風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

フロントガラスに羽根模様の霜

2023年01月30日 | 散歩
朝の散歩。
寒いのが好きって言ってるけど、ホントに寒いです(^^ゞ


田んぼのあぜで、モグラが死んでると思ったら
キウイでした(笑)
ああ良かった、野鳥の落とし物かな?


農道をずんずん歩いていると、懐かしい草を発見しました。
小さい頃の、くっつき虫代表!オナモミです。


なぜか、広大な田んぼ道でこの一角にしか生えていないの
栽培してるのかと思ったほどです。

調べると、オナモミは絶滅危惧種に指定されていて
外来種のオオオナモミが幅を利かせているようです。
これはどっちなのかな?



折り返して、帰り道。
畑から逃げ出したキウイの群れです。
すごいな~


去年、花が咲いているときに見つけたのですが
剪定とかいっさいされずに、鈴なりの実が成っていました。


ジャガイモみたい。
地面に落ちていたのをふたついただきました。
庭にくるメジロにお土産です(#^^#)


神社の枝垂れ桜の枝には
去年はあんなにいっぱいいたミノムシが
探しても、今年は1匹しか見つかりませんでした。
人知れず、絶滅していくのかな・・・


ミノムシを探していたら、カマキリが枝に刺さっていました。
モズのはやにえでしょうか。


近くにもう一つ、こちらは毛虫です。
まだ寒くなる前の10月~12月頃に、モズはひと月に40個ほど
はやにえを作るそうです。
冬の間の保存食と言いますが、本当にそうかな?
春までにカマキリが無くなるのか、また見に行ってみます。


車のフロントガラスに羽根の模様ができていました。
「窓霜」というそうです。
ナウシカに出てきた大きなトンボみたいで、しばらく見惚れました(#^^#)


寒くても、ぐんぐん成長する麦。
景色が毎日変わっていきます。


**
数日後、リンゴで追熟したキウイを・・・


居間の窓の外に、ミカンと一緒に置きました。


見えるでしょうか?
チロちゃんの顔。


メジロの鳴き声が賑やかです。




明日は少し暖かくなるようです。
一日ありがとうございました。

おやすみなさい(^o^)/

寄り道散歩/一畑山薬師寺から牛乗山、ミニお遍路の山道

2023年01月28日 | 寄り道散歩
用事があって出掛けた帰り、少し早い時間だったのでどうしようかなーと。
そうだ、美味しいみたらし団子を買って帰ろう。
国道1号線を走って、藤川町の一畑山薬師寺に行きました。
開運だんご1本50円!食券を買って注文するとその場で焼いてくれて
これがとっても美味しいのです。

お寺の駐車場に着いて食堂に向かう途中、ふと思いつき
駐車場の奥にある「蛇ケ谷龍神」の祠に行ってみました。

初めてここに来た時、紅葉の木の根元に倒れて埋もれていた観音様を見つけたのは
もう2年も前のことでした。

この場所でお祀りされているようです。
泥だらけだった顔がきれいになって、表情も柔らかく
笑っているように見えて、思わず私も微笑みました。


懐かしくなって、祠の先の広場へ行ってみました。
こちらも駐車場になっていて、奥に森の中へ入っていく小道が見えています。
案内板などは何もないのですが、多分これが牛乗山への入口です。
牛乗山は、第三紀末波蝕巨礫群という市の天然記念物になっている場所です。


誘うような「森の切れ間」です(笑)
どうなっているんだろう?ちょっとだけ行って見ようか。
樹木のトンネルをほんの数十メートル歩くと
パッと視界が開けて、不思議な感じのする空間に出てきました。


シダの中に背の低い松の木が点在しています。


牛乗山の頂上は、1億5千年くらい前は海底だったそうです。
地面はサラサラの白い砂粒で、水はけが良すぎて草が生えないそうです。


落ちている石も丸っこいです。


もっと登るかと思ったのですが、よく考えてみたら
一畑山薬師寺が山のてっぺんに建っているのだから
牛乗山が横並びの位置にあるのは当然でした(^^ゞ


いい眺めです。


さあ引き返そうか・・・
そう思ったのですが、もっと先へと誘う道があります。

ああ、抗えない(笑)
薬師寺とは反対方向へ向かうけど
歩いて帰れる距離だろうと予想して進みました。


平坦な尾根道です。
人がひとり歩けるくらいの道幅が筋のように続いています。


風が強くて寒い日でしたが、山の中に入ると無風です。
ちょっとだけのつもりだったので
手袋を車に置いてきてしまって、手が冷たい。
道の両サイドはこんな感じの雑木林になっています。


樹皮が白くなめらかな樹木たちに、あちらこちらから抱き付かれている
ゴツゴツした太い木がありました。
「モテモテの木だ・・・」にやにやしながら写真を撮りました(笑)
山の中を歩く時、偶然となり同士に芽生えて成長してきた
木と木の関係をあれこれ想像するのは楽しいことです。


道が二股に分かれています。
なんとなく右を選んで進みました。


しばらく行くと尾根道から
四角いゴツゴツした石が多い下り坂になってきました。


石積みの人工物が見えたので、少し戻って見てみると
お遍路のお地蔵様でした。


大きな岩を組んで作った祠が殆どですが
中にはコンクリートブロックのものもありました。


あ、こちらはレンガのお家です。
思わず「3匹のこぶた」の物語りを思う浮かべてしまって・・・スミマセン(^^ゞ


屋根に積もった土にシダが茂り、ステキな屋上緑化のものもあれば・・


自然岩を掘削したワイルドなものもありました。


興味深く見て歩いているうち、あっという間に
山を下りきって、一番札所のお地蔵様のところへ到着しました。
こちらは木造で、瓦屋根の立派な祠でした。


案内板がありました。
「三河八十八か所弘法巡り」は明治の中期に作られ
昭和初期には全山がライトアップされて、多くの参拝者が訪れました。
でも、戦時下に電線が供出され、賑やかだったお遍路道は廃れてしまったそうです。
どんな風景だったんだろう・・・見てみたかったです。


ちょっだけのつもりでしたが、ひと山下って1時間半くらい・・・
徳性寺の境内から国道1号線へ出て、ぐるっとひと回り
一畑山薬師寺へ戻ってきました。


帰宅後に調べたら、お遍路は徳性寺の東にある阿弥陀寺へ続いているようです。
もしかしたら、山の中で分かれ道になっていた場所を左に行ったら
阿弥陀寺なのかもしれません。
今度はこちらから順に回ってみたいと思います。


お店は3時までで、みたらし団子は食べられませんでしたが
面白い寄り道散歩になりました(#^.^#)

アシナガバチの巣2022年/8月に巣が襲われたが、新女王は無事誕生。

2023年01月22日 | アシナガバチの巣
去年、2022年に観察したアシナガバチの
4月から11月までの記録です。
なんで今頃?こんな真冬に?(笑)
春が来る前に思い出しながら書いてみます。
長い話しになりそうですが、どうぞお付き合いください(#^^#)

2022年に庭で見つけた巣は5個でした。
そのうち3個は、働きバチが出現する前に天敵に襲われ壊滅。
残りの2個も、大所帯になった8月の夏真っ盛りに
突然、巣が空っぽになりました。


春になってもまだ肌寒い4月初旬
庭でアシナガバチを見かけるようになりました。
冬を越した女王バチたちです。
あちらこちら低速飛行で、巣を作る場所を探しているようです。
この子はもう決まったようで、巣材集めを始めていました。


実は昨年、玄関ポーチにアシナガバチが巣を作りました。
ギリギリ共存できると思って見守っていたのですが
私の判断ミスでした。
最盛期のある日、来客が玄関のドアを大きく開けた事が刺激になり
ハチたちが興奮して大騒ぎになりました。
最終的に駆除する結果になってしまい、本当に可哀そうなことをしました。
申し訳なさとショックで、2021年は観察記録は書けずに終わりました。

2度と同じ事がないよう
安全に観察できない場所に巣を作り始めたら
小さなうちに取り除くことにしました。

玄関の横に置いてある自転車のフレームやサドルが
アシナガバチたちには大人気です。
下見で飛んでくる子を何度も追い払い、木柵酢をスプレーしたりしても
ちょっと油断すると、こんな巣がいくつもできています。


玄関近くでなければ、シーズン中「貸し自転車」にするのに・・・
仕方なく、女王バチが巣を離れた隙に、撤去しますが
これは何日分の労働だろうと心が痛みます。
帰ってきたハチは巣を探し、しばらくすると諦めて飛び去ります。
また最初からやり直しですね・・・
今度こそ良い場所を見つけて欲しいです。


**
ところで、巣を作りに来るアシナガバチの種類は何だろう?


ネットで「アシナガバチ」と検索すると
駆除業者さんのサイトが幾つもヒットします。
そこには、生態から種類の見分け方まで詳しく書いてあるので
とても勉強になります。
色々と調べてみると、庭にきているのは
「セグロアシナガバチ」か、「キアシナガバチ」のどちらかのようでした。
この2種はよく似ていて、セグロアシナガバチとキアシナガバチの違いを
パッと見分けるのは難しいとのことです。
過去に撮ったものから、違いが分かる写真を探してみました。


大きく違うのは2か所で、1つは背中というか
くびれている腰の上の模様です。
正式に言うと「胸部の背面」で、ここが真っ黒なのが「セグロ」
黄色い模様があるのが「キアシ」です。
もう1つは触覚の色、「セグロ」は全体が黄色っぽいのに対し
「キアシ」は先端3分の1のみ黄色いそうです。
写真を並べてみれば、なるほどと思うけど
屋外で見て判別するのは難しいですね。

**
5月の初旬、庭のユキヤナギの木で
内部の枝に巣を作っている子を見つけました!
写真を撮るとき、ハチとバッチリ目が合って
「私に構わないで、あっちに行って!」というメッセージが
ビンビン伝わってきます。
悪いことはしないからゴメンネ。


巣材を取りに女王バチが巣を離れるのを待って、観察させてもらいました。
8個ほどの部屋ができていて、卵も産みつけられています。
1日中働いても、数ミリしか増設できない孤独な作業を
嫌になって途中で放り出すハチがいないなんて・・・
本能ってすごいなと改めて思います。


毎日そーっと観察を続けていたある日、仕事から帰宅すると
なんと!父がユキヤナギの木を刈りこんでいました。
キャーーーーー!!やめてーーーー


急いで巣の場所を確かめると
巣はギリギリセーフで残っていましたが
外から丸見えになってしまいました。
ああ、どうしよう。


枝を寄せて、なるべく巣が隠れるようにしたのですが・・・
6月初旬、スズメバチが幼虫を連れ去るのを目撃してしまいました。
こうして一つ目の巣は、働きバチが誕生する前に襲われ
女王バチも姿を消しました。


***
二つ目の巣はユキヤナギの木のすぐ横、アブロチンの茂みにありました。
風と雨を避けられ、その上きれいな花が咲く、良い場所です。


4月の終わり頃で、留守中の巣を見てみると20以上の部屋がありました。


巣が大きくなるのを楽しみにしていたのですが、
5月の中旬に、女王バチが帰ってこなくなりました。

どこかで事故に遭ったのでしょうか・・・残念です。

****
この頃は、庭に出るたび、アシナガバチの巣を探していました。
茂みの中をそーっと覗いたり
去年、一昨年に巣があった場所を点検して回ったり
あ、あった!と喜んで、眼鏡をかけて見たら
夏眠中のカタツムリだったりして(笑)
なかなか巣は見つかりませんでした。


そんな中、庭でしゃがんでいるとき
飛んできたアシナガハチが、目の前の鉢植えに入っていきました。


やったー!三つ目の巣を発見です!
20㎝くらいの樹高のイチョウの木に巣を作っていました。
5月の中旬にこのサイズということは、初めの巣がダメになった女王が
新たに作り直しているのかもしれません。
ここだと水まきの時にびしょ濡れになるかな・・
巣が小さいうちに鉢ごと移動させよう、そう思っていた矢先
茶色い小さいアリに襲われて、この巣も空っぽになりました。
切ないです。


*****
庭のスイレン鉢やメダカの鉢には、アシナガバチがよく水を飲みにきます。
浮き草に上手に着陸して吸水した後
飛んでいくハチを追いかけてみることにしました。
すると、意外な場所に巣を見つけました!
四つ目の巣は、石灯籠の傘の下にありました。


5月中旬、まだ働きバチはいなくて、女王バチのみで作られた
形の良い巣です。


ところで、私の部屋の窓に吊るしてあるスダレは
代々アシナガバチの巣材になっています。
巣の材料を集めるアシナガバチの様子をビデオ撮影しました。
1分40秒くらいの動画です、良かったら見てみてください(^^♪


******
石灯籠の下は雨と日差しが避けられて、天敵にも見つかりにくい場所です!
留守の巣を見ると、とても美しい円形で、この女王の才覚を感じました。
一部屋作るごとに卵を産み付けるので、巣には大中小の幼虫がいます。
無事に育ってくれますように。


6月の初め、幼虫がサナギになるために部屋にフタをしました。
女王バチは、フタの横にさらに卵を産んでいきます。
これって大丈夫なの?とずっと謎に思っていましたが
羽化したハチはそーっと部屋から出て
卵から孵った幼虫が交代で部屋に入るそうです。


7月中旬、待望の働きバチが羽化しました!
何年か観察してきましたが、最初の羽化はいつも3匹のようです。
やっと働き手ができて、これから女王バチは産卵に専念します。


8月になり、ずいぶん家族が増えました。
夏の暑い時期は、巣を冷やすために働きバチが水を汲みに行きます。
朝晩水まきのついでに、巣の近くの葉に水をまいて子育てを応援しました。


********
同じ頃、5つ目の巣を発見しました。
ボイラータンクの雨除けの中、覗かないと分からない場所です。


石灯篭の巣と同じくらいの大きさになっていました。


********
2つの巣を毎日観察していたのですが
8月中旬のある日、違和感があって近寄ってみると・・・
前日まであんなに賑やかだった巣から
手品のようにハチがみんな消えて、居なくなっていました。


イヤな予感がして、ボイラーの所の巣を見に行ってみると
こちらも同じ、空っぽの巣になっていました。


天敵のスズメバチの襲来があったのでしょうか。
こんな隠れた場所でも見つかってしまうなんて・・・
逃げたハチたちが巣のそばにいるはずです。
探してみると、出窓の下のサッシ部分に集まって止まっていました。


灯篭のそばの葉にも
団子のように固まったハチが葉につかまっていました。


よく見ると、顔の色が白いオスバチが混ざっています。


翌日になると、草の葉から
灯篭の後ろにあるヤブデマリの葉に移動していました。


それから2週間後、9月になってもまだ葉の上に固まっています。
巣がすぐ横にあるのに、どうして戻らないんだろう?
襲われた時の恐怖心なのかな。


更に1カ月後、10月になるともっと奥にあるサザンカに移動しました。
数は半分くらいに減っているように見えます。


11月初旬、出窓の下にいたハチたちも、だんだん数が減ってきました。


動かないハチとは対照的に
寒くなってきた庭を飛び回っているアシナガバチがいました。
今年生まれた女王バチです。
冬越しをする場所を探しに行く前に
ふるさとの庭の景色を眺めているようでした。


数年続けているアシナガバチの観察ですが
無事に秋を迎えるのを見たのは、最初の1年だけでした。
その時は当たり前だと思っていたことが
稀にある幸運なんだと知りました。

役目を終えたハチの命が、少しずつ尽きていくのを見るのは
何とも言えない気持ちになりますが、学べる事は多いです。
天敵の中のスズメバチは
次世代の女王バチとオスバチが生まれた後に巣を襲います。
アシナガバチが絶えないよう、自然の絶妙な采配がされていることに
深く感心してしまいます。

あと3ヶ月もしたら
冬眠から覚めた女王バチが、また庭にやってくると思うと
いまから楽しみです\(^o^)/

あー、やっぱり長くなりました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
以上、2022年アシナガバチの観察記録でした(#^^#)

ふたり散歩

2023年01月12日 | 散歩
部屋の中は寒いのですが、洗濯物を干しに庭に出てびっくり!
なんて暖かいの?春がきたみたい。
居間で椅子に座り、テレビのお守をしている母に
「外が春みたいだよ、散歩に行こうよ」と声をかけると
意外にも二つ返事で「行く!」とのこと。
ふだんは面倒だから動きたくないと言うことが多いのですが
さすがに、テレビばかりみて座っていることに危機感を感じていたようです。

行先は、近所の田舎道。
昔、うちにワンコが居た頃、母が車でワンコを連れてでかけて
一緒に歩いた道です。
写真の奥は人が暮らす街?方面で、反対側はもっと山奥に続いています。


スタートして最初に見つけた草花。
オヤマボクチみたいだね、と母が言ったアザミです。


南向きの斜面で、花びらの色を残しながら種になっていく途中のようでした。
それにしても、母はこういうのを見つける目の力が凄いです。
動体視力という言葉があるけど、それとは逆に
周りの景色に溶け込んでいる動かないものを
いち早く見つける視力がずば抜けている感じがします。



「うわ~、可愛い。」
これを見て、思わず同時に言った母と私(笑)
枯れた草の種や、葉を落とした樹木の梢などを美しいと思って
冬枯れの景色も大好きなところが似ているの、不思議だなと思います。


色んな想いが浮かぶ・・・
母の後ろ姿。


ホトケノザの花が土手のあちらこちらで咲いていました。
ホトケノザは、厳冬期でも霜をまといながら花を咲かせています。
なんだか一年中、土手に生えている気がするけど、生育期はいつなんだろう?

調べてみたらホトケノザは「越年草」といって
秋に芽吹いて冬を越し、春に開花する植物だそうです。
では、夏には枯れているということ?
うーん、記憶ではホントに一年中生えてると思うんだけど・・・
今年の夏は”要観察”です!


田んぼを一周して、日陰が気持ちいいくらい汗ばんでいます。
「あの山の奥には珍しい花があった」とか
「ひとりであの鉄塔まで登って行った」とか
歩きながら、母は元気だった頃の思い出を話します。


この辺りの田んぼは、今年は麦畑になるようです。
マメアサガオの種。


用水路にかかっている橋が・・・
よく見ると電柱を3本、コンクリートで固めたものでした。
お手製?もらい受けて作ったのかな?
渡ってみたけど強度は大丈夫でした。


そろそろスタート地点に戻ってきました。


最後の最後に、お宝発見!
赤い実、サルトリイバラを見つけました。


活けたいから取って、と言うのでトゲに刺されながら
お土産にちょっとだけ貰ってきました。
高砂百合の鞘と、ガマの穂も一緒に。


「また行こうね、今度はもっと奥まで歩こうか」
帰ってきてからも楽しそうな母でした。
一緒に散歩できてよかったな。
今日の日に感謝です、ありがとう(#^^#)

アルストロメリアの種をまいたのを忘れていた!

2023年01月07日 | タネをひろってきたり、まいてみたり
あれ?何かが生えてきてる・・・
去年のクリスマスの日に、庭で洗濯物を干した後
日当たりに引っ越してきたプランタースタンドを何気なく見ていたら
ポリポットの中に、緑色の芽がチロっと出ているのを見つけました。


う~ん、見覚えがある形の葉っぱです。
あ!これはもしかして・・・
急いで部屋に戻って、パソコンから夏の写真を引っ張り出してみると
そうそう、種まきしたあの日の記憶がよみがえってきました。


この花は、アルストロメリアの原種「プルケア」といいます。
アルストロメリアは球根植物で、花が咲くのは5月~7月。
寒さや暑さに弱いとありますが、この種類はとても丈夫で
うちの庭では半分野生化して、毎年たくさんの花を咲かせてくれます。


8月になると、花が咲き終わった後がふくらんできました。


側面が6角形で、その入れ物にフタをしたような面白い形です。
どんな種になるんだろう。


茶色くなってきました。


熟した果実から順番に、台座みたいなところからポトリと自然に落ちるようです。


台座はガクだった部分かな?
写真を撮ってみたら、どこかで見覚えがある顔みたいな模様がありました。
イタリアの太陽の絵のように見えました。
実が落ちた跡が、みんなこの模様で笑っているのだと思うと楽しくなります。


**
さーて、どんな形の種が入っているんだろう。


ワクワクしながら割ってみると、縦にパリッときれいに裂けて
薄茶色の小粒な種が8個出てきました。
想像していたのとはちょっと違う(笑)
この写真は、日付から2022年8月11日の10時頃で
散歩から帰ったついでに、庭先で種を割ってみたようでした。


次の写真は種を割ってから7分後だったので、推測すると・・・
(手の平の種をどうしよう、部屋に持っていくと忘れそうだし)
(そうだ、ついでに今まいてしまおう)
家に入る前に庭でポットに種をまいたみたいです。
後で名札を立てようと思って、ポットの端に果実についていた柄を刺してあります(^m^)


なのに、3歩あるいたら「まいた事」を忘れたみたい。
それから4か月以上も思い出すことなく
12月も終わろうとした頃、「なんだ~この芽は?」となるなんて。
今回は葉が特徴的だったおかげで「謎の芽」にならず、助かりました。


屋外での冬越しは大丈夫だと思うのですが、幼い苗なのでベランダへ連れてきて
ビニール温室に入れる事にしました。


大きいお兄ちゃんたちの間に、チョコンと仲間入りです。
寒かったでしょ、ごめんね(^^ゞ
春までしばらくここでお休みしていてね。


以上、アルストロメリアの種まきのお話しでした(#^.^#)

アカツメクサ/2021年の栽培記録

2023年01月06日 | 植物の栽培や観察
前回のブログに書いたアカツメクサの鉢植えは
茂った葉を刈り込んで、復活を待ったのですが
うどんこ病が蔓延して、残念ながら枯れてしまいました。

でも採っておいた挿し穂が根付きました。
また振り出しに戻り初めから育てなおしです。


5カ月後の10月、挿した芽から成長した苗に、花が咲きました。


ヒョロヒョロですが、復活してくれて嬉しかったです。



年内にひと回り大きな鉢に植え替えて、軒下で無事に冬を越しました。
春、暖かくなってきて新しい葉が伸びてきました。
あ!これは四つ葉です!
シロツメクサとは違う感じですが、見つけると嬉しいものです。


3月中旬、鉢を大きくしました。


元気いっぱい、葉がいきいきしています。
笑い声が聞こえてきそうな鉢植えです(笑)


4月、爆発的な成長!
1カ月で株が3倍以上、大きくなりました。


4月の終わり頃には花が咲き始めました。


もうひと回り大きな鉢に植え替えて、玄関のところに持ってきました。


5月、花盛りです。
アカツメクサの花は香りはしないのですが
ぼんぼりに明かりを灯したように華やかで
見ているだけで楽しい気持ちになります。


**
6月になって、花の上にアリが居るのをよく見るようになりました。
アブラムシが発生したのかな?
う~ん・・これは巨大なアリマキ?


写真を撮ってパソコンの画面で見たら
なんと、蝶の幼虫でした!
シジミチョウの仲間ですが、この幼虫はアリに守ってもらう代わりに
甘い蜜を報酬として与えているそうです。

幼虫は蜜を与える代わりにアリに守ってもらうという
相互利益の関係だと思われていたのですが・・・
実は、アリが幼虫の元に長く留まるよう、あまり歩かなくなるような化学物質を蜜の中に入れて
さらに、幼虫の天敵に対して攻撃的になるように、アリを操っていることが分かったのだそうです。
こんなに小さな生き物の壮大な攻防戦!すごいですね!
植物を育てたからこそ知る「足もとで起きているスゴイこと!」
ドキドキします(#^.^#)


***
花が終わったあと、鉢植えは病気にかかりました。
葉が白くなる「うどんこ病」です。
クローバーの種類は、根にある根粒菌のおかげで窒素分が多くなって
栄養過多になり、うどんこ病にもなりやすいそうです。
刈り込んで様子をみましたが、残念ながら秋なるころ枯れてしまいました。
挿し穂もとれませんでした。

12月、母の病院に付き添った日
待ち時間に歩いた川原でアカツメクサを見つけました。




春になったら芽を分けてもらいに行って
また庭で育てたいと思います(#^.^#)


以上、2021年のアカツメクサの栽培記録でした。

2023年初探索!階段があったら登るしかない(^-^)

2023年01月01日 | お出かけ
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします(^O^)

1月1日になった午前0時
お風呂に入ってから、近所の氏神様へお参りに行ってきました。
小さな懐中電灯を持って、真っ暗な田んぼ道を歩いていきます。
天気予報で言ってた通り、湯冷めしないくらい暖かい年末です。

まず最初に、お寺へ向かいました。
暗闇の中、ポツンと灯るあかりは暖かく
さっきまで「年末」だったのに、急に空気が新春の香になった気がします。


年々人が少なくなって、集まっていたのは今回は10人ほどでした。
なので、除夜の鐘は好きなだけ「突き放題」です(笑)


次の場所へ向かいます。
2件目のお寺には、50人くらい人がいました。
ふだん昼間、ここで人に会った事がないので不思議な感じです。
お地蔵様もびっくりしてる?
ご挨拶してお隣の神社へ。


境内で「あら、久しぶり」と言われ、笑顔で挨拶しましたが・・・
知らないひとです(^^ゞ
マスクと帽子以外に、露出している部分が知り合いに似ていたのでしょうか。



3件目は少し離れた場所のお寺です。
昼間歩くのとは違う道みたい。
山門もひっそりと暗く・・・
でもなんと!鐘楼がライトアップされています!
すごいなー、数分ごとに色が変わります。


ここでは1回だけ、鐘を突かせて貰い参道へ。
本堂への道が恐ろしく暗くて、なんだか微笑んでしまいました。


いつも閉じている扉の中は、こんなにきれいだったのね。
本堂でお参りして


敷地内にあるお堂へ。
ここが開いているのは初めて見ました。


4件目は小さな村の神社です。
こちらへ初詣したのは初めてで、扉の中を見られたのも初めてでした。


1時半です、そろそろ帰ります。
来るときは暖かいなと思っていたのに、急に冷えてきました。
道ばたに停めてある車のフロントガラスが、みんな白くなっています。
空気の密度が濃くなって霜になるのを、久しぶりに見られて心が躍りました。

いつもお世話になっているお寺や神社に、新年早々お参りできました。


夜中の2時に寝て、朝起きてお墓まりに行きました。
うちはいま5人家族なのですが、それぞれみんな違う活動をしているので
お正月も私はひとり行動です(^^ゞ
帰り道、どこかで少し歩こうと思って車を走らせ、適当な所で駐車しました。
何もない広場みたいな公園の端っこにネットの切れ間が・・・


誘ってるの?(#^^#)
入ってみると、道のような筋が山の中へ続いています。


どこへ行くんだろう?進んでいくうちに竹藪になりました。


凄い迫力です。


行けるところまで歩いていくと、頂上に出ました。
眺望はなくこの先は笹原なので、諦めて引き返しました。


**
駐車した場所まで戻り、北側に細い路地を見つけたので行ってみました。
畑の中の細い道をずんずん進むと住宅街に出て、山際の車道を歩いていたら・・
土手から山へ登れる、手作りっぽい小さな階段を見つけました。


妖しすぎる(笑)
これは行かずにいらません。
30段くらい、落ち葉に埋もれた急勾配な階段です。
滑らないように慎重に登り切って、振り返るとこんな感じ。


道っぽい筋がありました!
行ってみます。


経験上こういう細い道の先にお墓があることが多いので
恐る恐る進んでいくと、こんな銘板?が落ちていました。
現場では分からなかったのですが、帰宅してパソコンで写真をみてみると
「宇奈月片岩」という文字が見られました。


検索してみると、
「宇奈月十字石片岩は、もともと海にたい積したたい積岩が強い圧力をうけてできた変成岩」とありました。
でも宇奈月は富山県で、そこで見られる岩石のことみたいなのですが・・
この石も関係あるの?


掘り取られたような不自然な絶壁もありました。


山の中で人工物に出会うとホッとしますが、これは何?
土壁と屋根瓦。
ちょっと不気味です(^-^;


道筋が細く怪しくなってきて、引き返そうかと思いましたが
行き止まりまで行ってみようと歩いていくと・・・


道の先が開けてきました。


おーー!
民家です。


山を抜けて、元の場所の近くまで戻ってこられました。


元旦から思いがけず「探検」みたいな散策ができて嬉しかったです。
今年も一年、いろんな所に行っていろんな体験ができたらいいなと思います。
散策のお土産はこんな種。

何だろう?
さっそく明日まいてみます\(^o^)/