風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

オオバベニガシワ/2022年の成長記録

2023年02月02日 | オオバベニガシワ
種をまいて育てている植物たちの成長を
ちゃんと記録しておきたいと思っているのですが
日々の暮らしの中、一年があっという間に過ぎてしまい
みんな大きくなってしまっていています(^^ゞ
でも今年の春、落葉樹の子たちが芽吹く前に記録をまとめておきたい!
名簿順でアマリリス、アルストロメリアに続き
今回はオオバベニガシワのことを書いていきます(^^)


2020年4月、蝶が舞うようなオオバベニガシワの群生を見つけました。


3本ほど貰ってきた枝を台所に飾って
その後、挿し木をしました。


1本だけ根付いた幼苗が冬を越し、2021年の4月に芽吹き
2年目の冬を越した2022年4月までの記録が
前回のブロク記事でした(たぶん(^^ゞ)

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ここからは、2022年4月から今日までの記録です(^^)/
4月中旬、葉の色が真っ赤から赤へと変化してきました。


2か月後の6月、葉が大きくなっていくにしたがって
どんどん色褪せていきます。


それが7月中旬!葉緑素が倍増?
葉が色褪せた黄色から、瑞々しい黄緑色に生まれ変わりました!


植え替えます。
2リットルのペットボトルと比べると、背の高さはこれくらい(^m^)


3号ポットから、直径12cmの4号鉢に植え替えました。


***
似ている樹木で、同じトウダイグサの「アカメガシワ」があります。
アカメガシワは10mにもなる高木ですが
オオベニガシワは3mくらいの低木だそうです。
7月のある日、買い物の帰りに挿し木の枝を貰った「母樹」を見に行ったら・・・
オオバベニガシワの葉はこんなに大きくなるんですね!
アカメガシワの葉より大きい。
うちの子は、夏から秋までどれくらい成長するかな。



うちの子、4か月経って11月初旬に背丈はあまり変わらず(笑)
成長を楽しみにしていたのですが・・・
葉の大きさもあまり変化がないうちに、紅葉しだしました。


11月の終わり頃、最後の一葉。
樹木の成長はどの種も、3年くらいは緩慢です。
可愛らしい紅葉を見せてくれました。


****
今日も、冷たい風が吹く寒い一日でした。
朝、ベランダで洗濯物を干したあと
オオバベニガシワの冬芽の写真を撮りました。


冬芽はアカメガシワと同じ「裸芽」です。


葉痕の上にポチッと付いている冬芽。
花が咲くのは、何年後だろう。


先日、買い物の帰りに母樹を見てきました。
葉痕の上にあるのは、雄花の花芽です。
花が咲く頃、また見に行きたいと思います。


*****
今年のベランダ越冬隊は、こんな感じでです。
小さなビニール温室で過ごしています。
暖かな日は、みんな外に出して日光浴をしていましたが
この1週間ほどは、昼間も気温が上がらず、ずっと温室の中です。
夜間は、この上からもう一枚覆いをしています。


明日は節分、明後日は立春ですね。
春の気配を感じる日も近いかな(#^.^#)
以上、オオバベニガシワの成長記録でした。

真っ赤な蝶が舞うような オオバベニガシワ

2022年04月20日 | オオバベニガシワ
買い物に行った帰りに、たまには違う道で帰ってみようと
大通りを抜けて田んぼの農道を通り、山道へ入ってみました。
土手にはいつの間にか草が生い茂っていて
冬から春へ、季節が移り替わっています。
そんな緑色の景色の中、急に真っ赤な色が目に飛び込んできて
急いで車を停めました。

うわ~、赤い葉っぱの木だ!(まだ名前を知らず(^m^))
この木は前にも見た事はあるけど、こんな群生は初めてです。
車を降りて近寄って見ると、これは花?枝に直接咲くの?


黄色い花びらと思ったものは、オシベのようです。
海にいるヒトデみたい。


ヘンテコな花だなぁと、他の木を見ると・・・
更にまた、変わった形のものがベロンと出ていました。


これは何?頭の中は???ですが(笑)あまりにもきれいなので
母に見せたくて、少し枝をいただいてきました。
葉の表面はツルツルで、台所のシンクの前に活けたらとても華やかです。


名前を調べたら、オオバベニガシワ(大葉紅柏)でした。
「アカメガシワ」によく似ているので、似た木で検索したら出てきました。
同じトウダイグサ科で、アカメガシワが高木なのに対し、オオバベニガシワは低木でした。
そして、花びらだと思った黄色いものは雄花で、ベロンと赤いのは雌花だそうです。
雌雄同株ですが、雄花だけの木、雌花だけの木と色々あるみたいです。


葉の美しい紅色は、飾っている間に
アッという間に薄緑色に変わってしまいました。


せっかくいただいてきたので、挿し木をしたら、1本だけ根付きました。
9月中旬の葉。


こちらは別の日に撮ったアカメガシワの葉なのですが
葉脈の走り方がそっくりです。


冬の初め頃、葉が落ちて休眠期にはいりました。
年が明けて、2022年3月。
なんとも頼りない細い幹ですが、一緒に冬を越した他の木に先駆けて
頂点にある芽が、なんとなく動きだしたようです。


3月14日の写真です。
アカメガシワはもともと熱帯性の植物なので、冬芽は何にも覆われず「裸芽」といって
小さく縮こまった葉の形のまま冬を越すそうです。
オオベニガシワもそうみたい、いきなり葉が出てきました。


3日後の3月17日、小さな葉の形が分かります。
裸でよく頑張って冬を越したね(ビニール温室だったけど)偉かったね(#^.^#)


3月23日、葉が開きそうです。
葉が少しずつ開いていく様子は、産まれたばかりの子ヤギが自力で立つところを見守っている・・・
なんだかそんな気持ちになっています(笑)


3月27日、いちばん最初の葉が開きました!
小さいけれど、とても美しい赤色をしています。


3月31日、背丈を測ったら約12cmでした。
幹の色の違いをみると、挿し木後に伸びたのは約4cmほどです。
葉の落ちた跡の、葉痕の上にポチッと付いている小さな冬芽も
なんて可愛いんだろう(#^.^#)


4月1日、まだ寝ている、他の幼い樹木たちの中で
一番早く目が覚めて、友だちを待ちながら春の日差しを楽しんでいるみたいです。


でもね・・・葉が色あせ始めると早いの(^m^)
4月3日、朝ベランダで見たら、え?って思いました。


4月7日、セピア色とまではいかないけど・・・色あせた昔の写真のようです。


4月12日・・・紅色だった頃の面影もないくらい
普通以上に、地味な色の葉っぱになりました(笑)


一般的に、植物の新芽が赤いのは、葉の中にあるアントシアニンという色素で
幼い芽が強い紫外線の害を防ぐために、太陽の光を遮る
人に例えるなら「日焼け止め」的な作用があるらしいです。
野山で植物の芽吹きを見てみると、新芽が赤い樹木があるのに気づきます。
でも、オオバベニガシワの赤は、ちょっと違うような気がするけど、どんな理由で赤いのでしょう?
こればかりは本人に聞いてみないと分からないですね。
後から開いた新芽は、鮮やかな赤ではありません。


今年はこの子がどれくらい成長するのか
育てた事がないし、あまり近所で見かけない木なので楽しみです!


こんな赤い葉っぱを、来年の春にまた見たいです(#^.^#)