風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

オオオナモミの花が咲きました!

2023年09月26日 | 雑草のタネをまいてみた
タネをまいたオナモミの栽培記録です(#^.^#)
今年の4月に発芽したオナモミの小さな双葉ちゃん・・・


3か月後の7月の初め頃
大きくなってきところまでが
前回の記録でした。

どんな花が咲くのかな?
ネットで調べればすぐにわかることでしたが
下調べなしの初体験をしたくて(笑)
ドキドキしながら、花が咲くのを待っていました。
でも、待てど暮らせど花が咲く気配もなくて、不安になった頃
9月になってやっとつぼみらしきものが出てきました\(^o^)/
オナモミの栽培記録、前回の続きからです。


7月、ヒョロヒョロの子をひと回り大きな鉢に植え替えました。
それから一か月月くらい経つと、大きな葉が出てきて
見違えるほど元気になりました。


8月の終わり頃
茎も太くなり、ガッシリした株になりました。
水を欲しがるので、朝晩たっぷり水まきしました。


グンバイムシは相変わらずくっ付いています(^m^)
葉の裏で集まって、まるでここがサロンかのようにくつろいでいます。
でも、オナモミはこれを許容したようです。
葉はかすれてくるけど、本体は平気で
害虫(と言われている虫)を養っていける力強さがある植物です。


**
庭の鉢植えの他に
鉢植えで育てているミラクルフルーツに
春、突然オナモミが芽生えてきました。
私はタネをまいてないのに、なぜこんな所に?(ll゚д゚)と思っていたら
「私がまいた」なんと母が!
冬の間に鉢に実を埋め込んでいたそうです(^^ゞ
いま、ベランダですくすくと育っています。


9月になってすぐ、鉢植えのオナモミに
つぼみらしきのが見られました。


それから更に4日後、丸いぶどうみたいなもののひとつひとつから
黄色い物体が伸びてきました。
もう、我慢できず(笑)ネット検索したら・・・
これはオナモミのオバナだそうです。


オナモミは花粉を風に運んでもらう「風媒花」なので
昆虫などにアピールする美しい花びらはありません。
じゃあ、メバナはどこに?
数日後に大きくなってきた果実の先っぽに
ありました!メバナです。


オナモミは、オスとメスの花が同じ株にできる雌雄同株で
自家受粉OK!自分の花粉で受粉できるそうです。
他の株の花粉じゃないとダメな種類もあるので、なんだか複雑です(^^ゞ

果実の先端にチロッと出ている、白いものがメシベです。
アゲハチョウの幼虫を触ると出て来る、クサイ「つの」にそっくりです(^m^)


オバナの下にどんどん大きくなってくるメバナ。


丸いオバナのかたまりの、下の方からオシベが出てきて


少しずつ、上の方へ咲きあがっていきます。
花びらもないし、めちゃめちゃ地味ですが
じっくり観察してみると、何一つ無駄のない生き方をしているのに
感動してしまいます。


受粉の役目を終えたオバナは、枯れてポロポロと落ちていきます。
その間から、新しいメバナがどんどん出てきて・・・
オナモミの、怖ろしいほどの生命力を感じました。


いまできている果実は
トゲが未熟で触っても痛くないけど
立派なくっつき虫になるまで、もうしばらく
観察を続けたいと思います(#^.^#)

クロコノマチョウ、色々あったけど無事に羽化しました!

2023年09月20日 | 蝶の観察や飼育
8月に庭のジュズダマにいた
クロコノマチョウの幼虫2匹の
飼育観察記録です。
脱走して負傷、サナギが落ちる(ll゚д゚)などなど
色々あったので、お話しがちょっと長くなります(^^ゞ


8月の終わり頃、いつものように食草を替えて
ふと飼育ケースを見たとき・・・
あれ?顔が二重になってる。


しばらくするとポロンと、お面が外れて・・・


黒ウサギが、違う顔の子になりました(^m^)


脱皮したようです。
調べてみると、クロコノマチョウの終齢は5齢だそうです。
最後の脱皮で終齢幼虫になりました。


見た目が変わっても、仲良しきょうだい(#^.^#)


脱皮したお面をよく見ると、造形が素晴らしいです。
細い毛の部分まで脱いでいます。
これは裏側。


表側も面白い。


こうなると、この幼虫の「本当の顔」って、どんなだろう?
目と口はどこにあるのか?知りたくなり
デジカメで接写したり、虫メガネで拡大して見たりしましたが
どうしてもわかりませんでした。
いまだに謎です。


2匹目の子も脱皮して、惜しげもなく
うさぎ耳のお面を捨て、葉っぱを食べています。



可愛すぎて、いつか捨てるけどちょっとだけ保管(^m^)


見ていて癒されるほど、仲良し(に見える)です。


食草の乾燥を防ぐため、水を含ませた綿に葉の根元を包んで
瓶に挿してみました。


食草を替えるたび、葉に付いた水滴を舐めとっているように見えます。
幼虫は水を飲むのでしょうか?
観察していると、洗った食草の表面を舐めるような動作は
アゲハチョウ、スズメガなど、どの種類の幼虫にも共通しています。



この日、事件が起きました。
私の部屋は温度が高すぎるので、飼育ケースのフタを
通気性の良いものに工夫しているのですが・・・
フタが動かないように重石を置いてなくて・・・
不注意から幼虫に脱走されてしまいました。
天井から壁、部屋中探したけど見つかりません。
どこかでサナギになって、いつか羽化して飛んでくるのを待とうと思って
扇風機をつけてパソコンに向かった途端、微かな異音が・・・
キャーーーーー!!扇風機の中に幼虫が!
背筋が凍りました(ll゚д゚)
コンセントを抜いて、急いで取り出すと・・・
片方のうさぎ耳が切断されて無くなっていました。


どうしよう。
体液が流れ出ないように、水絆創膏で処置しようかと考えましたが
様子を見ていると、なんだか大丈夫な感じ。
食草に戻すと、普通に葉を食べ始め、ホッとしました。


大冒険の顛末を、きょうだいに語っているようにも見えます。
今回は不幸中の幸いでしたが、飼育には責任があることを忘れてはいけないと
あらためて思った出来事でした。


**
脱走から2日後、片耳になった子が
フタの裏でサナギになる態勢に入りました。
耳(みたいに見える)部分は、何の役目を果たしていたのか
無くしてしまって、成虫になる時に影響はあるのか、とても心配です。


8時間後、その日の夜にきれいなサナギになりました。


サナギの下に落ちていた抜け殻です。
可哀想にケガしたとき、痛かったかな。
でも、自然界では見ることが難しい、こんな可愛らしいものを
手に取って見せて貰えるのは嬉しいことです(#^.^#)


2日後の午前9時頃、2匹目の幼虫が前蛹になりました。
この子は、食草の葉の葉脈にぶら下がっています。


お昼2時頃、部屋に様子を見に行くと
キャーーー!!
落ちてる、どうして?どうしよう└(゚ロ゚;)┘


アゲハ蝶などの、腰(じゃないけど)を糸で固定するタイプのサナギが落ちるのは
何度か経験していますが、ぶら下がるタイプは経験がまだ浅く
ネット検索した結果、ボンドでくっ付ける方法を試してみることにしました。
必ず「水溶性の接着剤」を使用すること、とのことです。
木工用ボンドがなかったので、手芸用を使いました。


毛糸(ボンドがよく絡む)に少量のボンドを塗り
落ちてしまったサナギの突起をチョンッと差し込みます。
そのまま数時間、ボンドが透明になるまで置いておき・・・


完全に乾いたら、毛糸を割りばしに結び付けます。


羽化の兆候が見えるまでは、少し浮かせる状態で
飼育ケースに入れておきました。


まさか自分が落ちるなんて、思っていなかっただろうに・・・
自然界でも、運がよければ落ちたままでも羽化できるそうですが
人生いろいろ、虫の運命もいろいろありますね。


***
片耳ちゃん、サナギになってから9日目の朝に
昨日まで黄緑色だったサナギの色が、茶色に変わっていました。


数日のうちに羽化するのかな?と思っていたところ
なんと、1時間半後に、蝶がサナギの殻にぶら下がっていました\(^o^)/
アゲハチョウはサナギが変色してから羽化まで2日くらいかかったのに
早い羽化に驚きました。


コーヒー色?
クロコノマチョウの成虫を見るのは初めてです。
地味な蝶のイメージでしたが、じっくり見るととても美しいです。


黒木間蝶(くろこのまちょう)
ジャノメチョウの仲間です。
薄暗い森林でよく見られて、人家周辺ではあまり見られず
木間(このま)とは、木と木の間という意味だそうです。
網戸に止まらせたら、翅を開いてくれました。
派手さは無いのだけど、魅入ってしまうくらいきれい。


庭へ連れてきました。
光の加減で翅の色が違って見えます。


ジュズダマの密集地では飛んでいる時に葉と接触してしまうので
一株ぽつんと離れた所に生えている株に産卵するそうです。
だからうちに来てくれたのかな?


指に乗ってくれました。
うさ耳が片方無くなっても、問題なく蝶になれて良かったです。
短いお別れ会のあと、庭の植木の中へ飛んでいきました。


****
落ちてしまったサナギも、そろそろ羽化すると思い
飼育ケースのフタにワイヤーで括りつけました。
その日の夜にはサナギの色が変わってきました。


翌日の朝8時、2匹目が羽化しました。


1匹目の子と何だか翅の模様が違うような気がするけど
オスとメスの違いかな?


とにかく、みんな無事に羽化してくれて良かったです。
脱走や、ボンドでくっ付けたときのドキドキを思い出して
しみじみそう思いました(^m^)


庭のジュズダマは、日増しに果実が熟して茶色になってきましたが
まだまだこれから咲く花もあって、もう少しの間楽しく観察できそうです。
果実の収穫も楽しみ。


以上、いろいろあったクロコノマチョウの観察記録でした。
長いお話にお付き合いくださって
ありがとうございました(#^.^#)

寄り道散歩の続きは・・・不思議がいっぱい

2023年09月13日 | 寄り道散歩
中央総合公園へ寄り道したお話しの続きです。
バーベキュー広場につきました。
林の中を歩いている時から
なんだかすごくいい匂いがしていたのですが
若者が3人でお肉を焼いていました。
いいなぁ・・・とても楽しそうです(#^.^#)

この広場の隅っこには、ある植物のジャングルがります。
それはこれ!ソテツの群生です。


普通、公園などに植えてあるソテツは
ちゃんと剪定してあって、幹の頂点から
噴水のように葉が出ている姿をしているのですが
ここのソテツはもう、荒ぶる野生児って感じなのです。


近くに寄ると、更に大迫力♡
あら?噴水の真ん中にお饅頭が!
ソテツの雌花です。


よく見るとあちらにも、あれれ、こちらにも。
10本くらいの株のほとんどがメスなんて!
ソテツは花が咲くまで15年くらいかかるそうなので
メスだけ選んで植えるのは難しいと思うんだけど。


もうちょっと近くで見ようとしたら・・・
長い物(笑)がお昼寝中でした。
ヤマカガシかな?
いい場所を見つけたね(^^♪

タネができる頃にまた見に行ってみよう。


広場の道路側からの入り口付近に
こんな立て札がありました。
土を捨てないでって、初めて見たかも(^m^)


帰り道は、歩道を歩いて
美術館下の駐車場へ向かいます。


立派なアケビ!
ニヤニヤしながら予約してきました(^^♪


こちらはエゴの実。
ヤマガラのご馳走です。
冬になったらタネを食べる様子を見に来よう。


エゴの実の写真を撮っていてふと
視線を横にずらすと・・・
木に巻き付く白いものが目に入りました。


まるで白いオオサンショウウオ・・・
帰宅後「樹木 白い 迷路 きのこ」で検索したら
「エゴノキタケ」というきのこでした。
エゴノキの枯れ木だけにしか生えないそうです。
欲しいな、枯れ木で生きているなら庭でも大丈夫かな。


もう一種類、ヘンテコなきのこを見ました。
黒いきのこから、白いきのこが生えているの。


これも、そのままの言葉で検索したら
なんと一発で名前を知ることができました。
「ヤグラタケ」やぐらの上に立っているように見えるのが由来で
他のきのこの傘の上に生える「寄生きのこ」だそうです。
きのこに寄生するきのこなんて・・・世の中には思いもよらない
不思議なことがいっぱいで楽しくなります(#^.^#)


あと少しで駐車場へ着くのですが
思い出して書いていたら
ぜんぜん終わらないので、続きはまた次にしまーす(^m^)

寄りして散歩したら、林の中がきのこだらけでした

2023年09月10日 | 寄り道散歩
病院へ採血に行った帰りに
中央総合公園に寄ってみました。
久しぶりの散策です(#^.^#)


浮き橋を渡った先の門扉は
あちらとこちらの境目
不思議な世界への入り口みたいで
くぐるたび、いまだにドキドキします。


夜に降った雨で地面は濡れていて
木製の橋の端っこで
可愛いきのこが迎えてくれました。


薄暗い湿った林の中を歩いて行くと
土手の上に赤いものが点々と見えました。


何だろう?
近付くと・・・それは赤いきのこでした。


紙粘土で作ったきのこに
赤い絵の具を塗ったみたいな、マットな感じです。
ちょっとかじってみました!(うそうそ)
歯形みたいな形、誰が食べたんだろう?(笑)


赤いきのこで検索しましたが
名前はわかりませんでした。
傘の裏は真っ白で、軸はうっすら赤い
きれいなきのこでした。


水辺の小道を通り、バーベキュー広場まで行ってみます。
この日はちょっと歩こうと思っていたので
ワンピースにスニーカーを履いてきました。
夏中素足にサンダルだったので、靴の感触が新鮮でした(^m^)


白いきのこが折れて落ちていました。
きのこは小さいときと、大きく傘を広げたときは
別人のような姿になります。


すぐそばに、こんな大きなのがあったけど
この子の仲間かな?


この桃色のきのこはよく見かけます。
ピンクというより桃色で、可愛いです(#^.^#)



ジメジメと蒸し暑くて、汗びっしょりです。
ゆっくり歩くと蚊に刺されるので
早足で、でも地面の左右に「きのこ目ビーム」を放ちながら
首を振り振り、歩いて行きます。
あらまあ、今度は黄色いきのこがありました!


少しだけ土手を登って
しゃがんで写真を撮りました。
満月がちょっと欠けた、月食のような形です。


また少し歩くと
今度はオレンジ色のきのこの行列が!
土手を登って、みんなでどこへ行くんだろう?


背が高いけど、うまれたばかりのようにきれいな
きのこや・・・


これぞきのこ!というような
美しい富士山の形をしたものも見つけて
あっと言う間にバーベキュー広場に着いてしまいました。


久しぶりに歩いた林道はきのこだらけで
まるで宝探し状態でした(笑)
まだまだ長くなるので、続きは次にします\(^o^)/
今度はゆっくり散策できるように
ちゃんと長袖とズボンを履いて来てみたいです。

謎の芽、育ててみたらタヌキになりました!

2023年09月06日 | 雑草のタネをまいてみた
今年の5月の終わり頃
ポリポットの中に、何だか分からない芽が出てきました。


タネをまく時はいつも写真を撮って、名札も立てるはずなのに・・・
鳥が落としていったのかな?
本葉が出てくれば、きっと正体がわかるでしょう。


6月半ば、本葉が出ました。
う~ん、何だろう?
見たことがあるような無いような・・・


そうだ!GoogleLensで調べてみよう。
写真を撮って検索すると・・・
「モモタマナ」?南国の樹木、これ一択でした(´A`)
確かに見た目がそっくりだけど
タネは鳥が落としていけるサイズではないのです。


謎の虫の名前を調べる時と同じように
まずはこの植物が何科か、見当をつけます。
葉の感じから「マメ科」っぽいので
「マメ科 大きな葉」で検索したけど、ヒットしません。
仕方ないので、花が咲くまで育ててみることにします。
7月の中頃、ひと回り大きな鉢に植え替えました。


鉢が大きくなったのが嬉しそう(#^.^#)
たった10日で、こんなに背が高くなりました。


名前がわからないから、育て方もわからないけど
毎日見ていると何となく、性格というか性質が分かってきます。
日当たり良い場所が好きそう、水をとても欲しがるので
朝夕、たっぷりと水やりをします。


8月の初め頃、もうひと回り大きな鉢に植え替えました。
肥料は一度もあげていませんが、虫も付かず元気いっぱいです。


植え替えて数日後、葉の頂点からつぼみのようなものが
ニョキニョキと生えてきました!
どんな花が咲くんだろう?あー、ドキドキします。


つぼみが付いた茎が、塔のように伸びてきました。


3日後、とうとう花が姿を現しました!
花の色は黄色でした!


そして、予想が当たってマメ科特有の花が咲きました。


あら?
この花をどこかで見た覚えがある・・・
う~ん、どこだったか。


ああ!そうだ、思い出しました。
写真を探したら、3年前の11月に撮ったものが出てきました。


畑にびっしりと黄色い花が咲いていて
何だろう?と近くへ寄ってみて
おまけにサヤまで、いただいていました(^^ゞ
それでも、タネまきした記憶が無いのだけど・・・
小分けした袋の中から無意識につまんで(笑)やっぱりまいてたのかな。
記憶力の無さから3か月もの間、謎としておおいに楽しませて貰いました(^m^)
生えてきてくれてありがとう。



あらためて名前を調べてみると、この子は
コガネタヌキマメ(黄金狸豆)というマメ科の1年草でした。
熱帯アジア原産なので、暑い夏に強いはずですね。


畑の緑肥として栽培されていたものが逃げ出し、野生化しているそうです。
草丈は1.5~2mにもなるようです。
うちの子(笑)は鉢植えでも1mに成長しました。


花が散ったあとに、可愛らしいサヤが出てきました。


ぷっくりと膨らんで美味しそうに見えますが
中の豆は食べられないそうです。
さて、どんな豆(タネ)が入っているでしょうか?
私はもう知っているけど、熟したサヤの中を見てみたら・・・
え~うそー、想像と違う!という豆が入っているので、お楽しみです(^m^)


以上、花が咲くまで謎だったタヌキマメのお話しでした。
「謎」は自分で作りだしているんだけどね(^^ゞ


セスジスズメ、アナタのために蒔いたタネ。

2023年09月05日 | セスジスズメ
7月の中頃、雨上がりの朝
メダカにエサをあげようと思いしゃがみ込んだら
足もとの草の中に黒いイモムシがいました。
セスジスズメの幼虫です\(^o^)/


ここは毎日メダカの様子を見に来ている場所なのに
どうしてこんなに大きくなるまで会わなかったんだろう?
お尻のしっぽ(尾角)を前後に振りながら歩くので
この幼虫を初めて見たときから「ピコピコさん」と呼んでいたのですが
試しに「イモムシ ピコピコ」で画像検索してみたら、セスジスズメが出てきました!
やっぱりみんなもそう思ったんだ~と、ちょっと嬉しくなったのを覚えています(^m^)


こちらは去年の7月に庭で見つけた幼虫です。
終齢幼虫になる前は、こんな緑色の姿をしています。
目玉模様はまだ二つだけしかありませんが
しっぽの先が白いのは、もうこの頃からですね。


セスジスズメの幼虫は目立つせいか、毎年よく見つけます。
職場の庭だったり、近所の土手や、農道を横断している子も何度も拾いました。
食草は、サトイモ、ヤブガラシ、ホウセンカ、ノブドウ、ツキミソウなど
種類の範囲が広くてエサの調達が楽だわ~と思ったのですが
ユウゲショウの葉で見つけた幼虫に、ヤブガラシとノブドウを与えたら
口に合わないと言われ(笑)全然食べなかった事がありました。
 ↓ノブドウの葉です。


アゲハチョウの幼虫を育てたときは、山椒の葉からミカンの葉に変えるのは
まったく問題なくスムーズだったのに・・・
この子はひと口だけかじって、半日ストライキをしていました。


ユウゲショウの葉は小さくて、大食漢の幼虫を養うには大変です。
なので、自給自足を目指してタネを庭にまいてユウゲショウを増やしていたのです。
そんな経緯から、セスジスズメを見つけたときはホントに嬉しくて
「誰のために咲いたの?それはあなたのためよ~」と思わず歌ってしまいました(^m^)



部屋につれてきてから毎日、お腹いっぱいエサを食べて
4日後の夕方、飼育ケースの隅で葉を綴り前蛹になりました。


サナギになるとき土に潜るのか、それとも地上で葉を綴り蛹室をつくるのか
スズメガの種類によって異なります。
オオスカシバなどは地中でサナギになりましたが
キイロスズメや小型のホウジャクなどは、葉を綴っていました。
今までセスジスズメは土に潜るタイプだと思っていましたが
こんなに上手に葉を綴ったのには驚きました。


前蛹になって2日後、夜中の1時頃に最後の脱皮が始まりました。
今まで体を覆っていた黒い皮?が頭の方で裂け、体をくねらせながら脱いでいきます。
まるでピッチピチの全身タイツ(笑)を着ていたみたい。
体を覆っていた皮は、めちゃめちゃ凄い伸縮性です。


10分ほどで脱皮が終わり、ツルンとしたサナギの形になりました。
体は透き通るように白くて神秘的です。
写真の右側が頭なのですが、よく見ると目玉の丸い形や
頭部から胸にかけて、長い口吻が伸びて収まっているのが薄っすらと見えています。


**
10日後、これまた夜中の12時過ぎに羽音に気付き目を覚ますと
セスジスズメが無事に羽化していました。
指に止まらせて飼育容器から出すと、パタパタ羽ばたきました。


もうきれいに翅が伸び切っています。
羽化したばかりの新品の翅は、蝶も蛾も何度見てもホレボレするほどきれいです。


背中にある2本の筋が、セスジスズメの名前の由来だそうです。
夜行性なので、実際に成虫を見られるのは、羽化したこの日だけです。

夜中の1時頃に、窓から夜の空へ放しました。
食草をせっせと育てておくので、また庭に来てくださいね(#^.^#)

久しぶりに「寄り道散歩」をしてきました(^-^)

2023年09月03日 | 寄り道散歩
今年の夏は暑すぎて、散歩に行く気力がなかったです(^^ゞ
何年か前の写真フォルダを見ると、真夏でもいろいろ歩きに行っていたのに・・・
でも9月になって、少しだけ散歩の虫が目を覚ました感じで
買い物に行った帰り道、久しぶりに寄り道してきました(^^♪

花が咲いている頃に来たかったな~


タイサンボクにも、立派な果実が成っていました。


そう言えば、たしかこの道に生えていたよね、と思って
タケニグサを探しました。
やっぱりあった!もうタネになっていました。
このタネが風にそよぐと何かをささやいているように聞こえるので
「囁き草」という別名がついています。


ケシ科の多年草で、毒草だそうです。
つぼみはあるかな?


切り取った茎から、オレンジ色の液体がポタポタと滴りおちました。
昔の傷薬のヨードチンキ「ヨーチン」にそっくりです。
花が咲くのを見たいので、少しだけ貰ってきました(#^^#)



久しぶりに野の花に触れて、嬉しくなってきました。
もう一か所、見に行ってみようかな。
この峠道は、大きな栗の実が落ちる秘密の場所です(#^^#)


少し時期が早かったみたい。
季節になると毎年必ず実っていたアケビや栗が
見られなくなる場所が増えてきたので、ドキドキします。


道沿いのヨウシュヤマゴボウは酷暑などものともせず。
こんもり茂った根本を確認したら、なんとこれは1本の株でした!


毒があるのに、見るからに美味しそうな果実です。
生け花の花材にも、ヨウシュヤマゴボウが使われているそうです。


畑では、1ヶ月前に植えられた大豆が大きくなってきました。
向こうの方では、稲刈りが始まっているようです。


車から降りただけで、汗が吹き出します。
それでも、カメラを持ってちらっと土手を見てみると・・
きゃーーー、ガガさま♡


そこはガガイモの原でした。
嘘みたい!ガガイモって探しても見つからないのに
まさかこんな所に生えているとは。
どうか、草刈りがされませんように。
秋に果実が成るまで、見逃してくださいますように・・・


祈りながら、ガードレール沿いに土手を散策(検査)していると・・・
きゃーーー♡大きなイモムシを見つけました。
スズメガの幼虫です。
食べているのはマメアサガオの葉。
体色は茶で、模様は・・・

**
やっぱり散歩はいいですね。
歩いてないけど(笑)
ちゃんと見ると、必ず出会いがあります。
少し行った田んぼでは、稲刈りが終わってました。


摘んできたガガイモの花が
とてもいい匂いです(#^^#)

今日も一日無事に過ごせました。
ありがとうございました。

シュレーゲルアオガエルもたくさんいました

2023年09月01日 | 庭でみたいきもの
6月の初め頃、今年もシュレーゲルアオガエルを
庭で見ることができました(*^^)v
体の色が明るい黄緑色なので
葉っぱの上ではちょっと目立ちます。


この子は大きい!
庭で冬を越して出てきたのかな?


また別の日。
あじさいの葉の上にチョコンと
体に砂粒をつけた小さな子がいました。


6月中に3匹も見つかるなんて(#^.^#)
今年はホントに「カエル年」だわ~と喜んでいたら・・・
今度はシッポの残っている子に遭遇しました!


庭の入り口にある「アンデスノオトメ」の葉の上です。
カエルに成り立てホヤホヤで、ここまでたどり着いたのかな。
なんとなく、顔におたまじゃくしの面影が残っています(^m^)



7月半ばになって、またまたチビッ子をみつけました。
玄関前の植え込みにいました。


先日見つけた「しっぽ付き」の子が
完全にカエルになった姿か?
それにしては、サイズが小さい気がするし・・


**
1カ月後、8月も半ばになったのに
こんなに小さい子が、また庭にいました。


カエルの赤ちゃんはオタマジャクシだけど
思わず「赤ちゃん♡」と呼びたくなるくらい
透けるような美しい色と、あどけない顔です(#^.^#)


4月~6月、シュレーゲルアオガエルは
田んぼのあぜなどの、水際ギリギリの土の中に
泡に包まれた卵を産むそうです。
泡の中で孵ったオタマジャクシは雨に流されて
水の中へ落ちていくのだとか。
来年の春には、卵を探してみたいと思います(^^)/