風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

実生アマリリス、2023年の成長記録

2023年12月30日 | アマリリス 実生
えーっと・・・もっとマメに記録をしておけば良かったのですが、どこから書こうか見当もつきません(^^ゞ前のブログを読み返してみたら、今年の春、4月になる少し前に冬越しした鉢を新しい培養土で植え替えたところで前回の記録は終わっていました。


月日の経つのは早いですね(^^ゞ
今回は植え替えした鉢をベランダへ運んできたところからスタートです。
4月中は、昼間はよく日に当てて、夜は暖房のない室内へ取り込みました。


4月の中頃、球根の頭から葉が出てきました!
生命力にあふれていて、とってもきれい(#^.^#)
ピカピカ輝く肉厚の葉は、なんだか美味しそうに見えます。


6月、鉢いっぱいに根が回ってきたのでひと回り大きな鉢に植え替えました。


7月になると葉の数も増えてきて、立派な姿になってきました。


2リットルのペットボトルと比べて、背丈はこんな感じです。
親の球根のまわりに小さな葉が出ています、もしかして分球したのかな?


お盆に入る頃からベランダに日除けをして、半日陰になる場所で育てました。
お水は朝夕たっぷりあげます。


今のところ病気もなくすくすくと育っていますが、たまに誰かが葉っぱをかじりに来ているようです。


ある日、葉の合わさったところに白いものを見つけました。
写真に撮ってよく見てみると糸の張り方がとても細かくて、根気のいい仕事をしています。蜘蛛かな?それとも何かの幼虫かな・・・開いてしまうのも気の毒な気がして、そのままそっとしておきました。



そして4か月後・・・11月になりました。
うーーん、夏の間アマリリスさんの写真を撮っていない(´A`)
ブログで成長記録を書くときは、月別のフォルダから保存している写真を選んでいくのですが、写真が無い(。・Д・)ゞ
12月になって気付いても遅いのですが、育てている他の植物たちがみんな成長期で安定感のあるアマリリスは忘れ去られていたようです。


今年は去年より暖かくて、鉢をベランダに出しっぱなしでしたが葉の色が褪せてきました。
11月中頃、仕舞ってあったビニール温室を出してきてベランダで組み立てました。


12月、水を一切与えていない鉢植えはカラカラで、どんどん葉が枯れていきます。


暖かい日が続くので、鉢植えを温室から出してベランダに並べました。


枯れた葉を取って、みんなスッキリしました。


今年はあんまりブログが書けませんでした。
忙しかったのもあるけど、何でかな。
来年の春に、アマリリスの花が咲いたら、嬉しいです(#^.^#)



庭にやってくる猫さんたち

2023年12月14日 | ネコちゃん
3年前、庭猫のチロとフリちゃんを家に入れて完全室内飼いにして以来、うちの庭には野良猫さんが来ることがなくなり、もう庭猫のお世話はお終いと思っていたのですが・・今年の7月、庭に痩せたトラ猫が現れました。


よく見ると、昔チロたちが庭にいる頃にやって来て、何回か餌をあげたことがある子です。
当時も痩せていたのですが、3年振りのその姿も、腰骨が浮き出るくらいガリガリです。
可哀想だけど、目を合わせず、エサをあげずにいたのですが
毎日来ては「なんで?昔はごはんくれたよね」という目で私を見るのです(´A`)
数日後、どうにも悲しそうな目に我慢できず・・・エサをあげてしまいました。


その日から、夕方にだけご飯を食べに来るようになりました。
寝る場所はどこか近所にあるようです。
ちょっとトボけた表情のこの子は「シンちゃん」と名付けました。
逃げないけど、近寄れない距離で私の帰宅を待っています。



庭にシンちゃんが来るようになって2か月ほど経った8月のある日、玄関の外に体格の良いムチムチの猫さんがいました。


毛並みも良いし、どこかの飼い猫だと思ったのですが、近くで見ると目ヤニが出てるので飼い主さんがいないのかな?謎ですが・・・、毎日来ては玄関の外で寝転んでいます。


トラ猫のしんちゃんと時間が被らないので、ご飯をあげるとモリモリ食べました。野良さんかな?
この子は顔がとにかく大きいので「カオデカ」という名前になりました。
昔あったマンガの「がきデカ」を思い出す名前です(^m^)この子もそばまで寄りますが、触れません。


カオデカさんがご飯を食べに来るようになってから2カ月後、不思議な事が起こりました。10月のある日の夕方、カオデカさんの後に隠れるように小さなトラ猫がいました。


カオデカさんが「ご飯出して~」と言う傍らで、緊張で目が真ん丸の小さなトラネコさん。


カオデカさんの子ども?
いやいや、カオデカさんはオスだから・・・でも、仲がいいというよりも守っている感じ。父と子?いったいどういう関係なのでしょうか?


2人分のご飯を用意して、ドアの内側でそーっと見ていると・・・


最初にカオデカさんが食べにきて安心させて


その様子をみて警戒が薄れたのか、小さなトラ猫がご飯を食べにきました。


子猫かと思うくらい体の小さな猫です。
素振りから推測すると、彼女?
ここは俺の顔が効く餌場だから、遠慮しないで食べてってみたいな感じもします。


**
2匹でうちに来るようになってしばらくすると、またまた不思議な事が起こりました。
今まではご飯を一緒に食べていたのに、彼女が食べ終わるまでカオデカさんが見守るようになったのです!


この子はスズちゃんと名付けました。
やっと近くで写真が撮れるようになりましたが、野生の目をしていて気を許してくれる気配はないです。
毎晩、こんな感じでスズちゃんが食べ終わるまで近くで待機しています。


女王様?まあ、スズちゃんにはそんな迫力が十分ありますが(笑)


庭猫だった頃のチロちゃんも、こんな目をしていたなぁ・・・
触れるくらい信頼関係ができたらいいのだけど


***
シンちゃんはオスで、カオデカさんが来るようになってから姿を見せなくなっていたのですが
最近は夜とか、朝早くに玄関のところに来るようになりました。


玄関のところにくる猫さんの姿が見えないようにすだれをかけていりのですが、
気配を感じてチロがソワソワしています。


これからの目標は、庭にくる猫に触れるようになることです。
スズちゃんは手強いかな、でも避妊ができたらと思っています。

思いがけず盆栽風になったフウリンホオズキ

2023年12月09日 | 雑草のタネをまいてみた
去年の冬にふと思いついて、「雑草」のタネをまいて色々育ているのですが
今回は「ヒロハフウリンホオズキ」(広葉風鈴酸漿)の栽培記録です。
ヒロハウウリンホウズキは、ナス科の外来植物で、葉っぱの横幅が広い(広葉)
風鈴のような実をつけるホオズキの仲間の植物です。この辺りの土手にたくさん生えています。
ちなみに、葉の横幅が狭い「ホソバフウリンホオズキ」というのもあるのですが、まだ見たことがありません。

2022年の12月、近所の土手で枯れた株を見つけました。


外側は枯れてパリパリ、中の果実がどうなってるのか見てみます。



皮?を剝いてみると、はち切れんばかりに張りのあるエメラルドグリーンの果実!
熟しているのか、未熟なのかどうかもわからない緑色です(^m^)


春にタネをまこうと思って、果実を冷蔵庫の野菜室で保管したのですが
4月になっても果実の色、形、柔らかさにまったく変化なしです(ll゚д゚)

ミニトマトでも4カ月も保存すれば萎れそうなものなのに・・・
どうしよかと思いましたが、新鮮なままの青い果実を指でつぶして土の中に埋めてみました。自然界では、果実が土の上に落ちるだけで芽が出るはずです。


5月、発芽しました。
たくさんの芽が出ると思っていたけど、発芽したのは1本だけでした(^^ゞ


フウリンホオズキは、江戸時代に日本に入ってきた外来植物だそうです。
「見つけたらすぐに駆除しましょう」と言われるくらい、農作物に対しては悪いらしい。でも、うちの庭で1本育てるくらいは、まあ大丈夫でしょう(^-^)ゝ


**
春から夏にかけて背丈だけ伸びて、ヒョロヒョロになってしまいました。
一番の要因は日照不足でしょう、肥料は不要な感じなのですが、とにかくお日さまが必要みたい。9月半ば頃、ポリポットから陶器の鉢に植え替えました。
雑草って、野に生えているような姿に育てるのは、案外難しいのかも。


**
背丈を測ったら30cmくらいあります。


ホオズキみたいな実が2つ成っていて、支えがなくても自立しています。


去年タネを拾いに行った土手がどうなっているか、見に行ってみました。
こぼれたタネから育った株はもう、めちゃめちゃガッシリしていてうちのヒョロリリンとはまるで違う植物みたい。
たくさんの果実をつけていて、さすが野生!と感心しました。


フウリンホオズキは、日が短くなると花芽を作る短日植物だそうです。
10月になるとうちの鉢植えも、直立していた茎が倒れて小さな花がたくさん咲き始めました。


盆栽風でちょっと可愛い(#^.^#)


11月、どんどん実がなってきます。


花が咲いて


受粉したあと、花びらが落ちて・・・


花びらの下にあったガクが、少しずつ伸びてきて袋状になり
果実を優しく包み込んでいきます。
ガクがピッタリと閉じて、その中で果実が膨らんでくるんですが
どうしてそうなるんだろう?本当に不思議です。


ひとつの果実の中には、150~200個のタネが入っているらしいです。
盆栽風の小さな株でも、数えたら30個の実がなっていました。
すごい繁殖力ですね(^^ゞ


***
12月になっても元気そうなので、鉢を居間に取り込みました。
フウリンホオズキが冬越しできるか、ネットで調べてもわかりませんでした。
雑草を室内で冬越しするなんて、ヘンなのでしょうね(^^ゞ


でも今日も元気に生きています\(^o^)/



雑草の定義って何だろう?
軽い気持ちで検索してみたら・・・
検索上位にこんな内容の結果が表示されました(^^ゞ

雑草とは、人間の営んでいる経済行為に対して作物の生産を減少させ、農耕地の価値を低下させる作物以外の草本、望まれないところに生える植物。だそうです。

どれだけ人間目線なんだろうと思ったけど、これは社会的に見た雑草の定義でした。
生物学的に見た雑草定義は
「人の活動で大きく撹乱された土地に自然に発生・生育する植物」だそうです。
立場によっていろんな見方がありますね(#^.^#)
更に雑草は、生まれた(発芽した)過酷な生活環境で生きるために特殊な能力を備えている、とても魅力的な生き物なのです。
今回はそんな気持ちでタネをまいてみた「フウリンホオズキ」の記録を書いてみました(#^.^#)

思い付きって、どこから来るの?

2023年12月02日 | 寄り道散歩
すごく久しぶりにブログを書きます。
もうブログの書き方を忘れちゃったよ~と
頭の中で声がするけど
指が打つまま、気の向くままに書きたいと思います。

先日、車検に行った自動車屋さんの帰り道のことです。
スーパーで買い物をしてから、その後どうしようかな
なにか食べて帰ろうか・・なんて思いながら運転していて
大きな交差点で信号待ちしているとき
突然、何の前触れもなく・・・
「ユリノキ!ほら、あの木を見に行かなくていいの?」と
鮮明な映像が頭に思い浮かびました。
その交差点から、5分くらい先の公園の入り口にある木です。

一瞬の間に、どうしても公園へ行きたくなってしまって
左折のウインカーを戻して直進!
ユリノキを見に公園へ行ってきました(#^.^#)

ちょうどお昼時だったので、ユリノキの下には数台
ご飯休憩をする方の車が停まっていました。
写真を撮るのはちょっと悪いなと思って、休憩時間が終わるまで
周辺を歩くことにしました。
公園の運動場では、ケヤキがきれいに紅葉していました。


前に何回か来ているので、運動場の周りに歩道があったのを思い出して行ってみました。
左側が公園で、右手側には乙川が流れています。
落ち葉の小道はとてもいい雰囲気です。


ここの木はみんな、それぞれ自由に手を伸ばしていて怪獣みたい(笑)
何の木か分からないくらい、ツルが覆っています。


夏は賑やかだっただろうな・・・
あ、ここにもオナモミが生えている!
枯れかけている草たちの、陣取り合戦のあとを見ながら歩きます。


北風が当たらない日だまりに
新鮮な果実をつけたヨウシュヤマゴボウもありました。



小道を通り抜けると開けた場所に出ます。
環状線の線路の下に畑が広がっています。


イチョウの黄葉は場所によって色付く時期が違うみたい。
もうすっかり散っている木もあるし
まだほんのり緑色の葉が残っているきもあります。
この木は98%黄葉していて、真っ盛りでした。


川の対岸にクリーンセンターがあります。
雲が煙突から出る煙みたいでした(^m^)


行き止まり、というか草が茂っていたので
ここから畑の方へ降りて行きました。


畑ではいろいろな野菜が育てられていていましたが
地主さんの性格か?整然としていたり
ゆる~く雑草と一緒に野菜もあるみたいに
特色があって見ていて興味深かったです。
畑の南側は桜並木です。


歩道に通じる道はずっと向こうなので
久しぶりに土手を登ってみました。
見た目より急で、滑り落ちないように桜の木をつかんで登りきりました。


**
何年か前に同じ場所に来たのを思い出して
写真をさがしたら、ありました(#^.^#)
2018年の3月、5年前の春に撮った写真を見つけました。
この日の事をいまもよく覚えています。
木の幹が少しだけ太くなってる?
来年の春にまた、桜を見に行きたいです。


懐かしい。
この場所も桜が満開でした。


思い出して探した倉庫もありました。


***
桜並木を抜けて、線路の高架下をくぐり
もう少し歩いて神社へ行ってみました。


木彫りのうさぎ。
干支だったから?
目がちょっと怖かったけど、とてもきれいな造りでした。
辰も登場するかな?


境内の隅っこで、わさわさのイチョウの木を発見しました。


樹高は低いのですが、すべての葉が大きくて
翅を広げた蝶の形をしています。
調べたら、イチョウの葉の形はタイプがいくつかあって
真ん中に1本切れ込みがあるのが「ズボン型」で
切れ込みが多いのは「手のひら型」
まったく切れ込みがないのを「扇型」というそうです。

そうすると、この葉は手のひら型になりますが・・・
アゲハチョウにそっくりで、蝶型と呼びたくなります(^^♪

ちなみにイチョウは雌雄異株なのですが
切れ込みがない扇型の葉をつけるのは、メスの木雌株なのだそうです。
初めて知りました。
でも、これは俗説という説もあるので(笑)
銀杏の実が成る木の葉の形を観察して回りたいと思います。


****
神社からスタートの公園へ戻る道すがら
またもや、記憶の端っこから引っ張り出されたのは
あーー!あの柿の木!
見にいかなくては!
なんで忘れていたんだろう?
実が成ってるかな?急ぎ足になりました。


赤い点々が見えてきて、嬉しくなりました。


ふるさとの名木に指定されている木です。


柔らかく熟した実を食べに、野鳥が来ていて賑やかでした。
手を伸ばして、私もひとついただきました。


誰も居ない小さな公園




1時間くらい歩いて、公園へ戻ってきました。
懐かしい場所を見てこられて、すごく楽しかったです。
でも、思い付きって、いったい何なんだろう?
電波を受信するように、頭の中にパッと映像が浮かぶのが不思議です・・

昔から予定を立てていてもその通りにいかないことがほとんどで
行き当たりばったりの人生だと思っていたけど
ふとした思い付きに呼ばれて、行先を決めるのも
悪くないのかなと、思うようになりました。

お目当てのユリノキは・・・
葉がすべて散っていました。
紅葉の頃に思い出していたら良かったのに(笑)
でも、枝に残った「ユリぼっくり」の数のすごいこと!
これだけの数の花を咲かせたということです。
来年は、花の咲く季節に見に来よう。
忘れてなかったら。


久しぶりにブログを書くことができて良かったです。
読んでくださってありがとうございました。