風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ピンオークに会いに

2020年12月31日 | ピンオーク 実生
年末に妹の家へ行く用事があって
その帰りに、ちょっとだけ寄り道してきました。
今年の春から「行こう!」と思っていて
なかなか行けなかった、安城デンパーク!です。


園内はクリスマス一色でした。


温室のツリーが素敵。
夢のような気持ちになります(#^.^#)


でも・・・
やっぱり、冬の寒々としたこの景色に
心がときめくのはなぜでしょう?(笑)
温室にいても心がはやる。
早々に、冷たい風が吹く屋外へ出てきてしまいました(^^ゞ


ハンモック!
前に来た時に寝転んでみました。


寒いけど、今回もね(#^.^#)


頭の上の梢に、小さな鳥がたくさんいて
賑やかに鳴いていました。
いい景色です。
毛布を持ってきたら、半日でも寝ていられそう。


すぐ横を「メルヘン号」が通り過ぎました。
うわー、みんなこっちを見てる(笑)
私も寒いけど、乗客の人たちも寒そうです。



ハンモックを降りて「四季の花木園」へ。
デンパークに来たかった理由のひとつが
ここにあります(^m^)


ピンオーク!
この木に会いたかったのです。


一昨年の春にきたとき
枝には瑞々しい葉が茂っていました。


ピンオークのピンとは「杭」の意味で
牧場などの杭に、硬い材が使われるそうです。


カナダ原産の、ブナ目ブナ科コナラ属の落葉性広葉高木。
独特な葉の形と、丸っこいどんぐりがとても好きです。


どんぐり、あるかな・・・
落ち葉をかき分けて、地面を探したら
あったーーー\(^o^)/


どんぐり目(まなこ?)(笑)で探したら
あるある!
冬眠まえのリスになった気分、嬉しくていっぱい拾いました。


このどんぐりの「帽子」がまた可愛いの。
落ちてるのを被せてみたけど、こんな感じです。


これはピンオークかな?
木の根元に生えている幼木を見つけたけど・・・
ちょっと違うみたい。
虫が上手にかじって、どんぐりもどきの葉になっていました。


**
来てみて良かったです。
計画を立てて行動するのが苦手で、いつも
思い付きの「寄り道」ばかりですが、そのたびいいものに出会えます。




アブリルさんに教えていただいて、春に見に来た
ベニバナトチノキの木


冬芽が青空に映えていていました。
一年は、長い夢をみているようで
目が覚めると、あっという間だったことが分かるような(笑)
たくさんの出会いがあった、楽しい毎日でした。

ブログを読んでくださったみなさま
今年一年、ありがとうございました。
来年もまた変わらず
季節ごとに咲く花をみられますように。

病院の帰り道

2020年12月30日 | 病院の日
3か月に一度の検査の日でした。
前もって採血しておいたので
待つこともなく、予約時間ぴったりに呼ばれて
「〇〇さん、体調はどうですか?」
「変わりないです」
「そうですか。症状は落ち着いているので、このままお薬を続けましょう」
「はい、ありがとうございました」
診察は3分で終わりました(笑)

前回は、すべての検査項目が正常値だったのですが
今回の検査では、バセドウ病の甲状腺機能亢進症の原因といわれる
「TRAb」の値が2.8と少し高くなってしまい
「H」のマークが付いていました(^^ゞ
次回の検査は3月の下旬です。
その頃にはもう桜が咲いているかなぁ・・・


病院の日は、帰りの寄り道が楽しみで
どこへ行こうか、あれこれ考えていたのですが
検査の後に、病院の渡り廊下から見えた景色の中へ
行ってみることにしました(#^.^#)


冬枯れの畑の道を歩きながら
振り返えると、さっきまでいた建物が見えました。
ほら、中央のあの白い部分が渡り廊下です。
窓からこの景色を眺めていた自分に、手を振ってみました(笑)


車が通らない道なので
思う存分「ボーっと」して歩きます。
川の砂地が、なにやら獣の足跡でいっぱいなので
階段で降りて見にいきます。


イタチと、犬?と人の足跡もありました(笑)
犬の散歩中に、水を飲みに降りたのかな?
写真の中央にある手形みたいなのは、もしかしたら猿かも。


こちらの中州には、水玉模様のように
イノシシの足跡が、すきまなく付いていました。


扇形をした柿畑に着きました。


窓から見えた、この畑です。


柿の木の隣に立っている木をふと見ると
なななんと!
お宝発見!ツルウメモドキに覆われた木です。


これほどスゴイのは、あまり見かけない。
こぼれ落ちる「イクラ」のお寿司を思い出しました(笑)


カメムシも見つけました。
黒い靴下を履いた素敵なデザインの虫です。
華やかな場所にいると、なんだかゴージャスな感じ。


台所に飾りたくて、手が届くところの枝を
少しだけ貰いました。


またしばらく歩くと
今度は、剪定した木を積み上げている場所がありました。
ヒノキや松などの山の樹木から、サルスベリなど庭木まで
様々な種類の枝が混在していて、これもお宝です(笑)


カッコいい枝を発見!
もみの木かな?


これはカイヅカイブキ。


サルスベリの果実も・・・なんかいい感じ。
これで何かつくれるんじゃないの(^^♪


枝を括る、丈夫なツルを探して歩いていたら
陽だまりの土手の木に
金色に輝くヤマイモの実を見つけました。


集まった枝と実を組み立てて・・
出来上がりました(^o^)/


吊り下げるところを編んだツルは
しなやかで丈夫で、臭くなかった(笑)ので
たぶん、アオツヅラフジだと思います。


12月の青空に映える
カラフルで楽しい飾り物ができました。

あとから調べたら、これは
「スワッグ」というものだそうです。
家にもって帰って、玄関に飾りました(#^^#)

病院の帰りに寄り道すると
いつも何かいいものと出会えます。
今回もありがとうございました(^^♪

種をまいた「カシワ」3年目の成長記録 2020

2020年12月28日 | カシワ 実生

2020年4月中旬、長い冬を無事に越して
カシワが芽吹いてきました。
どんぐりをまいて、3年目の春です。
今年はどんな成長を見せてくれるのかな。
わくわくします(^^♪

種まき2年目の成長記録はこちらです。

冬芽はスルスルとほどけていって
1週間後には、こんな赤ちゃんみたいな
可愛い葉っぱが顔を出しました。


2歳の木の幹は「小枝」と言ったほうがいいくらい
細くて頼りないものですが・・・
根本を見ると、こんなに太くなっていました。
風格すら感じます(笑)


気まぐれ身体測定(^^ゞ
そうだ、一年でどれくらい背が伸びるかなと
いま現在の身長を測ってみました。
うーん、カシワちゃんは22センチくらい?


同じ頃にまいた「栗」もついでに測ります。
同級生のクリちゃんは
凄い!75センチ!3倍以上も背が高いです。
さすが、桃栗3年ですね。
でもそれも個性、みんな元気に大きくなってほしいです。



5月、ゴールデンウイーク明けに
5号鉢に植え替えをしました。


5月の終わりころには
春に芽吹いた葉が、厚くしっかりしてきて
緑色も濃くなってきました。


おや?
葉の中心から、今年伸びる新芽が
チロッと顔を出し始めました。


3日後、新芽が吹いてきました。
遠くから見ると「花が咲いた?」と思うくらい
カシワの新芽は、華やかなピンク色です。


とても奇麗なこのピンク色の期間は、短いです。
4日後には、緑色になってしまいました。
自然界の樹木でも、これを見られるのかな?
来年、うちの子がピンクになったら母樹を見に行ってみよう。


**
6月になりました。
新芽は、傘をさしたような姿になりました。
去年の幹の伸び方を思い出しつつ・・
カシワの成長のしかたって、なんだか独特じゃない?と
分かってきました。


多くの他の樹木のように、枝が少しずつ伸びるのではなく
今のところ、一年で一節だけドーンと伸びて
その先端に展開した葉が傘のように広がっています。

あらためて「カシワ」ってどんな樹木なのかな。
栽培(飼育?)3年目にして、初めて調べてみました(笑)


柏(カシワ)ってどんな木?
「ブナ科コナラ属」
この属っていう字をいつも
「族」にしたいと思ってしまうのはなぜ?(笑)

「雌雄同株」
1本で実がなるの、これはうれしい!

「落葉性広葉高木」
高さは15メートルほどになるそうです。
こんなチビちゃんが、私の背丈の10倍になるのね(#^^#)

カシワの名前の由来は
大きな葉っぱを食べ物を盛るのに使ったことから
炊ぐ葉(かしぐは)、炊事に使う葉だそうです。へえー。
食器の代用品、食べ物を包む葉。

葉は5枚ほどがらせん状で互生につく・・・
枝先に集まる傾向があり、輪生状となる
なるほど、本当にそうね(笑)


***
7月の終わりになりました。
今年の夏も暑かったです(^^ゞ
カシワには、あれから新しい葉は出ず
葉の面積だけが、どんどん大きくなっていきました。


栗の方は、枝が伸びて
そこに小さな葉が、次々と展開しています。
背くらべ、みんな違ってみんないい(#^^#)


あ!誰か少しかじったみたい。
チャレンジャーですね。
栗の葉は、ハキリバチが丸く切り取っていくのですが
カシワは食害されること無いようです。


****
秋になりました。
10月24日、葉の縁がほんのり色付いてきました。


11月1日、夜間に冷え込んだ翌朝は
はっきりわかるくらい、赤色が濃くなっています。


11月3日、毎日色が変わります。
今朝は夕焼けみたいな色です(^^♪


11月7日、葉が大きいので
紅葉も見ごたえがあります。
うちのカシワの葉が赤くなったら、この子の母樹を見に行こう!と
毎年思っていて、ついつい忘れてしまって(^^ゞ
でも、全国のカシワの木がこんなに真っ赤になったら
季節の話題になっても良さそうなのに・・・


紅葉のピークから、たった1週間で
葉は枯れ葉色、茶色に変わってしまいました(^^ゞ


ゴワゴワした葉の裏側を見てみると
アブラムシの仲間がたくさんくっ付いています。
これから散る葉に集まる姿が、なんだか健気で
またそっと葉を裏返しておきました(笑)


*****
11月も終わり、12月になりました。
あれ?今年はまだ落葉しない?


12月24日、カラカラに乾いた葉が
丸まりながら、枝に付いたまま頑張っています!
えーーー!今年は落ちないんだー!
去年はあっさりと散ってしまったのに・・・
この1年で、「次の世代を守る!」みたいな決心をしたのかな(*‘ω‘ *)
なんだか感激してしまいました。


身長を測ってみました。
37センチでした!
4月から8か月で15センチ伸びました。
足元には、堪えきれず?落ちてしまった小さな葉少しだけ(笑)


葉の裏にいたアブラムシたちも
無事に脱皮して、どこかへ旅立ったようです。


これは来年芽吹く冬芽です。
ちゃんと守られていますね(#^^#)
来年はどんな成長ぶりを見せてくれるかな。
そんなことを考えながら
この冬を過ごしたいと思います。


楽しい時間をありがとうございました。
以上「カシワの種まき 2020年の成長記録」でした(^^)/

木の実のワイルドリース

2020年12月23日 | 作ってみた
11月の中頃
買い物の帰りに寄り道した柿畑で
すごく「いいもの」を見つけてしまいした(#^^#)


それは・・・
広大な敷地内にある、放棄畑の柿の木に
自由自在に絡みついている「ツル」たちです。
ツタの紅葉がきれい!


こちらはヘクソカズラのツル。
木を覆いつくすように茂っています。


どの木を見ても
ネックレスを何重にも巻き付けていて
これはすごいお宝です(^^)v


放棄されているから、草刈もされないだろうし
冬になったらこのツルでリースを作ろう!



先日ああ、そういえば・・・と
ふとツルのことを思い出したので
仕事の帰りに見に行ってみました。
手入れされている畑は、整然として
整枝もされ、すっかり冬景色です。


さあ、あちらはどうなってるかな~
いそいそと放棄旗へと向かうと・・・
足もとには、くっつき虫の草がはびこっていて
デンジャラスな雰囲気が満載です(^_^)


異界へ続く(笑)トンネルを抜けると・・・


おーー!
なんて素敵!!
ツルウメモドキの実が弾けていました。


こちらはヘクソカズラの実と柿。
もうこのままで、完成されたリースみたいです。


ザクザクと音を立てて
枯れ葉を踏みながら、自然が作った素晴らしい芸術作品を
時間を忘れて見て回りました。
でも北風が強くて、だんだん寒くなってきました。
ふらりと寄ったので、手袋もハサミも持ってこなかったけど
今日欲しい!今欲しい!(笑)
手で引っ張って、ツルを採取する事にしました!


これだけあると、どこから手を付けていいか迷う~
あまり欲張って引っ張ると
木の方が負けて折れそうだし・・・
少しずつツルを剥がす感じで、集めていきます。


枝に残っている柿も、指で押すと
いい具合に熟れていて美味しそう(^m^)


庭に来るメジロのお土産に
1個だけ頂いてしまいます(^m^)


ヘクソカズラとスズメウリです。
ツルはこれくらいでいいかな。


このまま巻いてリースにしようと思ったけど
ツルが柔らかすぎてきれいな円形にならないので
リースの土台を作ることにしました。
太いツルを探して歩きます。
あった!


土手の中に葛のツルがありました。
伸ばしてみると7メートルくらいで、太さも丁度いいです。
葛のツルは、カゴを編めるほど丈夫なので
手で切るのは無理です。
でも、ヒトは石器を使えるんです(笑)
鋭利な角がある石を探してきて、それでゴシゴシ擦って
切り取りました(^○^)


しなやかなツルをクルクルとまとめて
いい感じの土台ができました。


ヘクソカズラを豪快に乗せて
所々をツルの太い部分で止め付けたら
はい、出来上がり\(^o^)/


ワイルドだろ~(笑)な出来栄えです


すっかり体が冷えてしまったけど
楽しかった。
帰り道に見つけた黒い実
これはシャリンバイの果実です。
いいアクセントになりそう。
持って帰りましょう。


**
次の日、シャリンバイの実と
庭にあった芙蓉の種のサヤ
カラスウリの赤い実も付けてみました。


ワイルド&ゴージャスになりました(笑)


このリースは鳥にプレゼントする
野鳥のリースです。
庭の外に生えているケヤキの木に
冬の間ずっとぶら下げておきます。
野外に食べるものがなくなる頃
小鳥がついばみにやってきて来るのを
楽しみに待ちます。

ツルを取る時も
作るのも、とても楽しかったです(#^^#)

白い、モップみたいな虫

2020年12月20日 | いきものの観察や飼育
今年の春に庭で見つけて
あらまー、と思って
育ててみた虫です(笑)

5月中旬、アゲハ蝶の幼虫を探していたら
デコポンの葉っぱにいました。


パッと見は「カイガラムシ」の大きいやつに見えたけど
なんだか違和感がして、じーっと観察。


やっぱりヘン!そっと捕まえて・・・
(小さいなー)


ひっくり返してみたら
キャー♡お腹が黒い!


何かわからないけど
とにかく捕まえて、部屋に連れてきました^m^
透明なプラのコップに入れて
写真を撮って、拡大したのがこの姿です。
魔法使いの、白髪ウィッグを被ってるみたい。
細長い体で、脚が6本あります。

ああ、あなたは誰♡
謎の生物に出会ったときの、このドキドキ感は最高です(笑)


「白いモップみたいな虫」で検索したら
いろんなモップちゃんの中に、見つけました!
この子は「コクロヒメテントウ」
(小黒姫天道)という虫の幼虫でした\(^o^)/

カイガラムシに擬態して、パトロールのアリを騙しつつ
アブラムシを食べる、ヒトにとっては益虫の
てんとう虫の仲間です。

エサのアブラムシなら、庭にいっぱい居るので
このまま飼育してみる事にしました。
蝶と違って、給餌がめっちゃ楽です~(´ー`)


アブラムシを食べながら
あちこち歩き回っています。
体にまとった白いものは、幼虫が分泌した「蝋状物質」で
カイガラムシのものと同じだそうです。


体長は約6mmです。
ネットで調べたら、1mmほどで生まれ
老齢幼虫は6、7mmになるとのこと。
捕まえたときと比べて、背中の中央の毛?が分かれて
地肌が見えてきています。
そろそろ羽化するのかな・・・



部屋に来てから10日くらい経った頃
モップちゃんが動かなくなりまた。
心配です・・・
コップの底から写真を撮って見てみると
あれ?脱皮したのかも!
なんとなく、てんとう虫っぽいシルエットが見えます。


そして、3日後の朝。
「モップ型お掃除ロボット」の横に
成虫になった「コクロヒメテントウ」さんが
ちょこんと鎮座していました(#^.^#)
脱皮は・・・脱ぐというより・・
「乗り捨てる」という言葉がぴったりな感じでした(笑)


成虫の体長は、約2.2mmだそうです。
私には、うまく測れませんでした。


真っ黒にみえますが、お尻の辺りが赤いそうです。
写真も、うまく撮れませんでした(^^ゞ


なんとか全体の感じがわかる写真を撮ろうと
頑張っていたら、目にも止まらぬ速さで翅を広げて
突然飛んで、網戸にとまりました(@_@)

こんなチビッこい子が、部屋で行方不明になったら
2度と会えない気がしたので
写真はあきらめて、庭のデコポンの葉に逃がしました。

ふと横を見ると・・・
あー、ここにもいる!


モップちゃんは毎年、庭にいたのかもしれないけど
今年初めて出会えて、観察できて楽しかったです。
来年は成虫の背中を、バッチリカメラで写してみたいです(^-^)V

以上、モップみたいな虫「コクロヒメテントウ」でした♪

モミジバフウの種まきから、落葉まで。

2020年12月17日 | モミジバフウ 実生
去年の11月に、公園でとってきた
モミジバフウの果実の観察をしました。
秋になると、枝にぶら下がっている実は見られますが
そういえば中に入っている種って、どんな形なのかなって?


冬に、木の下に落ちてくる頃には
果実は空っぽになってるし
かと言って、地面に落ちている種は見た事がないし・・・
それで、未熟な果実をとってきて、去年じっくり観察してみました(^_^)

果実が熟すと口が開いて、黒い種と一緒に
さらさらした、砂のようなものが出てきました。

調べたけど、何の役割を果たしているのか分からなくて
いまだに謎なのですが・・・
園芸をしていたとき、細かい種をまく時に砂を混ぜてまくと
均一にバランスよく広範囲に種まきできるといの同じ原理かな。
少し関係があるのかもしれません(^^ゞ

観察が済んだあとの種を、ひとつまみ
ポリポットにまいてみました。
公園などで、種が落ちて自然にはえているモミジバフウを
あまり見かけたことがないので、発芽率はよくないのかな・・・



4月の終わり頃、芽が出てきました!
とても姿勢よく「これぞ双葉!」と言うような
ピンっと両手をひろげた立ち姿をしています(笑)


芽が出てから10日もすると
可愛い本葉が顔を覗かせました。


発芽率は予想外に、とても良いみたいです。
見るたびに、葉が大きくなっていきます。


いちばん最初の芽が出てから1か月
5㎝くらいに成長した幼苗の足元からは
まだ新しい芽が出てきています。


さすが樹木の種!
いっせいに発芽すると、環境の変化などで全滅してしまうリスクがあるので
わざと時期をずらして芽を出しているそうです。
中には数年後に、ひょっこりと発芽することあるそうです。


見上げるほどの大木も
最初は、こんな発芽から始まっているのですね。
小さな葉が、大きな木の葉のミニチュアみたい・・・
出来たばかりの水路、葉脈もちゃんとあって・・感動します(#^.^#)


5月になって、気温が上がってくると
背がどんどん伸びて、柔らかな葉も大きくなってきました。


6月中旬、最初に芽が出た子の身長は、5㎝ほどになりました。
後から発芽した子たちも、みんなで背比べです(#^.^#)


7月、「発芽広場(笑)」は、種まきから今年、芽が出た子たちで
とても賑やかになってきました。
まるで幼稚園みたい。
この場所は、庭の中でも生命力が溢れている感じです。


**
8月、お盆の頃
モミジバフウを植え替えることにしました。
直径15㎝の5号鉢に、根を崩さないように
スッポリそのまま植え替えました。


鉢に土を丁寧に入れて、お水をあげて「はい、完成!」と思ったら・・
んん?これは何?


形は似てるけど、みんなとはなんだか違うような・・・
でも、どこかで見たことがある葉です。
よくよく見てみたら、これは芙蓉のようです。


なんでこんな所に生えているんだろう?
あー!もしかしたらコレ?(笑)

「別に隠れていたわけじゃないよ」
そんな声が聞こえてきて、気の毒でしたが
鉢を崩して、芙蓉を取り出して、他の場所に植えてきました。

***
9月になっても、夏みたいに暑い日が続きました。
モミジバフウはどんどん新しい葉が展開してきて
きれいな樹形で、こんもりと茂ってきました。


頂点の葉です。


1週間で、これくらい成長します。
水やりも1日2回、よく乾いて水が好きなようです。


10月、朝晩ひんやりするようになると
新しい葉が出なくなり、下の方にある葉が硬くなってきました。
モミジバフウは紅葉がとても美しい樹木です。
もしかしたら、この子たちも紅葉するのかな。


10月中旬、最初に葉色に変化があったのは
小さな一人っ子でした。


種まきしたポリポットの、隣に置いてあったポットから
ひとつだけ芽が出て、1本で育てていた苗木です。
広い土地(笑)で、のびのび育ったにもかかわらず
なんとこの子は、半年間で5㎝しか背が伸びず
広げた葉も4枚きりでした。


でも、こんなにきれいに紅葉してくれました(#^.^#)
目の高さで、日の光に透かして見る赤い葉は
本当にきれいで、どの名所でみる紅葉より心に沁みました。


*****
鉢植えの子にも、黄葉の予感が!
なんとなく、葉の色が変わっているような、いないような(笑)


11月、冷え込んだ翌朝の庭へ
いそいそと出ていって、葉の色を見るのが楽しみになりました。


ほら、ちょっとずつ紅葉(茶色でもいいの)してきて


散るまぎわには、こんなに紅く燃えて
寂しくなった庭に、彩を添えてくれました。


******
毎日少しずつ、葉が落ちて
11月の終わりには、最後のひと葉が散りました。


落葉樹の葉が散るのを今まで見てきて
落葉って「葉が」枝から落ちる、のだと思っていましたが、違うのかも。
秋に葉が散るのは「枝が」葉を手放しているのではないかな。
間近でモミジバフウの落葉を見ていたら、そんなふうに感じました。


いまさらですが(笑)数えてみたら
発芽した苗木は、ぜんぶで10本もありました。
一番大きい子が15㎝、小さい子は5㎝でした。
これが、この木の個性なのでしょうか。
ちょこんと付いた冬芽が、愛おしいです(#^.^#)


種をまいてから半年の間
小さな樹木から
とても大きな楽しみを与えて貰いました。
春の芽吹きを楽しみに、冬を過ごしたいと思います。

以上、「モミジバフウの種まきから、落葉まで」でした(^^)



おやすみなさい

2020年12月10日 | おやすみなさい
今年は母の入院とか、退院後のリハビリとかもあって
生活が一変した年でした。
私は今まで、のんびり気ままに暮らしていたから
手帳が予定で埋まるのに、感嘆しています(笑)

朝、洗濯が終わるまでの間、40分くらい歩こうと思って
久しぶり散歩に出かけました。


川沿いの道へ入ってすぐ
なにか黒いものが目の前を横切って、見ると
マイマイカブリでした!
足が速くて、追いかけて畔を登って写真を撮りましたが
一枚だけ姿がちゃんと写りました。


川沿いの定点観察地。
田んぼが耕されて、麦がまかれていました。


ここで折り返して、家へ帰る予定だったのですが
あ!そういえば・・・あのイチョウはどうなってるかな、と
ふと頭に思い浮かんで、見に行ってみることにしました。

左に曲がって坂道を登ります^^

白線の内側にあるのは
ヒノキの落ち葉が積もったものです。


常緑樹のヒノキも
この時期には古い葉を落として
新旧の葉が入れ替わります。


その落ち葉が絨毯のように
ふかふかに道に積もります。
この上を歩くと、足の裏が気持ちいいの(#^.^#)



イチョウの木が見えてきました。


工場の奥の畑に、ひっそりと1本だけ立っている木で
数年前の秋、遠くから見えた「黄色い色」で見つけました。


誰も知らない(わけではないけど)特別な黄葉です(^m^)
思い出して見に来られて良かった。
一瞬「柿の実?」と思った、ジョウビタキのお腹の色(笑)


**
帰り道
激坂を下って、山際のあぜを歩きました。


トンボがいました。


小さい!


細いトンボもいました。
日だまりは、冬でもいきものの気配がします。


トゲ。


イヌザンショウの種が落ちた後は
赤いサンゴみたいで綺麗です。


***
草刈りをしていただいて
久しぶりに川の右岸へ!入口でもう、ドキドキします(^^♪


去年、道をふさいでいた倒木が
半分にカットされていました。
これはちょっと残念(笑)


ツリバナの木は大きくなって
今年もたくさん実を付けていました。


ふと、目に留まったカラスウリの実を手に取ると
こんな絵柄が彫刻されていました(笑)
何に見えますか?
私は、笑っているタコに見えました(^m^)


気が付けば、もうずいぶん歩いて時間が経って
洗濯はとっくに終わっている頃です(^^ゞ
でもお土産がいっぱいできました。

楽しい時間でした。
季節ごとの景色を見ながら
ゆっくり歩くのって、やっぱりいい(^^♪

種をまいた「カシワ」 2年目の長記録2019

2020年12月09日 | カシワ 実生
2018年4月に発芽した「柏」の
その後の成長記録です。
子どもの成長に追いつけない感じですが
やっと写真をまとめる事ができたので
2019年の成長記録を残しておきたいと思います(^-^)ゝ

2018年の春に拾ってきたドングリから


芽が出て・・・


ピンクの縁取りがある
可愛い葉が開きました(#^.^#)
産毛が赤ちゃんっぽいです。


それから、約半年で、これだけ大きくなりました。
カシワの木は「新しい葉が出るまで古い葉が落ちるない」
代々絶える事がない、家系が絶えないという縁起の良い木です。
でも1年目の幼木は、秋になるとあっさりと落葉しました(笑)


2018年、種まきから1年間の記録はこちらです。

2019年はここからスタートです。
3月中旬、冬が越せたか心配して見守っている細い枝・・


庭では睡蓮鉢に氷が張っていますが


日差しが少しずつ暖かくなって
アケビの蕾が少しずつほころんできました。


カシワは無事に冬越しできて
5月の初旬、芽吹いた葉が大きくなってきました。


実は、不注意から
頂点にある冬芽をポロッと落としてしまって
新芽が出るか心配していたのですが、両脇から葉が出てくれて
ホッとしました(^^ゞ


5月の終わり頃。
葉の質感がしっかりしてきて、表面がピカピカしてます。


6月、2つに分かれた枝の片方から
小さな新しい葉が展開してきました!


7月、恐ろしいくらいの成長ぶり。
小さな葉が、1ヵ月でこんなに大きくなりました。


でもね・・・
相変わらず、背が伸びないの(笑)
8月になると、上に伸びる成長は止まって
葉がゴワゴワ固くなってきました。
今年伸びた背丈は、下の葉から上の葉までの
見えている茎、数センチだけです。


その代わり、身長に対して葉っぱは立派で
特大の「柏餅」が包めるほどの大きさです。


10月、成長が止まって
葉がさらに固くなってきました。


水やりのたびに、葉に触れて
一緒に季節を過ごしたね、ありがとね
と、楽しく過ぎた日を思います。


11月中旬、紅葉し始めました。
大きく翅を広げた蝶のようです。


冷え込んだ翌朝は、色がいっそう濃くなっています。


この子のお母さん
ドングリを拾ってきた「母樹」も
こんなに紅葉しているのかな?


11月の終わり頃に、葉は真っ赤になって


12月に、今年も落葉しました。


カシワは成長が早い樹木だと言われていますが
1、2年目はゆっくりと大きくなってきました。
植物は喋らないけど
毎日一緒に過ごして、何年か一緒にいると
なんだか「いきもの」みたいです(^m^)
また春にね。


以上「カシワの種まき 2019年の成長記録」でした(^^)/

カマキリの卵/お引越し

2020年12月03日 | 庭でみたいきもの
先日、ベランダで
すだれを片付けようと思って
重石にしていたレンガを除けたら
カマキリの卵を見つけました(#^.^#)


今年の夏、ここにアシナガバチの巣を移転させて


日除けのために掛けていたすだれです。
その後、アシナガバチはアリに襲われて
残念ながら、巣は放棄されてしまい
すだれは巻いたまま、ここに置いてありました。


そう言えば・・・
秋の終わりにこの辺りで
ウロウロしているカマキリを見かけました!
ベランダではエサが無いし、迷ってきたと思ったのですが
そうかぁ・・産卵場所を探していたんですね。



さあ、どうしよう。
このまま春まで、そっとしてあげたいけど
冬場はもう、ここしか日が当たらないので
庭から鉢植えを持ってきて置きたいし・・・
いろいろ考えた末、「カマキリの卵の移転」をすることにしました。


まずは、すだれから切り離しました。


すだれは来年も、誰かの日除けにしたいので(笑)
糸を切らないように、上手に引っこ抜きました。


さすが、カマキリの卵!
このかたまりは、最初は「泡」で作られて
その後、固まる仕組みなので
複雑な凹凸にも、きれいにくっ付いています。


以前ヤモリの卵を、同じようにすだれに産み付けられたとき
切り離そうとしたら接着面が少なくて
ポロッと落ちてしまったのを思い出しました。
カマキリの卵の柔らかい泡が、後から固まる仕組みは、凄いです!


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さあ、どこに設置しましょうか


来年の春、この卵からチビカマたちが孵化して
その足で第一歩を踏み出すときを想像すると
はたしてベランダでいいのか?
庭の方が、最初のエサを捕まえやすい利点があるけど
天敵も多いから、最初のエサになってしまう欠点もあります。

カマキリ母さんは、何を思って
ベランダまで登ってきて産卵したのかな。
何か思いがあってここに産んだの?

そんな事を考えながら
卵の付いた枝を持って、庭をうろうろしてたけど
移転先はひとまず、庭のネコヤナギの鉢植えに決めました。


枝を固定していると、葉っぱの裏に
ツマグロさんがいました。
つぶらな瞳・・・冬が来るよ(^^)


***
10月の終わりに
散歩のとき、草刈りの土手で拾った卵の


鉢植えと並べて冬を越します。
春にまた、チビちゃんたちと会えますように(^^)/


スズメウリの種まき、実がなりました

2020年12月02日 | 雑草のタネをまいてみた
秋が深まると、草むらや木の枝で
赤く色づいた「カラスウリ」が目を引きますが・・・


同じころ、白玉団子のような「スズメウリ」の実も
クリスマスツリーの電飾みたいに
枝にぶら下がっているのを見かけるようになります。


あっという間に12月になり
もう、遠い昔のような感じがしますが(笑)今年の1月
散歩の途中で見つけた果実で「木の実のリース」を作りました。


リースの実は、少しずつ野鳥に食べられて無くなり
地面に散らばったスズメウリの果実を拾い上げた時
あ、そうだ!この実の種をまいてみようと思いつきました。
始まりは、ここからです(笑)



スズメウリの種まきは、2018年の冬にも
一度挑戦しているのですが
その時は、採ってきたばかりの実の中にあった
黒い種をまいたけど、ひとつも発芽しませんでした。


今回は、実をカラカラに乾かして
「白くなった種」を取り出してまいてみます。
果実2個分ほどの種を、そのまま土にギューッと押し込みました。
まいた日は、2020年2月24日。
寒い冬の種まきでした。

出るかなぁ・・

種をまいてから、約1ヵ月半後
出ました!
朝晩は肌寒い4月の初旬に、芽が出ましたー\(^o^)/


まるで冬眠から覚めたように
モリモリと噴き出してくるような発芽です!


そして、4月の終わり頃には
ウリ科の植物特有の形をした本葉が
チロリと顔をのぞかせました。

発芽の時も嬉しいけど
子葉から本葉がチロリと出てくるのは
例えるなら、子どもに初めての「乳歯」が生えてきたのを
見つけたときくらい(笑)可愛いくて嬉しい気持ちになります(#^.^#)


**
ゴールデンウィークを過ぎると
成長のスピードが一気に上がって
見るたびに葉が大きくなっています。


ビニールポットが手狭になったので
植え替えをしました。


ザックリ分けて、鉢植えと
ひと株ずつ、同じ大きさのビニールポットに植えて
また後日、どこかへ植えられるようにしました。


5月の終わり、巻きひげが出てきました。


どこへつかまろうかな?
ひげの先で確かめながら、巻き付く場所を思案しています。


***
6月19日、だいぶネットに絡まってきたので
2回目の植え替えをしました。


ひと鉢はガガイモと寄せ植えにして


もうひと鉢は、大きな鉢植えの木に登って欲しくて
その根元に持ってきました。


2週間後の7月初旬、ガガイモと一緒に植えたほうは
鉢が見えなくなるほど、葉が茂ってきました。
いい感じで成長している・・・と思ったのですが


ここから約2か月間、9月になるまで
葉は茂るけど変化なしの日が続きました。
なぜ?花は咲かないの?とツルをのぞき込む毎日。
そんなある日、とうとうつぼみらしきものを見つけました!


9月15日、花が咲きました\(^o^)/


林の中で、自然に生えているスズメウリは
この時期だと、まだ全然目立たなくて
そう言えば、花は見た事がありませんでした。


小さなアリが蜜を集めています。


9月20日、花が終わり
小さな果実が膨らみ始めます。


たくさんの実が付いていますが


最終的には、ひとつの節にひとつの実が
なるようです。


緑から白へ
色が変化していきます。
もしこれが、カラスウリみたいに赤かったら・・・
それも可愛いでしょうね。


雪だるまみたいな形の実(#^.^#)


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先日、実を収獲しました。
葉が茂って、花がたくさん咲いたけど
実の数は少なかったです。

収穫したこの実を、また来年まいてみようと思います(^^♪

芽が出てふくらんで、花が咲いて実がなって・・
ひと粒の果実から、楽しい時間をいっぱいもらえました。
来年はリースが作れるくらい、鈴なりになるよう工夫してみます!

以上、スズメウリの種まきから、実の収獲まででした(^-^)ゝ