い場所にありました(笑)


アゲハチョウの幼虫は、5回目の脱皮で青虫になるそうです。
鳥のフンに擬態しているのなら、最後まで黒いままで良いのでは?と思いますが・・
これだけ体が大きくなると、フンには化けられず葉と同色になるのでしょうか。


最後に脱皮してから2日後です。
休む間もなく、葉を食べてムチムチになってきました。


これから身を守るのは、大きな目玉模様です。


今回、アゲハチョウのエサは、ふつうのミカンよりも大きな
八朔の葉を与えています。
一枚の葉の面積は、幼虫の体長の約5~6倍もあるので
もし人間だったら、畳2畳分くらいの大好物の上に乗っているようなものなのかなと
想像したら楽しくなります。
一心に葉をかじる幼虫を見るのは飽きません。




この頃、父に庭の八朔の新芽を、ぜんぶ切らました(>_<)
切られた枝を1本ずつよく見て確かめたけど
葉に居た幼虫はこの子しか見つけられず、部屋に連れてきました。


***
ナミアゲハが終齢幼虫になってからちょうど1週間経ったお昼頃
葉から離れてケースの壁面に貼り付きました。
今までも、食べるのに飽きたのか、エサの鮮度が気に入らないのか
葉を離れて、ケースの壁に引っ付いている事はありましたが
今回は「一時離脱」とは違う感じです。


まだ体を固定していなくて、少し動くようなので、ケースの角に段ボールを貼り付けました。
ブログをフォローさせていただいている方の、天才的なアイデアなのですが
ここでサナギになってくれると、羽化の準備が格段にスムーズなのです!


見守りましたが翌日、体を折り曲げて
壁面でサナギになる態勢に入りました。
もう少し早く段ボールを貼れば良かったです。


翌朝、サナギになる場面を見たいと思って起きてきたら
早起きしていた母が「サナギ、落ちてるよ」と教えてくれました。
えーー、うそ、なんで。
生き物観察はもう「なんで、どうして」この言葉の繰り返しです(^^ゞ


あらら・・
原因は、脱いだ皮がお尻から上手く外せなくて
体を固定していた糸が切れてしまったせいみたいです。


蛹化ホヤホヤの、柔らかいサナギをどうにかつまんで
ティッシュペーパーで作ったお包みに納めました。


カエルさんに抱っこされてる(^m^)


生まれてすぐ、食草から落っこちて
サナギになってすぐに、また落下するなんて・・・
でも、縁あって出会った幼虫なので、無事に羽化できるように祈っています。


それから、このブログを書くのにミヤマシキミのことを詳しく調べたら
普通にシキミと呼ばれている植物は「マツブサ科」ですが
ミヤマシキミは「ミカン科」だと初めて知りました。
だから、幼虫がちょっとかじってあったのかな?
虫と植物の関係は奥深くて、興味が尽きません(#^.^#)

蛹化は6月3日でした。
今の時期なら、2週間後くらいに羽化すると思うのですが
羽化は毎回心配で、今からドキドキしています。
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ナミアゲハ「ミカンちゃん」が羽化しました!

2022年06月23日 | ナミアゲハ
5月の終わりに、ミカンの葉の上でじっと動かず
ひたすら「鳥のフン」のふりをしているアゲハ蝶の幼虫を見つけました(^O^)


このまま庭で見守ろうか?でも、明日になったらもう居なくなっちゃうかも(´A`)
先日、サシガメに刺されているスズメガの幼虫を庭で見たばかりでした。
サシガメは「注射針のような口を獲物の体に突き刺して体液を吸う、肉食性の昆虫です」とネット情報でありました。
黒と黄色の警戒色、見るからに怖そうな昆虫で、うちの庭にはうようよいます。


小さな子なので、しばらくの間エサは大変ではないと思い、部屋に連れてきました。


うちの子になってから3日後、見た目には変化なしです。
ミカンの葉も、1枚の片すみをちょっとだけかじるだけで、あまり動きません。


2日後に、脱皮しました!


昨日まで飼育ケースの中にいた黒いかたまりが、一夜明けて朝見たら
緑色の幼虫にすり替わっている・・・まるで手品みたいで毎度、え?ナニコレとなります(笑)


顔の部分はお面のように、ポロリと落ちて残っています。


ところでナミアゲハって、何回脱皮するんだろう?
実は、蝶よりも蛾を飼育したことの方が多くて、蝶もスズメガと同じように
青虫になってからも数回は脱皮するのだと思い込んでいていました。
でも、調べてみてびっくり!
ナミアゲハの脱皮回数は通常5回で、最後の5回目の脱皮で、やっと青虫になるのだそうです。
なので、部屋につれてきたときこの子は4齢幼虫で、この日終齢(5齢)になったのです。
そうなんだ、生まれてからかなりの日にちを、鳥のフンに擬態して生きているんですね。
緑色になってからの食欲はすごいです(^-^)ゝ
まだ痩せているこの子がプリプリのイモムシになるように
これからたくさん、ミカンの葉を食べて欲しいと思います。



出会い・・・
翌日、買い物にいった先お店の園芸コーナーで、山椒の葉を一心不乱にかじっている子を見つけました。
隅っこにある売れ残った鉢植えで、お店の人もあまり手をかけていない感じで
見逃されていたのかな。スミマセン、連れて帰ってきてしまいした(^^ゞ
うちに山椒はないので、どうしよう、食草を替えるの上手くいくかな?そう考えながら
ミカンの葉に居た子(ミカンちゃん)の飼育ケースを掃除するのに隣に置いておいたら・・・


あれ?移動してる。


え~、こんな簡単に?(ll゚д゚)ミカンでいいの?


「案ずるより産むが易し」を実感した瞬間でした。
飼育ケースの中の二人、すぐに仲良しになれたようです(笑)


大きさはほぼ一緒で、同じくらいの齢なのかな。
でも体色と模様が少し違います。
この子はミカンちゃん、ずんぐりした感じで緑色です。


こちらは山椒ちゃん、黄緑色で首と腰(本当は違うけど)の辺りの模様がくっきりしています。
アゲハの幼虫の模様には個性があって、よく観察すると個体の判別もできるそうです。


脱皮してから4日間で、あっという間に倍の大きさになりました。


**
6月9日午後7時、山椒ちゃんがサナギになる準備に入りました。


午後11時、更に体が縮まりました。


飼育ケースの向こう側では、ミカンちゃんがまだエサを食べています。


翌朝、山椒ちゃんはサナギになっていました。
ミカンちゃんも1日遅れで前蛹になり、その後無事にサナギになりました。


蛹化してからも、目が離せません。
もし寄生されているのなら、サナギになった直後に体内にいた寄生生物が出てくるからです(´A`)
もう何度も経験しているので、祈るような気持ちで見守ります。
サナギになって5日後、2匹とも幸いなことに寄生はされていなかったようです。
羽化する時の足場になるよう、飼育ケースの壁面にキッチンペーパーを貼りました。


***
6月22日、きのうの夜、寝る前に見たらサナギが黒くなっていました。
翅の模様が透けて見えているのです。
そろそろ羽化かな、無事に出てきてくれるよう祈りました(^_^)


そして今朝6時半、目が覚めてすぐにケースを見たら、アゲハが羽化していました!
でも抜け殻に上手くつかまれずに、不安定な状態でぶら下がっていました。


見ているうちに、下へ落ちてしまったので、慌てて指につかまらせ
窓辺の網に移動させました。
翅がまだ伸び切っていない状態で・・・大丈夫かな(ll゚д゚)


30分後、良かった!きれいに翅が伸びきりました。
サナギになった場所が飼育ケースの角寄りだったので
サナギから出た後に、翅を広げる余地があまり無かったのがいけなかったようです。
そういう事もちゃんと事前に確認しておかないと
羽化不全という可哀そうなことに繋がってしまいます。反省です(^^ゞ


翅を広げました(#^.^#)
ミカンの葉の上にいた鳥フンちゃんが、こんな姿に変身するなんて本当に不思議です。
しばらく美しい翅の色に見惚れていました。


家事と食事を済ませて2時間後、外へ逃がすために部屋に来ると
蝶は網戸につかまって外を見ていました。


「早くここから出してよ!」羽化から時間が経っていて、もう寝ぼけていない状態なので
そっと指を差し出しても、嫌がって乗ってきてはくれませんでした。
ケースの中へ誘導して、ベランダへ。
早く出せと暴れまくるミカンちゃんとは、あっという間のお別れ会でした(^^ゞ
翅の赤い点からメスみたいなので、無事に生きてまた産卵しに庭に戻ってきて欲しいです。

昆虫を飼育するのは、エサを食べないとか、変な色になったとか、本当に毎日心配が多いけど
やっぱり羽化して飛び立つ時の喜びは最高です(#^.^#)
山椒ちゃんの羽化はどうなるかな・・・今のところサナギに変わりなしです。
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越冬したナミアゲハが羽化しました

2021年04月10日 | ナミアゲハ
去年の秋に育てていたナミアゲハの幼虫が
約6か月の時を経て
昨日、無事に羽化してくれました\(^o^)/


ファーストコンタクトはいつも
飼育ケース越し(笑)
そろそろかなぁと思って、毎朝みていたら
ケースの中で動くものを見つけました。


生きていたのね♡
アナタ半年も動かないから、心配だったよ
こんにちは、会いたかった(#^.^#)
翅の模様から、女の子のようです。


4月になったとはいえ、寒の戻りで
昨日は冷たい風が吹いていました。
大丈夫かな・・・飛べるかな。
玄関に置いてあるビオラの鉢にそっと乗せると・・・


次の瞬間、フワッと浮き上がって
追い風の中へ、力強く羽ばたいていきました。
元気でねー、また卵を産みに里帰りしてね(@^^)/~~~
毎度、嬉しくて寂しい、抜け殻です。


もう1匹のサナギも
翅の模様が浮き出てきて、羽化が近いようです。


今日の朝、2匹目が羽化しました(^^♪
そういえば、サナギになったのも
1日違いだったなぁ


この子も女の子です。
今日は風も強くなくて、暖かい日です。
良かったね、昨日の子とも、どこかで会えるかな。


蝶や蛾を育てるようになってから
無事に冬を越して
無事に、翅をピンッと伸ばして羽化して
空へ飛んでいくのを見るたび
これって奇跡だなぁと思えるようになりました(#^.^#)


***
幼虫を見つけたのが、去年の9月27日。
探したらその頃の事をブログに書いていました(^-^)ゝ

小さな子!こんな秋遅くに・・・どうしよう。


その子のエサを採りに行って
もう1匹、見つけてしまうという・・・奇跡(笑)


一緒に育って


サナギになって






お包みに包まれるふたり(笑)


キッチンペーパーで作るサナギポケット
これは作り方が簡単です。


お尻の糸をテープで内側に貼り付けてから
クルッと包んで
下端のとんがりを折りたたんで、出来上がり。


小さな容器に並べて、立てておきます。
羽化したときも、ペーパーにつかまって
翅を乾かす足場になります。


飼育ケースの中にはまだ
越冬隊のキイロスズメが
羽化を待って眠っています。
こちらは4月の終わり頃かなぁ・・・
今からとても楽しみです(#^.^#)
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アゲハのお母さん、こんなところにひと粒産んだの?

2020年10月05日 | ナミアゲハ
すみっこ暮らしをしている「山椒」を
ホームセンターの園芸コナーで見つけました。
葉を指でこすって匂いをかぐと、ああ、いい香り。
売れ残って値引きされてるし・・・
そうだ!大木に育てたら、蝶が来るかもしれない。
「アゲハホイホイ」の木。
8月、お盆が終わった頃、ニヤニヤしながら買ってきました。


ひと回り大きな鉢に植え替えて


日差しが強い日には、午後から日陰に入れたりして
他の植物たちと一緒に、お世話して
毎日よく見ていたはずなのに・・・
どうして、どうして?・・・


1か月後の9月半ば
あれ?葉っぱが黒く枯れてる?今年の夏は暑かったからなぁ・・・
枯れた部分を摘まんで取り除こうとしたら
えええーー!嘘でしょ!!
なんと、枯れ葉ではなくて、幼虫がくっ付いていました(ll゚д゚)


急いで部屋へ鉢植えを持ってきて
幼虫の種類を調べましたが、何アゲハなのか?
鳥フンだからよく分かりません(@_@)


脱皮して青くなるまで(笑)待つことにしました。
日照時間のこともあるし、窓の外へ出しておいたんだけど
朝になると、やけにスズメが見に来てるの。
またまた急いで、部屋に取り込んで

幼いうちなら食草を、山椒から蜜柑に変更できないかと
庭から枝を切ってきて


山椒の下にくくりつけました。

今思うと滑稽なのですが、この時は精一杯の発想でした。


9月30日、山椒の葉の上で脱皮していました。
「何齢幼虫」という数え方が、いまいち分かっていないのですが
黒から緑になり(笑)たぶん、ナミアゲハの幼虫だろうと判断しました。


少しずつ、体をずらせて蜜柑の葉に移動させて
しばらく様子を見ます。


アゲハチョウの食草の変更は、初めての体験(私の)だったので心配でしたが
翌朝みると、葉をかじった跡と、フンがおちていたのでホッとしました。
それで翌日、また庭に葉を採りにいくと
ああ、どうしよう。
新しい子と目が合ってしまいした(´A`)


蜜柑の木は、2.5メートルくらいの高さなのですが
幼虫を見つけるのは、目の高さ以下の位置にある葉が多いです。
天敵に見つからないように、蝶は低い所を選んで産卵してるのかな?
この時期にこんなおチビさんだと、確実に越冬組ですが
これもご縁だと思って、部屋に連れて帰りました(^-^)ゝ


今朝、葉っぱを食べ尽くしてしまったようで
ふたりして、ケースのすみっこで「たそがれて」いました(^m^)


「お兄ちゃん、お腹減ったね」
「もうすぐ新しい葉っぱが来るから、待っていようね」
そんな後ろ姿です(笑)
ごめんね、新しい葉を採りに行って、ついでなので体長を測りました。

2.5㎝と、3㎝くらいでした。

寄生蜂のタマゴがあるかもしれないので
葉は、洗ってから与えるようにしています。
そうすると、幼虫が葉の上の水分を飲むような仕草が見られます。


飼育ケースには、羽化を待っているサナギが同居しています。
写真の左上には「ヒメホウジャク」、左上は「ナンキンキノカワガ」です。
ナンキンさんは、昨日の夜、訳あってここに加わりました(^^ゞ
無事に生まれてくれるといいけど、毎日見て変化を観察しています。


**
ナガサキアゲハの、フタの裏で最後にサナギになった子
本当に小さくて、羽化できるか心配ですが


日数的にみると、羽化はもうそろそろなので
今日、飼育ケースの中にフタを立てかけて足場を張りました。


台風が来る予報だし
来年の春まで眠っていて欲しいとも思うけど
運命に任せたいと思います(#^.^#)

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ナミアゲハが羽化しました

2019年08月12日 | ナミアゲハ
朝、目が覚めてたら飼育ケースの中で蝶が羽化していました。
もうすっかり翅が伸びていたので、ケースから出して網戸に止まらせました。
飛んでいる蝶の翅の模様を、陽に透かして見る事はめったにないけど、ステンドグラスみたいにきれいなんですね(#^.^#)
メスの蝶でした。メスの後ろ翅には、赤と青の模様があります。



この子はサナギになってから、10日で羽化しました。
いままで、幼虫がサナギになって、やがて蝶になるのは当たり前だと思っていたけど
何度か観察してみて、幼虫の時に死んでしまったり、サナギが無事に羽化できるとは限らないことを知りました。
無事に成虫になれる蝶は、卵100個に対して1、2匹だそうです。



この角度から見ると、背中の模様が大きな瞳に見えて、可愛いなぁと思いますが・・・



本当の顔はこちら。見慣れないから変な感じすらします^^



朝の8時半頃、サナギになる場所を探しにいくため、ミカンの葉を離れました。
その時が来た!ってどんなふうに自分の中で分るんだろう?
「じゃあ、ちょっと行ってくるわ!また後でね」と言ってるみたいな背中に感じました。



フタの裏へ行ったらどうしよう・・・と心配しましたが、ちょっとだけ壁を登った所に決めたようです。
身体をくの字に曲げ、口から糸を吐きだして体を壁面に固定し始めました。



裏側からみたら、すごい量の糸です。



その日の夜には、サナギの形になりました。
サナギの下には、幼虫の抜け殻がクシャクシャっと丸まって落ちていました。
背中に糸をかける様子と、最後の脱皮を見たかったけど、今回もその場面には立ち会えませんでした(^^ゞ



これからしばらくの間、動かないサナギをドキドキしながら眺める日が続きます。



10日後の朝、ナミアゲハが無事に羽化しました!
アゲハは夜明けの、辺りが明るくなった頃に羽化が始まるそうです。
この写真は午前7時に撮りました。もう翅がすっかり伸びて、時折パタパタと羽ばたいています。



8時頃、庭に放しにいきました。
故郷のミカンの木の横、ネコの手が届かない日陰になっている所へ、そっと止まらせました。
屋外で見ると、更にきれいな色です。



その後もちゃんと飛んでいけるか心配で、何度も庭へ様子を見に行きました。
そしたら!1時間後の9時、同じ葉の上でオスと交尾をしているのを発見して、ビックリしました^m^
ナミアゲハの寿命は約2週間で、その間にオスは、メスを見つけては何度も交尾するそうです。
メスも数回、別のオスと交尾することが研究で分ってきて、2週間の間に約200個の卵を産みます。



写真の下側の蝶はオスで、オスのお腹の先には「把握器」(はあくき)という交尾のための器官があります。
もし交尾中にメスが飛び立っても、絶対に離れないように、メスの腹部をガッシリ挟み込んでいます。



卵が一粒、オスの腹の上にこぼれているのも見えました。



今日も庭のミカンの木の上で、アゲハチョウがひらひら舞っていました。
翅の破れたオスのアゲハも、毎日のように見掛けます。
以前は蝶を見て「あらキレイ♪」と思うくらいでしたが、産卵から羽化までを観察して、色んな事を知った後は
「頑張ってね!」と声をかけたくなる気持ちになりました(^-^)ゝ

卵から羽化まで、楽しい時間でした。







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