風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

イチョウウキゴケ2021「浮かないコケ」になってみた結果・・・

2021年12月18日 | イチョウウキゴケ
2020年に始めた「イチョウウキゴケの栽培観察」
環境が合えばどんどん増えることは分かったので
2021年は、土に植えてたらどうなるか?を実験観察してみました(^^♪
始まりの様子はこちら↓
☆またまた挑戦、浮かないコケになってみる?2021年8月☆

観察の結果から先に言うと・・・土の上でももりもりと盛り上がるくらい成長しましたが
9月になると急速に勢いが落ちて、最後にはほぼ消失してしまうという
残念な結果になってしまいました(´A`)

前回の記事と重複する写真もありますが、2021年7月に植えてから11月までの記録を
忘れないように書いておきたいと思います。

▼7月24日、用水路から採ってきたイチョウウキゴケを植木鉢に植えました。


▼8月4日、約10日でこの成長!


▼8月7日、ひとつひとつが大きくなって、葉?が重なってきました。


▼8月9日、鉢底から給水していますが、たまに上から水をかけてあげます。気持ちよさそう。


▼8月12日、葉?の縁がヒラヒラしてきました。


▼8月16日、鉢いっぱいに広がりました。
本来の水に浮かんでいる状態なら、半分に分裂して増えていくのですが、地上なので折り重なっているようです。


▼8月26日、あれ?葉の色が濃い緑から黄緑色に変わってきました。鉢は直射日光にあたる場所に置いてあります。


▼9月4日、元気がないみたい。無肥料が原因か?

葉の付け根が、白や灰色になっています。


▼9月6日、枯れるというか、溶けるみたいに葉が消えていきます(´A`)


▼9月22日、みるみる間に、こんな状態になりました。


▼10月12日、それでも給水を続けていたら、復活してきて小さな葉が見えてきました。


▼11月15日、やっぱり復活ならず・・・


元の形に戻ったのは、写真中央下の1個だけでした。


*****
イチョウウキゴケは浮いているからこそ「ウキゴケ」なんだなぁ・・・
自由研究のまとめの言葉が、こんなつぶやきではいけないかもしれないけど
土の上でもくもくと膨張していく様子は興味深く、とても面白かったです(^^ゞ

枯れてしまった原因は、夏場に数回水を切らしてしまったせい?
それとも、胞子を作って株が衰退したのか、きちんとした実験でないから分からないけど
来年は上手く育てる事に挑戦したいと思って
イチョウウキゴケが大量に浮かんでいた用水路へ、久しぶりに行ってみました。


▼夏に行った時の写真


えっ!無い!
あんなにあったのに、一個も浮かんでない(ll゚д゚)


田んぼの周りの、かなり長い用水路にびっしり浮かんでたのに、どうして?
環境が合わなくなると急激に絶滅するって、本当なのかな。
チョロチョロと水が流れる用水路の中を覗き込みながら、畔を歩いて探したら・・・
一か所で水路の壁に張り付いて、生き残っているものを発見しました!


この状態で冬を越して、また水に戻って増えていくのか?
それとも、乾燥して枯れてしまうのかもしれない。


いつまでもあると思うな・・・の言葉を思い出して
来年の観察用に、少しだけウキゴケさんをいただいてきました。


半分はメダカの容器に入れて冬越しをしてもらいます。


春から夏にかけて、産まれたメダカの赤ちゃんと、親が入っています。
子どもたちが親に口に入らないサイズまで成長したので、冬の間は同居させます。


もう半分は、ベランダのビニール温室へ。
他の植物たちと一緒にヌクヌク暮らしてもらいます\(^o^)/


今日は冷たい風が強くて、めちゃめちゃ寒い日でした。
育てている植物の一年間の成長記録を、今年のうちに全部書かなければ!と思って
「あ」行の「アオギリ」から始めましたが、なんだか忙して(^^ゞ
やっとこ「い」のイチョウウキゴケです(笑)
春になって、みんなが起きだし芽吹くまでに、ぼちぼち進めていきたいと思います(#^.^#)

球根の種!アマリリスの種まき

2021年12月11日 | アマリリス 実生
2021年6月に、庭でアマリリスの花が咲きました。

葉の付け根から、つぼみが顔をだしました。


▼一週間後


▼その3日後


▼またまた3日後(#^.^#)
成長が早くて、見るたびにドキドキしました。


花が咲き終わってしまうと、お祭りの後のようなさみしさが・・・
でも、今年は花の咲いあとに、実がふくらんできて


7月の初め頃には、はち切れそうな果実になりました。
どんな種が入っているんだろう?
つぶつぶかな?それとも、大きな硬い種かも(^m^)
球根の種って、不思議な感じがしますね。


一週間後、果実が割れて種が出てきました。
え~~、予想してたのと全然違う!


丸い大きな種を想像していたのですが、アマリリスの種は
薄い膜にパウチされていて、風に乗って飛んで行く仕様になっていました。
あのずっしりとした花から、こんなにペラペラの種が・・・
数日でみんな、たぶん近場へ旅立ちました。


株の根元に落ちています(^^ゞ
発芽率はどうなんだろう?


拾ってきて、玄関先のミラクルフルーツの鉢に数粒を埋めてみました。


芽が出るかな?
球根の種から出る芽って、どんなものかな。
▼7月19日



8月の初め頃、芽が出ました!


アマリリスは、発芽した子葉が一枚の「単子葉植物」で
調べてみたら、ヒガバナ科でした。
ヒガンバナ科って、他になにがあるんだろう?
水仙、アガパンサス、玉ねぎ、ニラ、ラッキョウなどなど・・・なじみのある植物がヒガンバナ科でした。


8月の半ば、お盆の頃には2枚目の葉が出てきました。
ツヤツヤで美味しそうにも見えます。


**
2か月後の11月。
ミラクルフルーツの鉢植えを部屋に取り込むため
アマリリスを移植することにしました。
根を切らないように、慎重に掘り出します。
あんなにペラペラの種だったのに、丸くて白い小さな球根になっていて感動しました(^_^)


5株ありました。
1つずつ、ビニールポットに植え替えました。


新しい芽が出てきています。
今年の冬は霜よけをして、なるべく暖かい屋外で育てたいと思います。
いつかの春に、きれいな花が咲くとうれしいな(#^.^#)

ガガイモの実を食べていた「チャレンジャー」

2021年12月10日 | 蛾の観察や飼育
あれからまた、ベランダの残りのガガイモを収穫していたら
虫食い跡がある実を見つけました!


いったい誰が食べたんだろう?
ガガイモって毒があるんだけど、大丈夫なのかな?
感心しながら実をクルッと回したら・・・
いました!チャレンジャーが。
となりの実にかぶりついて、お食事の真っ最中でした。


そんなにいっぱい食べたら、死んじゃうよ~(ll゚д゚)
実から幼虫を剥がして救出したけど、これはなんの幼虫だろう?
庭で見た事あるような無いような・・・


取り合えず、庭に生えているアシタバの葉を採ってきて待機してもらいました。
まずは、アナタの名前を調べます!
食草を知るには、虫の名前がわからないとね。


綺麗だな~(脳の回路がもうそうなっている(笑))
星をちりばめた銀河のよう・・・
虫の名前を調べるときによく、「きれいな虫」というワードも入れて検索してしまうのですが
それでヒットすると、同じように虫を綺麗と思う人がいるんだ~と
嬉しくなって、ちょっとニヤケてしまいます(^m^)
この子は、体の横に走る白いラインが特徴的ですね。


「体側に白いライン 幼虫」で画像検索したら
一番目に出た写真でヒットしました(笑)
この虫の名前は「シロシタヨトウ」(白下夜盗)、蛾の幼虫でした。
昼間は土の中に潜っていて、夜になると土から這い出て植物を盗み食いするのが名前の由来だそうです。
盗み食いって(笑)
昔、園芸に情熱を燃やしていたころは、夜中に大事な花の芽を食べられるのが腹立たしかったけど
虫好きになった今は、ヨトウムシが夜盗なんて、盗人に例えられちゃうの
なんだか気の毒のような気がします(^m^)
つつくと、丸まって死んだふりをするのも、ヨトウムシの特徴だそうです。



食草は多くて、色んな科の植物を食べられる多食性でした。
セリ科の明日葉も食べるらしいですが、一日経ってもかじらないので
アブラナ科のキャベツに幼虫を乗せておきました。


キャベツは好きだったのか
かじった跡がありました。


ハクサイはどうかな?
農薬の影響がないように、なるべく内側の葉をよく洗ってきました。


次の朝見たら、まったく食べていませんでした。
ハクサイもアブラナ科だけど、やっぱり好き嫌いがあるのかな。
またキャベツを持ってきて、飼育ケースに入れておいら
やけに歩き回るので、もしかしたらサナギになるのかもしれない!
潜るための土を急いで用意しました。


ここで、すんなりカップの土に潜る子と
どこがどう気に入らいのか、この土ではイヤ!と、寝ぐずる子供のように
なかなか頑固なタイプに分かれます。
この子はイヤイヤタイプでした(笑)
カップの土を出して飼育ケースに広げ、その上に幼虫を置いてフタをして
そっとしておくことにしました。


夕方、見にいったら土に潜っていました。


**
6日後、サナギになったかな?
土の中から取り出して様子を見てみることにしました。


ケースを斜めに傾けると、隅に土のかたまりが残りました。
砂粒を糸で綴って作ったマユです。


崩さないように慎重に取り出して、そっと裏返してみました。


細い隙間から中を見ると、まだサナギになっていない「前蛹」の状態で
小刻みに体を動かしていました。


お邪魔をしてすみません(^^ゞ
冬眠中に管理がしやすいように、小さな容器へ移して・・・
そっと土の布団をかけて、マユを埋め戻しました。


オレンジ色の容器には、夏に灼熱のアスファルトを歩いているところを拾ってきた
セスジスズメのサナギが入っています。


秋になるまでに羽化すると思っていたけど、ずっと寝たままで冬になりました。
もうダメかもしれないけど、一緒に寝かせておきます。


気温の変化が少ない、北側の窓の外へ置きました。
コガネムシの鉢植えと(笑)
黒いフタのケースには、蝶のサナギなど・・・いろいろ入っています。
春になったらまた、みんなに会えますように。
楽しい夢を見ながら眠ってください(#^.^#)


***
その後、ガガイモの毒について調べてみたら・・・
なんと!葉と若い果実は、食べることができると分かりました。
「アルカロイド」という、毒にも薬にもなる成分が含まれているので
たくさん食べると、頭痛や吐き気、腹痛などの症状が出るけど
少し食べるぶんには大丈夫。
若い果実の天ぷらなんて、めちゃめちゃ美味しいらしいです。
食べた人のブログには「どうしてお店で売らないんだろう?」って書いてあるくらい。
知らなかった~
ヨトウムシには悪い事をしたかな(^^ゞ
来年ガガイモの芽が出てきたら
また育てて、私も実を食べてみたいと思います\(^o^)/

知らない池と「コブハクチョウ」

2021年12月08日 | 寄り道散歩
買い物に行くついでに、ショッピングモールの近所を歩いてみようと思って
手袋とカメラを持って買い物に出かけました。
最近ちょっと運動不足なのです(^^ゞ
お天気は曇りで、風がつめたい。
屋上に車を停めて、お店の外へ出て住宅街を歩き始めました。
歩いてすぐ、ショッピングモールのすぐ裏手あたりに、チラッと池のようなものが見えたので
え?こんな所に池なんてあったっけ?
見に行ってみました。

いままで何度も車で通りかかっていたけど、まったく知らなかったです。


うちの近所の山の中にあるため池とは違って、市民の憩いの場みたいな感じです。
一周すると650メートルあるそうで、池の周りは住宅街には珍しい雑木林になっています。


池の周りを歩いてみます。
ケヤキの落ち葉がきれい!


池と住宅の間に存在するちょっとした空間ですが
しっかりと「森」の雰囲気がして
落ち葉を踏みながら森へ入り込むと・・・血が騒ぎました(笑)

「林の中にはきけんな生きものや、きけんな場所があるので注意してください」
はい!注意して進みます。

自然のままに木が成長して、足もとの石を割って抱きかかえています。


人が過剰に手を加えていないけど、ちゃんと整備されているの
素敵な場所です。

軟体生物のような木の幹♡

セミの抜け殻に蜘蛛の糸が張り巡らされていました。
ここに蜘蛛が一時期住んでいたんだろうね。
この抜け殻での部屋割りとか、細かいことまで空想したら・・・物語りができそう(笑)


やっぱり、山の中を歩くのが一番好きかも。
こういう場所を歩いているときが一番きもちいいです(#^.^#)


池を周回して、また住宅街の道へ戻ってきました。
色んなお家の庭を見学しながら歩くのも楽しいです。






さっきの池の西側にも、大きな池がありました。


遠くから、白い大きな鳥と女の子が見えたので行ってみました。
近くまでいくと、鳥は白鳥でした。


女の子はおじいちゃんと一緒に、池の土手に生えている大木の木の実を
白鳥にあげていました。
ムクノキの実でした。
この実は甘くて、干し柿の味がするんですよ(^^♪
毎年池のほとりの木から実が落ちるから、白鳥は甘い木の実の味を知っているのでしょうね。

白鳥は、写真を撮ってきて調べたら「コブハクチョウ」でした。
くちばしの根元が膨らんで、こぶのように見えるのが特徴です。
外来種で、渡りはしないでずっとこの地に住み着いているようです。


木の実を細い枝に刺してあげてみたら、よく食べました。


コブハクチョウは、翅を立てて泳ぐそうです。
つがいでいるようで、とても優雅な姿でした。


ほんの少しだけ歩こうと思っていたのに、駐車場へ帰ってきたら1時間半経っていました。
急いで買い物して家に帰りました。
知らない街を歩いてきたような「冒険」でした。
とっても面白かったです(^m^)

アオツヅラフジ

2021年12月03日 | アオツヅラフジ 実生
去年の今頃に撮った一枚の写真。
庭に置いてあるポリポットのひとつに、何かが生えてきて
なんだろう?って。
種をまこう!と思ってまいて、名札を立てた記憶がないので
もしかしたら、鳥が落としていったプレゼントかもしれないけど
散歩のときにひと粒拾ってきた種を、何の気なしにその辺にあったポットに
ギュッと指で押し込んで、忘れたものかもしれない。
とにかく何かわからない「謎の芽」が出てきたのが嬉しくて、ワクワクして写真を撮りました(#^.^#)
▼2020年11月


不思議なくらい成長せず、冬になったら落葉しました。
つまようじよりも細いけど、なんとなく生命力がありそうな感じで
年を越して、春になりました。
▼2021年3月


春になると、他の植物たちのめざましい成長の陰で「謎の芽」のまま
ひっそりと成長していて、夏に気付いたときはこんな姿になっていました(^^ゞ
▼2021年8月


これは・・・アオツヅラフジ?
そういえば、この植物の種の形がヘンテコなのを知って
散歩の途中に採ってきて、実の中から種を取り出して見てみた覚えが・・・
その後に土に埋めたのかな?
記憶がないけど「蒔かぬ種は生えぬ」と言うし・・・
でも、鳥の落とし物もあるしね(^m^)
今日、種をまた採ってきて写真を撮りました。


直径4mmくらいで、平たい貝のよう。
うちのドジョウ水槽にいる「ヒラマキガイ」にそっくりの形です。
アオツヅラフジはどういう理由で、自分の種をこんな形にしたんだろう?
実には毒があるから、鳥は好んで食べないのに、これほど繁栄しているのには
種の散布方法に何か秘密があると思うのだけど、なんだろうね。


細い幹?の根元から、新しい葉が出てきましたが
今年も一年間、あまり成長せず、もうそろそろ落葉しそうです。


そう思うと、あちらこちらで樹木に絡みついているアオツヅラフジって
実がなるなんて、何年生きのびてきたんだろう?って
ついつい思いを馳せてしまいます(#^.^#)


アオツヅラフジは「雌雄異株」なので、うちの子がどちらかは育てて花が咲かないと分からないけど
実がなってくれると嬉しいな(^^♪

アオギリの種まき

2021年12月01日 | タネをひろってきたり、まいてみたり
11月の初め頃
公園で拾った「アオギリ」の種を土に埋めました。
ただの種まきなんだけど、樹木の種はなんていうか・・・
拾ってきたときの思い出も一緒に土にうずめるような感じです。
市販の種子とは違って、芽が出るか出ないかのドキドキ感もあり
毎日の愉しみになってくれます。


もしも春に、土の表面にぽちっと芽が出たら
秋に見た公園のこの景色を思い出すような気がします。
出るか出ないか、分からないけどね(笑)


アオギリ「青桐」は、幹の色が緑色(青)で、葉っぱの形が桐に似ているのが和名の由来です。
秋に葉が落ちる落葉高木で、樹高は15~20メートルにもなります。
20メートルってどれくらい?と思って調べたら、7階建てマンションの屋上くらいだそうです。
指でつまめる、こんなに小さな種の中に、大きく育つ遺伝子が入っているなんて、本当に不思議です。


ポリポットに10粒、拾ってきてそのま、ままきました。


発芽するのを夢見て
本物の双葉が見られたら嬉しいです(#^.^#)