風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

毒がある実を誰が食べるの? アオツヅラフジ

2022年11月26日 | アオツヅラフジ 実生
「蒔かぬ種は生えぬ」
原因がなければ結果はないという意味ですが、でも・・・
まかなくても、私が知らないうちに生えていたアオツヅラフジ!
誰がまいたのかな?野鳥か、私がボーっとしてまいたのかわからないけど(^m^)
今年の成長記録です。

2020年に発芽したアオツヅラフジ。
2021年は、ほんのちょっとだけ成長して秋に葉を落として
2022年5月、春になってまた葉が生えてきました。


小さい苗のうちは成長が遅いみたいです。
自然界で発芽したものは、どんなふうに成長して生き残っていくのかな?


アオツヅラフジの実は葡萄みたいに、すごく美味しそうな見た目ですが
毒があります。
鳥に種を散布して欲しいのに、どうして実に毒を持たせるのか?
野鳥のヒヨドリなどが、毒の成分が薄まった頃に食べにきて、種の散布に貢献しているようです。


春から夏にかけて、アオツヅラフジの葉を食べる蛾の幼虫がいます。
ヒメエグリバの幼虫。
強い毒の葉を食べて身を守っているの、
こんな毒の使い方・・・ひとには真似できないですね(^^ゞ


庭には、実がなるメスの株と
小さな花が賑やかに咲くオスの株が両方あるのですが


芽生えてから2年目
ゆっくり成長する、小さなこの子を観察していきたいと思います(#^.^#)

葉が散って、ツルだけになった横に
タツナミソウと、ヒメツルソバが生えてきています。

アオツヅラフジ

2021年12月03日 | アオツヅラフジ 実生
去年の今頃に撮った一枚の写真。
庭に置いてあるポリポットのひとつに、何かが生えてきて
なんだろう?って。
種をまこう!と思ってまいて、名札を立てた記憶がないので
もしかしたら、鳥が落としていったプレゼントかもしれないけど
散歩のときにひと粒拾ってきた種を、何の気なしにその辺にあったポットに
ギュッと指で押し込んで、忘れたものかもしれない。
とにかく何かわからない「謎の芽」が出てきたのが嬉しくて、ワクワクして写真を撮りました(#^.^#)
▼2020年11月


不思議なくらい成長せず、冬になったら落葉しました。
つまようじよりも細いけど、なんとなく生命力がありそうな感じで
年を越して、春になりました。
▼2021年3月


春になると、他の植物たちのめざましい成長の陰で「謎の芽」のまま
ひっそりと成長していて、夏に気付いたときはこんな姿になっていました(^^ゞ
▼2021年8月


これは・・・アオツヅラフジ?
そういえば、この植物の種の形がヘンテコなのを知って
散歩の途中に採ってきて、実の中から種を取り出して見てみた覚えが・・・
その後に土に埋めたのかな?
記憶がないけど「蒔かぬ種は生えぬ」と言うし・・・
でも、鳥の落とし物もあるしね(^m^)
今日、種をまた採ってきて写真を撮りました。


直径4mmくらいで、平たい貝のよう。
うちのドジョウ水槽にいる「ヒラマキガイ」にそっくりの形です。
アオツヅラフジはどういう理由で、自分の種をこんな形にしたんだろう?
実には毒があるから、鳥は好んで食べないのに、これほど繁栄しているのには
種の散布方法に何か秘密があると思うのだけど、なんだろうね。


細い幹?の根元から、新しい葉が出てきましたが
今年も一年間、あまり成長せず、もうそろそろ落葉しそうです。


そう思うと、あちらこちらで樹木に絡みついているアオツヅラフジって
実がなるなんて、何年生きのびてきたんだろう?って
ついつい思いを馳せてしまいます(#^.^#)


アオツヅラフジは「雌雄異株」なので、うちの子がどちらかは育てて花が咲かないと分からないけど
実がなってくれると嬉しいな(^^♪