風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

「なぞのマユ」から「なぞの昆虫」が出てきた!

2023年04月27日 | いきものの観察や飼育
少し前にブログに書いた「なぞの虫たち」で
1種類は、himesijimiさんに教えていただき
半翅目(はんしもく)ツチカメムシ科の「ツチカメムシ」だと分かったのですが
もう1種、スケスケのマユの中にいた生き物が
先日羽化してきて、やっと正体が分かりました。


糸で綴ったマユから出てくるのは、蜂か蛾だと予想していたので
羽化の様子を見ながら「えっ!うそ、なんで?そんな・・」と声が出てしまいました。
まさか甲虫が作ったまゆだったとは・・・
その後、「甲虫・マユ」で画像検索をしたら、素敵な虫ブログに辿り着き
なぞのマユの主は、鞘翅目(こうちゅうもく)(しょうしもく)ゾウムシ科の
「アルファルファタコゾウムシ」という昆虫でした\(^o^)/


羽化までの経緯を書きたいと思います(^m^)
その瞬間を見逃さないように、台所のシンクの真ん前に
マユのついた花を置き、キラッと目を光らせて毎日見ていました(笑)


見つけた時は緑色で、振動を感じるたびに動いていたけど
1日後には、こんなツートンカラーになりました。
蛹化したようですが、まだ動きます。


それから毎日観察していたら、1週間後の午後1時半頃に
うわ~~、今までとは違う形のものが動いてる!
マユの中で脱皮をしたようです。
脱いだ皮?落ちていて、マユの内側に黒いものがぶら下がっていました。
もしかして蜘蛛?
いやいや(笑)1匹だけで生まれてくる蜘蛛なんていないし
最初が幼虫で、次にサナギになったじゃない・・
頭が混乱しています(^^ゞ


この状態から、うんともすんとも言わず、動かなくなってしまいました。
買い物に行って、帰宅後チラチラ見ながら夕飯の支度をしていると
あっ!マユの中で立った!脱皮してから約3時間後、午後4時半です。
また写真を撮って、その場で拡大してみると
今度はミジンコに見えました(笑)
小さすぎて見えないのと、この粗いマユが意外にも、姿を隠す良い仕事をしています。


その1時間後、午後5時半にはこの態勢に。
あれ?この脚の形は甲虫なの?


違う角度から見てみると、後ろ姿がまさに甲虫です。
糸で綴ったマユを作る甲虫なんて、記憶にも知識にもありません。


体長が5mmほどしかないし、振動で動かなくなってしまうので
本人の意思で出てくるのを、じっと待ちました。
また1時間後、6時半に動きがありました。
やっとマユから脱出するようです。
この時、写真を撮ってビックリ!
鼻が長い?


誰だろう?
頭の中でグルグルと考えているうちに、くるりと向きを変えて
花びらへと移動し始めました。


**
マユから出てくる様子を動画に撮りました。
1時間くらい撮りましたが、ちょっと動いては静止しを繰り返したので
動画として見られるのは、5分間くらいでした(^^ゞ
それでも、動きが少ないのでお時間があったら見てくださいね(^^♪


午後9時頃、花びらで休んでいた虫さんが
またくるりと態勢を変えて、マユに頭をつっこみました。


何をするんだろう?と見ていたら
マユの糸を食べているようです。
蝶や蛾の幼虫、それからバッタなどでも脱皮痕を食べる事がありますが
栄養補給なのか、敵に見つからないためなのか、謎です。


午後10時、マユと脱皮した皮はきれいに無くなっていました。


***
翌朝、この子の名前を調べるために情報を整理しました。
まず、鼻が長い(本当は口で、口吻)甲虫は
チョキリと、ゾウムシ、オトシブミがいます。
この3種類の違いって、なんだろう?


調べると、オトシブミの仲間は、巻いた葉の中に幼虫がいるので、今回は違う。
するとチョッキリか、ゾウムシかですが、チョッキリは名前の通り
葉や茎や、とにかく何かをチョキッと切るので、この名がつけられているそうです。
例外もあるそうですが、こちらも違うみたい。
残るはゾウムシです。

体長は5mmくらい。
動き回るので、ひっくり返った瞬間に撮りました(^^ゞ


「ゾウムシ」「マユ」で画像検索したら・・・
みつかりました!
この子の名前は「アルファルファタコゾウムシ」でした。
名前の由来は、発芽した芽をサラダで食べる、あのアルファルファです。
アルファルファは、ムラサキウマゴヤシといい、成長すると
栄養豊富な牧草になるそうです。
北海道を中心に栽培されていて、タコちゃん(名前が長いので省略)は
この植物を食害する大害虫という位置にいます。

そして、タコは、姿がタコに似ているとありましたが
そうかなぁ・・・
さらに検索すると、この種は脚が8本ある奇形の個体がいるらしくて
そこからの命名だという記述がありました。
見てみたいですね。


マユがヤグルマソウの花びらにあったけど
本当の食草は、一緒に貰ったストロベリーキャンドルというマメ科のお花でした。
幼虫が葉を食べていれば、それが食草だと分かり、検索ワードにもなりますが
マユがある場所では判断できないと、今回勉強になりました。


放しに行ってきました。
大害虫ですが、近所で生まれた子なので、移動にはならないでしょう。
これからは、幼虫を見つけるため、マメ科の植物の葉を裏返して見るようになりそうです(^m^)

5mmの、ほんの小さな生き物のおかげで、よく見てよく考えて
とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。
台所の出窓が寂しくなりましたが、先日スーパーで買ったキャベツに
虫のサナギが付いていたので、また観察を始めています(^^♪

長いブログになりましたが
最後までお付き合いありがとうございました(#^.^#)

八重桜を見に行って、色んな木の花とアユの遡上に出会った!

2023年04月23日 | ひとりお花見
もう一週間ほど前の話しになりますが
確定申告後の説明などを聞きに、税理士さんのところへ行きました。
その帰りに豊田市の「勘八狭レジャーセンター跡地」へ
八重桜が咲いているか、見に行ってきました。
と言うより・・ホントは桜を見たくて税理士さんの予定をこの日にしたのです(笑)
去年はタイミングが合わなくて行けず、2年ぶりになります。

前田公園の駐車場に車を停めて、赤い橋に向かって歩きます。


橋の上で、風に乗ってふわふわと綿毛が
雪のように降り注いでいました。
ヤナギのタネ?


ハコヤナギ類の種子のようです。
こんな大木になるまで育った、運のいいヤナギ。
飛んで行く綿毛の中にも、同じようにラッキーなひと粒があるかと思うと
なんだかロマンを感じました。



桜の木、あるかな。
胸がキュっとするほど、ドキドキしてきます。
あったー\(^o^)/
歩道橋の横に、チラッとピンク色が見えました。


実は、もう咲いてるかな、満開かな?という楽しみな気持ちとは別に
もしも木が切り倒されて、無くなっていたらどうしよう・・と
2年前に廃墟が更地になって、木々も伐採されていたのでとても心配でした。

満開を少し過ぎて、葉桜でしたが
居てくれて本当に良かった!嬉しかったです。


昭和初期、レジャーセンターが賑やかだった頃には
たくさんの人がお花見をしてたのでしょうね。
見る人がなくても、季節には花が咲くのが良いなと思いました。


ところで、歩道橋って他の鉄製の建造物より
特別丈夫にできているのでしょうか?
錆びてるのに、びくともしてない。
思い付きでそう思ったけど、そうなの?


歩道橋から見おろす桜。
今年もありがとう。



もう一本の好きな木に会いに行きます。
歩道橋を渡った、ゴーカートコースの南側に立っている
桑の木の巨木です。


市の名木に選ばれても良さそうな木ですが
放っておかれ、花を咲かせて実を鳥たちに与え
好きなように生きているように感じます(^m^)

邪魔になっても切らないで欲しいな。

**
私がカメラを持って歩いていたからか、通りすがりの
おじさまに声をかけていただきました。
「あっちでいっぱい魚が跳ねてるよ、見てきたら?」
目がキラキラしいて、なんだか嬉しそう
「ありがとうございます、見に行ってみます・・・」
魚が跳ねるのは、ボラとかしか見たことがないけど
何だろう?
行ってみて、びっくりしました。
天然のアユが遡上しているところでした。


さっきのおじさまが来て、上流のダムまで行くと教えてくれました。
アユの生態をまったく知らなかったので
遥か遠くの三河湾から40キロも泳いで
生まれ故郷に帰ってくると聞いて、泣けそうになりました。
写真はボケてて、何かわからなかったので(笑)
短い動画を撮りました。
44秒くらいなので、良かったら見てください(#^.^#)

矢作川 天然アユの遡上


連絡を受けたのかこの後、ワラワラとおじさま達が集まってきて
写真や動画を撮ったり、談笑したりしていましたが
みんな目がキラキラしてて、少年のようでした(^m^)
この日は4月14日で、こんなに早い時期に遡上するのは
珍しいそうです。


***
魚道の近くに、変わった形の花が咲く木が数本ありました。


うーん、これは前に調べたことがある気がする・・・
コウゾという名前が思い浮かびました。
でもコウゾって何だっけ?(笑)
帰宅後にもう一度調べたら、和紙の原料になる木で
木イチゴのような果実が成る、クワ科の樹木でした。
コウゾとヒメコウゾがあって、その違いは
コウゾは雌雄異株、ヒメコウゾは雌雄同株だそうです。
この木には、前の写真の「雌花」と同じ枝に「雄花」があるので
ヒメコウゾですね。
果実がとにかく甘いらしい!また採りに行かなくては(^^♪


****
前田公園にも寄ってきました。
桜の季節は終わって、初夏の香りがしました。


ミツバツツジが満開。


モミジの木で、ヨコヅナサシガメ(横綱刺亀)が脱皮をしていました。
脱皮した後、体の外側が硬くなるまでは赤い色をしています。


たくさんの脱皮痕が幹にくっ付いていました。
触角も、長く鋭い口(口吻)もきれいに脱げています。
刺されると激痛だそうなので、生体には触れないけど
持って帰りたいくらい、可愛らしい抜け殻でした。


あー、おもしろかった。
お花見に来て、いろんなものに出会いました。
今年も花や虫と共に、季節を過ごしていきたいです\(^o^)/


キカラスウリのタネをまきました(^^)/

2023年04月19日 | 雑草のタネをまいてみた
お花見の時に見つけて、それから
やっとの思いで手に入れたキカラスウリの
種まきを、先日厳かに執り行いました(笑)


見つけた瞬間、胸が高鳴りました!


手にした果実は、乾燥してカラカラでしたが・・・


中のタネは茶色いものが残っていて
まだ大丈夫そうです。


持ち帰り、2日ほど水に漬けて柔らかく戻し
排水溝ネットに入れて、揉み洗いして果肉を取り除きました。


タネの形はカラスウリとは違っていました。
こちらはカラスウリのタネです
打ち出の小槌や、カマキリの頭の形に似ていると言われます。


それからこちらは、リュウキュウスズメウリのタネです。
ひとつだけ、黒っぽいのは普通のスズメウリのタネです。


キカラスウリのタネは、スイカのタネに似ていました。
堅くもなく、ペロンとしている感じ。
水に沈んだタネをまきましょう、というのが定番なのですが
ぜんぶプカプカ浮いています
大丈夫かなぁ(^^ゞ


ネットで「キカラスウリのたねのまき方」を調べたら
完熟した果実から取り出したタネを
「乾燥しないうちに」まくと書いてありました。
う~ん、半分乾燥していたし、発芽率も良くないらしいです。
水に浸したタネの端っこを爪切りでちょっとだけ切って
土に埋めました。


**
キカラスウリの花を見ることが夢です。
それから、熟した実を食べること(#^.^#)
ひとつでも発芽してくれると嬉しいな。


なぞの虫たち

2023年04月17日 | いきものの観察や飼育
さっき、庭にしゃがんで草の芽生えを見ていたら
地面に落ちている枯れ葉の下で
何かがゴソゴソ動いているのを見つけました。
そーっと葉を取り除いてみると
体長1cmくらいの黒くて丸っこい虫が2匹
取っ組み合いのケンカ?をしているところでした。
(一緒に写っている丸いものは、マンリョウのタネです)


激しく動いています。
まるで、お互いの体の間に挟まった土の粒を奪い合うという
スポーツをやっているみたいで、しばらく見惚れました(笑)
身体の角度によって、日が当たったお尻(翅の先)が
キラッと金色に輝きます。


動きが早くてピントが合うわけもなく(^^ゞ
ビデオ撮影をしてみました。
「この虫は何だろう?」30秒程の動画です


スコップで土さらすくって、虫さんを捕獲!


振動を感じると動かなくなって
ひっくり返っると、そのまま死んだふりをします。


見覚えがあるような、ないような・・・
写真を撮ったあと、元の場所へ戻すと
仲良く土の中へ潜って行きました。

追記:この黒い虫が「ツチカメムシ」だと
himesijimiさんにコメントで教えていただきました!
ありがとうございました(#^.^#)



もう1匹のなぞ虫は、こちらです。


近所の人が持ってきてくれた
ヤグルマソウの花びらにくっ付いていました。


直径5mmくらい、まん丸い網目状のマユの中に
細長い虫が入っています。


3日くらい前には緑色で、もぞもぞ動いていましたが
だんだん茶色くなって、動かなくなりました。
蛾か蜂か、それとも他の虫さんなのか・・


虫メガネで覗いたりしても、見えそうで見えない
シースルーのマユで、とてももどかしい感じです(笑)
さて、いったい何が出てくるのか?
透明なケースに入れて、一日中見張っています(^m^)


桜だけがお花見じゃない、キカラスウリの実

2023年04月16日 | ひとりお花見
キカラスウリの果実を見つけてから2週間後に
また洲原公園に行くことができました。
いざ!出陣です(^m^)


出陣前に、ちょっとお手洗いに寄ったら
壁にツバメの巣が出来ていました!
季節って、秒速で流れてるの?


▼2023年4月10日
桜の花はほとんど散って、葉桜になっていました。


誰も居ない。
けど、なんだか落ち着きます(笑)


桜のトンネルも、すっかり緑色です。


2週間前の景色とは全然違う。


結論から言うと
キカラスウリの実は、無事に手に入れました(#^.^#)



果実とツルが枯れていても強度があって
何度やっても、網に引っかけてちぎる事が出来ませんでした。
最後には仕方なく、果実をバンバン叩いて
カラカラになっていた実を落として、種をゲットしました。


黒く変色している部分はありましたが
乾燥していない部分の種をまいてみたいと思います(#^.^#)

**
無事に目的を果たし、達成感でいっぱいです。
ついでに池の周りを散策してきました。
八重桜が満開!


影が可愛い。


去年切り倒されたヤナギの木の、ひこばえを見ていたら
水面に立つ蚊柱の中を
ヒラヒラと空を舞うものを発見しました。
蝶よりも大きくて、鳥よりは小さい。
ヤママユガくらいの大きさですが、飛ぶスピードが早い。
なんだろう?


追いかけていき
なんと!木にとまったのはコウモリでした。


少しずつ近づいて、指先で触れるくらいの距離まで。
アブラコウモリです。
コウモリは哺乳類の中で、唯一空が飛べる生き物だそうです。
本来夜行性なのですが、冬眠明けで空腹だったのかな?
普段は近くで見られない生物に出会えました(#^.^#)


好きな木にも会ってきました。
大木の枝先の、ちいちゃな新芽がとても可愛い。


夢が叶って嬉しい日でした。
コウモリにも会えたし(^^♪
昨日、キカラスウリの種をまきました。
芽が出るといいな(#^.^#)

花より団子?今回のひとりお花見も・・(刈谷市洲原公園)

2023年04月15日 | ひとりお花見
風流よりも実利を重んじること
これが「花より団」の意味だそうです。

私は花を見に行っても、いつも違うものに心を奪われてしまい
そちらに夢中になって、花のことを忘れ
大興奮して帰ってくることが多いのですが
まさに、今回のひとりお花見もそうなりました(^^ゞ

▼2023年3月27日
子どもを送って行く用事があり、帰りに洲原公園に寄り道してきました。
家から車で1時間ほどかかる場所なので、何かのついででないと
なかなか出かけられないのですが
タイミングよく、桜まつりが開催されていました。


2022年もここへお花見に来たのですが
昨年は4月4日に満開でした。
今年はまだ3月の終わりなのに、なんとなく花に勢いがないというか
満開を過ぎたような感じがしました。
池の周りは人が多かったので、隣の洲原神社へ行ってみます。


いつもはひっそりとした境内に、人がチラホラいました。
境内が臨時駐車場になっていて、車を停めて公園の方へ歩いて行くようです。


人の流れとは反対方向へ。
階段を降りて参道に出ました。
桜のトンネル!誰も居なくて独り占めです(#^.^#)


こちらの木には、まだつぼみも付いていました。
桜の花は散り際になると、花の中心部が赤くなるのですが
この花は真っ白です。


きれいだなぁ・・・
何度も参道を行ったり来たりしながら
桜の花を楽しみました。
そして、ふと上を見上げたとき
ん?あれは何だろう・・・


丸い果実が、いくつも枝にぶら下がっているのを
見つけてしまい、ここで「花(風流)」が終了しました(笑)


つる性で丸い実がなる植物・・・
カラスウリ?
でもサイズが大きすぎる。
あれこれ思い出しながら、頭の中のデーターと照らし合わせると
これはもしかして、キカラスウリでは!


欲しい!欲しい!絶対に欲しい!
ずっと探し求めていたキカラスウリです。
「団子(実利)」で頭がいっぱいになりました。
辺りを見回し、いちばん長い枝を拾ってきましたが・・


ダメだ、まったく届かない(^^ゞ
近所の家で物干し竿をお借りしようか、とまで考えましたが
3時近くで、そろそろ帰らないといけない時間です。
仕方ない、今回はあきらめよう・・・(T_T)
次は必ずゲットすると心に誓い、参道をあとにしました。
せっかく来たので、急ぎ足で好きな木に会いに行って・・・


喰う木たちにも挨拶してきました。


対岸の桜まつりをぼんやり眺めながら
今度はいつ来られそうか、そればかり考えていました。
桜は散っててもいいから(笑)
キカラスウリを必ずこの手に!


ひとりお花見、花より団子は続きます・・・(^m^)

アケビコノハが里帰り!コンボウハバチも。アケビが大好きな虫さんたち

2023年04月13日 | アケビコノハ
3月の終わり頃、チロちゃんが居間の窓の外をずっと見ているので
何か居るの?とカーテンを開けてみると・・・


ヤモリと共に、アケビコノハの成虫が
パタパタと羽ばたいていました。
ヤモさんは、冬眠明けで空腹だけど
狙う獲物のアケビコノハは大きすぎる。
チロちゃんは、そのヤモリを狙ってる(笑)


今年も来てくれたの(#^.^#)
去年うちの庭から旅立った子です(たぶん)


アケビコノハって、たしか成虫で越冬するんだったよね・・と
ネット検索したら、去年書いたブログ記事が出てきて
あれま~と笑ってしまいました。
2023年は去年より2週間ほど早い里帰りです。
これも温暖化の影響なのかな。



4月になり、ミツバアケビの花が咲き始めました。


近くを通ると良い香りがします。
花をよく見たくて、取ってみたら
こんなところに小さなイモムシがいました。
アケビコンボウハバチの幼虫です。
こんな小さいのを見たのは初めてです。
アケビの花粉とそっくり!もしかして擬態?


5日後、あちらこちらで葉がかじられているので
一枚の葉を裏返してみたら・・・
たくさんの幼虫が孵化していました。
特徴的な斑点はまだなくて、真っ白です。


そして、数日後に見た幼虫は、体に水玉模様ができていました。
集団行動から単独行動になって、葉を上手にかじっています。
「ハバチ」とは肉食の蜂とは違い、幼虫が葉っぱを食べて育つ蜂の種類です。


写真を撮るために近づいたら、危険を察知して一瞬でクルンと丸まり
葉の端で動かなくなりました。
この幼虫の脚はいま11脚、ぜんぶで22本あるのですが
瞬間的に葉から落ちないように、どの脚でつかまっているんだろう?


剪定せずに自然に任せているアケビです。
1カ月後には、この茂みが丸坊主になっていると思います。

もしも、この後アケビコノハの幼虫が孵化しても
食べる分を残してもらえてるか・・・
卵の時から生存競争が始まっているのでしょうね。
秋になって、一つでも実がなって私が食べる分があったら嬉しいな(笑)
これから毎日の観察が楽しみです(^^♪


どんぐりのこと、今まで何も知らなかった!

2023年04月07日 | ドングリ
庭のすみっこに、ピンク色がチラっと見えて
あれ?何か花が咲いたのかな?と見てみると
どんぐりの新芽でした。
きれいだなぁ(#^.^#)
まるで鳥の羽根みたい、見る角度で銀色に色が変わります。


朝の散歩で、道に落ちていたどんぐりを拾って
帰宅後、何となく庭の鉢植えに埋めたのは
たしか2013年の秋でした。
その頃はまだ「樹木のたね」をまく趣味はなくて
美しい園芸種のお花を育てていたので
どんぐりが発芽したときも、あら?芽が出たわ~くらいでした。
なので、探したけれど、写真はありませんでした(^^ゞ

鉢植えの草花に紛れて、すみっこ暮らしのまま育ち
毎年少しずつ大きくなって、春にはまた芽吹きます。


2016年8月の初め頃、ふと見ると・・
え~~~、うそ!
プチンとひと粒、可愛いどんぐりが顔をのぞかせていました。


めちゃくちゃ可愛い姿形です♡


8月の終わりになると、果実の部分が細長くなってきて
よく見かける、普通のどんぐりになりました。



どんぐりって、栗と同じように3年で実がなるの?
でも、それ以降、2017年から2022年まで
6年間は結実することなく、何だったのかな~と思っていたのですが
先日、今年の芽吹きを見てびっくりしました。


花です!
この木に花が咲くのを初めて見ました。


そこで、ハッと気づいたのですが
10年もの間、この木を「どんぐり」と呼んでいたけど
本当は何という名前の木なんだろう?

「どんぐり 新芽 ピンク色」で検索してみると
コナラがいちばん近いような感じだけど、どうだろう?
それから、花が咲いた!と喜んでいたけど、これは雄花でした。
雌花はどこにあるの?
こちらもネット検索すると、枝の付け根にあるとのこと。
どれがそうなの???分からない。


ベランダにも、種から育てているどんぐり(笑)があるのですが
葉っぱの形が違います。
今回、どんぐりのことを何も知らないと気付き
すこし勉強してみようと思いました(^m^)
雌花が咲くといいな~

綿ぼこりが整列? ハゴロモが孵化しました。

2023年04月03日 | いきものの観察や飼育
父親が、私が大切にしている植物を
どんどん切っていきます(^^ゞ
花が咲く時期を説明して、切らないように
お願いしてもダメで
年末に、つぼみが沢山ついたシロモジの枝先が
切って捨てられていました。

可哀想に・・・
拾ってきて、水差しにしたら3月に花が咲きました。
そして・・・
そのまま、芽吹きを見ようと思っていたある日
昨日とは違う眺め。
これは何??


3月の終わり頃、枝に産み付けられた卵から
ハゴロモが孵化しました\(^o^)/


小さすぎて、存在に気付かなかった!
孵化の瞬間を見たかったなぁ・・・
つま楊枝を近付けてみました。
体長は2mmくらいです。


以前、ハゴロモのことを調べたのを思い出して
自分のブログを検索してみたら、面白い事が書いてありました(笑)
こんな小さな生き物が生まれつき持っている、とてもすごい技術。
良かったら読んでみてください(#^.^#)


一週間後。
刺激を与えなければ、じっと動かず
樹液を吸って生きていますが、枝が枯れてきました。


気温が上がって、屋外でも大丈夫そうなので
今日、庭に逃がしにいきました。
早く生まれてしまいましたが、元気で育って欲しいです。


ベランダの鉢植えにも、ハゴロモが産卵していました。
柿の枝です。


産み付けたあとに、綿ぼこりが被せてあります。
保温のためか、卵を隠しているのか分かりませんが
虫ながら、母心を感じてしまいます(#^.^#)


これは去年、ハゴロモが孵化したあとの枝です。
こんなふうに樹皮が裂けてデコボコになります。
かなりダメージがありそうな見た目ですが、枯れもせず
その後の生育には、あまり影響がないのが不思議です。


たぶんベッコウハゴロモという種類だと思うのですが
庭で孵化して、やがて脱皮して成虫になり、産卵するまでの様子を
今年はじっくり観察してみたいと思います(#^.^#)

ひとりお花見、始まりは寒緋桜から(岡崎市の神社横)

2023年04月01日 | ひとりお花見
2023年の「ひとりお花見」は
寒緋桜から始まりました。
2月の終わり頃に、咲いてるかな~と
ワクワクしながら見に行くと
車で近付くにつれ、ほんのりピンクが見えました。
あー、でもまだちょっと早かったみたいです(^^ゞ
▼2023年2月22日


それでもツボミが綻んで
可愛い花が数輪、咲いていました。


河津桜のつぼみも、少しだけ色づいていました。



それから約3週間後
また寒緋桜を見に行ってみました。
▼3月16日

枝先につぼみが残っていて
だいたい8分咲きくらいかな(^^♪

木の下に立って見上げます。
小さなハチになって、釣鐘状の花の中に入ってみたら
どんな感じだろう?なーんて
想像しながらのお花見です(^m^)


河津桜は満開が過ぎて
葉が出始めていました。


若葉と花びらの色合いが春爛漫という感じです
なんだか美味しそうな感じがするけど・・・
ああ!花見団子や桜餅と同じ色の取り合わせだからかも。


**
ソメイヨシノはまだつぼみも硬くて
ひっそりと眠っているようです。


グラウンドの1本桜。


ぐるりと一周、他の植物の芽吹きなどを見て歩くと
ヒサカキの花が満開でした。
ひとつひとつの花は3~5mmしかないけど
近くでよくよく見ると、寒緋桜と似た可愛らしい花が
枝にびっしり、ポンポンと咲いています。
もしも、この花が10倍くらいの大きさだったら・・・
みんな木の下でお花見をするかもしれません。
でもちょっとクサイけどね(笑)


色々見て、寒緋桜のところへ戻ってくると
ヒヨドリが枝にきてゴソゴソ動き回っています。


花を下から覗き込むようにして、上手に蜜を吸っていました。
庭にみかんを食べに来ていたメジロやヒヨドリが
パタリと来なくなったのは、春の花が咲き始めたからですね(^-^)ゝ


寒緋桜の写真を撮った頃は、まだまだ寒くて
ああ、早く春が来ないかなぁ・・・
なんて夢見る気持ちだったのですが
今年の春はとても俊足で、あっという間にやって来て
あっと言う間に花を咲かせ
じゃあ、また来年!と言って去って行きそうです(^^ゞ
ひとりお花見も、今年は急ぎ足です。
ブログを書くのだけ遅くて、いまちょっと焦っています。