風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

庭にやってくる猫さんたち

2023年12月14日 | ネコちゃん
3年前、庭猫のチロとフリちゃんを家に入れて完全室内飼いにして以来、うちの庭には野良猫さんが来ることがなくなり、もう庭猫のお世話はお終いと思っていたのですが・・今年の7月、庭に痩せたトラ猫が現れました。


よく見ると、昔チロたちが庭にいる頃にやって来て、何回か餌をあげたことがある子です。
当時も痩せていたのですが、3年振りのその姿も、腰骨が浮き出るくらいガリガリです。
可哀想だけど、目を合わせず、エサをあげずにいたのですが
毎日来ては「なんで?昔はごはんくれたよね」という目で私を見るのです(´A`)
数日後、どうにも悲しそうな目に我慢できず・・・エサをあげてしまいました。


その日から、夕方にだけご飯を食べに来るようになりました。
寝る場所はどこか近所にあるようです。
ちょっとトボけた表情のこの子は「シンちゃん」と名付けました。
逃げないけど、近寄れない距離で私の帰宅を待っています。



庭にシンちゃんが来るようになって2か月ほど経った8月のある日、玄関の外に体格の良いムチムチの猫さんがいました。


毛並みも良いし、どこかの飼い猫だと思ったのですが、近くで見ると目ヤニが出てるので飼い主さんがいないのかな?謎ですが・・・、毎日来ては玄関の外で寝転んでいます。


トラ猫のしんちゃんと時間が被らないので、ご飯をあげるとモリモリ食べました。野良さんかな?
この子は顔がとにかく大きいので「カオデカ」という名前になりました。
昔あったマンガの「がきデカ」を思い出す名前です(^m^)この子もそばまで寄りますが、触れません。


カオデカさんがご飯を食べに来るようになってから2カ月後、不思議な事が起こりました。10月のある日の夕方、カオデカさんの後に隠れるように小さなトラ猫がいました。


カオデカさんが「ご飯出して~」と言う傍らで、緊張で目が真ん丸の小さなトラネコさん。


カオデカさんの子ども?
いやいや、カオデカさんはオスだから・・・でも、仲がいいというよりも守っている感じ。父と子?いったいどういう関係なのでしょうか?


2人分のご飯を用意して、ドアの内側でそーっと見ていると・・・


最初にカオデカさんが食べにきて安心させて


その様子をみて警戒が薄れたのか、小さなトラ猫がご飯を食べにきました。


子猫かと思うくらい体の小さな猫です。
素振りから推測すると、彼女?
ここは俺の顔が効く餌場だから、遠慮しないで食べてってみたいな感じもします。


**
2匹でうちに来るようになってしばらくすると、またまた不思議な事が起こりました。
今まではご飯を一緒に食べていたのに、彼女が食べ終わるまでカオデカさんが見守るようになったのです!


この子はスズちゃんと名付けました。
やっと近くで写真が撮れるようになりましたが、野生の目をしていて気を許してくれる気配はないです。
毎晩、こんな感じでスズちゃんが食べ終わるまで近くで待機しています。


女王様?まあ、スズちゃんにはそんな迫力が十分ありますが(笑)


庭猫だった頃のチロちゃんも、こんな目をしていたなぁ・・・
触れるくらい信頼関係ができたらいいのだけど


***
シンちゃんはオスで、カオデカさんが来るようになってから姿を見せなくなっていたのですが
最近は夜とか、朝早くに玄関のところに来るようになりました。


玄関のところにくる猫さんの姿が見えないようにすだれをかけていりのですが、
気配を感じてチロがソワソワしています。


これからの目標は、庭にくる猫に触れるようになることです。
スズちゃんは手強いかな、でも避妊ができたらと思っています。

ネコの鉢植え対策、やっと成功!

2021年11月23日 | ネコちゃん
庭ネコだったフリちゃんが、家ネコになってから
2回目の冬が来ます。
先日、冬越しのためにミラクルフルーツの鉢植えを部屋に入れたのですが
この鉢植えに興味津々なフリの攻撃(笑)
どうやって防御しようか・・・
ちなみに、去年の対策は失敗続きでした。
鉢植えをすだれでグルッと巻いて紐で縛っておいたら

あれ?フリちゃんがいない、どこへ行った??
あの子は耳が聴こえないから、呼んでも反応しないし、めったに鳴かないので
家の中で行方不明になると、探すのに一苦労です。
お風呂場やクローゼットの中まで探しても見つからなくて
外へ出てしまったのか?と青ざめた時、ガサガサッと音がして
鉢植えの中で昼寝から目覚めたフリを見つけました。
あー良くないけど、良かった~~
すだれをよじ登って入り込んだみたいです(^^ゞ


次に試したのが、鉢のフタです。
素材は段ボールですが、土を掘れなくなるかなと思い作ってみました。
上手くいったら、もう少し強度のある木材で作ろうかと様子を見ていると
フリちゃん大喜び!これを足場にして木に登り始めました。


結局、色々試したけれど、去年はすだれをギュッと巻く方法で
ミラクルフルーツの鉢植えを保護しました。
和風インテリア(笑)ちょっとカッコ悪いです(^m^)



そして、今年は
寒くなる予報に慌てて、取り合えず鉢植えを部屋に運びました。
どこで見てるんだろう?すぐにフリが目をまん丸にして飛んできました。


やったー!アタシこの木大好きなんだ~♡


今年も木登りするぞ


こんなに早く見つかるなんて(ll゚д゚)
家にあった100均のワイヤーネットを持ってきて、これでどうにかできないか?
試行錯誤していたら、息子が「ただ曲げて鉢に入れれば良いんじゃない?」って。


ほんの3分くらいで、あっけないほど簡単に完成してしまいました。


フリは小脳萎縮症で、運動能力に障害があり
よじ登るのはできるけど、ジャンプは苦手です。
鉢のツルツルの面の高さをジャンプできないので、ネットにも登れなくて
これで鉢植えの防御は上手くいきそうです。


山で見かける、鹿の食害を防ぐネットみたい。
楽しみだったのに、ごめんね。
いつかフリに、本当に木登りをさせてあげたいです。



去年まで庭ネコだったチロは、今年初めて室内で冬を過ごします。
この子はジャンプ力はめっちゃあるけど、鉢植えなんかにまったく興味がないの(笑)
去年の今頃は庭で寒かったけど、いまストーブの前でまったりと
冷めた目でフリのウロウロを見ています(^-^)

今日もネコが居てくれて幸せでした。
みんなありがとうね(=^・^=)

庭猫「チロ」ちゃん、家猫に。

2021年03月12日 | ネコちゃん
庭を駆け回って、自由に暮らすのと
室内で安全に暮らすのは
どちらがこの子の幸せなのかな?
ずっと答えが出せずにいましたが
先日、色んなタイミングが合って
チロを家の中へ入れることになりました。

ワクチン接種のため、病院へ連れていったので
しょんぼりと、元気のない様子です。


「チロ」と名付けたこの猫は
庭に迷ってきた妊婦猫が産んだ子どもでした。
母猫と兄弟、従妹猫たちと一緒に、庭で2年ほど飼っていましたが
順番に避妊手術をしようと、去年の秋に
保護団体の方と捕獲の計画を立てていた矢先
猫たちの間に病気が広まりました。

病院へ毎日通って治療して、生き残ったのは4頭だけでした。
治療中に、1頭の子が「小脳萎縮症」だとわかり
屋外で生きていくのは難しいとのことで・・

「たぶん助からないかも」と言われて、生還した強運の子!
家族を説得して、この子だけを家の中で飼うことにしました。
フーちゃんと名付けた子は、意思の疎通が難しくて
耳が聴こえてないことも、後から分かりました。


チロは兄弟の中でも、とても警戒心が強くて
人の姿があると、餌場にも近づかないほどでした。
いつも一人ぼっちでいたのが幸いして
病気にはかかりませんでした。


それが、みんながいなくなったのがよほど寂しかったのか
だんだん近寄れるようになって、ちょっとだけ触れるようになって・・・
いつの間にか、超甘えん坊の本性をあらわしてきました。
私が庭でしゃがんだ途端、飛んできて
隙あらば・・・


又の間から(笑)ぬーっと顔を出して


「ねえ、抱っこして、抱っこ抱っこ!」と
この姿勢から、足によじ登ってきます(^^ゞ


家に入れたいなぁ・・・
でも、チロは狩の名手で


庭を駆け回っている姿を見ると、自由を奪ってしまうのが可哀そうで
家族にもそう言われて、決心がつきませんでした。


でも、最後まで庭で一緒にいたオス猫が帰ってこなくなり
夜には猫の餌を狙って、アライグマが出没するようになりました。


外から玄関のガラスに
小さな額をくっ付けて、部屋の中を見る事が多くなって
そのたびに、外へ出て抱っこしていました。
ねえ、部屋で一緒に暮らそうか?
うん、いいよ。(そらみみ)で


チロちゃんはとうとう「家猫」になりました。


玄関から外の、白くて動く生き物(チロ)を
いつもじっと見ていた
「フーちゃん」は、ふだん全く感情を表さない子なのですが
なんだかすごく嬉しそです(#^.^#)


最初の3日間は、静かな部屋でじっとしていましたが
少しずつ慣れてきて、居間に出てきました。


ソファーで寝てます(#^.^#)


フーちゃんは、興味津々ですが
脳の障害のせいか、上手にコミュニケーションをとる術が分からず
先住猫さんなのに、チロのあとを付いて回って
うるさがられてます(笑)


チロも、他の猫とのコミュニケーションがとれず
人には甘えるけど、猫って?え?なに?って感じで
フーちゃんとは、いまのところつかず離れずです。
今日、初めてこんなに接近した2匹(笑)


子どもの頃から家には、いつもたくさん猫がいて
田舎だったせいか、猫は外と家を自由に出入りしていました。
猫を外に出さないで暮らすのは、初めての体験です。
なので、チロが玄関の外を見ながら鳴くと
胸が締め付けられます。

自由と安全、どちらが幸せなのか
答えは出ないけれど
うちに帰って、チロを抱っこして
その温もりを感じるとき
私はとても幸せです(#^.^#)

庭に生まれたばかりの子猫がいました

2020年04月26日 | ネコちゃん
今朝、庭へ出ると、ミャアミャアと子猫の鳴き声が聞こえてきました。
まさか・・・
少し前から、お腹の大きな猫が庭に来るようになって
どうしたものか、思案していたのですが
もしかして、うちの庭で出産したの?(ll゚д゚)

声を頼りに探してみると、ああ・・・いた。
植え木の下の草むらに、3匹の子猫がいました。


お母さん猫が、そのうちの白い1匹を口にくわえて
どこかへ運ぶところです。
物置きとか、出産するのに安全な場所を見つける前に
ここで産気づいてしまったのかな。

そっとしておいて、お昼前に静かに見に行くと
子猫はいなくなっていました。
良かった~と胸をなでおろしたとき、少し離れた草の中から
ミャーと、か細い鳴き声がしました。

あらら(´A`)1匹残ってる。
じきに迎えにくるだろうと思って、2時間くらい様子をみていても
お母さん猫は来なくて、どうしようか迷ったけど、近寄って子猫の様子を見てみました。


身体に触れると、手足が冷たくなっていました。
ネットで調べたら、産まれたばかりの子猫は体温の調節ができなくて
母猫がいなくなると、冷えて死んでしまうそうです。


手を出すべきか、葛藤しましたが、冷たくなっていく小さな身体に我慢できず
抱き上げて、手のひらに包んで、温めました。


身体がだんだん暖かくなってきたので、部屋に入れて
ネットで調べたとおり、コットンに含ませて水分をあげてみました。
それから、お尻をトントンして排泄をさせて、タオルに包むと眠ってしまいました。


もしお母さん猫が迎えに来なかったら、と考えて
子猫用のミルクを買いに行こうとしたら、庭の奥から母猫が歩いてきました!
急いで子猫を連れてきて、草むらに置いて、遠くから見ていたら
警戒しながら近寄ってきて、匂いをかいで、それから優しく口にくわえて運んでいってくれました。

ああ、良かったーーー
子猫の育児方法を検索して、もしものときの覚悟をしていたけど
お母さんの愛情にはかなわないからね(^-^)ゝ

歩けるようになったチビ猫をつれて
いつかまた庭に来るでしょう(=^・^=)
頑張って子育てしてほしいです。