風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

キカラスウリの芽が出てきました!

2023年05月28日 | 雑草のタネをまいてみた
4月に種まきしたキカラスウリが
先日とうとう発芽しました\(^o^)/

拾ってきた果実がカラカラに乾燥していて
中の種子も乾いた感じだったので、発芽は難しいかなぁと
半分あきらめていたましたが
種をまいた翌日から、朝昼夕と日に何度も庭へ見に行って
「出てきて~」と呪文を唱えていました(笑)

5月のある日、水をあげながらいつものように
「芽を出してね」と話しかけようとしたら、あ~~っ!これは!


土の上にチョコンと出てきたギザギザの葉っぱ。
そうだよね、これそ、うだよね・・・
でも、もしかしたら違う草の芽かもしれない。
翌朝、ドキドキしながら見に行くと
やっぱりそうだ!これはキカラスウリの葉です。


なんて可愛らしいんだろう(#^.^#)
「この瞬間のために種をまいている」と言ってもいいくらい
生まれたての葉を見るのが好きでたまりません。
瑞々しくて、まるで赤ちゃんの手みたい。



発芽は種をまいてから、約40日後でした。
気温が高くなった4月にまいたので、この日数でしたが
12月に熟した果実を採ってすぐにまいたとしたら、発芽まで約5カ月も必要でした。


野草や樹木の種子は、同じ日にまいた種の発芽のタイミングがバラバラです。
最初に芽が出る子と、最後に芽が出る子の差は半月ほどもあったり
下手をすると1年、2年の差なんてのもあります。


一斉に発芽しないのは、環境悪化による絶滅を防ぐ危機管理の賜物なのですが
たまに園芸植物の種子を購入してまいたとき
みんなそろって発芽することに感動したりします(^m^)


**
発芽率は・・・
16個のポリポットに2粒ずつ、32粒の種をまいて
発芽したのは9本、発芽しそうなものを含めると全部で12本でした。
発芽率が良いのか悪いのか?
あきらめていた分、よく出てくれたなと思いました。


ところで、キカラスウリの子葉が地中に残ったままなのを
この写真を撮ったことで知りました。
ふつう「発芽」というと、可愛く開いた双葉が思い浮かびますが
双葉(子葉)を地中に残したまま、本葉が地上にでてくるものがありそれを「地下子葉型」といいます。
マメ科の植物に多いのですが、調べたらウリ科のキカラスウリもそのタイプでした。
種子がパカッと割れて、根が出る箇所にすき間があるのが見られます。
種子を鋭利なナイフで切ろうとしても、こんなに美しく半分にはできません。
自然の創造は本当に素晴らしく完璧だと見惚れました。


残った種を適当に埋めたプランターにも、芽がでていました。
さて、どうやって育てようかな(^^♪
キカラスウリは実生だと、花が咲くのは2~3年後です。
雌雄異株なので、花が咲かないとオスかメスか分からないので
メス株がこの中にあるのを祈りつつ、気長に育ててみたいと思います。


***
今咲いている庭の花
ホタルブクロが盛りになってきました。
しゃがんでいると、耳元でバイクの爆音のような羽音が聞こえて
マルハナバチやクマバチたちが、花に潜り込んで
花粉集めに大忙しです。


明日から雨の予報です。
庭にいると時間を忘れてしまいますが、夏が来る前に
少しずつ庭仕事ができたらいいなと思います(#^.^#)


クロオオアリ結婚飛行2023

2023年05月17日 | いきものの観察や飼育
クロオオアリの結婚飛行が見たくて
岡崎世界こども美術博物館の芸術の森へ行ってきました。

雨が降った翌日、無風の夕方、というのが飛行の条件です。
昨日、雨上がりの夕方に行ってみたら・・・
働きアリは雨で崩れた巣の修復に一生懸命で
結婚式どころではないようでした(^^ゞ


あれ?見渡すと
広場の巣がある位置に、木の枝が刺してあります。
どなたかが観察にきているのでしょうか。
アリの結婚飛行に興味がある人がいるなんて・・
なんだか嬉しくなりました(#^.^#)


暑くなった日でしたが、夕方の風が気持ちよくて
少しだけ散策して
後ろ髪を引かれる思いで帰宅しました。



今日もまた夕方、仕事の帰りに
アリの巣を見に行ってきました。
広場のあちらこちらに、赤土を掘った山が出来ています。


忍び足で、その山のひとつひとつを見て回ると
働きアリは忙しそうにソワソワしていますが
翅のあるアリの姿は見られません。
今日も飛行はないかな・・・
もう帰ろうと思ったら、5時半ころ
穴からひときわ大きなアリが出てきました。


女王アリです!


巣穴からのぞく大アゴ。
地上の様子をうかがっています。


デジカメで動画を撮りました。
半分くらいはボケていますが
良かったらみてみてください(#^.^#)

クロオオアリ結婚飛行①


クロオオアリの結婚飛行②
送り出す働きアリたちの
心配そうな素振りに胸がキュンとします


午後6時頃、次々に女王アリが巣穴から出てきました。
しゃがんで写真を撮っている背後から
ブーンブーンと空に飛び立つ羽音が聞こえてきます。


オスアリも巣穴から出てきました。


あー、こんな時間から結婚飛行が始まるなんて!
でも、もうタイムリミットです。
夕飯の支度に間に合わない、帰らなければ・・・



クロオオアリの結婚飛行③
初飛行です。
持っていた日傘の先にとまらせて
飛び立つ様子を観察しました。

結婚飛行は数日間、続くのかな?
明日もまた飛び立つかな。
棒を立てた人も、この瞬間を見られますように(#^.^#)

コンポストを庭に設置しました

2023年05月13日 | いろいろ
毎日のご飯の支度で出る野菜くず
ムダがないようにキンピラとか作れたらいいのですが
そうそうマメでもなく(^^ゞ
ゴミに出すたびに
なんかもったいないなと思っていたので
思い切って庭に「コンポスト」を設置することにしました。

どれがいいかな?
種類がたくさんあります。
使い勝手や価格、その他もろもろ口コミをみて
こちらを購入しました\(^o^)/

アイリスオーヤマエココンポスト EX-101 ブラック
幅約60×奥行約60×高さ約52.2
大き過ぎず、小さ過ぎずちょうどいい大きさです。


フタはカパッと開くタイプです。
近所のホームセンターで3,828円でした。
調べたらAmazonより500円くらい安かったので、買いに行ってきました。


コンポストなどの「生ごみ処理機器」には購入補助金制度があって
岡崎市では1世帯2基まで、購入金額の45%が補助されます。
申請に必要なのは、納税証明書、領収書、補助金の振込先口座の3つです。
近いうちに市役所へ行って申請してみようと思います(#^.^#)


さて、どこに設置しようか・・・
説明書を読むと、なるべく日の当たる場所で
コンポストを10cmくら地中に埋める必要があるらしいです。
庭には、植物を植える場所さえもう空いていないのに
日当たりの良い1等地なんて・・・あ、あった!


デコポンの木の下、写真左側の放置してある大きな鉢を撤去して
そこにコンポストを置くことにしました。
うちの庭は、人(私)がなるべく手を加えないことで、自然の調和がとれているので
鉢を移動させるだけでも、そこに暮らす生き物には晴天の霹靂です。
地蜘蛛の巣・・・ごめんね。


鉢の下には、モグラの穴が開いていました。
地中に埋める部分をスコップで掘ろうと思っていたのですが
予想外に土がふかふかで柔らかい。


土の表面を手で掘ってみると・・・
あらまあ(#^.^#)
ミミズがたくさん出てきました。
これではスコップは使えないので、手で穴を掘りました。
30匹くらいいたミミズは、色々な鉢植えに配属してお仕事をしてもらいます(^m^)


真っ白な粒々、何かの卵も見つけました。
以前調べたことがある、これはカタツムリの卵です。


そっと土から取り出して、移動させました。
卵から赤ちゃんカタツムリが出てくるのを観察したいと思います(#^.^#)


**
何とか10cmくらいの深さに土が掘れました。


太い木の根が何本もあったけど、切らずにその上に設置します。
コンポストの裾部分が土に埋まりました。


フタを開けるとこんな感じです。


ここにまず、菌床を撒きます。


菌床の素材は、日本中央競馬会トレーニングセンターの
競走馬の敷料から作られているそうです。
生ゴミの水分を吸収して、発酵を促進するそうです。
ニオイはまったくしなくて、カサカサした麦藁です。


生ゴミを入れるたびに、発酵促進剤をひとつかみ投入と書いてあります。


コンポストを設置するときに抜いた草を、最初に投入しました。


設置完了!
写真を撮りながら、更に手掘りだったので1時間くらいかかりました(^^ゞ
これから使っていくのですが、どれくらいで容量がいっぱいになるのか
どんな堆肥ができるのか、実験していきたいと思います。


***
途中から雨が降ってきて、びしょ濡れになりました。
でも、雨の庭は好きです。






作業中ずっと「カラタネオガタマ」の花のいい匂いがしていて
それだけでいい気分でした。


以上、コンポストを設置したでした\(^o^)/

アシナガバチの巣2023年①/今年は3つの巣からスタート

2023年05月05日 | アシナガバチの巣
今年も庭にアシナガバチが巣を作りにやってきました。
一枚目の写真は、去年の秋に巣立った
冬眠前の幼い女王バチです。

4月になって、虫の姿を見かけるようになると
洗濯ものを干しに出たついでに、庭をウロウロして
アシナガバチを探します。

特に水のある場所、水まきしたあとの葉っぱの上とか
ヒシを育てている鉢の水草などは必見ポイントです。
アシナガバチは、水分を補給するとその後は
必ずと言っていいくらい巣に戻るので
水辺から飛んで行く後を走って追いかけ
巣の在りかを見つけ出します(^m^)
この子はよその子だったみたいで、庭の外へ飛んで行きました。
でも、うちの庭が昆虫の水飲み場になるのは嬉しいことです。


4月中旬、草取りをしていたら
私の横をブーンと通り過ぎて、目の前のプランタースタンドの下へ
アシナガバチが入って行きました。


そーっと覗き込むと・・・
上段の板の一番奥に巣がありました。
すでに女王バチが乗れるくらいの大きさになっています。
この子を「A女王」と名付けました。


そして翌日、買い物から帰ってきたとき
前方から飛んでくる蜂を目で追っていたら
立ち止まったすぐ横の、モッコウバラの茂みに入りました。


中を覗くと、巣がありました!
ちょうど目の高さくらいの位置です。
「B女王」は東側の壁沿いで、風が当たらない良い場所を選びました。
葉が茂ってくれば、もう巣はもう少し隠れるでしょう。


4月の終わり頃、B女王の様子を見にいくと
この日は、巣の軸と枝との間を何度も口でツンツンしていました。
巣作り初期に、一番恐ろしい天敵は小さなアリです。
巣の軸に「お腹から出るアリの嫌がる汁」を塗りアリの侵入を阻止するそうですが
いったいどんな分泌液なんだろう?調べても情報がありません。
とにかく、女王は一生懸命に塗り込んでいました。


それから、巣穴にしきりに頭を突っ込む動作も見られました。
もしかしたら幼虫が孵化しているのかも。


今年は2か所だけかな?と思っていたら
先日の5月3日、3個目の巣を見つけました。
玄関横に置いてある自転車のフレームです。


他の巣に比べるとかなり小さいです。
どこかで巣がダメになって、作りなおしているのかもしれません。
頑張って!「C女王」(^^♪



巣の中を見たくて、女王バチが離れる時をうかがっていたら
ついに、お留守のチャンスがやってきました。
まずはA女王の巣です。


地面に膝をついて、腕を伸ばして写真を撮るので
なかなか角度が決まりませんが・・・
卵と、幼虫が4匹くらい見えました。


次にB女王の巣は・・
こちらは写真が撮りやすいです(#^.^#)


A女王と大きさは同じくらいかな。
女王バチは一部屋つくるたびに卵を産んでいくので
穴の中には、大中小と様々な大きさの幼虫がいます。
巣の中心下側に見える、ひときわ大きな幼虫が長女と次女です。
早く羽化してお母さんを助けてね。


モッコウバラの枝に、チュウレンバチが卵を産みに来ていました。
ここも賑やかになりそうです。


そして、小さな巣のC女王も出掛けていたので
ちょっとお邪魔して・・・
車輪のスポークが邪魔で巣の真下からは撮れませんが
どこで巣材を調達しているんだろう?
この巣は特別に白くて、和紙のように美しい出来栄えです(#^.^#)


2階の私の部屋の窓辺にも
今年もすだれを削りにくる子がいます。
口コミなのかと思うくらい、代々受け継がれているすだれです。


さあ、2023年のアシナガバチ観察が始まりました。
これからどんなドラマが待っているのか
楽しみでもあり、心配でもあり。
みんな無事に秋を迎えられる、という結末を祈りつつ
観察を続けていきたいと思います(^-^)ゝ